2022/07/12 のログ
ご案内:「Wings Tickle」にニンフさんが現れました。
ご案内:「Wings Tickle」に乱桜 ありすさんが現れました。
乱桜 ありす > 夏真っ盛りのお昼間に、毎回来る時は香り漂うお店に向かって駆ける足音をさせていたのに。

なぜか静かな足音。

「……あづ……。」

熱中症ではないものの、走り切れるほどの暑さではなくて。
足取りはよろめいてはいなくても、汗の香りが強く、背中も胸元もびっしょり。

そんな風体で扉に手をかけて。
以前のタワーブレイクが脳裏に浮かび。先にこここん、と軽くノック。

「こーんにーちーはぁぁぁ…」

外からかける、声のパワーが不足している。

ニンフ > 「はぁい?」

彼女の机から想定される時間よりもずっと早く
なんなら足音を立てる暇すらなく、その扉は開かれる
普段通りの恰好、普段通りのロリータな衣装
外の酷なる環境を知らずの姫君、白い肌にて迎えます

いつもと違う所と言えば、内部の複雑な香の中ですら、
確かに感じ取れる独特な薬品臭さという部分だろうか

「いらっしゃい、しちゃったかな?
 今はちょっとダメだけど...表の看板はそういえば出してたっけ
 今はちょっとダメだけど。ちょっと外で待っててもらったら、もうすぐ終わるからね」

自分は機械だから良いけれど、『人』はダメ
彼女は表に踏み出してくる。汗のしみを浮かべていたかもしれない貴方の前に
冷気を外に流れだしていく扉は、そうして閉ざされようとしていたそうな

乱桜 ありす > 「あ、やっほぅ……」

日焼けしまくりそうな炎天下、それでもいつもの格好であることで、そう言えば、この熱さ、暑さじゃなく熱さ、大丈夫なのかな、なんて思い浮かべた。
その思考と熱が先に来て、薬品臭さを薬品と認識するまでが遅れて。

「あ、今ダメな感じ、だった、っけ……?
看板…。
じゃあ、ちょっと待ってるね?」

あ、どうだったっけ、とそっと見直し。

ごめんね、うっかりしてたよ、なんて謝って。
炎天下の中であろうと、貴女に今はダメって言われれば、おとなしく…お外で待つのでした。

……日陰になる所を探そう。

ニンフ > 「そうだよね、ありがとう。そう思うけど...大丈夫?」

随分と機嫌が悪そうなのは、言葉を知る彼女の察するところ
まずは本来、その態度を見てから図ってしかるべきなのだろうが、
基本的に自分の『得意分野』を信用しているのが彼女

看板を一旦取り下げながら、振り返って首を傾けます

「人だから、ううん人でも
 なんだか、普通じゃないくらいの汗だよね

 匂いもそう。歩いてばっかりだから...」

日陰を求めて動く貴方と、ぴたりと。鼻を近づけて探る仕草は普段通り

路地裏は日がなくとも湿気が籠りやすい。ましてや、少女がすぐそこまで迫っていれば

乱桜 ありす > 「ん、……まだ、大丈夫。」

まだ、と言っている時点で大丈夫じゃなくなるリミットができています
振り返って見られると、汗を拭ったりしていないことに気づくけれど、それもちょっと鈍い

炎天下でぼぅっとしやすいのに異能の制御で出ない様にしていればなおさら

「それは……ある、か、も?
よく考えたら……学生街からここまで、ノンストップで歩いていたような……。」

冬ならばいい。春や秋でもまだいい
1つの区を横断する位歩いている気もするけれど、それは毎回だし
それを夏の炎天下にすれば、言われてみて無茶してないかと外から見れば言われかねない

あ、汗臭くなりすぎてないかな?と別の意味での汗が出そうな状況に気づけば……

「す、少し熱を冷まさないと、かも?
ニンフは、大丈夫、なの?この暑さ。」

ニンフ > 「大丈夫じゃないよ。もちろん
 身体の体積を維持する適正環境と言う物があって、
 ここはそことはずいぶんと違うものだから...

 でもでも、私自身の恒常性を保つ機能もあるからね
 ちょっと出たくらいじゃ問題ない、っていう、そう」

自身の解説を続けながら、考える
学生街から、ここまで。場合によっては電車も利用する距離
その距離を『普段通り』歩いてきて、環境の事は二の次に
会いに来てくれるのはうれしいけれど...

酸っぱさと甘さの混じった汗の芳香からまた遠ざかり
貴方の目線から見ればさらに近づき
手を差し伸べ、貴方のおでことこちらのおでこを重ねてみようとしたのでした

私、優先順位を間違えていたかも

乱桜 ありす > 「という事は暑いのが続くと危ない、感じかな。

人で言う免疫とか、調整機能はあるけれど……。」

なるほど、それならある程度は大丈夫そう
……よし、あ、でも長いこといると大丈夫じゃなくなるかもしれないから、中で、冷えているみたいだから影響が出ないうちに戻ってほしいな、なんて考えていたら、迫る顔。

おでこなんだけどそこまで頭が回らなくて…汗べったりのおでこがこつん
体感、感じている温度が上がった気がした、顔が赤くなった気がして……
実際炎天下で歩いてきたから体温もあがっちゃっているのだけど

