2021/06/30 のログ
黛 薫 >  
「……その場所についてあーしに聞くってコトは
裏取ってたりします?いぁ、んなコトしなくても
あーたなら分かるか……」

呆れたような表情でドリンクバーから持ってきた
オレンジジュースを一口。黛薫には禁書庫、及び
黄泉の穴侵入の前科がいくつもある。

彼女の身には魔術の正規の手段、品を使っている
とは思えない試行の痕跡が残っている。この島で
そんな試行を行うための品を手に入れるなら……
禁書庫か黄泉の穴のどちらか、或いはその両方に
関わった経験があるはずだ。

「どっちにも侵入のためのコネはありますけぉ。
あーたがいるとなると、許してもらえっかな……。

要は侵入を手伝ってもらって、使えるかどうかも
あーしの身体で試してから買い取ってもらうって
手筈になってるんすよね。

あーしは魔術の素養が無ぃから持ち逃げもしない。
だからそいつらは表に出ずに実行犯を任せられる。
あーしが下手踏むか、実験で失敗しても向こうは
困らねーし、あーしは他に頼る相手がいないから
持ち帰ったモノも安く買い叩ける。

そーゆー契約だからあーたを一緒に連れてきたい
って話になると……交渉できるか微妙なんすよね」

思考に耽りながら、話題に上がった自身の左目を
軽く指先で抑える。己の内に巣食う『虚無』など
彼女は何も知らない。

フィーナ > 「………ふむ。」
確かに彼女の痕跡から、そういう代物に触れているという算段で聞いては見たが…これはこれで厄ネタだなぁ。
成程彼女は様々な被験体となったわけだ。その性質を知っての上か、そうではないのかは、知らないが。

一応、こちらとしては親しくしている以上、そういう扱いに対して良い感情は持てなかった。まぁ、『やり方を知っている奴を知っている』という情報は、大きい。

「感知系の能力があるなら話は別ですが…私は姿形などどうとでも変えられますので、その辺りは心配しなくていいと思いますよ?それに………『方法を知ってるのなら、聞き出したほうが早い』ですから。」

薫は魔術の適正を失っている。だからこそ、頼らなければならないのだろうが…私はそうではない。『どちらがより得であるか』はわかるだろう。

黛 薫 >  
「相互利用の関係であって『信頼』じゃねーし、
向こうも対策は講じてる……と思う、多分だけど。
感知系かは分かんねーですけぉ、出発するときと
戻ってきたとき、精査の術式通されますし。

あと、これも確証とまではいかねーですが……
『聞き出す』だけじゃ不十分で、『奪う』必要が
出てくると思う。黄泉の穴は分かんねーですけぉ、
少なくとも、禁書庫への侵入なら確実に。

禁書庫って定期的に整理の手が入るんすよね。
つまり『正規の侵入方法』が存在してるってコト。
正規の手段を不正に利用してるのか弄ったのかは
ともかく、それを利用してるらしくて……だから
『手順』だけじゃ足りねーはずです。

触媒か資格か……前者なら何とかなりそうですが、
後者になると簡単な話じゃなくなるんすよね。
もっと怖いのは正規の人員を取り込んでる場合。
下手に奪えば違反組織じゃなくて学園の組織が
出張ってくる可能性もある。

黄泉の穴に関しては誤魔化しの効かない封印が
あるんすよね。だから侵入方法って限られてて、
でも破るにせよ素通りするにせよ『封印よりも
強力な手段』を用意しないといけない。

あーしのコネで使われてる手段は破る方じゃない。
何回か見た内容からの推測になりますが、恐らく
『穴の中にある何か』との繋がりを利用してる。
2つで1組の何かを使ってるはずなんで……それを
奪わないとってコトっすね。当然厳重に管理して
あるはずで……どう手を出すか、って話に」

