2021/11/02 のログ
ご案内:「学生街 マンションの一室」に玖美・E・Aさんが現れました。
ご案内:「学生街 マンションの一室」に深見 透悟さんが現れました。
玖美・E・A > 高層マンションの上層、玖美の部屋。
言うまでもなくそれなりに裕福な島民でなければ済めないそこは、汚部屋とまでは言わずともまぁまぁ散らかっていた。
特に散らかってるという印象を強めているのは、テレビの前に雑然と置かれたいくつものゲーム機とその絡まりあった配線、そしてその付近に積まれたゲームソフトのパッケージだった。

「はいクマさん……じゃなくて、トーゴさんはここね。今日は何のゲームをしよっかなー」

部屋の主はニコニコ笑顔でテディベアをソファに置くと、自分はそのとなりに座ってワイヤレスのコントローラーを手に取る。
テディベアの前にも一つコントローラーが置かれているが、無論、部屋の主……玖美は彼(?)がそれを操作できると信じてやまない。

深見 透悟 > ハロウィン前日の商店街での邂逅から数時間後。
半ば拉致されるように連れて来られたのは学生街に聳えるお高めなマンション。
階層が、という意味でもお値段が、という意味でもお高いマンションだった

「ああはいどうも……一応知ってると思うけど、置いて貰わなくとも俺、自分で動けるからね?」

ソファに置かれたテディベアの透悟は、どこかぐったりしたような声をしていた。
それも無理のない話で、商店街でサキュバスの衣装から着替えるのに一度、この部屋に来てから一度、計二度の玖美の着替えに同伴していたからだ。
二度とも固く目を瞑っていたとはいえ、衣擦れの音などは想像心を掻き立たせ、童貞幽霊の透悟には大変精神的にキツイものがあったのだ。
しかもお連れされた先が高級マンションである。さすがに心労が一周回ってしまっていた

「こんなリッチなとこ住んでてするのがテレビゲームってのも……何と言うか、すげえよな。」

目の前に置かれたコントローラーを見て、隣に座る玖美を見上げる。
そもそも死んだ状態でこの島に来たので、テレビゲームなんてしたことが無い透悟だった。

玖美・E・A > 「ごめんごめんー。でも、私が運んだ方が早いかな、って」

ニコニコしながら反省してるのかしてないのか微妙な返答をしつつ、それなりに大型のテレビに移ったゲームのホーム画面を操作する。
そこに並んだゲームのタイトルは大作RPGから対戦格闘ゲーム、レースゲームに育成シミュレーションと雑多なジャンルだが、概ね『可愛らしい女の子が出てくるゲーム』という点は共通している。

「ん、テレビゲームじゃない方がよかったかな?ボードゲームもあるよー、あと映画とか」

ソファの裏というか、そばに積んであった諸々の品を手にとって見せた。主にアニメ映画のBDパッケージや、定番のすごろくゲームなどなど。

深見 透悟 > 「いや、テレビゲームで良いんだけどさ。
 何て言うか、こんなとこ住んでるお金持ちってもっと違う生活送ってんのかと思ってた。
 風呂にワイン入れてみたり、部屋ん中で自転車こいだり、でかい窓の前でヨガやってみたりとかさ。」

テレビに映ったホーム画面を見て、色んなゲームがあるんだなーなんて感心したり。
とりあえずティニさんのやりたいのやれば、と促して

「あとついでだけど俺テレビゲームってやった事なくって。
 わざわざ用意してくれてごめんだけど、コレ、戻して貰ってもいい?」

コントローラーをスッと玖美の方へと押しやる。
使い方が分からない、と小さく首を振りつつ。

玖美・E・A > 「ワインはダメだよー、学生だし」

くすくすと笑いながら、取り出した諸々をもとの位置に戻す。エアロバイクはお父さんから送られてきたものがあるといえばあるのだけど、実は3日ともたずに飽きてどこかにしまってしまった……ということは敢えて言うこともなく。
そうして身体を改めてソファに落ち着けると、

