2020/09/23 のログ
ご案内:「空中水族館「星々の庭」」に阿須賀 冬織さんが現れました。
ご案内:「空中水族館「星々の庭」」に白亜 愛さんが現れました。
阿須賀 冬織 > 遊園地と水族館、どちらで誘おうかと悩み、人はいても静かだし順路もあるから過ごしやすいだろうかと思い水族館にすることにした。
つい数か月前にオープンしたばかりでまだ外観も真新しいといった印象を受ける。
夏休み明けで最初の行先を決めたデート。やはりまあ胸が高鳴るのは当然だろうか。

「ん、チケットは先に買っといたからこのまま入ろっか。」

そう言ってチケットを手渡す。
できるだけ、一緒に居る時間を長くとりたかったので、あらかじめ買っておいた。

白亜 愛 > 「はい。へへ、水族館久々です」

冬織さんに誘われ、喜々として辿り着いた水族館。
前はいつ訪れたかな、というくらいには覚えてないからテンションが上がる。

「どんなお魚が……ほわぁ!これはどこを巡りましょう!」

入ってすぐのところからも、あちこちで、しかも空中を泳ぐ魚が見える。
近くで見てみたい、とうずうずする様子が髪の隙間から見える目の輝きでよくわかるだろう。

阿須賀 冬織 > 「ほんとだ、スッゲェ! 見たことない魚が一杯いる!」

かくいう自分も水族館は初めてで、入り口で目を輝かせる彼女に誘ってよかったと思いながら、同じように目を輝かせる。

……んーと、展示だとガラス張りのトンネルとかあるみたいだな。あとは、ふれあいコーナーとショーなんかもやってるみたいだけど興味あるか?」

何処を見て回ろうかと入り口で配られたパンフレットを見ながら、ふれあいコーナーなんかは好みが分かれるので聞いておく。

白亜 愛 > 「とんねる?」

自分でも持っているが、既に開かれている彼のパンフレットを覗き込む。

「あ、ただ歩くだけでも楽しそう。
ふれあいコーナーは私すきですよ。お魚も触れるのかな?浮遊種、すごい気になる」

それに、ショーは水がないとどうなるのかな?とあれこれに興味津々。
ちなみにエントランスに入ってからまだ一歩も動いてない。

阿須賀 冬織 > 「ぬあ!? ああ…えっと、こうガラス張りになって上を魚が通るやつ。
……そうそう、そんな感じ。」

グイっと彼女の頭が近寄ってきて変な声が出る。
ドギマギとしながらも答える。

「そっか、じゃあそっちにも後で行くかー。……よし。そうと決まったらこのまま突っ立てるわけにもいかねーよな。」

楽しそうにする彼女を少し眺めてから、行こっかと言って手を伸ばす。

白亜 愛 > 「へへ。いきましょ」

手をとり、トンネルの方へ向かう。気持ちが先走ってぐいぐい引っ張る側。

(と、冬織さんの手、自然に握れたかな?)

最近、なんか手の握り方を気にしてる。

阿須賀 冬織 > 「うおっとと、んなに急がなくても逃げねーよ。」

何て言いながら引っ張られる。
……普段は自分が引っ張ることが多いが、こうやって、引っ張られるのも悪くないなあ。

道中、何か面白そうなものがあれば声をかけたりしながら、そう時間もかからずに水中……ではないな。とにかくチューブへと付く。

水族館の中は、基本的にあえて暗くしている場所が多い。ここもそうで、そんな空間を、幾筋もの淡い光が照らしている。
半円状のガラスの上では、ぷかぷかと漂う種々の差かなが悠々と行き交い、幻想的な雰囲気を醸し出している。

白亜 愛 > 「お゛わぁ……」

横を見ても上を見てもお魚。
違うのは水の中じゃないから波の反射もないし明るい。

水族館とはまた違う別世界。この壁の向こう側へ言ってみたい、とどれだけの人が思ったのかな。

「すごいねぇ……あのお魚は何て名前かな。元々どんなところに住んでたのかな……」

トンネルの両端をふらふら移動しながら色々な魚を追いかける。

阿須賀 冬織 > 透明な板一枚の先には別の世界が広がっていた。
魚を追う彼女についていきながら、チラッと生き物の紹介を見てみる。
聞いた事のない名前のものが多く、一部は生息地の欄が異世界になっていた。