体温調節が間に合わずに37度を超えている位には

ニンフ > 測定は即座に完了する。曰く、十分な『危険域』であると
普段の笑みも消え、貴方の手を取った姿は真剣そのもの

「ありす様。表の部屋はすぐ通り過ぎればいいからね
 奥の部屋に進むなら、香りは届かない。だから大丈夫」

上昇した体温と真っ赤になった顔と。変わりはしない彼女の目線が重なる

「入るよ。避難しないといけないからね。私はそういう判断が『出来る』」

返事を聞く前に、彼女は扉を開けていた
流れ出る冷気、それは今最も求められている筈の物

乱桜 ありす > 笑みが消えた、なんで?と首をかしげたけれど
そのまま、促される間に言葉を頭が理解する

顔は赤いままだったけど、とりあえず通り過ぎればいいとわかれば、扉が開いた途端に、冷気へと早足で入って、表の部屋を通り過ぎようと足早に。

「わ、わかった。息少し止めてくね。」

香りを届かせずに通り過ぎればいいのだと、それだけ言って手早く奥の廊下へと。多分きっと毎回行く道だからこっちであっているはずだ。

他に普段開いてない道が開いている、とかそういうのがなければ、だけど。

ニンフ > 「未調整でも直ちに影響はない...と思うから!」

さて、その言葉にどの程度の安心を見出すか
この店自体は複雑ではない。その為か、寄り道する暇もないとも言える

すんなりとした歩みは、普段たむろする店頭を通り過ぎ
彼女が先導し引き連れた先は、たとえ車椅子が通ろうとも問題ない坂が備え付けられた先
マッサージの時に先ずは案内される『ロッカールーム』が目的地となった

「ここの部屋はシャワールームもあるからね
 まずはすっきりしたいかなって

 お水とか、必要な物は用意しておく。着替えはないけど、ローブはある
 それで大丈夫そう、かな?」

乱桜 ありす > 「不確定だ!?」

慌てながらも先導してもらって店頭を通り過ぎた後、
息を軽く切らせてロッカールームへ。

ゆっくりと息を吐いて、深呼吸
まだ体に熱気が籠っている感覚がするけれど……

「そ、うだね、それで多分大丈夫、かな?

……あれ?意識してきたら、さっきまでなんで大丈夫だったと思ってたか、わかんない……。」

な?と暑さを自覚し、ゆっくりと膝が崩れ落ちそうなのをとどめて。
温感がマヒしていたのが、回復したかのよう

ニンフ > 「やっぱりとっても、無茶をしていたんだね
 考える前に『大丈夫』って言ってたもんね

 私が見出すのは言葉から、あなたの意識しない所まで
 そういうお世話ができるんだよね。だから、『ダメ』」

むすっと、笑み以外の表情を作るのはお得意の彼女
既に棚の中から貴方に丁度いいサイズのバスローブを探しながら、振り返る

「帰るのは、涼しくなってからだね。きっと、同じことをしちゃうから
 ...でもやっぱり、根本からな気がするよね。自分がそうだからって
 無茶することに慣れ過ぎてる。私はそう読み解いたよ?」

椅子に座って、落ち着いてからの方がいい?
彼女はそう、目線で問いかける。ならば先に、飲み物を持ってこないとだが

乱桜 ありす > 「あう、確かに大丈夫って言っちゃってましたね……。

何も考えず、はい、ありがとうございますっ。」

一枚、少なくともパーカーを着ているのは暑すぎるので、ゆっくりと、袖も湿っているそれを脱ぎ始めて。
熱を解放するように、そうして落ち着いて、ペこん、と頭を下げて

「あ…しばらくは涼んでいくとして…
……それは、あるかも?駅2つ分くらい歩くのも当たり前だったし…。

……あ、ちょっと休む体勢、つくりますね。」

普通挑むものじゃない限界に挑み続けていると言われても仕方ない気がする。
目線での問いかけに言葉と小さな頷き。そうして…脱ぐか悩むジーパンとシャツに手を置きながら椅子へと腰掛けた。

ニンフ > 「......気になるなら、出るよ?」

香り、言葉。それらの優先順位から次いで、やっと貴方の仕草に目を向けて
やり場はあってもためらうような手つきに、それは問いとして形となった

「香りの実験で呼んだ訳でもなく、今はありす様の注文もない
 だったら今は、『私に会いに来てくれた』と受け取るけれど

 だとしたら、本当は万全で居たかったんじゃないかなってね
 意地の張り方、考えたいかもだけれどもってふと思う

 脱いだパーカーも洗濯は出来るし、衣装もお手入れできるけど
 気を遣うような瞬間は基本的に、要請されないと応えられないから」

半分困り、微笑んだ顔。自分の事を卑下する訳でなくとも、『邪魔なのかな』と

乱桜 ありす > 「や、うん、今度は本当に大丈夫ですよ?」

脱ぐことには問題ない。なにがしか確認して大丈夫なことを感覚で確認したし。自分の気持ちは伝えている。
だから、そこじゃない、と首を振る

「ニンフに会いに来たし、万全でいたかったのも、あたっています。

意地の張り方は…意地だと今言われて気づいたくらい、なんですけれど…。」

ああ、よし、ぬいじゃえ、とシャツと短ジーパンを順番に脱いで畳み。

下着姿をあらわにする。汗まみれで色気とかはさっぱりな姿だけれど。

「単純に、……下着姿で座っちゃっていい物なのかなぁ、って」

確認したなにがしかについてだけは外した。