「そうなの?じゃあやり方教えてあげよっか、簡単なやつあるかなー……」

押し戻されたコントローラーを受け取ることはせず、ホーム画面で適当なゲームを探していく。
あくまで一緒にやりたい、ということらしい。

深見 透悟 > 「それはそう。まごう事なき正論。
 あくまでイメージの話であってね?」

未成年の飲酒、ダメ絶対。
けれど風呂に入れて浸かるくらいは出来そうな気もする、飲んでないし。と思う透悟なのだった。
BDやすごろくを片付ける(というよりは散らかし直してるようにも見える)玖美を見つつ、そもそもどうしてここに連れて来られたんだっけと思い返す。
確か部屋を貸すとか借りるとかそんな話じゃなかったっけ。

「オーケーオーケー、じゃあこうしよう
 まずティニさんがやりたいゲームをやる。その操作を俺が見る。
 見たうえで俺にも出来そうなら挑戦する、これでどーよ。」

不慣れなものにぶっつけで挑戦して何か粗相があっては悪いから、とひとつ提案してみるテディベア。

玖美・E・A > 「うふふ、ホームシアターとかもよく出てくるよね、映画のお金持ちの家だと。……じゃあ適当にやってみるから、いいかんじのやつがあったら言ってねー」

頑固なのか素直なのか、言われたことは聞き入れつつ、ゲームをする……というか、遊ぶというところは譲る気がない。というか、当然合意が取れているものと思い込んでいる。そんなことはお互い一言も言ってないにも関わらず。
とりあえずという感じで選んだのはいわゆる落ちものパズルゲーム。起動までの読み込み時間の間に、手慰みのようにテディベア、もといトーゴさんの頭をよしよしと撫でる。

深見 透悟 > 「映画……に出てくるかはよく知らないけど、そういう印象は確かにある
 ほいほーい、それじゃひとつお手並み拝見といk……うおぉ。
 撫でるなら言って先に。……何なら膝にのせてみる?」

パズルゲームを選択した玖美が、ローディング中だからか頭を撫でて来た
モフモフとした手触りを返しつつ、こう見ると普通の女の子だよなあ、なんて思う透悟。
とてもじゃないが過激なコスプレでイベント宣伝をしていたとは思えない。

「あ、そういやあのコスプレ衣装、てっきり借り物かと思ったら自前だったのなー
 明日のハロウィンも、あれ着るつもり?」

ゲームの邪魔にならない程度に世間話を振ってみた

玖美・E・A > 「あ、ごめんごめんー。えへへ、お膝上のの方がよく見えるかな?」

相変わらずのニコニコ笑顔のまま、撫でていた手を自分の膝というか、太ももの上に置いてぽんぽんと叩いてみせる。
ようやく相手の意思を尊重する姿勢を見せた頃には、テレビ画面は『ぺよぺよ アップカミング』なるゲームのタイトルを映してた。

「うん、いろいろ衣装は揃えてるんだ。趣味って感じかなー……あ、この子の格好もあるよー」

タイトル画面に映っているポニーテールの美少女キャラクター。
というか、元はと言えばコスプレのためにこのキャラのことが知りたくて買ったゲームなのだけど、それはそれである。

深見 透悟 > 「画面よりも手元を見たいからさー……もちろん画面も見るけど。
 あ、そこは自分で乗らせる……じゃ、失礼しまーす」

促されるままに玖美の太ももにちょこんと鎮座する。
やっぱりこれなら画面もコントローラーの操作も見やすい、と満足げに頷くテディベア

「へえー……趣味、かあ。凄い趣味だな。
 あー、なるほど。格好に興味があってゲーム買ってる感じなのね。」

映し出されたキャラクターの事は知らないが、少なくとも先程のサキュバスよりは大人しそうな格好だった。
いや待て、趣味であんな露出の服着るのか?とうっかり流されそうになった透悟、当然の疑問に首を傾げる

玖美・E・A > 「えへへ、いらっしゃーい」

つい自分で抱き抱えて膝に乗せたくなるところだったけれど、向こうから乗ってきてくれるというのもなんだか嬉しい。彼?の目の前にコントローラーを持ってきて、ゲームを進める。

