2020/06/18 のログ
ご案内:「常世学園・プール」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 > 「ふー…意外と重労働……」

ぐっと額の汗を拭う
さてなぜこんなプール掃除をしているかといえば、

本格的なシーズンを迎える前に水泳部や生徒会が主導で学生達を動員しプールの掃除をする、のだが…
どうやらあまり人数が集まらなかったらしく、こうやって自分にも声をかけられたというわけだ

どうもお願いされると断りにくい性格なのもあって、時間が空いてたらねと承諾してしまったのだった

なかなか日差しも強く、そろそろ水分補給かなとプールサイドにあがって…

伊都波 凛霞 >  
「大変だねぇ、水泳部の人達毎年こんなととしてるんだもん」

デッキブラシを立て掛け、ペットボトルを手に何人かの水泳部の生徒と談笑
照りつける太陽の下で、まだオフシーズンとはいえ暑い
綺麗に掃除が終わって透き通った水が張られたら、さっそく水着に着替えて飛び込みたくなるというもの

実際には機器の点検なんかもあるらしくすぐには入れないらしいけど

伊都波 凛霞 >  
水分補給をしつつプールサイドに腰掛けて視線を巡らせていると…

なるほど、自分以外にも友人のツテだとかだろうか、水泳部ではなさそうな生徒の姿もちらほらと見える

便利な異能を持った生徒達が多くいる反面、こういった人海戦術じみた学校の文化らしい文化が残っているのもいいものだなあ、なんて
『プールの掃除を一瞬で終わらせる異能』なんて持ち主がいたらこんな一種のイベントのような光景はなくなってきたことだろう

伊都波 凛霞 >  
ホースから放水される水飛沫が綺麗な虹を描いている
何気ない光景だけど、これもまた風物詩かな、と妙にこういう作業も楽しくなってくる
重労働でもなぜかみんなでやると、楽しいものだから不思議である

「よし、休憩終了!」

再びデッキブラシを手にプールへと飛び込んだ

ご案内:「常世学園・プール」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 「~♪」

最近ゲームで流れていたBGMを口ずさみながら、遅ればせながらプール掃除に参加した風菜。
プール内に入り、示された自分の持ち場をガシガシとデッキブラシで擦る。
……中々の重労働だ。
安請け合いしたことをちょっと後悔した。

伊都波 凛霞 >  
プールに水を撒く係と、プールの中でひたすらブラシで擦る係の役割分担
ホース役は当然争奪戦になる

で、まぁありがちなのがホース役が悪戯心で、プールの中で作業している生徒に水をふっかける行為である
あちこちできゃあきゃあと戯れるような悲鳴があがっている
…まぁ、重労働なのだから楽しんでやれるのは良いことだろう
何より炎天下、水を浴びたくなる気持ちもわかる

「って!こっちに来た!」

完全に油断、というほどでもないけど足音が悪いのもあってホースの水を引っ被る
───びっしょりである

「あー……もー」

雨見風菜 > 「楽しそうで涼しそうですねえ」

他人事かのようにその戯れを眺める。
自分も手持ちの水をかぶってみようか、と思うもさほど持ってきてはいないのでやめておく。

「……って、あら?わぷっ!?」

そう考えてる隙にひっかぶった。

「冷たくて気持ちいいのは確かですね」

とはいえあまり体操服がひっついてくるのは困る。
液体収納の魔術でひっかぶった水を収納、即座に足元に捨てる。

伊都波 凛霞 >  
一旦プールサイドへ避難、柵にかけてあったタオルを拾ってとりあえず髪を拭く

──なんか、あちこちで水を被る被害が起こっているような
これはホース役がイタズラ小僧な生徒かもしくはドジっこのどちらかである

「ねー!水はちゃんと掛からないように撒いてねー!!」

わざとじゃないなら別段攻めることもしないけれど、念の為声を張ってホース役の誰かにそう言葉を投げかけておく

おかげで涼しくはなったけど、周囲の視線的に大変よろしくない
上にジャージでも着てくればよかったかな、でも暑いし…と思いつつ

雨見風菜 > 一人、身体を拭きにプールサイドに上がったのを横目に。

「~♪」

同じゲームの別の曲に切り替える。
図書館用の図書館らしくない歌。
分断されるから周辺のキャラを引き込んで即席パーティにしていたなぁと思いつつ、床面をゴシゴシ擦る。