「興味あるならこうやって説明見んのもいいかもな。ほら、ちょうどあの魚とか異世界出身らしいぞ。……ん? おい、上見てみろよ。スッゲェぞ。」

そうやって、たまたま説明の近くにいた魚を指さしたりしていると、突然、あたりが暗くなる。
見上げれば巨大なエイのような生き物が優雅に羽ばたくように通る姿が。

白亜 愛 > 「んぇ?ぅえ……」

でかかった。私くらいありそうなサイズ。
そんなひし形のシルエットがゆったり進むのを、時間を忘れて眺める。
それが通り過ぎて、自分に日が当たったあたりで我に返り。

「すごかったなぁ。んでもってあれ、紐でつないだら凧揚げしてる気分になれそうじゃね」

もしくは上に乗ってみたい。

そんな半ば本気な話をしてたらトンネルが終わってた。

「あれま……。このまま次の場所へ行ってみる?」

阿須賀 冬織 > 「あっはは。いいなそれ、すっげー楽しそう。でもまあどうせなら俺は上に乗るほうが楽しそうかなあ。」

同じように過ぎ去るまでぼーっと眺め……彼女の言葉に笑いながら答える。
空を飛ぶ機会なんてそうそうないし、そっちなら一緒に居れるだろうし…。
なんて話しているとトンネルの端っこまで来ていた。

「ここは充分楽しんだしそうしよっか。あんまり距離変わらなさそうだけどどっちから行く?」

白亜 愛 > 「あ、じゃあショー!!は……」

近くにある時計を見る。
その近くにはショーのスケジュールも書いてあったが、まだそれなりに時間がありそう。

「よし、ふれあいコーナーで時間を潰しましょう」

向かった先で時間忘れたらそんときはそんとき。
お魚には触れられるだろうか。それとも浮遊するヒトデやカニがいるのかな。

阿須賀 冬織 > 「あーそっか。ショーの時間まで結構あるのか……うん、そうしよっか。」

スケジュールを見た彼女の様子で大体察する。

ふれあいコーナーを先にしようといった彼女の言葉に頷いてそちらに向かい始める。
紹介文を見たところ、浮遊種であればヒトデやカニ、カメのようなものもいるみたいだ。

白亜 愛 > そして立ち寄ったふれあいコーナー。
魚が逃げないように障壁があるらしく、その中を大小様々な魚が泳いでいる。
障壁内へ立ち入って触れ合ってみようみたいな形だった。

「おぉー……」

早速入ってみれば、目の前をクラゲがふよふよ。
恐る恐る、つんつんと突いて別の場所へ移動させ、他にはどんなのが触れられるか探し始める。

阿須賀 冬織 > 彼女に続いて、自分も恐る恐るクラゲに触れてみる。

「……ふおぉぉ。なんかぷにぷにしてる……。」

ぷよんと言った感触が返ってくる。
しばし堪能するが、あまり同じ生き物ばかりを触るのは怒られるかもしれないので他の生き物を探し始める。
愛の方はすでに色々と見に行ってるようだ。
時間をつぶすのには充分すぎるなと思いながらふれあいに没頭する。

白亜 愛 > 「この空中ヒトデ、どうやって生き残ってたのかな……。
あっちのカニさんは、カニっていうよりカブトムシみたい」

指先に乗っけてハンドスピナーごっこもできるくらい無害。
出身は異世界だし、このヒトデが食物連鎖の頂点だったとか?

あ、さっきのエイが小さくなってるバージョンもいる。
……飼えないかな。

「冬織さんは、どんなお魚と触れあってるのかな」

少し気になって、彼の姿を探す。

阿須賀 冬織 > 魚以外だとヒトデやカニ、イカ、ナマコなんかも宙を浮いている。
手が少しぬめぬめになりながらも色んな生き物を触り、今は興味があったのか自身の周りを回っていたカメを堪能しているところ。

「軽くなら大丈夫だよな……。おお、結構硬いな。よーしよしよし、近づいてきたけど人間好きなのか?」

甲羅にトントンっと触れたら、コンっという軽い音と硬い触感が返ってくる。
楽しくなって甲羅を撫でまわす。

白亜 愛 > 「おぉ……亀もちゃんと触れるのか……さっきのエイ、冬織さんみたく触ってみようかなっと、お、や」

くるりと向きを変えようとすると背中が重い。
コバンザメがくっついてるっぽい?