「そうだねー、主にそんなかんじかも。それにゲームって面白いし……あ、あの悪魔っ子の服はスマホゲーの『二千年戦争ギュゲス』のキャラなの、ハロウィンにぴったりかなって思って引っ張り出して来ちゃったんだー」

何故か少し自慢げなのは、その衣装がとあるコスプレ衣装職人にオーダーメイドで作ってもらったお気に入りだからなのだけどそこまでは言うこともなく、フリー対戦モードで、難易度『弱い』のCPUとの対戦を始めた。
少し気合いをいれて前屈みになると、テディベアの頭部がちょうど胸の膨らみの置き場になってしまう。

深見 透悟 > 「お邪魔しまーす。
 ……すっごい安定感。」

自ら女子の太ももに跨る、という行為はさすがの透悟も気が咎めなかった訳ではない。
が、一度乗ってしまえばこれまで触れる機会のなかったテレビゲームを前に、意識がテレビへと向くようになる。

「なるほどなー、コスプレ好きなんだねー
 二千年……戦争、ぎゅげす……なんか凄い圧のあるタイトルぅ……
 ぴったりかどうかはともかく、ああいう格好のキャラが居るの?スマホゲーで?」

年齢制限かかるやつやろそれ、と思わなくもない
とはいえゲームが始まってしまえばそちらへと気を取られ……なかった。
急に頭に柔らかくて重い物が乗った気配がする。気配どころか重さは確かに感じる。

玖美・E・A > 「うん、すっごくかわいい服だったでしょ?なんでかネットで探してもいい感じのがなくて、さすがに苦労したなぁ……」

いい感じのがなかった、というのは無論、オリジナルの服装を忠実に再現するといろいろな限界を突破してしまうからなのだけど、そんなことを知るよしもない。

「えっとね、このぺよぺよしたゼリーみたいな……ぺよぺよって言うんだけど、これを四つくっつけると消えるんだよね。んで、こうすると連鎖で……あれ?」

いろいろと説明をしながら操作してみるも上手く行かない。
明らかにもたついている「弱い」CPUよりさらにもたつきながら、なんとかぺよぺよを消していく。
ますます操作に気合いが入り、ますます身体が前に傾く。

深見 透悟 > 「かわ……いい……?
 まあ確かに凄い服だったけど、見ようによっては可愛い……かな?
 なんか自信満々に言われると可愛い気もしてきた……?」

正直、露出部分ばかり記憶に残ってて衣装自体がどのようなものだったか記憶に無い。
ほとんど大事なところだけ隠せればヨシ!みたいな服だった気がするが、着てた本人が可愛いと言ってるのだから可愛かった……のかも?

「あー、なるほど。スティックで動かして、ボタンで並びをか……え……
 えっと……ティニさんもしかして、ゲームあんまり得意な方ではない……?」

手元の操作はともかくとして、画面上では明らかに劣勢。
素人目で見ても『上手い』わけではないのはよく分かった。どちらかといえば『下手』な部類。
そして玖美が傾いて来れば次第に頭に乗っていたものが前へ前へとズレてくる。
今上を向けばどうなるだろう、と一抹の好奇心を抱えながら、それでも透悟はゲームの操作を覚えようとしていた。

玖美・E・A > 「き、今日は調子悪いかも……ん、くく、むぅう~……」

もはや説明している余裕もなく、よくわからない唸り声を上げながら操作をしていく。
神経をプレイに集中したお陰か、なんとか形勢は有利に傾きつつある。ぺよぺよが消えては降ってきて、CPU(弱い)との間で地味ながら本人的には必死の応酬が続く。

「あ、あとこういうテクニックもあって、あ、ぁ、ぁぁ~~……よしっ、ど、どうかな?出来そう?」

ほとんど膝のテディベアを抱えるような格好になりながら、辛うじて勝利を納めた。
あとひとつぺよが降ってきたら負けていたというギリギリの戦いを制した玖美の顔は何やらやりきった顔をしていた。

