2020/08/14 のログ
ご案内:「胡蝶の夢」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 心象風景が映し出せれる。これはーーー夢だ
もうひとりの平行世界の持流が現れる
体にヒビが入っている。そして、眼前の現在の持流を嘲笑う

「・・・僕を倒してくれ」
「僕は、誰にも理解されなかった・・・だから、もう僕一人でなんとかしないと・・!!」

「誰も救えない・・!!」
そう哀しく言って詠唱を、歌う。たった独り誰にも理解されなかった、もうひとりの僕。

ーーひどい話だ。僕は僕を抱きしめてやりたくなった

<ーーーひどい話だ、俺は、君を殺して成り代わりたくなった。>

ーーーやり直しなんていくら望んだか、一人ぼっちだった、彼らに会うまでは、信じてて・・よかった。でも未だ怖いけどね


<ーーやり直しなんていくら望んだか、僕は独りぼっちだ、会うんじゃなかった。怖いんだ。信じるんじゃなかった。>

「<ーーー後悔はある>」

ーーーーひどい話・・だから、こそ

<ーーーああだからこそ>

<ーーーお前をころ・・す!!!>

「君(僕)を助ける!!!!!!」

持流 童男 > 二人が詠唱を始める。
平行世界の持流 > ーーーーー担い手は擦り切れた鉛でできていた。

ーーただ独り、救いを求めたものに、忘れられ、

ーー救いを求めても、突き放され

ーー道(希望)はなく、雨(涙)も無く、

ーー泉(心)もとうに尽き果てた。

ーー闇を切り裂き、哀しみに消え、それでも救いを与える。

ーーー涙は枯れ果て、自分自身さえ消え失せた

ーーー故に無敗、故に英雄

ーーー故に敗走はなく

ーーーしかし、そこに理解者はなく

ーーー故に、
その担い手は、擦り切れた鉛でできていた
「サーティン・ヴィランズ・パワー」(13の悪の力)

そうつぶやくと、平行世界の持流の体が軋み、体から異形のバケモノの一部が生まれる。
その豪腕で、思い切り、殴ろうとした
しかし続ける言葉に、動揺する。

持流 童男 > ーーだけど


ーそれでも、この体(拳)が残っている


ーー故に、英雄は、ココにある、友はここに在る。仲間もここに在る


ーーー己の体を、魂が擦り切れようと。誰かを助ける、願いを、受け継いできた思いは、心は、魂は無駄じゃない。

<ーーーーーきっとそれは、きれいなことだから。>

そう優しい声が聞こえてきた。

ーーたった一人で、守るべきものを守るために。救いを求められたら救うために。ーーだけど君たちと共にあゆむことはできないだけど

ーーー僕が覚えてる。

<ーーーうん、私も覚えてるよ>

そう好きな声が聞こえてくる

ーー最後の灯火を使うその日まで守り抜くために。一緒にいて謳われるために。

ーーー目から赤い涙が感極まって流れる。その涙は、暖かかった。

ーーーー「サーティン・ヒーローズ・ワークス」(13の英雄の工房)

<<あなたを、救って>>

持流 童男 > 瞬間、辺りの景色が変わり、空は黒い黄昏の雲に満ちて、鉛の歯車が軋んでいる。

赤熱している地脈に鉛が溜まっている。そしてその丘には時計があって秒針が進んでいた
一人だけど、少しだけ時計の針を前に進めれた自分が立っていた


辺りには崩れ落ちた城塞の瓦礫や、朽ち果てた破城槌や剣、投石機や
様々な武器が突き刺さっていた。

「ーーーーーさぁ、この英雄を超えて見せてろ。僕は!自分自身には負けない!!自分を見ろ!!僕!」

自分自身を、救うために。戦う



「ーーーマジックロッド!!!」

そういった瞬間、魔術で魔武器が形成されて、対象に飛んでいく。辺りの破城鎚も相手に向かい飛んでいく。

平行世界の持流 > 異形の腕が持流に、迫る。

もはや怪物になってしまった平行世界の持流を、抱きしめてやるものは居ない。

凄まじい泣き声が、いまの持流に迫る。

持流 童男 > それをマジックロッドで打ち砕いく。

「ーーー夢だからって、僕は自分に負けたくない。もう、仮面をかぶるのは・・・やめたんだ!!!」

そう言って荒々しく怪物と化した持流に魔法少女の思いで力をぶつけていく。

平行世界の持流 > その思いをぶつけられて。平行世界の持流は、霧散していく

「ーーーあぁ・・そうだ、僕は推しを忘れてたんだね。」

納得したような表情で。安らかな顔つきになって。消えていくさなか、
魔法少女が異形になった持流を抱きしめていた。

平行世界の持流 > その顔は、どこか、安らかな、赤子のような顔だった。
持流 童男 > 「ーーー君は、振り返らなかった僕だ。・・だから、僕は、針を進めるよ。」

そう言って、意識を失う。

その最中。

<・・・ありがとう、平行世界の持流くん。・・じゃあね>
並行世界の推しが、お礼を言った気がした。

持流 童男 > おきたときには、少しだけ倦怠感がある、

朝は弱い!!くわーーーって起き上がる。

そしてなぜか心象の本が開いてた、おそらく何かの表紙で落ちてたのだろう。

「ーーよし、遊びにいくか!!」

そう言って遊びに家を出る。いままで頑張ったんだ!ヒーローはすこしだけ休業!

その様子を、並行世界の持流とブルーが納得した表情で見ていた、そんな気がした

ご案内:「胡蝶の夢」から持流 童男さんが去りました。