魔術関連の話になると急に口数が多くなる。

フィーナ > 「なら、『奪えば良い』だけですよ。正規の人員がいたとて、問題ではありません。『死ぬような場所に行くのが悪い』のです」

つまりは、こうだ。

たとえ禁書庫や黄泉の穴で誰が死んでも、疑われるようなことはない。

そこは、危険であるが故に入ることを禁じられているのだから。

「貴方は幸運にも『魔術に適さない』という特質がある。貴方だけ生き残るという状況もあり得るでしょう。」

つまりは。

殺してでも、奪うつもりだ。この怪異は。

黛 薫 >  
「あーた、なぁ……リスクヘッジとか、実行後の
始末とか、そーゆーの……ああ、いらないのか……」

頭を抱える。そう、この怪異……スライムの親玉。
ここ最近落第街に出没するスライム、彼女の眷属は
悪食を形にしたような怪異である。

つまり彼女にとって後始末は簡単なものなのだ。
痕跡など残さず綺麗に食べてしまえば良いから。

しかし綺麗にお掃除するだけで全てが片付くかと
言われれば否である。恐らくは怪異であるが故に、
根本的なところで社会の価値観と相容れない為に、
人間なら当たり前に警戒するリスクを知らない。

「ああもぅ……現状のままだと、あーたに情報は
流せねーです。あーたの研究が日の目を見る前に
共倒れになる可能性の方が高いと見ました。

あーしはあーたに下手踏まれると困る。
あーたもあーしがいなくなると困るんでしょう。
こうなったらもぅ一蓮托生です、分かります?」

ばん、とテーブルに手帳を叩きつける。

手帳に詰まっているのは『情報』であり……
落第街で生きる弱者にとっては命そのもの。
本来なら対価も無しに見せられる物ではない。

開示する相手が『怪異』なら尚更である。
彼女の不理解はそのまま付け入る隙でもある。
それを潰すのは、恐ろしい行為だ。

「『ただ奪うだけ』が簡単じゃねーってコト、
今から、みっっちり理解して貰うかんな!」

それを理解した上で、己の手札を投げ出す。
ただひとつの目的を成すために。その過程で
自分か相手か、どちらかが損なわれないために。

フィーナ > 「要は『死ぬべくして死んだ』と理解させればいいのでしょう?禁書庫なり黄泉の穴なり、入ってしまえばあとはもう『自己責任』ではないのですか?

そこで死ぬことが、そんなにも重要になるのでしょうか?」

スライムの言い分はこうだ。
命の危険がある場所で誰かが死んで、それが大事になるのか、という話。
攻撃魔術など、対物、対生物に対する危険のある術書など常世にいくらでもある。それ以上の…管理し、封印しなければならない程の危険物がある場所で、その危険が発生するということを、承知できないのだろうか、と。

そう、言いたいのである。

「それに犯人が怪異となれば、当然私達はマークされるでしょうが…そもそもの話、私が『この姿』をとらなければ問題も無いんですよ。物を返す必要があるのであれば、同じものを作ればいいのですし。わたしが貴方と接触してるのはこの姿だけ。じゃあ、普通のスライムの形になれば、それを見抜ける猛者でなければ気付くことはない。もしいるのであれば、そもそも私はここにはいられませんよ」

スライムがマークされ、排除されるのは正直言ってどうでもいいし、むしろある程度駆逐されてもらったほうが『結晶』が出回ってくれるので私にとっては願ったり叶ったりなのだ。

黛 薫 >  
「そー簡単な話じゃねーから言ってるんですよ。
さっき話した通りそいつらは自分らが表に出たく
なぃからあーしを実行犯にしてるワケで、その上
侵入時と帰還時には精査の術式を通されます。

つまり、まず目的地で事故に見せかけるっつー
前提がもうダメです。あーしが実行犯である以上
ヤツらは危険な場所に足を踏み入れる必要ねーし、
あーたを連れて入ることも出来ない。かといって
外で殺るなら、こんだけの数、規模の相手に目を
付けられるリスクがあります」