深見 透悟 > 「が、がぁんばれぇ~」

胸が邪魔で前が見えない。
既に画面は半分ほど埋まり、辛うじて玖美の手元は見えてるため戦況が分からない。
とはいえここで姿勢を戻せと言ったら、そのまま負けそうな気配が濃厚
よって透悟は現状を受け入れることにした。多少下心も無きにしも非ず、だが

「出来そうか出来なさそうかで言えば、多分出来ると思う!
 とはいえ途中からよく分からなかったからもう一回見たい気持ちもあったり…なかったり……いや、やっぱ無いです!
 ……とりあえず俺もやってみようっと!」

何であのペースでそんなにギリギリな戦いになるんだ、と訝しみたいところをぐっと堪えて
大体理解した、と自信満々に頷く透悟。そう言っておかないと何か凹みそうだし、とも思うが。

玖美・E・A > 「じゃあこれ持ってみてねー。頑張れ!トーゴ君ならできる!」

果たしてテディベアの手で保持できるのか、という疑問すら持たないままコントローラーを手渡し、数分ぶりに全身から力を抜く。上半身が後ろに戻れば、ようやく胸はテディベアの頭を離れて。

「初心者にもおすすめのゲームってネットではいってたし大丈夫!」

どこからわいてくる自信なのか、というか、自分でもあまりうまい方ではないという自覚は流石にあるので、彼はもう少しうまくやるかもしれないという気持ちも。

深見 透悟 > 「はいはーい……よっしゃ。
 ええと、握るのはさすがに無理か……なら、足の上に置いて、と。」

自分の脚の上にコントローラーを置き、グラつかないか確かめるテディベア。
どうやら大丈夫そうと分かれば、器用にスティックを倒してカーソルを動かし、ボタンを叩いて難易度を選択する。

「ルールと操作方法さえわかれば、あとは見様見真似でイケる……!
 元天才魔術師様の前じゃ、テレビゲームなんて敵では無いわー!」

頭から重りも離れた事で若干のテンションアップ。そのままゲームスタート。
初心者かつテディベアにしては中々のぺよ捌きを披露し始めた。

ものの数分でCPU(弱い)相手に圧勝するという成果を見せた。
魔術に限らず天才肌、らしい。

玖美・E・A > 「がんばれー天才魔術師~!」

よく意味もわからないまま、というか、意味がわからないという自覚もないまま単なる褒め言葉?としてその称号を使いつつ、後ろから応援する。
テディベアが工夫しながらコントローラーをあれこれ動かす様はなんともかわいらしいけれど、それは口にはしないで。

「おおー、すごい!初心者にしてはなかなかやるねぇ~」

言っている間にCPU(弱い)相手に完勝したトーゴ君を、何故か上から目線に称賛する。
単純に、友達(少なくともそう思っている)とゲームを楽しんでいるという状況そのものが嬉しくて、つい彼の頭をよしよしと撫でてしまったり。

深見 透悟 > 「ぬっはっはっはっはぁーっと!
 ま、天っっっっ才魔術師にとっちゃ当然の結果よ!」

プレイ中の姿は天才魔術師とは程遠いがんばるテディベアだったがそれはそれ。
完勝画面を前に、すごかろすごかろ、と得意げに玖美を振り返る。
褒められて撫でられて、大変満足気な天才(笑)魔術師。

「はー、初めて触ったけどテレビゲームって面白ぇー
 ありがとね、ティニさん。やー、来てよかったぁー。」

思った以上にハマったらしい。

玖美・E・A > 「あははっ、よかったよかった、楽しんでくれたならそれが一番だよ~」

頭を撫でるのはやめず、それどころ 上機嫌にぎゅっと抱き締めすらする。
女の子にとって……もとい、オタクにとって、気に入った相手が自分の好きなものを楽しんでくれるのはこの上ない喜びなのだ。

「もっと遊ぶ?あー、でもいい時間だし、そろそろ寝ようか~」

テディベアの身体をだっこしたまま、アンティークの壁掛け時計を見るとすでに夜の十時を回りつつある。
年頃の少年少女からすればまだまだ遊ぶ時間でも、玖美的には普段ならもうベッドに入っている時間。なのにそこまで眠いと感じないのはテンションが上がっている証拠か。

