2020/08/10 のログ
園刃 華霧 >  
「ま、非力だしなー、りおちー」

ケタケタ笑う。

「アー……そろそろ、出ル、かネ…?」

ラヴェータ > 「ああとろいさ。彼奴程度の火力も身体能力もな」

なんて、冗談とも真面目ともわからない声

「ああそうだ。私はこの後男部屋にでも行ってみようと思うのだが。どうだろうか」

爆弾発言

日下 葵 > 「そうですねぇ。私も一服したいところです
 って、えええッさすがにそれは……」

上がろうとして、腰を上げた瞬間にラヴェータの爆弾発言。
思わず耳を疑ってしまった。
そもそも今男子部屋に野郎はいるのだろうか…?

園刃 華霧 >  
「ァー……男子部屋?
 別に、好きにスりゃ、いいんジゃない?
 お目付けはいルし、ヤバかったらつまみ出されルでしょ」

割と適当に答えたぞ。
あと、雨夜さんお疲れ!
頑張って!!

ラヴェータ > 「人の姿で行けば問題かもしれんがな?
獣の姿であれば許されるだろうさ」

ハハハ
どうだろう

「何を言っている?私が簡単に摘み出されると思っているのか?」

影から無限に戻ってやる

日下 葵 > 「私は煙草を吸って部屋に戻るつもりですけど、
 くれぐれも”過ち”だけはご注意を……私はここらへんで上がりますね」

ま、バレなきゃいいと思うが。
正直どうなのだろう。正直分からない。
そしてややのぼせ気味で立ち上がると、フラフラと脱衣所へ戻っていくのだった>

ご案内:「温泉旅館二日目・女湯」から日下 葵さんが去りました。
園刃 華霧 >  
「好きにしテ、うん。
 始末書トか、アタシには関係ないし?」

じゃあ、と手を振って出ていく。

ご案内:「温泉旅館二日目・女湯」から園刃 華霧さんが去りました。
ラヴェータ > 「さて...私ももう少し浸かっているとするか...」

なんて、あくびを添えて。
しばらく浴槽に浸かったのち、風呂を去った。

ご案内:「温泉旅館二日目・女湯」からラヴェータさんが去りました。
ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > 温泉旅行――許可は結局下りないと思っていたが、まぁどうやらギリギリ下りたようだ。
とはいえ、二日目に加えてこの時間帯だ…正直殆ど意味が無いようなものだが…。

「そーいや、何か風呂の方が騒がしかった気がするが…何だ、定番の覗きでもあったんか?」

と、中庭の一角に佇みながら隻眼で温泉の方角を一瞥して。黒い浴衣姿に加え、何やら細長い布包み。
しかし、覗きか…多分レイチェルとか凛霞も居ただろうから、普通に野郎の命が危ないな。玉とか潰されてねぇだろうな?

「――しっかし、無礼講とはいえ色々乗り遅れちまったなぁ…ま、”なりかけ”なんてこんなもんか」

肩を竦めて独り言を漏らしながら、浴衣の裾からもそもそと煙草を取り出して。
口の端に一本咥えつつ、ライターで火を点けて堂々と一服中。他の連中は大概が部屋に戻っているのは知っている。

なら、今の内にこっそり一服しても大丈夫だろう。紫煙を吐き出しながら中庭を満たす。枯山水、だったか?…うん、特に面白みはない。風情とかは分からん。

追影切人 > 「つーか、あの”性悪女”と”女狐”も来てるんだっけか?…大丈夫なのかこれ」

ただでさえ一人ひとりがアレなのに、3人全員が同じ旅館とか許可通るのが我ながら頭おかしい気がする。
紫煙をゆっくりと燻らせつつ隻眼でぼんやりと夜空を見上げる…星空…そういえば、星座なんてさっぱりわかんねぇ。

(――ああ、でもあのクソみたいな肥溜めの底辺から見上げてた空と特に変わり映えはしねーのな)

幼い頃をふと思い出した。やっていた事?決まっている。ただ、斬って殺して切って殺して伐って殺した。それだけだ。

「ま、俺が地べた這いずり回ろうが、こうして寛いでいようが…お天道様にゃ何の関係もねーもんな」

そう、忙しなく絶え間なく変化している中で、そうやって”変わらない”ものがある事が――…あ、やべぇ感傷とかガラじゃねーわ。思考を断ち切って一息。

追影切人 > 「さーて、そろそろ大部屋戻るかね…あ、とりあえずレイチェルとか凛霞に面くらいは見せとくか」

女部屋に行く抵抗?そんなのねーよ。と、いう訳で吸殻は形態灰皿にぶちこんでおく。
ポイ捨て?する訳ねーだろ、最低限のマナーだ。
ともあれ、そのままぶらりと部屋のほうへと戻っていく。

ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」から追影切人さんが去りました。
ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」にキッドさんが現れました。
キッド >  
「──────……。」

