2022/01/06 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に乱桜 ありすさんが現れました。
乱桜 ありす > 徒歩で歓楽街まで。

のんびり冬季休業の間にお店あいてるかなと、てっくてっく。
雪対策に内側もこもこの革のブーツ履いて。

以前の記憶を頼りに路地裏を目指す1時間越え。
今日もやってるかなと、お店の前まで来てみて、看板のOPENを見れば、ほっと一息。

店内に入る前に自分の異能制御が途中で途切れないように深呼吸から、手荷物の鞄から水筒取り出してチョコドリンク飲めば、水筒閉めて鞄に仕舞って。
若干カカオの匂いをさせて店内へ。

「こんにちはーっ。」

少し元気よくあいさつしつつ。
すぐさまそっと扉を閉めて外の寒い外気が入ってこないようにしてからぺこっとお辞儀。

『調香師』 > 扉に連動する鈴の音。聞いて、彼女は顔を上げる

「いらっしゃい」

記憶にあるその姿、表情に焦点を合わせるのも時間はかからない
彼女の嗅覚は自然と反応する。貴女に近づくより早く、遠く
立ち上がった所で、調香師は一度停止したのでした

「甘いね?」

少女は首を傾けました。表情はきちんと、直された硬い笑み

乱桜 ありす > 「あははは、長く歩く時用の補給にチョコドリンク自作してきてたので。
あ、もしかして作ってる最中に手に匂いしみついてたり……?」

甘い香りに気づかれれば、微笑んで見せて。
実際には、手にも飲んだ口からもカカオの香りがしているのでどっちもだったり。

「あ、制御の方は今は十分大丈夫ですよ。……大過ないようで良かったです。」

立ち止まったところで、あぁ、と異能の制御については問題ない、と告げて。
笑みを浮かべている様子を見てほっと、胸をなでおろしました。

「それで、今日は、香りの方と……足のマッサージも。」

本日のご用事も付け加えて、もいちど、ぺこっと。

『調香師』 > 「本当に壊れちゃったら、直せないもんね?わはは
 少なくとも香りの判別は問題ない、でしょ」

キチンと香りを把握した。目の前にやってきた彼女は自慢げに
次いで、彼女は身を引いて誘う。まずは、作業机の対面の椅子へと

前回は直接マッサージルームに誘った物だから、いつもの案内も今日が初めましてなのだ

「まずは、歩いてきた分落ちつこうかな?
 疲れを取る為にここに来て疲れてるんじゃないかな?

 あなたの欲しい香りの事、最初にお話してみたいなってね」

乱桜 ありす > 「完全に壊れちゃったら流石に……」

以前言った対の異能でもまずむりだろう、としんみりとした表情ながらも。
貴女が目の前まで来たところで目をぱちくりとさせ、残り香に誘われ。

あ、こっちですね、と椅子へとゆっくりと着席。

「それは、確かに……ありがとうございます。

まずは……集中力を保ったまま休める香り……かなぁ。
自分の寮の部屋で休んでても、備品が壊れないように……
今はそう言う機器のない部屋でしか寝れてなかったりするので。

チョコと混じって合うものが良いですね。」

『調香師』 > 「寮。あなたも学生なのかな?」

至極当たり前の質問は、学生『以外』を見てきた彼女の言葉
気を和らげる香の一端、甘すぎない香りを纏ったのは以前との違い

「やっぱり、難しい注文だよね
 普段から気を張ってるから、お部屋の中では休んで欲しいのだけれど
 休みながらも注意を続ける。疲れながらリラックスしたい...」

作業机の端に置かれた、辞書の様な厚さの本を手繰り寄せる
捲る手は次に次に。この希望に当てはまりそうな香り

「チョコ、好きなの?普段から食べる?」

待たせる時間に、彼女の質問はそう口走る

乱桜 ありす > 「あ、そうですそうです。異能の問題があって……」

入学理由としては現代の機械文明の中で異能の制御が甘いと生きていけないから、という事もあるんです、と小さく頷き。
香りの工夫で以前より落ち着きやすくなっていることに、気が付いていない様子。

「最悪の場合は何も物を置いていない廊下とか
だだっぴろい公園まで行っちゃうこともあるんですけど、季節でダメな時が1年の半分位……」

すごい分厚い本へと視線を向けて。あるんだろうか、と少し注視し。

「割とデザートや口寂しい時に食べますね。
…………お外でも食事と食事の間に結構食べたり、飲んだりするので……一日……」

間食回数が多そうな回答を口にして。
指を折る本数が片手を超えました。

『調香師』 > 「つまり私よりも、身体が壊れそうな人?
 私はたべても大丈夫だけど。人は油断すると大変だから、
 管理しないといけない時もあるんだよ?」

率直な感想と共に、一瞬見遣るも次には本へと戻っていく

ページを捲る手を次第に次第に遅く、注意深く
ここから先は『魔法の道具』達。調香師の知識に登録されていない領域

一度、目当てに適う様な内容があったような...と

「りだつ、り・だ・つ...意識を分割
 思考を漂わせる夢中の香、いろいろ
 体を香りに委ねて、心は好きにしていい香り」

調香師、どうにもきな臭い言葉を呟き始める

乱桜 ありす > 「……不摂生……?チョコの食べ過ぎで壊れたことはないはずです?
いや、わりと言われますけど……。
管理しようとすると、最低冷暖房が壊れないように休む必要がありそうなんですよ。」

昔の人は厚着とかでしのいでいたみたいだけれど、現代でそれは無理そうなのでは、と言う話に。
チョコの食べすぎは止めなさそうだ。

「……?」

何かつぶやいているけれど、細かく聞き取れていない。
ただ……。

「ちなみに、注文通りだと副作用とかってでそうなんですか?」

と、気になったことを聞いてみよう。
難易度が高いことは自覚しているので。

『調香師』 > 「副作用も作れるよ?あとは、私が規定外の材料と適応できるかどうか」

彼女は本を閉じる。巻き起こる風に古書の香り
その一挙動を楽しむ様に目を細めうっとりとした態度

殊、香りに於いて。彼女の扱える範囲は現代の常識を超えている
呆気なく告げる言葉の中。このお店に飾られた香りの瓶たち
知る人が知れば、幾ら値を掛けたものか...と、いう物は余談として


首を傾けながらも、普段通りながらどこか悪戯を思わせる笑み

「二度とチョコを食べたくなくなるような香り、とかは冗談だよ?

 本当に、お部屋の中に居れないくらいに周りに影響を与えてしまうなら、
 いっそあなたの為のお部屋を用意したりはしないのかな
 うん。例えば、私のこのお店みたいに」

漂う香りだけでも、この空間は彼女が自由にふるまう為に作られた物
貴女はそんな考え、持ったことはあるのかな?