手帳のページをいくつか開き、多少ぼかしながら
『奪う』選択をした場合に敵に周り得る組織を
示してみせる。

「で、目ぇつけてくるかもしれない候補に対象を
絞ったとして。あーしが知ってるだけでも正体を
見破りかねないヤツはこんだけいる。

見破れるヤツがいないから生き延びてるんじゃ
ねーですよ、この島は異能者魔術師怪異どころか
異界の神やら災害までいやがるんだ。

生き延びるのに必要なのが隠蔽能力とかだったら
あーしの方が先に死んでます。あーしもあーたも
生きてるのは自分よりヤバい奴と明確に敵対して
ねーからです」

むすっとした表情で手帳を閉じる。

記された情報量は情報屋も斯くやというレベル。
けれど……例えばこの情報を使って稼ごうとか、
そういう欲を出した時点で『終わる』のだ。

「出会ってそんな経ってなぃのに『らしくない』
とか言いたかねーですけど。初めて会ったときの
あーたはもうちょっと周りが見えてたと思ぃます。
何があーたをそこまで駆り立ててるんだか」

もし、推測通りこの怪異の視野が狭まっていたら。
原因は十中八九『餌』に──黛薫にあるだろう。
彼女本人が、それを知らないのに。

フィーナ > 「…………」
まくしたてられ、あまつさえ『らしくない』とまで言われ、少し、考え込む。

確かに、甘美なる香りに目が眩んでいるのは、ある。だが、それだけが目的ならば。もっと周到に、リスクを踏まないやり方でやるはずだ。事実、彼女と接触したときも打算を持って接していた。

今は、違う。目的のために手段を選ばずにいる余り、止められている始末だ。
何が、私をこうまでさせるのだ?そう、手段があるのならゆっくりそれを調べて実行するほうがまだリスクは少ないはずだ。

正直な話、誰が敵になろうとも、殺すことは厭うつもりはなかった。
なぜ、そうまでして『奪う』ことを考えたのだろう。
「…すみません。少し、取り乱していたようです。方法があるなら、それを調べるのが先、ですよね」
正直、狼狽えていた。こんな非合理を考えることなど、なかったはずだ。

香りだけじゃない。私をそこまで突き動かしたものは、なんだ?

「ちょっと、苛ついてしまっているようです。」

黛 薫 >  
「ん。自覚してくれたならそれで十分っす」

小さな衝突をきっかけに、明確に見えたもの。

それは目線の高さの差。自分からすれば目の前の
怪異の持つ才能はそれこそ雲の上にあると言える。
自分が躓いて転ぶ障害など、天上にいる彼女には
無いも同然の物でしかない。見る必要すらない。

だから彼女は躓かないように歩かなくても良い。
自分の手を引いて同じ地面に足を付けない限りは。

「……そんでも、もしあーただけだったら。
取れる手段も……多分、あったんだろーな」

2人揃って大勢を敵に回した場合、アキレス腱に
なるのは自分の方。彼女の正体に気付けなくても
自分から情報を吐かせるという手段がある。

「ま、んなこと言っても仕方ねーですし。
ならあーしは『あーたがいるから』出来そうな
手段を模索してみるだけっす、口ばっか出して
役に立たなぃんじゃカッコ悪ぃですからね」

情報の記された手帳をしまい、代わりに単なる
メモ用の手帳を取り出す。さらさらと書いたのは
かなり大規模な魔法円、その概略。

「暗号化に断片化、別の場所の陣との接続。
諸々の秘匿措置が取られてるんで魔術が使えない
あーしに解析できるのはココまででした、が。
実際に陣を起動させられるあーたなら、こっから
先の解析に進めるんじゃねーかな、って」

