2020/06/10 のログ
ご案内:「ルギウスの家」にルギウスさんが現れました。
■ルギウス > 「~♪」
鼻歌交じりに、厨房に立つ。
長い髪を邪魔にならないようにアップでまとめ、司祭服を脱いでなぜか花柄のエプロンをつけていたりするが。
何をしているのか。
そう 料理である。
■ルギウス > ボウルには卵4個分の卵白。
手には泡立て器……機ではない器。人力のアレである。
一心不乱にシャカシャカシャカシャカ……
シャカシャカシャカシャカ……
シャカシャカシャカシャカ……
シャツも腕まくりしているからわかるが、体もかなり鍛えている。
鍛えているが……
「……正直、かなり辛いですよねぇ……これ」
■ルギウス > それでも必要な工程だから仕方ないと割り切って。
均一になるまでしっかりと泡立てたら、砂糖をINだ。
カロリー?
気にしちゃいけない。美味しいから大丈夫。
「そしてさらに混ぜる……最初にやった人、頭がおかしいか余程の暇人でしょうねぇ」
メレンゲが完成である。
■ルギウス > 作業はどんどんと進んでいく。
「卵黄を入れてさらに混ぜて……と」
さて、薄力粉はどこだったか。
確かあの棚に。
指を鳴らせば、フワフワと薄力粉が浮いて手元までやってくる。
「ゴムベラ等で丁寧に混ぜて……と」
■ルギウス > 「さて、あちらはそろそろですかね?」
バター、牛乳、ココアパウダーを熱して溶かしたものをよーく混ぜて均一にしてからボウルに加える。
「バターの匂いって卑怯ですよねぇ……胃袋に直接くると言いますか」
ご機嫌な様子で混ぜ合わせたものを型に入れてからオーブンへ。
■ルギウス > 「待ち時間の間にクリームを作りましょうか。
……生チョコですけどね」
チョコレートを湯煎しながら、少し洋酒を足す。
とっておきのラム酒であるが美味しいものはケチケチしないのがコツだ。
どうせ大匙1くらいだし。
「……ふむ。ベリーかアプリコット……いえ、オレンジも捨てがたいですねぇ」
■ルギウス > そうこうしているうちに、焼き上がり。
粗熱をとっている間にもう少し悩んだが、結局全部使おうと決めて。
スポンジを三等分になるように輪切りにしてから。
まずは、生チョコ。
次に、三分の一ずつになるようにベリー、アプリコット、オレンジのジャムを塗り。
さらにその上から再びの生チョコ。
綺麗に塗れて満足すれば。
元あったようにしっかりと重ねて。
■ルギウス > さらに上からしっかりと生チョコでコーティングしていく。
どこに何のジャムを塗ったかを覚えておいたので、上に目印の代わりを置いていく。
ラズベリー、アプリコットのシロップ漬け、オレンジピール。
うん、見た目も少しにぎやかだ と頷いて。
■ルギウス > 「……さて、美味しいお茶と一緒にいただくとしますかね」
ご案内:「ルギウスの家」からルギウスさんが去りました。