「なるほど?できれば正面にきてほしかったが、ン゛ッ」

首筋にぬめっと。これコバンザメじゃない。タコだ。布にくっつくなんて器用だなぁ。
ここには無害な種しかいないのでとりあえずそのままにしてエイの元へ。
そのうち離れてくれるでしょ。

阿須賀 冬織 > さて、生き物と触れ合うのもいいが、愛の方はどうなってるだろうか。
そう思って彼女の方を見るとなんかタコが背中にくっついている。羨ましい。
いや、流石にタコに嫉妬はしない。……多分。

「……やっぱちょっとムカつくかも。」

それはさておき、一旦どんなのがいたのかとか話を聞きに行くかと彼女の方へ向かう。
カメもちょうど飽きたのかどこか別の方向へと移動していった。

白亜 愛 > 「へーい、おいでおいでー。よーしよし」

声をかけるとエイの他にも近づいてきたけど、この子ら知恵があったりするのかな?
ひとまずエイに触ってみると、ヒレの前部分だけ筋肉があって後ろはビラビラがくっついてるだけみたいだった。
あとお腹がすべすべ。

タコが背中から肩あたりに移動するのを感じて振り向けば、近くまで冬織さんが来ていた。

「あ、冬織さん見てください!いい感じのサイズのエイですよ!すべすべ!
へへへ、みんな可愛いですねえ!」

阿須賀 冬織 > 「んー、どれどれ。……! ほんとだ、すっげえすべすべ。みんな可愛いなあ。」

別のエイに近づいてペタペタと触ってみる。
……ちょっとだけならいいよな。エイを堪能した後、ハンカチで手を拭いてからそっと白亜の方へと手を伸ばす。
可愛いしすべすべしていそうだ。

白亜 愛 > ぶに。

「ん?……ん?」

肩に乗っかってたタコさんと冬織さんがハイタッチしてた。
何やってるんだろう。

「仲良いですねぇ。どれ、私も……」

足に触ろうとしたら避けられたしパーカーの中に入ってきた。なんでじゃ。

阿須賀 冬織 > ――なっ……!

あまりの出来事に茫然する。触れたのは彼女の肌ではなくタコの足。
こっ、このタコまさか、俺の邪魔をしようと……!? みればなんかこうドヤ顔をしているような気がした。
※多分違います

「クソっ、俺は別にこいつなんかと仲良くって……おい、こんにゃろ!」

あろうことか触れようとした彼女を避けてもぞもぞとパーカーの中に入り込むタコ。
もう許さない。完全に入り切る前に飛び出している足を掴んで服の中から引っこ抜く。

「散々コケにしやがってああん? へへーんだ、こうやって掴んじゃえばこっちのも……」

タコを眼前に持ってきて煽る。が、その言葉は続かなかった。突如視界が黒に染まる。

「グハッ……こっ、こいつ墨吐きやがった!」

幸い目には入っていなかったが恐らく顔は今真っ黒だ。
……ところでこの様子、彼女に見られているのだろうがいいのだろうか、いやよくない。

白亜 愛 > 「んひぇ」

異物が入ってきて、変な声が出た。
無事捕らえられたようで、ありがとう、と冬織さんに言おうとしたら。

「わぁ、まっくろ」

冬織さんが墨を吐かれてた。なんてことを。
犯人は「めっ」して天井までぽーい。
さてどうしようと周りを見れば汚れを拭く用のタオルもあった。
イカもいたし、よくあることなんだなきっと。

「冬織さーん、しゃがんでくださーい」

タオルを手に、顔を拭こうとする。

阿須賀 冬織 > 驚いてタコは手放した。確かにまあ正しい墨の使い方である。
それにしてもこう、さっきの声は色々とあれだった。うん。

「へ? うん。……こうか?」

顔を拭おうとハンカチを探していると彼女に声をかけられる。
言われた通りにその場にしゃがむ。

白亜 愛 > 「そうですそうです……よいしょ」

冬織さんの顔にタオルを押し付け汚れをとる。
墨用の潜在でもあるのかな。簡単に落ちていって気持ちいい。

「これでっ、よ゛し……髪は大丈夫かな」

冬織さんの顔が近かったのでつい顔をそらす。

阿須賀 冬織 > 「んぐっ…………ぷはぁ。サンキュ、助か……。」

顔に何かが押し付けられた、感触的にもタオルだろう。
息を止めておとなしく顔を拭かれる。
よしと言われればお礼を言いながら目をあけ……近え!

