2021/11/03 のログ
■神代理央 >
お土産を楽しみにして貰えるなら、何より。
これは気合いを入れて選ばなければな、なんて思っていたり。
と、次の言葉までに少し間が空けば、不思議そうに首を傾げていたのだが。
「……あー…なるほど。なる、ほど。
まあ、その…お手柔らかに頼むよ?」
流石に、バスローブの意味を理解出来ない程に初心ではない。
というより、所謂"そういう店"を捜査した事もある。
利用している風紀委員を知らぬ訳でも無い。
まあ流石に、少女が"そういう"事をしているとは思わない…思いたくない、というところか。
「……この間、少し店を閉めていた、と言っていたな。
一人で頑張るのは良いが、余り無理はし過ぎない様にな。
余り厳しい事は言わないが、君の様な年齢の少女が無理に働く必要も無い。
私は、君が作る香りが好きなんだ。倒れたりされたら、困る」
小さく溜息を吐き出した後。納得した様に頷いた。
無理をしないように、くらいしか少女と自分の仲では言う事が出来ないのだし。
■『調香師』 > 「あははー...」
こころなしか苦笑い
話としてはその全体だが、特に『君の様な年齢』の所に
まさか、自身が遥か太古の遺産だとは思うまい
稼働を始めたのはほんの数年前、歳を仮定するなら『見た目よりもさらに若い』と言えるのかもしれないが
「優しいね。私の匂いを好いてくれる人は良い人だもんね
うん、それじゃお会計に移ろうか
今回で2回目の来店だからー」
お金は前回の通りぴったり、カードが差し出されたらその2つ目にスタンプをぽんと
立ち上がって会計台に移動した彼女はそれらと引き換えに商品を彼の前に差し出しました
■神代理央 >
そう。少年にとっては、あくまで少女は『幼い年齢の少女』でしかない。
少し調べれば。少女の年齢が数年前から変わらない事くらいは聞き及ぶかもしれない。
しかしそれだけなら、常世学園という環境であれば…くらいに思うかも、知れない。
少女の本当の秘密を知り得るかどうかは…まあ、少なくとも、今ではないのだ。
「…どうかな。良い人の基準が、どうにも緩すぎる様な気がしないでも無いがね。
…と、ありがとう。お代はぴったり、だったな。」
お金を支払い、スタンプの押されたカードを受け取って。
ティラミスの入った箱と煙草の包みを、大事そうに抱え込んで。
「…それじゃあ、また来るよ。疲れが溜まる前に出来れば御世話になりたいものだ。
次はお土産も持ってくる。楽しみにしていると良い」
荷物を落とさない様に大事そうに抱え込んで、会計台に立つ少女へ小さく笑みを向ける。
次の楽しみが増えたこと。そして、今日帰ってからの楽しみが、増えたこと。
偶には紅茶を飲もうかな…なんて思いながら。
少年は少女の礼を告げて、芳香の店内から煌めく歓楽街へ。
そこから、仕事が待ち受ける委員会街へと、消えていくのだろう。
■『調香師』 > 「そうして欲しいな。前には、『疲れたら来るね』って言ってた人も居るから
そうなる前に来て欲しいよね、本当にね」
それが彼の世辞の様なものだとしても、彼女の口から出てきたお小言は今ここには居ない誰かに向けての本心だ
彼をまた、お店の外まで見送って、お辞儀ををする
「久しぶりって言ったら心配されちゃったな」
膨大なデータを読み込んで、想定よりも長く時間をかけてしまった
今はもうダイジョウブ...そう、自身は考えていた
(明日からもがんばろっと)
今日はもうお休みの時間。看板を回収して、彼女は店内に戻りました
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。