2022/05/09 のログ
ご案内:「Wings Tickle」に調香師さんが現れました。
ご案内:「Wings Tickle」から調香師さんが去りました。
ご案内:「Wings Tickle」にニンフさんが現れました。
ご案内:「Wings Tickle」に乱桜 ありすさんが現れました。
ニンフ > 本日の店内、相も変わらず香りに包まれている
普段通りにお店が空いている、その証
芳香が人を寄せ、新たな出会いか、かつての縁か
何を引き寄せるのかも知らない。そんな店主の様子と言えば...

(あと......一段)

一辺を重ね合わせたトランプを両手で持ち、椅子の上に立って机と向き合っている
普段は調香の為の道具が並ぶ作業机も、今日は三角形を重ねたピラミッド

要は、営業時間中に暇すぎてトランプタワーを作っていたのだとか
あと一段。手先の器用さには自信が有れど、心の緊張は変わらず
倒さないと分かっても、固唾を飲んで

そうして、最後の工程を...

乱桜 ありす > 内部の空気を読んでいないかのごとくるんたった。
やぁぁぁぁぁっとこっち来れるようになったぁぁ!と、長い我慢とそこからの開放感あふれるノリで浮かれる足音が歓楽街の片隅に響き。

店の前まで来て、香りを確認。うん、営業中。
さて異能がちゃんと漏れないように距離のあるうちに再集中。

コココン、と軽く素早くノックして。

「こーんばーんわぁー」

そんな声をかけて扉を開ける。タイミングが悪そうな瞬間だとは気付かずに。

ニンフ > その時、あなたが見たものは

机の上に散らばったトランプの数々と
まるで故障したように、虚空を見つめながら椅子の上に立っている、
良く見知った誰かにも似たお人形の姿であった

「.........」

トランプが一枚、風の流れに乗って、店の外へと滑り出ていく

「...いらっしゃい?」

この時、普段だって下手な笑いはどの様な形をしていたのだろうか

乱桜 ありす > ………あっ。…………

固まった。目の前に広がるトランプの散らばった光景と、店の外に出て行ったトランプ。
数秒、思考が止まった後、固まった笑顔を慌てて引き戻し。

「ご、ごめんなさいっ!?」

頭を下げてお店の外に出たトランプを取りに向かっていく。扉閉めて、とたぱたとたぱた。
拾いにいって、なんとかキャッチして。

…もう一度扉を開けた時にはそうっと、すまなさそうに。借りてきた猫のごとくおとなしく深く頭を下げていたとか。

「こんばん、は…」

ニンフ > 次に扉を開いた時。ものすごく、穏やかな顔をしていました
頷いて、こちらにと手招き。椅子の上に立ったままと言うシュールな状況

「ありすさま、お久しぶり。拾ってくれて、ありがとうだね
 入ってきた時、随分と上機嫌だったけど。良い事でもあったのかな?」

珍しく、相手の事を完全に見下ろす位置関係
腰をかがめて、ありがとうと繰り返しては、
深く沈んだ相手の頭を撫でようと手を伸ばした

乱桜 ありす > 穏やかな顔を見て、手招きされておとなしく
扉を閉めて、ニンフのもと

「ニンフ、お久しぶり。
…うん、2か月程、缶詰め状態?みたいな感じで、ようやく出られて自由になったから…」

頭を撫でてもらって、ゆっくり元気を取り戻しつつあるかのよう、さっきはごめんね、とトランプを返して
ちょっと無意識に甘え気味にもたれかかろうと体が傾いていた

ニンフ > 「それはそれは、うん。とってもお疲れ様な気配だね?
 缶詰め状態って言うと、何かあったのかな。知っても良いのか、知らないけど...」

とと。流石にこの体勢このバランス、重心は取れるとはいえ万一躓いてはお互い大変
ちょっと両腕で押し返しつつ、床に着地。まだ傾いていれば、抱きしめだってするのだろう

「何か、欲しい香りがあるかな?ゆっくりしたいならね
 今日の私は、あなたの為の私だもんね

 ハーブティだって用意してるから。ふふ、欲しい?」

乱桜 ありす > 「うん、すごいしんどかった……。
話せるところと話せないところがあるけれど…」

できれば話したい所、だけど話せない部分もあったりはする、その辺はおいおいとして
押し返されながら、ちょっぴりぽつねん気分
傾きは若干和らいで入るけど、抱きしめられて力が抜けてゆだね気味