温泉旅館、中庭。
鹿威しの独特の音が、月明りに照らされた中庭に聞こえた。
枯山水の造詣に目を落としながら、味のしない白い煙を吐きだした。

「……コイツとも、長い付き合いになるな。」

口に咥えた煙草を一瞥して、独り言ちた。

キッド >  
悪人どもに弾丸の裁きを。
西部に蔓延る悪人バッタバッタとなぎ倒し
誰からも理解されずとも、孤高に生きるアウトローヒーロー。
それが、キッドだ。島の外じゃ、"子どもが起こした事故"と大人たちは腫物のように扱う。
家の連中は、当然頭を殺した自分を、息子とは言え許しはしない。
だからこそ、この島にやってきた。
己の役割(ロール)を此処なら果たせる。
此処はそう言う島だと聞いてきた。
どんな異端者でも、此処は受け入れられる。
それが例え、"死ぬまで解けない呪いにかかったような男"でも。

「…………。」

キッド >  
両親を殺した。世間から見れば、マフィアのボスを打ち取ったヒーロー。
身内から見れば、唯の裏切り者。
そんな異端者が唯一許されるのが、両親と同じ悪を裁き続ける事。
それが、"キッド"だ。死ぬまでそれを役割(ロール)する事が、己の呪い、罪、咎。

その為に、風紀に入った。刑事課を選んだのは、荒事を希望したからだ。
思えば、新人時代は散々扱かれた。
本当に死ぬかと思ったが、役割の為なら弱音さえ吐かず
ニヤケ面と憎まれ口で返してやった。

「……あの人は、覚えちゃいないだろうな。」

レイチェル・ラムレイの地獄のような特訓。
まぁ、覚えているはずも無い。
きっと、彼女にとっても風紀委員Aみたいなものだ。
自分もそれは踏み台くらいには考えてなかった。
今や、第一線を張れる"過激派"。
犯罪者を弾丸で裁く、ろくでなし。

「…………。」

犯罪者からも、身内からも憎まれるような役割。
全部上手く行っている、はずだった。

キッド >  
ろくに連中と関わる気はなかった。
孤高のヒーロー。連中こそ、適当にやってればいいと思っていた。
そんな中、関わってしまった一人の少女。"修世 光奈"。
最初はからかう目的だけだったが、気づけば色々と付き合いも出来てしまった。
彼女だけじゃない。園刃 華霧を初め、それなりに出会ってきた。
……彼女達と関わり合うのは、嘘じゃない。"楽しかった"。

「…………。」

そう、自分には相応しくない程に。
白い煙を吐きだし、煙草をそっと携帯灰皿にねじ込んだ。

キッド >  
「──────くるんじゃ、なかったな。」

だからこそ、思ってしまった。
"世間様と関わりすぎた"。
その、温もりを知ってしまった。
だから、こんな場所まで来てしまった。
許されないと、わかっていたはずなのに。
光奈を突き放して、在るべき場所に還ろうとしたのに。
口にした後悔と共に、月を見上げる。
薄らと額に脂汗が浮かび、動悸が少し早くなった。

キッド >  
風紀委員会とか、常世島における警察機構に当たる組織だ。
多くの部署が存在し、誰も彼もが様々な目的で所属している。
16歳の少年の想像力で言ってしまえば、もっとがっちりと
秩序に規律に厳しいイメージだった。
だが、現実は如何だ?
あの過激派と噂の『鉄火の支配者』の現実は、女に現を抜かしてキッドに説教を垂れた。
誰も彼もが、『第一級監視対象』と親しく、友人のように接している。
そして、自分の様な"過激派"にさえ、同じように。

「…………。」

「……此の島の『風紀』って、なんなんだ……?」

キッド >  
日常の現実を知ってしまった。
和気藹々とした空気に触れてしまった。
『監視対象』とは、『備品』と言うならそれこそ厳重に確保するべきではないのか?
"過激派"というのであれば、もっと周りから疎まれるべきではないのか?

「…………。」

わからない、何も。
煙にも撒けない口を紡いだまま、力なく、廊下に座り込んでしまった。

キッド >  
自分のしたことが正しいとは思っていない。
間違いだってきっと沢山犯した。でも、これは────……。

「……犯罪者との"区別"もないなら、僕は誰を『撃てばいい』?」

答える相手は、誰もいない。
濁りきった、眼球が月を見上げる。
一体、何のために呪われたんだ。
意味は、あったのか?

キッド >  
 
    ──────ないならいっそ、この呪いを此処で……。
 
 

キッド > 「…………ぁ」
キッド >  
自分でも、随分と間抜けな声が漏れた。
何時ものホルスターに下げた拳銃はない。
先程、当の先輩に預けたばかりじゃないか。

「……ハハ……。」

力なく、嗤ってしまった。
なんて、なんて情けないんだ。
なんて、寂しいんだ。
なんて────。

キッド >  
「……こう、な……せんぱ……。」

突き放してしまった人の、名前を呼んだ。
助け何て、来るはずも無い。
吐き出す嗚咽を両手で覆い、鹿威しの音が全てをかき消す。


────君を突き放して今日でさえも、明日と変わらない一日を過ごすしかないらしい。

キッド > ──────……死ぬまで解けない呪いに浸かり切ってしまった僕は、もう救えないな。
キッド > 少年は立ち上がり、白い煙を月に吐き出し、静かに去っていった。
ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」からキッドさんが去りました。
ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」にキッドさんが現れました。
ご案内:「温泉旅館二日目・中庭」からキッドさんが去りました。