2020/08/21 のログ
園刃 華霧 >  
「……」

やれやれ、なんか笑ってるコイツ見てたら悩んでるのが馬鹿らしくなってきたな。
さて、そうなれば。

せっかく病院に入る許可ももらったし、チェルちゃんの見舞いもしないといけない。
さらっちも。査問委員会ってことは少なくとも一回落ち着いているはずだ。
そんならちょいと話してやらないといけないだろう。

りおちーのやつもちょっとこづいてやらないとだし。
なんなら、ジェーくんも逆襲してやらないといけないかもしれない。
童男は……ま、向こうがどう出るかだな。

他にも他にも
まだまだまだ。
どうやらやることは多いみたいだ。


「ま、暑苦シいのは変わってナいけドな?」

ケタケタと笑い、携帯を取り出す。

「ンで。リンリンとりおちーに、ナニ連絡するのさ?」

操作して連絡先を確認しながら聞く。

山本 英治 >  
「ありがてぇ……伊都波先輩には水無月沙羅の処分への根回しみたいなことができたら嬉しいなって」
「もちろん、後で埋め合わせするし、無理でも文句は一切ないと…」
「そもそも俺、沙羅ちゃんに被害届出してねーし恨みもないのに…風紀って枠組みは面倒だなぁ」

あ、滅茶苦茶なことを言いまくってるのは自覚してます。
ダメアフロがダメ人間になった。

「神代先輩には、水無月沙羅の中に椿という人格がいるので気をつけてほしいと」
「それと……あんたを男と見込んで後を託す、とも」

……これ…

「これ、後で方々にお礼行脚が必要なやつだな……」

あぐぅ、と俯いて。
お仕事って忙しいなぁ!! 全くもう!!

園刃 華霧 >  
「ホイホイ、と……えーっと……リンリンに……
 エイジが、なんでもするからお願いしますっていってます、と……
 で、りおちーに、と……
 エイジが、惨めったらしく泣きながらお願いしてます、と……」

言われたとおりにメールの文面を打っていく。
其の割に、言ってる言葉はだいぶ違っていたが。

「ま、お礼スんならマずは治さナいとナ!
 そーじゃナきゃ、さらっちも気が気じゃナいだろうシ」

がんばれ がんばれ と笑って応援した。

山本 英治 >  
「文面。」

いや何でもするって言ったら後が怖いんじゃないかな!?
いや惨めったらしく泣きながらお願いしてることになったら男が廃るんじゃないかな!?

「あーもう、わかりましたって……」
「ちゃんと治します、ちゃんと治してから行動しますからぁ」

ひー、この人には一生勝てない。

園刃 華霧 >  
「ひひひ、後でしっかり働ケよ?」

ちらっと実際に送った文面を見せて笑う。
まあ、言われた通りの文面だが人に送ってもらう時点でダメだろうって気はしないでもない。
といっても仕方ないね。メール程度もできなさそうだし。


「ヨシッ ならイいんじゃナい?
 ま、しっかリ休め。 ワーカホリック多すギなんダよマジで」

本当、さっきもいったけど無茶するやつ多すぎだろう。
……ていうか、アタシが注意しなきゃいけないって世も末だな?

山本 英治 >  
「マジで送ってるしィー!!」
「勘弁してくださいよ、園刃先輩…」

伊都波先輩、神代先輩。
これは罠です……上手く理解した上で噛み砕いて…

「はい、しっかり休みます」
「マリーさんも色々と気を使ってくれますしね」

苦笑いを浮かべて。
想いを受け入れてもらえなくても。
相手がそうしたいと思えることのために、俺は。

園刃 華霧 >  
「と。あンま怪我人を暴れサせても良くなイか。
 そろソろ退散スんよ。
 いクら、人の心がわかラん人でなシでもそれくらいの仁義は有るサ」

ケタケタと笑って身体を起こす。
其の負担の何割がおまえだろう、というツッコミはナシの方向で。
だいたいオマエのせいだ。

「ま、せーぜーガんバれヨ"色々"とナ。
 "信じた未来"あンだろ?」

笑って、手を振った。

山本 英治 >  
「……はい、今日はありがとうございました、園刃先輩」

目元だけで穏やかに笑って。
レイチェル先輩……あんた、良い娘をつかまえたぜ。

「信じた未来があるから、絶対に生きてそこに辿り着きます」
「それではまた会いましょう、園刃先輩」

手を振る彼女を見送って。

その後、薬を持って戻ってきたマリーさんが俺の赤い顔を見て感染症を疑った。

ご案内:「落第街-施療院」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「落第街-施療院」から山本 英治さんが去りました。