「うん、今日ばかりはハーブティもだけど、ニンフ謹製の甘い優しい香りで癒されたい気分…。
物凄くほしい……。」

着地しても上目遣いになっている上に、甘えるような声でおねだりしました

ニンフ > 「それだと、一番安らぐ香り。すると、食いしん坊のありす様
 きっと、ミルク系統の香りが良いのかな?なぁんてね」

もう一度、抱き付き緩めて向き合って。正面からまた撫でて
頑張ったね賞というもの。軽率に授与していくスタイル

こんな様子でありながらも、私は壊れてないのだし
甘え切って貰えない、と言うのはなんだか無力も感じてしまうような
そんな話は、内心に秘めている様子です

「話せること、話したいこと。そういう部分で今はいいよ
 話したくなったら、するすると口を滑らせても良いのだし。きしし」

幾分か、冗談。彼女はティーの準備に勤しんでいく
ミルクの香りは...こっちの部屋でもあっちの部屋でも、確か用意できたかな

乱桜 ありす > 「あ、それ良いかも……。
食いしん坊、かぁ。そうだ、チョコ、ミルク……。
あ、でもほんとにそう言うのが良さそう」

うんうん、と頷いているものの、軽率に賞を授与されれば、それに甘えて緩んでいく
緩んでいても、異能を制御の一線まで緩ませないように集中を緩めないのは譲れない
そこだけは保っているので、甘え切りではないのでしょう


「あははは、するっと滑ったらちょっと危なそうだけどね……
…ニンフは、常世学園について…どんな知識があるかな?」

どこから話そうか、なんて考えて、まずは知識からの確認
そんな話をちょっと向けながら、準備する様子を体の力は抜いて眺めて

ニンフ > まぁどうぞどうぞ、対面にとの事

いつも通り、机を挟んで『店員』と『お客様』は向き合う
カップがあなたの前に差し出され、自分の分も。飽きないように、ブレンドを変えてみました

この形も久しぶりだね、なんて呟き。下手な笑い方は健在

「そうだね。たくさんの人とたくさんの勉強
 そして、たくさんの異能とかが集まる場所...で、良いのかな?」

首を傾ける。本質な様で、無知なようで
ここのお客様にも生徒はそこそこいる様子だけれども
突然、この事が出てくると。どういう事をこれからお話するのかなと
ニンフ、ティーを口に含みつつも待ちの姿勢です

乱桜 ありす > こくんと小さく頷いて対面へと座って、香りを軽く買いで、すぅっと少しすっきりと
一口啜って、瞬きして。おぉ、新ブレンドだぁ、なんて驚きの声

ほんと、ひさしぶり、とちょっと懐かしそうにつぶやきに帰して

「そんな感じ、かな。
…それで当然色々な異能について分かってないことも多いから、異能を調べたり研究したりもするんだよ。」

それでね、とティ―を一口飲みこんで
のどの中を流す様にしてから

「私の場合、調べにくい異能が多いから、準備が整ったら突然大調査、みたいなことがはじまったりするみたい。
例えば、わたしの不具合を起こさせる異能の最大距離とか、そういうの
大がかりに、閉じた空間でじゃないと調べにくかったみたい」

ニンフ > 「えっと、機械をおかしくする異能だっけ?
 それに加えて、以前様子がおかしくなったのも...」

思い出せる限りの事を、呟いてみて
余り理解が進んでいないのは、彼女もそうではある
そもそも、専門的な調査に勝てるはずもないのだし

「それで、何か分かったのかな?
 ちょっと様子がおかしくなったから、あなたに香りを贈れなかったけど
 それが分かれば、私も何かできたらいいなって思うけれども」

乱桜 ありす > 「正確には、機械や道具、機構に不具合を起こす異能と、
……未判明の様子がおかしくなった異能、だね……。」

自分自身理解が進んでいなかったので、分かってないのは分かってないけれど
専門的な調査でも進んだかというと、顔色はそこまで明るくはなくて

「全貌ってほどじゃない、かなぁ
わかったのは、様子のおかしくなった方は、なんらかの要素に対するカウンター反応だろう、とはわかったんだけれど。
少なくとも、特定の要素があるみたい、ただ、それはばらばらだから、特定できるようにするためにはかなりの数のマッチテストが必要、とか……」

そんな話を聞きました、と語って。
一応、書類と言うか反応物質リストと書かれた書類をポケットから取り出して、机の上に

ニンフ > 「わぉ。つまり、またしてもながーい幽閉期間が有りそうという訳だね」

うん。実にごく普通そうな様子で頷いて
かなりの数、と言われてしまうとどうしようもない

あの様子を思い返すに、何度も何度もありす様はぼーっとしたのかな?

