2021/11/03 のログ
深見 透悟 > 「なるほどドイツ流……ていうかティニさんドイツの人?
 あ、そういや玖美って名前以外は横文字だったっけ……」

顔つきも西洋人っぽさが少なくて日本人だと思っていたテディベア
言われてみれば大層なファミリーネームとかは外国人のそれである
感嘆しながら、確かに体つきは一部日本人離れしてる……と納得する。

「あんまりシュールとは思いませんでした……?
 ……まあいいけど、欲しい物というか時々……学校に戻っても大丈夫?夜のうちに出て昼間には帰ってくると思うけど」

今はテディベアに入ってるものの、実態は幽霊なのでと
基本的に活動時間は夜間なのだ。なので出歩いても大丈夫かを聞いてみる。

玖美・E・A > 「ドイツのクォーターだよー、4分の1が日本人ー」

にこーっと笑いながら左手で指4本、右手で指1本立ててみせる。これだと5分の1になってしまうのだけど細かいことはいいっこなし。

「夜に出るの?私は大丈夫だけど、気をつけてね?あ……あとこれ、部屋のカードキーの予備」

財布から取り出したカードキーを差し出す。昼間は学校に行っているから、ドアを開けてあげるわけにもいかない。不用心と思われるかもしれないけれど……と思いつつ不用心どころではない所業をしてのけて。

深見 透悟 > 「へえー、クォーター!
 なるほどそれで……すげえじゃんティニさん」

指の本数間違ってる気がするが、『4』分の『1』ならまだ意味が通るかと無理やり納得した

「まあティニさんに迷惑掛かる様な事はしないようにするから……
 あ、こりゃご親切にどうも……え、俺が持ってて大丈夫?」

カードキーを受け取って、受け取ったカードキーと玖美を交互に見て
幾ら予備でも家の鍵をそう簡単に渡しちゃって良いのか、と少しばかり不安になる透悟。

玖美・E・A > 「ふふん、すごいでしょー」

クォーターに生まれたことは別にすごくない気もするが、褒められた?のだからあえて訂正することもなくどや顔をしておく。

「だって、部屋に入れなかったら困るでしょ?連れてきた意味もなくなっちゃうしー……ふふ、好きなだけ泊まっていってね。あとゲームも好きにやってもらっていいし、それから……ええと、とにかく好きにしてね!」

他にも彼にいろいろ言いたいことがあった気がするのだけど、『これはしないで』ということが一つも思い浮かばなかったので、無理矢理〆ることにした。

深見 透悟 > 「ま、まあこれだけの部屋を自由にしていいってのは話がうま過ぎる気もするけど……折角の厚意だしな。
 ありがとうティニさん!恩に着るよ!」

まあこれで学校で寝泊まりするという状況からは脱した。
必要以上にこの大切な体が汚れることは無いだろう。
と、汚れると言えば

「そういやお風呂とかってどっち?
 もし汚れたときに洗えるところ、知っときたいかな。
 あ、洗濯機は勘弁ね、目が回っちゃうから。
 何なら寝る前にひとっ風呂いかが?なーんて」

あまりにも至れり尽くせりでちょっと調子に乗る透悟だった

玖美・E・A > 「どういたしましてー。減るもんじゃないんだから、あんまり気にしなくていいよ、ホントに」

えへへ、と冗談めかして笑う。
自分は幸いにして経験はないけれど、寝床がないというのはテディベアと言えどやはり辛いだろう、とも思って。

「あ、お風呂。大事だよねーそれは。じゃ、今日は特別に一緒に入っていろいろ教えてあげよー」

テディベアに裸を見られて恥ずかしがる女の子はいない。
さも当然のようにトーゴ君を抱き上げて、軽いノリでお風呂場に向かうのであった。

深見 透悟 > 「すげえ……一体前世でどんな徳を積むとこんな優しさの塊みたいになるんだ……?」

生まれ変わったら自分もこんな人になりたい、そう思う相手がまた一人増えた。
最近そんな人が増え過ぎて、生まれ変わったら聖人待ったなしな気がする透悟だったりする

「わーいよろしくおねがいしま……えええええ!?
 いやいや、冗談。今のはさすがに冗談ー!」

ただのテディベアならいざ知らず、喋って動くテディベアには少し警戒心を持つべき
そんな透悟の忠告もやんわり流されながら、お風呂へと連行されるのだった。
勿論風呂場についてから出るまでずーっと目を瞑り続けていたのは、言うまでもない

ご案内:「学生街 マンションの一室」から玖美・E・Aさんが去りました。
ご案内:「学生街 マンションの一室」から深見 透悟さんが去りました。