2020/07/31 のログ
ご案内:「風紀委員会留置場」から誉アリソンさんが去りました。
■園刃 華霧 >
「……顔が笑ってるけど、笑ってナいんだよナぁ。
アー、やダやだ。怖いネぇ」
やれやれ、と肩をすくめる。
「しかし、公安ってノも、やっぱ黒いンかネ……
イレーサイ、大人しく終われヨー?」
自分にできることはなにもないかもしれない。
それでも、ささやかに願うのであった。
ご案内:「風紀委員会留置場」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
■刀々斬 鈴音 > 刀々斬鈴音がフレイヤのペットとなって3~4日…。
その、人斬り衝動が抑えられているかと聞かれればそれは殆ど変化していない。
その対象はまあ…確かに…限定されたといえば限定されたかもしれない。
「ねえ?あなた、ちゃんとしたあれ持ってる?本物の学生証?」
鈴音は目の前にいるボロボロに汚れた制服を着た相手にニヤニヤしながら問いかける。
…この落第街にいる相手に対してその問いの答えは決まっている。
「あっ…逃げるの?鈴音の質問に答えてくれないの?持ってないの?」
正規の学生でないということはつまり法に触れる悪人だ。
ならば、これは斬ってもいい。
■刀々斬 鈴音 > 悪い人なら斬っていい。それが自分の主との約束。
だが、その基準は鈴音にゆだねられている。
人を殺していなくとも、盗みを働いていなくとも、刀々斬鈴音と同様にあれらは存在するだけで悪。
つまり、鈴音が斬っても良い相手。
この落第街という場所で罪を犯していない人の方が少ない。
ここはそういう場所なのだ。
「とりあえず…斬るね!!」
逃げる背中を斬りつける。肉を切らずに皮を断つ。
「がんばれ!がんばって逃げないとざくざく斬って背中にタトゥー入れちゃうよ!
鈴音超かわいいとかどう?入れられるとうれしい?」
■刀々斬 鈴音 > 相手の逃げる速度が心なしか早くなる。
そんな言葉を背中に刻まれてしまえば二度と銭湯に入ることは叶わないだろう。
「知ってる?知らないと思うから教えてあげる。
鈴音のちーちゃんには毒があってね。
そうやって斬られて血を流しちゃうと少しずつ動けなくなっていくの。」
嘘だ。そんな薄く斬っただけでは毒を流し込めることはない。
「…傷口がちょっとずつ熱くなってきたでしょ?体に毒が回っていってるんだよ。」
全力で逃げていて明らかに距離は縮まっていないのに耳元で囁かれるような心地を味わっている。
それは相手の異能のなせる業。どこからでも声をそして音を発生させることの出来るきっとそんな異能。
■刀々斬 鈴音 > 真後ろで囁かれる声に振り向けば刀が鼻の先を掠る。
「後ろ向いてたら危ないよ。ほら、早く逃げないと。」
この先にあるのは袋小路。
このまま逃げても捕まるだけだ。
それなら一層戦って…!!
懐から取り出したのは拳銃。
この落第街でも流通しているタイプのモノ!
「えっ?何でそんなの持ってるのズルくない?
ここまで追いつめられてから銃取り出すなんて鈴音はあなたにすごくがっかりしてるよ!」
がっかりしようがしまいが関係ない頭に狙いをつけて撃てば異能者だろうが狂人だろうがそれで動かなくなる!
男は引き金を引く。
■刀々斬 鈴音 > 銃の狙いは見事に逸れて弾は路地裏の壁に跡を残した。
しびれ始めたその腕は、銃の狙いをずらさせて…震えて引いた引き金は弾が飛ぶのを遅らせた。
「遅いよ、遅い、しかも全然当たらない!」
「えいっ」と軽い声とともに銃を握った腕を刀が貫く。
「うーん、君、見事に絶対絶命だね。助かりたい?助かりたいよね?」
男がうなずくと。
待ってましたとばかりに足に刀を突き刺した。
「はい!!じゃあ人生一発逆転をかけた鈴音ちゃんクーイズ!!はい!拍手して?」
痺れた腕と、貫かれた腕で必死になって手をたたく。
うん、うんと満足そうに頷けば得意げにルールの説明を始める。
「えーとね!今から鈴音に関するクイズを3問出すから答えてね!!
無事に半分以上正解出来たらこのまま斬らずに帰してあげるね!」
■刀々斬 鈴音 > 「第一問!!今鈴音が食べたいものはなんでしょう?」
男が困惑している間にも鈴音の口は「ちっちっちっち」と時計のあるいは時限爆弾のSEを刻む!!
えっと、ハンバーグ!
「残念!!鈴音今ケーキが食べたい!チョコレートのやつ!!」
刀をざくりと刺しなおしその位置が少し上に行く。
「第二問!!鈴音は超かわいくて強い女の子として有名ですが?超かわいくて強い女の子と言えば誰でしょう?」
無茶苦茶な問題をだす。
諦めたような顔で男が刀々斬鈴音と答えれば。
「大正解!!!1ポイントゲット!!」
そういいながら刀をまた下の位置に刺す。
しかも初めに男に刺さっていた場所と少し違う…。
余計な傷が増えていく。
■刀々斬 鈴音 > それから2~3問続き…。
「…最終問題!これで正解すれば1億ポイントゲット!!がんばってね!!」
ふざけんなと立ち上がる力もすでに男には残されていない。
体に回った痺れる毒と雑に斬られた足が邪魔をする。
「このクイズに全問正解してたとしても貴方が斬られることは変わらない!!
〇か×か??」
そんなのクイズでもなんでもない!
だが、それでも、それでも男は希望を込めて×と回答し…。
「残念答えは〇でした!おしかったね!!」
そうして刀は振るわれる。
ご案内:「路地裏」から刀々斬 鈴音さんが去りました。