黛薫も、出来ないからと静観していたのではない。
行使出来ずとも不正な侵入術式、そのガワの部分を
きっちり『覚えていた』。

「あー、うん。だから、色々言いましたけぉ。
それよか先に言うべきコト、あったよな、うん。

あーたのお陰で、あーしは無謀な挑戦以外にも
進める道ができたワケですし、感謝しときますよ。
ありがとです、フィーナ」

フィーナ > 「…………ふむ。」
描かれる魔法陣を見て、思う。

本当に知識だけなら、それこそ自分を上回るかもしれない。

見ただけで描けるものではないのだ。それも、暗記となると、本当に適正が高かったのだろう。

暗号化に断片化。自らの情報を特定されない為の手段だ。それを使うということは…『正規の手段ではない』。問題は、『障壁や結界を超えるため』の術式だ。空間転移といえど、その間に魔術的、ないしは概念的な障壁があった場合、それに躓いてしまうのだ。結界などで覆われているとなれば、それはもう、致命的なほどに。

「これって、見たまま描いた感じです?」

もしそうなのであれば、これを元に術式を解析出来る。それだけでなく、『今ここで』侵入出来るかもしれない。

黛 薫 >  
「いぁ、コレは概略の……1番のコアの部分っす。
サイズの差もありますし、実際には一部屋丸ごと
使って書かれてたんで、このまま起動するのは
難しぃと思います。

ただこの1番大事な部分は安定化とか逆転移防止、
妨害対策や条件付けがメインだったはずなんで。
そっちの解析なら全部は無理ですけぉ、あーしも
大体のとこまでは進められる……はずです」

つまり、部屋ひとつ使われた大きさの魔法円の
動作を概ね把握していたことになる。

「んで、ですが。魔法円のこの部分なんすけど。
コレが外部との接続で、多分こっちが目標座標。
この2つが隣り合ってて、しかもこんだけ強固に
紐付けてあるってコトは……何らかの触媒が必要
なんじゃねーかな、って思うんすよ。先に話した
繋がりを利用してるって推測はコレが根拠です。

奪うしかないのか、複製出来るのか、それすら
必要なくてその気になれば自前で用意できるのか。
もしどうしようもなくて実力行使に出るしか手が
無くなったとしても……そうあって欲しくは無ぃ
ですが、事前に目標のブツが分かってりゃ取れる
手段も多くなろうってもんですよ」

表情を曇らせる。黄泉の穴と禁書庫、片方だけでも
解析だけで侵入できれば負担は小さくて済むが……
両方に必要な触媒があり、かつそれが無二のもの
だった場合は話が変わってくる。

さっき提案された殺害前提の強奪は避けられても
やはり衝突無しで手に入れるのは難しいだろうし、
その場合矢面に立つ羽目になるのは自分ではない。

「……だから、その。さっきみたいな無茶な作戦の
強行は止めてくれな。そりゃあーしにも手は及ぶと
思うけぉ……あーたはもっと危なぃ立場になるから」

フィーナ > 「成程、成程…ちなみに、帰りはどうしてるんです?貴方一人で行くのなら、帰れなくないですか?」
ふと思った疑問。外部の力を借りて侵入するのは、まだいい。だが、先程の彼女の言い分だと、『目的地では一人』ということなのだ。誰かと一緒に行っているものと思っていたが、そうではない。

つまり、この魔方陣は、『帰りも含めているからここまで大規模にせざるを得ない』のではないかと、推測した。

フィーナも又聞きではあるが、空間転移術の覚えはある。単純に飛ぶだけなら、スクロール2枚で事足りるのだ。後は…『その座標が遠くにある』ことも加味する必要があるかもしれない。
「他にも疑問点はあります。不法に侵入、且つ一つの部屋をまるごと使うとなれば恐らく離れた場所からやっている可能性が高いです。だからこそその座標を明示するための触媒が必要だったりしませんか?」

