2020/06/14 のログ
ご案内:「路地裏の最奥」にさんが現れました。
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ご案内:「路地裏の最奥」にさんが現れました。
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> 深夜0時過ぎ、
路地裏の奥の奥にゆらゆらと現れる人影があった。

「まあまあ美味かったナァ...あそこの新作劇濃回鍋肉...」

普通の男性に比べ、ほんのチョット手足が長いように見えるその男は満足そうな笑みを浮かべ、恐らく先ほど食べたのであろう料理への称賛を口にする。

男の好物は味の濃い中華料理。ただし彼が料理に対し要求する味の濃さは常人のレベルを優に超す。
そのような頭のおかしい料理を作る飲食店もそうない。
自分の求めていた店をようやく見つけた...という嬉しさから上機嫌で帰路に着く男だったが、

「ここ...どこダァ⁇」

どうやら(今年で19にもなる男が)道に迷ってしまったらしい。
とりあえずこの暗い場所から出なければ、とここから抜ける方法を立ち止まって逡巡する。

> 「ここらへんからでれねェカ...?」

少し悩んだのちにチラリ、と覗き込んだ小道の先は街灯もなく「黒」と形容できるほどに光のない場所へと変貌していた。

「...マァ別に、ここで野宿してもいいんだけどヨォ...」

何故かその先には行きたがらず、急に野宿という手法をとる選択をも視野に入れ始める。

ご案内:「Free5」にさんが現れました。
> 「ん〜...ダメみてぇダナ...」

結構長い間帰宅するための活路を見出そうとしたものの、何もできず途方に暮れる。

俺ってこんな方向音痴だったっけか、とかなんとか思いつつ。

「しゃーネェ、今日は野宿ダ」

とりあえずそこら辺によっこらせっと腰を下ろし、路地の壁に背をもたげ、目を閉じた。数分もしないうちに眠りにつく。

『とりま朝になったら道もわかるだろ』
なんてことを思いながら。

ご案内:「Free5」からさんが去りました。