2019/03/24 のログ
神代理央 > 「元々未成年が多い島だ。直接顔を合わせないからこそ起こり得る犯罪も風紀では問題になっていてな。…まあ、この手の犯罪は大変容前からの問題らしいが、その点人間は何も変わっていないという事だな」

呆れた様な笑みを浮かべつつ、小さく肩を竦める。
互いの会話が最早西部劇要素零であるのだが、そこを気にしている様子は全くない。

「…積み上げて楽しむ?娯楽とは、その様なものなのか?」
「……そうか。いや、その…ありがとう…」
「時代に即した武器であるとは思うが…。ショットガンやライフル銃の方が良いか?リボルバーは一番高い物にしたんだが」

矢継ぎ早に投げかけられる言葉に律義に応えていく。
PCの衣装が似合っている、と告げられれば、少し視線を彷徨わせた後小さな声で礼を言うだろう。

装備が駄目だと言われれば、ストレージから次々と武器を取り出して少女の前に放り投げていく。
オンラインショップで購入出来るもの一そろい。序盤のクエスト報酬等々。
堆く積まれた武器の山を、他のPCが好奇の目で見つめる中、どの装備が良いかな?と首を傾げる。

アリス >  
女ガンマンは肩を竦めて見せる。

「そうね、ネットゲームだと顕著だわ……人間の善意も、悪意も。露骨になる」

目の前に先ほどの言葉通り積み上げられていく武器の数々。
頭痛を覚えて頭を抱える。

「……あ、あの……リオさん………」

最初にこれだけ装備を揃えてたらある意味では楽しいかも知れないけど。
ある側面から見れば全然ダメ!!

「リオ、あなたにゲームの楽しみ方を教えてあげる」

自分の拳銃を見て、同程度の性能のリボルバーを指差して。

「これよ、これで序盤のシナリオを順番にこなしていくわよ」
「一緒にいくの、私は女ガンマンのカラミティ・キャロル…」
「あなたはそれを監視している騎兵隊のリオ、いいわね?」

それとなくRP設定を押し付けて。
二人でゲームを始めよう。
まだ間に合う。このゲームの楽しみ方を二人で模索していけたら。

ご案内:「VRゲーム『サンライズ・ガンマン』」からアリスさんが去りました。
神代理央 > 積まれた装備の山に頭を抱える少女の姿に、何か間違えただろうかと首を傾げる。
何か見落としている装備があったかな、と思っていたが――

「……その装備でか?もっと性能の良い装備が………駄目か」
「…待て。一応此方は仕事で……聞いているか?おい、おーい…」
「………分かった。分かったよ。それじゃあ、俺の前で悪さをするんじゃないぞ、キャロル?」

思えば、他人とゲームを楽しむという経験そのものが余り無い己は、少女の言葉にぱちくりと瞳を瞬かせるばかり。
暫しの問答の末、結局少女の提案を受け入れて彼女と共に広大なフィールドに足を踏み入れる事になる。

道中、課金して馬を飼いたがったり、機関車に引かれかけたり、装備が貧弱になってリスポン祭りになったりと散々な目にあったりしたが、それでも、久しぶりに楽しい時間を過ごす事が出来たのだろう。

ご案内:「VRゲーム『サンライズ・ガンマン』」から神代理央さんが去りました。