黛 薫 >  
「ああ、それはそう。その辺に関してはこの部分。
てか、あーしがそれを説明しなかったから誤解が
生まれてたんだな?やっぱダメなのあーしじゃん。

んで、そう。触媒が座標……転送先、穴の中と
転送元、陣を記述した部屋を繋いでるってのは
可能性としてはアリ。その場合対になってるとか
互いに縁のあるモノなんだろうとは思うけぉ」

バツの悪そうな表情を見せつつ、魔法円の一部を
拡大して詳細に記述する。発動する魔術は確かに
『転移』に属するが、それよりも更に高度なもの。

術式が起動している間のみ転移先の座標に対象が
『存在している』と定義し、術式の終了と同時に
対象は元の場所に戻る。術式を維持するコストの
高さはあるものの帰還のために術者を同行させる
必要がなく、かつ帰還の速度も遥かに早い。

帰還の速度が早ければ、緊急退避も可能になる。
そういう意味では危険な場所に人員を送り込む
術式としては理に適っている。

しかし……そうなるとひとつ疑問が生じる。

黛薫は自分を『使い捨ての人員』だと評していた。
使い捨てにこうも高コストの術式を使うだろうか?

この疑問に辿り着けば、自ずと理解出来るだろう。
彼女を利用する何某かの目的は魔道具の回収では
なく……彼女を使って実験を行うこと。ひいては
彼女の素質……その甘露を啜ることだ。

フィーナ > 「となれば…ふむ。ひと手間は増えますが、やれないことは無さそうですね。それも、こんなおおそれたことはしなくて済みます。要は中と外の『繋がり』があればいいわけです。しかし――――」
その先は、呑み込んだ。もし、推測が正しいのであれば。
強硬手段は『正しい選択』の一つとなる。

「問題は、その『繋がり』を如何に持ち込むか、ですね。」

黛 薫 >  
「あー、あー?なるほどな、繋がりのある品が
触媒になってるなら、自前で用意して片方を中に
置いてくれば良ぃのか。穴の中にあった魔導具の
片割れを手に入れて使ってる、とか考えてたから
その発想はなかったな?

またあーしが潜行を引き受けて、その際に触媒を
持ち込めば……って思ったけど出発前にも走査が
入るからダメか。封印やら結界やらに阻まれない
繋がりの触媒ともなれば、テキトーな魔導具じゃ
足りなぃもんな……。

現実的なのは転送術式に封印を破る術式を重ねて
触媒を投入、ほとぼりが冷めてからそれを利用して
侵入、ってコトになんのかな。

まあ、あの封印をどうにかして触媒を中に送るって
行為自体ハードルが高いんだよな……」

などと考えているとネカフェの部屋を借りられる
時間制限のコールが来た。延長も頼めるらしいが
あまり長居すると担当医に怪しまれるか。

「んん、時間……でも方針は決まりましたし、
あーしも明日はちゃんと帰るんで、明日以降に
また考えましょ。

いぁ、明日は多分帰宅でくたくたになるだろうし
明後日からか。明後日から頑張ります」

フィーナ > 「そうですね…こちらも方策を考えておくとします」
そう言って、椅子から立ち上がる。

「じゃあ、出ましょうか。お金は払っておきます」

そう言って、受付の方へ歩いていくだろう。

黛 薫 >  
「……お金に関してはホントにフィーナの世話に
なりっぱなしっすよね。収入源の差はありますが、
なんかな、なんかなー……」

(少なくとも見た目は)年下の子に養われている
現状に思うところがないわけではないのだ。

しかも相手は実質的に結晶麻薬の生産元。
こっちがお金を出したとしても自己満足にしか
ならない。だって間違いなく懐が潤ってるし。

せめて研究の方で役に立たないとなー、なんて
ぼやく黛薫はどこか遠い目をしていた。

ご案内:「学生街 ネットカフェ」から黛 薫さんが去りました。
ご案内:「学生街 ネットカフェ」からフィーナさんが去りました。