2021/07/21 のログ
ご案内:「常世漁港」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
今日もお昼から風紀委員のお仕事です。
今日のお仕事は、夏休み中の賑わいに備えての点検。
生活委員会の方々ともご一緒です。
市場やお店などは生活委員会の領分です。
風紀委員としては、事故防止の為の監査なのです。
ご一緒にマイクロバスに乗せていただきまして到着です。
夕方までに終わらせませんと。
■幣美奈穂 >
まず、やることは・・。
お店が閉まるのが早いですので、先にお買い物!
市場を見せていただきます。
わぁ~、お魚さんお安い・・。
買ったら管理事務所の保冷庫で保管してくださるとのことなので、
ついつい、オトナ買いです。
オトナっぽい!
常世漁港限定のシーフードハンバーガーを頂きましてから、本格的なお仕事に入ります。
警備状況や保安設備の点検など手分けしてする中。
美奈穂のお役目は釣り船漁船や観光遊覧船の安全チェックです!
きりっ!。
■幣美奈穂 >
漁師さんなどに怪訝な顔をされましたが、美奈穂はにこにこ。
よろしくお願いいたします。ぺこりっ。
そして説明をしてもらいながら点検・・何をどう見ればいいのでしょうか?
説明もちんぷんかんぷんです。
へにょり。
眉尻が下がってしまいます。
――あっ!、専門家が居ました!。
困ってきょろりとしましたら、見かけました海の専門家。
いえ、海難の専門家でしょうか?
「ちょっとお手伝いいただけるかお願いしてきますの!」
てけてけ~と岸壁に近寄る美奈穂です。
船と船の間、なにばしちょるんかのー?、という具合に見られながら。
美奈穂は口元に両手を当てて、海面にお声を掛けます。
■幣美奈穂 >
「あの、お休み中のところごめんなさいですー。
ここにあるお舟、大丈夫か教えて欲しいのですけどー」
じっと海面を見つめる美奈穂。
釣られて海面を見て首をひねる漁港の皆さん。
すると――ずももももっ。
海面が盛り上がります。
ひえぇぇ~、と後ろに下がる漁港関係者の皆さんですが。
美奈穂は平気です。おられるのが判っていましたので。
「えと、お手伝いお願いいたします」
ぺこり、と頭を下げますと。
ぷるぷるっと揺れる海水の塊。
そう、海坊主さんです。
美奈穂の心に引きずられているせいか、丸っこくてちょっとユーモラス。
やっていただきますのは、お舟の沈みそう度。
まずはこれ、と専門家の目(?)で漁船を見ていただきます。
じっくりねっとりと四方八方から見る海坊主さん。
暫くしますと、キス3匹が入った水玉をぷっくりと表面に。
「ふむふむなのです・・小柄杓3つ分。大丈夫なのですね」
流石専門家です。
ついでに、修繕が必要そうな箇所を示してくださいます。
それを漁港関係者の方に伝えるのです。
■幣美奈穂 >
順番に見て(?)いただきます。
流石、海難のプロフェッショナル。
何処が危ないのか、ビジュアル的に判りやすく教えてくださいます。
「え・・アナゴですか!?」
びっくりします。
この漁船は修理が必要なようです。
船底に見えにくいですが大きな傷が入っているようです。
漁港関連の方々に、要注意としてお伝えです。
修理する迄、この漁船は使用禁止です!
順番に見ていますと、海坊主さんが他にもやってきました。
3体になりますと、結構な迫力です。
ふむふむ、こちらの連絡艇は柄杓2つ分。
整備が必要、と。
■幣美奈穂 >
・・?。
なんでしょうか?
あるお舟を取り囲んだ後に、海坊主さんたちが相談しています。
何か大事なことが・・。
ちょいちょいっと水の塊が細く伸びて、こっちと誘われます。
なんでしょう?
とてとてっと漁港関係者に断り離れますと・・そっと、子持ち昆布を差し出されます。
これは――。
いそいそ、別の風紀委員の方の所に。
背伸びをしまして、耳元で囁きます。
「・・なんか、この船に隠し部屋があるそうですわ」
その証拠と、海坊主さんが示された子持ち昆布をお見せします。
不可解そうな顔をされましたが、連絡を他に入れる風紀委員さん。
その横で「うわぁ!?」と悲鳴のような声。
ばっと振り向きますと、グニョンと伸びた海坊主さん。
わかめで漁港関係者を3人捕まえてます。
え?、どうしましたの?
――なんか不審な動きをした方が居たそうです。
駆けつける風紀委員、お船に3人乗り込み、海坊主さんが抑えていた方を参考人として捕まえます。
違法物が見つかったようです。
びっくりです。
変な捕り物になったので、全部は見れませんでしたが。
美奈穂は定時あがりなのです。
まだ残ってお仕事をする他の方々より先に、帰る方と一緒に帰ります。
あっ、ご協力ありがとうございます。
海坊主さんたちに、常世漁港たい焼きカスタード&小豆をお礼にと渡すのです。
また来ますので、その時もよろしければご協力お願いいたします。
沖に帰っていく海坊主さんたちをお見送りしまして、
美奈穂もマイクロバスにのって委員会に帰るのでした。
ご案内:「常世漁港」から幣美奈穂さんが去りました。