2021/11/25 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
『調香師』 > ここ暫く、心労募る様な案件が多かったように思える
今、作業台に向き合う表情は、良くも悪くも吹っ切れたものだった

(忘れる。忘れる、ね)

『忘れさせること』を勝手にした立場を棚に置いて
『忘れてしまうこと』を憎む身としては、やっぱり腹立たしい事だったのだ

(...同一視してる?)

首を傾ける。消去の前後は同一ではないと、話していたのは相手であろう
これは前提ではない。再思考、或いは他所に

これからは新たな香りを調合する時間。私が楽しんでいい時間

『調香師』 > かちゃ、かちゃりとガラスの擦れる高い音
最後に後片付けを終えて

少女は表に出ると『OPEN』の看板をその手に
明日の香りを想い、また店内へと戻った


いつか、誰かは来てくれるのだろうか。芳香の手招きはこれからも続く

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。