2020/07/21 のログ
ご案内:「何処かの廃墟」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 >
「ァー……んー……これ、映ってンのかネ……?
ま、大丈夫ダろ。」
女の顔がアップで映される
一旦画面外に消え、少し離れて再び同じ顔が映る
「よ、おはヨーさん。
アー……ひょっトしたラ、こんニちは、か、こンばんは、カね?
ま、いっカ。ともかク、見てルー?
……ッテ、みてルに決まっテるか。」
ひひひひ、と面白そうに女は笑う
「こレはマあ、アタシが見事にくたバった時のたメのモンだカら。
コイツを見てるッてーコトは、まーそーゆーコトなんダろーナ?
アー……まあ、アタシがうっカり捕まッチまっテる可能性もアるカ。
そンときゃ、忘れチまエ。」
女は両手で×マークを作った
■園刃 華霧 >
「マ、一応、くたバった前提でナ。
アタシは、乾いてたンだ。
アタシは、飢えてタんだ。
アタシは、空っぽだっタ。
ま、だカラこーナッたッテわけデな。」
やれやれ、とでもいいたげに肩をすくめる女
「まーデモ、今も昔も『楽しかった』。
そいつダケはたしかダ。
ひひっ、ただ、チーっとばカし。
最近が退屈ダったンでナ。」
女はやや遠くを見つめる
「そ。やっぱ、なンか空っぽ、ダったンだな。
ま、しょーガない。そうイうこトもある。
だカラ、ま……」
女が前に進む
だんだんと近づいてくる
■園刃 華霧 >
「あんま、気にすんなよ?
じゃーね。
地獄で会えるかもな?」
けらけらと、大写しになった女が笑う
けらけらけらけらけらけらけらけら
笑いながら、手をふる
――ブツリ
「……ァー……さて」
スイッチを切って、考える
「……あと、なんか要るカな……?」
まだもう少し、時間は有る
その僅かの間、考えるのもいいかもしれない
勝負は――近い
ご案内:「何処かの廃墟」から園刃 華霧さんが去りました。