「この中に、私が使ったものは...あったらちょっと、危ないテストかもね」

見ていい?そんな言葉の後に、リストに手を伸ばす。許可さえもらえれば、ぱらぱらと捲ってみるのだが
照合しても、麻薬的な成分。簡単に試されていても困る

私の調整があって、何とか提供しようって思えてるんだからね

乱桜 ありす > 「そうなるかなぁ……世界の物質って大分多いから……」

ちょっと多すぎる物質のマッチテストとなると、安全性の確保やら諸々が大変なようで、短期に一定以上のマッチテストを行えば、別の健康上の被害も出てしまいかねない、とのことだとかなんとか

諸々ぼーっとしたり、他の反応もあったみたいだけどそれらはそっと伏せられた。

「多分ないと思いたいけど……。あったら危ない、って?」

あれ?と首傾げてどうぞどうぞと。
流石に麻薬系の成分はないものの、麻酔の一部に使われるものに近い物はあるかもしれません。

後は、ちょっと見かけるような見かけないような……

ニンフ > 「んー...意外と、知ってるものが多い」

香り、科学的分析。その点に於いて過剰とも言える知識を持ち合わせる機械
この世の全ての物質を知らずとも、知ってる物が多いのは事実

これらを避けて香りを作る。これは案外難しい
具体性が全くない注文を請けたと思えば、具体的にここまで縛りをかける注文が控えていたとは

「...実験、出来なくも無さそうなのがなんとも
 でも勝手にやると、怒られそうだなぁ」

何のために期間を設けているのか、と言う部分でもある

乱桜 ありす > 「けっこう、不味いものが多い?とはいえ、量が少ないなら問題ない物もあるみたいだけど……」

おそらくお客としては、かなり難易度の高い部類入る事は、間違いなさそうと自己評価して
大丈夫?とお伺いするように表情を覗き込み

「ちょっと難しいかも、できるならやった方が良いのかもしれないけど…もし必要があって行う場合はレポート提出してほしい、らしい」

この必要があって、の部分、医療機関用の話だったような気もしなくもないけれど。
あと安全が確認された物質リストはこちら、とだしてみる。

ニンフ > 「れぽーと」

目をぱちくり

「それって、日記とは違う...よね?
 どうしよ。そこまで私書けないんだけど
『出来ないこと』として分類されてる以上、
 この辺りでやっぱり協力とか、駄目だよね」

リストを眺めて...うーん。使える、けどこれ単体じゃ味気ない
悩まし気な唸りがより一層深まるだけ

「...やっぱり、根本的に解決する方が先な様な
 でも、それだって出来ることか...むむぅ」

乱桜 ありす > 「……日記というよりは…カルテとかに近いんじゃない、かなぁ……」

たぶんきっとめいびー。雰囲気がそんなかんじでした、と。

「ちょっと難しそう、ですね……
常世学園の方に問い合わせたら、できる分類だけでの協力も可能になるかも、ですけど……
大丈夫、かな」

ニンフ自身が研究の対象になったりしないか、不安げな顔を浮かべて

「ただ、今までの物なら、大丈夫なのはわかってそうだから……今はやりくり……?」

ニンフ > 「とりあえず。大丈夫なものは分かるけどね
 このお店に置いてある物......じゃ、なくって」

ちょっと待って、と留まらせて店の奥へ
戻って来たのはしばらく後

また別のカップには湯気。そして、膜の張った白くてあまぁい

「こういう。純粋なホットミルクが安心かな
 普段作ってるお菓子も、勿論大丈夫なんでしょ?

 マッサージのオイルも、全身に塗れる位には大丈夫だと思うんだけど」