伊都波 凛霞 >  
──と、まぁ遊び半分だったり、真面目だったりといろいろな生徒が参加しているがさすがは物量、人海戦術
あと時間もすれば綺麗になって、水も貼られることだろう
まだ入水するにはさすがに屋外プールは寒い時期だが、水泳部の何人かはさっそく泳ぐ気なのか、体操服お下に水着を着ている生徒も数名見られた

なるほど濡れる可能性も想定してそういう手もあるのか、と素直に感心する

「さて、じゃあラストスパートといきますかぁ…」

この炎天下だ、タオルで水分さえ吸い取っておけば勝手に乾くはず
普段あまり付き合わないというか凛霞を目にしない生徒あたりから何やらオッパイデケーみたいな言葉が聞こえてくる気がするけどキコエナイキコエナイ

再び床面をブラシで擦り始めて、ややすれば水を入れますという水泳部の声が聞こえてくるだろうか
思ったよりも早い段階で終わったのは、これだけの人数を頑張って集めた水泳部の人達の人脈と尽力のおかげ、と言えるかもしれない

手伝ってくれた人にはジュースが振る舞われるようで、プールサイドにはいくつかのクーラーボックスがあり水泳部の子達が手渡しでありがとうございましたと言いながら配ってくれるだろう

雨見風菜 > あれ?あの子水かぶってなかったっけ?
いつ拭いたの?そもそも彼女タオル持ってきてたっけ??
そんな会話を聞き流しながらガシガシとこすっていく。
時たま、胸の大きさに見惚れてる視線を感じれば胸を強調するように一息入れたりもして。

「ああ、そろそろ終わりなんですね。
 割と遅くに参加したんでしょうか」

そう言って、他の生徒達に続いてプールサイドに上がっていく

伊都波 凛霞 >  
「はい、お疲れ様ー」

自分もジュースを受け取って、辺りはわいわいと賑やかになる
そんな中でプールには水が注がれていき、少しずつ見慣れたプールの風景に
水泳部が声を張り上げ本日はありがとうございましたと場を締めくくり、
お手伝いさん達はとりあえず自由解散の流れとなった
炎天下のおかげで服もすっかり乾いたし、制服に着替えて下校かなと思いつつ…

せっかくこれだけ普段関わらない生徒達が集まっているので、ここは一つ

「ねえねえ、『橘』でお疲れ様会やろう!参加する人ー!」

持ち前の距離の短さとコミュスキルを発動、何人かの生徒がオッいいねと乗ってきてくれている

雨見風菜 > 持ってきた水がもったいないな、とも思いつつ。
お疲れ様会、なる単語が聞こえて振り返れば何やら集まろうとしているらしい。

「では私も」

折角だから参加しよう。

伊都波 凛霞 >  
水泳部はこの後も作業があるらしい
見ず知らずが集まったお手伝いの生徒達ではあるものの、なんだかんだで十名ほどが参加するようだ
互いの名前も素性も知らないけれど、同じ労働をしたというだけで出る連帯感
それをそのままに、お疲れ様会で親交を深める
そんなのも良いかもしれない
オッパイがどうのこうのと凛霞を見て言っていた男子達も、その柔和な笑みに毒気を抜かれたように、輪の中の一人となっている

「貴女も参加ね。水かぶってたみたいだけど平気?」

風菜に対しても笑顔でそう言葉をかける

雨見風菜 > どうやら参加する生徒ばかりでもない。
水かぶっていなかったか疑問に見ていた生徒たちは参加しないようだ。

「ええ、大丈夫です」

よく見ても、濡れた形跡も汗の跡も全く無い。

伊都波 凛霞 >  
「良かった、この日差しだもんねえ」

日焼けのほうが心配かな?と笑う
もちろん自分はきっちりUVカット対策済みである

「それじゃあ参加する人は着替えて校門に集合ね!」

リーダーシップ、というよりは
『この指とまれ』で指を出せるタイプらしい少女は日差しにも負けないような笑顔で楽しげにそう言葉を締め括って

プールサイドから引き上げる時にふと振り返ればキラキラと透明な水が蒼いプールを満たし輝いていて
ああもうじき夏がやってくるんだなあ、と思わせる

そんな初夏の学園の一幕だった

なお、この学園にあるプールが此処だけではないという可能性を少女達は知らない

ご案内:「常世学園・プール」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「常世学園・プール」から雨見風菜さんが去りました。