すぐに顔を逸らしたので目の前には横顔が。
……今ならこうぷにっと頬を突けるだろうか?

白亜 愛 > 「? どこかに汚れが残ってそうです?」

途中でで言葉が止まったので、拭き足りない部分があったのかと顔を戻そうとする。

指なり手なりが出されていたら無防備な頬に触れられるだろう。

阿須賀 冬織 > スーッと伸びた手は一応思いとどまった。が、彼女が顔を戻したときにふにっと柔らかい感触が伝わる。

「……あっ、ごめん。……その、つい。」

想像通りすべすべとした感触だろうか? とりあえず真っ先にわかることは可愛いということだ。
……ってそうじゃない、いやそうだけど。少し遅れて謝罪が口から出る。

白亜 愛 > 「!」

ぷにっと突かれた。なんでじゃ。
でも、嫌な気分ではなくて。

「……冬織さんだしいっかな」

お返し、と一回頬を突き返して笑う。これで勘弁してやろう。

……。

…………。

BOMB。
顔が真っ赤になった。なんでじゃ。

阿須賀 冬織 > 「あっ、ありがと……ふぇ!?」

許してもらえたことに安堵していたら頬を突き返された。

こうかは ばつぐんだ!▼

顔が真っ赤になる。今ならアイツに仕返しで墨を吐けるかもしれない。

……あれ、何か忘れている気がする。

白亜 愛 > 「うへへへへ」

誤魔化しで笑うしかできない。
私はどうなったんじゃ。

「へへ……へ?」

冬織さんの様子が変で、私も見回してみる。

「へ?」

時計が目に入る。夕方になってた。夕方?
そんなに時間が経ってたんだなぁ。

じゃないよ。ショー終わってるじゃん。なんてこった。

阿須賀 冬織 > 彼女が時計を見る。えーっと今は……

「うげ!? もうこんな時間かよ。あはは、ショー逃しちゃったな……。
また今度こよっか。全部見切れてないし、夜の部なんかもあるみたいだし。」

終わってしまったものは仕方がない。
今度は、最後の時間のショーだけ見て、そのまま夜の部でご飯、なんて考える。

白亜 愛 > 「えぇと、えーとえーと、そうしましょう!
次、次がありますよ!」

次がある。それがとても嬉しいことで。
冬織さんに触れられた頬をほぐして顔が変にならないようにする。
無理。なる。秒で諦めた。

「とにかくっ、ま゛た遊びましょう!冬織さん!」

前髪で鼻より上を隠して、一緒に帰ろうと手を出す。

阿須賀 冬織 > 「でもまあ、水族館以外にもいろいろと行きたいところあるんだよなぁ。」

そのうち遊園地なんかも行きたいし、喫茶店だとかを巡るのも楽しそうだ。
それに、もうそろそろこの島でも紅葉が見れるだろうしハイキングも行けるかな?
ああ、行きたいところが沢山ある。

「ああ、また今度どっか行こうな。……たまには愛の方か行きたいところとか言ってくれてもいいんだぞ?」

手をギュッと握り返して、また出かけようと約束をする。

白亜 愛 > 「へへへへ。そのときは連絡しますよ!!」

冬織さんに誘われるならどこへでも。
そんなことを思いながら手を繋いで、エントランスまで歩いていく。

阿須賀 冬織 > 「いやー、にしても楽しかったな。
じゃ、時間も遅いしこのまま送ってくな。」

そう言って、幸せをかみしめながら帰路に就くのだろう。

ご案内:「空中水族館「星々の庭」」から白亜 愛さんが去りました。
ご案内:「空中水族館「星々の庭」」から阿須賀 冬織さんが去りました。