深見 透悟 > 「いやめっちゃ楽しいねぇ、テレビゲーム!
 なーんでうちの世界には無かったんかなー、こういう娯楽が!」

誇張気味に絶賛していたら抱き締められていた。
よほど自分がゲームを楽しんでいた事に対し喜んでくれたらしい、と察すれば満更でもなく思えて

「もうちょっと遊びたいとこだけど、そうだね寝ないとだー………じゃねえッ!?
 ちがうちがうちがう、俺ゲームしに来たんじゃなくて!部屋を借りるとか借りないとか、そういう話で来たんじゃなかったっけ!?」

思い出した。というか忘れていた。
本来の目的はゲームではなく部屋の間借りについてだったはず、と抱っこされたまま主張するテディベア
ちなみに透悟もちょっと眠い。テディベアの姿で昼間から活動していたから無理もない。

玖美・E・A > 「……?おおっ、そうだった」

言われてようやく……というか、言われてからさらに数秒首をかしげてからようやく、本来の目的を思い出した。
確かにもとはといえば、彼に寝床を提供しようということで部屋まで運んで、もとい、連れてきたのだった。
完全に友達を部屋に招いたときのノリで応対していたのだけど、まぁそれが失敗とも思わず、

「じゃあこっちこっち、お客様用の部屋があるから、そこ使ってね……ええと……シングルサイズのベッドしかないけど、大丈夫?」

『こんなこともあろうかと』と、お母さんが用意してくれた客室。まさかテディベアの友人のために使うとは思っても見なかったけれど、きっと不自由はしない、はずである。

深見 透悟 > 「あー、やっぱり忘れておられました?」

薄々そんな気はしていた。薄々どころかだいぶ厚いけど気にしないようにはしてた。
しかし実際に忘れていたそぶりを見せられると、はふぅ、と少し脱力する気分になったり
いやまあ、めっちゃ楽しかったけども!

「あ、はいはーい。客間があるのか……マンションだよねここ。
 しかもベッド付き!?いや、大丈夫だけどテディベアにベッド!?」

かなり贅沢ー!と驚きを隠せない透悟。
自分一人でベッドなんて使って良いのだろうか、と少しばかり思い悩む。

玖美・E・A > 「えへへ、忘れてたー。でもまぁどっちみちおもてなしはしないといけなかったし……」

こんな感じで失敗とも思わないので、ドジの自覚がありつつ改善しないのだけどそれはそれ。一人暮らしするようになって少しはマシにはなっているのだ。実は。

「シングルは嫌?うーん、でもお客様と一緒に寝るって言うのは流石にお父さんに怒られちゃうなぁ……」

ならどうしよう、と考え込んでいるように見えて実は「お父さん怒るとドイツ語になるから何言ってるのかわからないんだよなー」等と全く関係ないことを考え始めている。

深見 透悟 > 「おもてなし……?まあ、確かにおもてなされたか……」

ゲームを勧められて、勧められるままにゲームをした。めっちゃ楽しかった。
だが、それをおもてなしと言われるとだいぶ「???」である。まあ、そこが玖美らしいっちゃらしいが

「そもそも俺お客様扱いなんだ……
 っと、それはともかく。部屋自体に不満は無いよ、全然ない!
 テディベアがひとりでベッドに寝てるのってシュールだなーって思っただけで。ティニさんもそう思わない?」

シングルベッドにテディベアがぽつんと横たわる光景
言われてみると、かなりシュールかもしれない

玖美・E・A > 「あれがドイツ流のおもてなしなのですよ」

どや顔。もちろん口から出任せの冗談である。
『ほんとに間違えてるのかジョークを言ってるのかわからない』というのもよく言われることなのだけどそれはさておき。

「シュール?……まぁ、大丈夫ならよかった!他にも欲しいものとかあったらなんでも言ってねー」

ベッドの上でテディベアが、というかトーゴ君が一人で寝てるところを想像してみたけれど、『かわいいなぁ』という感想しか出なかったので話を進める。かわいいことに問題はないのである。