2020/10/09 のログ
ご案内:「月夜見真琴の邸宅 その一室」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 >
住宅街の外れ、森のなかに築かれた瀟洒な邸宅。
見目も内装も凝らされた職人入魂の一作。
川のせせらぎを聞きながら、閑雲孤鶴が棲まう場所。
一階のアトリエの他に、二階にはバーカウンター付きのLDK。
いまでこそにぎやかな居宅だが、
子女のためと買い上げた名家の手が入るまでは、
『出る』という噂もあったらしい。
ご案内:「月夜見真琴の邸宅 その一室」に修世 光奈さんが現れました。
■園刃 華霧 >
今日は、友人をこの邸宅に招待した。
といっても、場所を教えただけなのだが……
一応、ハウスキーパーにも話を通しておいたので、
来れば問題なくこの自室に通されることだろう。
……正直、人を呼ぶことなど初めてで少し戸惑うところがないわけでもない。
「……光にゃん、道に迷ったりしてないよな……?」
落ち着かない。
■修世 光奈 > 「えーっと……ここ…だよね。
うわあ…何か緊張する…」
てくてくと、待ち合わせ時間に余裕を持って一軒の邸宅の前にやってきた光奈
静かな森の中に、まるで最初からそこにあったかのように自然な家が建っている
少しだけ…来る途中、分かれ道で立ち止まってどちらの道か迷いはしたものの。
そこは普段、探し物で街を駆けまわっている光奈だ。
場所を教えてもらっていれば方向感覚は抜群であり、苦も無くたどり着けた
しかし…会いに行くのは友人なのだが、どうにもこのしっかりとした作りは中々入りづらい
と、思っていたところにハウスキーパーさんに声をかけられ。
話は通しておいてくれたのか、スムーズに目的の部屋へとたどり着けた。
「キリちゃーん、来たよー!開けて良い?」
一応、この部屋に居ることはわかっているけれど。
親しき中にも礼儀あり、だ。
外から声をかけて、軽く3度ノックをしよう。
■園刃 華霧 >
彼女にあてがわれた瀟洒な一室は、元々の家主の感性を感じさせる珠玉の部屋でもある。
備え付けてあったベッドと、華美になりすぎない程度の品の良さを保ちつつ豪奢さも持ち合わせた調度品。
元々そこにあっただろうと思われる品々の中にただ一点。
似つかわしくないプラモデルが佇む。
美少女デザインのそれは、部屋の主にどこか似た顔つきをしている。
その中で、一人ソワソワしている部屋の主は……
「ァ―……っと」
聞き慣れた声と、ノックの音を聞く。
急に落ち着きを取り戻す。
「おっけー、大丈夫だヨー。入ってチョーだイ!」
元気いっぱい、返事を返した。
■修世 光奈 > 元気な返事が返ってくれば、遠慮なくドアを開けて中へと入る
「お招きどーも。…おぉ………きれーな部屋ー…」
少しおどけて笑いながら入っていけば
まず目に入る調度品に感心した声を漏らして
(…ん?キリちゃんの人形…?)
ただ、部屋を見渡すと…違和感というか。
つい目に着いたプラモデルをじ、と見つめるが、まずは挨拶だと一度目線を外し
「やっほ。キリちゃん。いやー、すごいねー…
あ、よかったらお菓子とか持ってきたよー」
簡単な荷物が入った小さめのカバンを抱え。
気を遣ったわけではないが、お土産に何かあった方がいいかなー、とお菓子を持ってきたのだ。
常世チップスうすしお味と溶けにくい棒状チョコ菓子が2袋入った箱。
それをカバンを開くことで見せて。
「ごめんね、無理言って。一回キリちゃんが住んでるところ見たくってさー」
何度かこうして会ってはいるが、まだまだ知らないことが多い友人だ。
生活している空間を見れるのは、とても嬉しい。
にこにこしながら、どこに居ればいいかな、と視線を揺らして。
■園刃 華霧 >
「ヤー……まァ……アタシは、ちょっト落ち着かナいんダけどネ。
なンか色々アって、部屋借りルこと二なってサ」
たはは、と珍しいなんとも言えない笑いを返す。
一番困惑しているのはこの部屋の主かもしれない。
「お菓子? お、いいネいいネ。
適当に座っ……ルとこモあンまなイんだヨね。
えーット、そこカその辺に座って」
そういって指し示したのはキングサイズのベッドと、
部屋にポツン、と置かれた座っただけで人を駄目にしそうな高そうな一人用ソファ
ちなみに、本人は……床に座り込んでいた。
■修世 光奈 > 「色々………危ない事…じゃなさそうだけど…かなーり豪華だよねえ」
笑みから見るに…困惑してはいるが、友人は元気そうだ
部屋をまた少し見渡してからにこ、と笑って
「へへへー、何か食べるモノあった方がいいかな、って。
うーん、キリちゃんがそこに座ってるのに、わざわざそっちにはいけないかなー
それにあれに座ったら立ち上がれなくなりそうだし!」
と言って、同じく床に…対面になるように座り込む
今日の光奈は…スカートではなく踝くらいまでのベージュのズボンに白のシャツ、上から派手すぎないチェック柄の上着を羽織っている
どこかボーイッシュというか、歩くことは予想できたためか動きやすい服装だ
「で、えっと…例の人、どう?見つかった?」
はふー、と落ち着けば。
気になっていたことを早速聞いてみよう
■園刃 華霧 >
「ン。風紀委員の先輩が住んデる家でサ。
あァ、今日はアトリエに引っコンでるンだけど。
で、まァ……たマたま、部屋貸してモらウことになっタの」
アブナイこと、なんていわれたからとりあえず経緯を説明する。
まあ別に隠すこともないから、事実を伝えるだけ。
「ァ―……なら、ベッドに座ル?
まあ、光にゃんがソれで良いナらいいケど。」
目の前に座り込む相手に、提案する。
別に床に座っているのは趣味……というか、落ち着かないから、なだけなので
付き合わせるのもちょっと悪い気がする。
「アぁ……うン。
例のヤツ、な。見つカった。」
一瞬ちょっと考えつつ、返答を返す。
■修世 光奈 > 「ほへー…まあ、風紀委員って結構お金貰ってそうだもんねー。
なんとなくだけど…」
危険な分、そんな印象…というかカレがお金について言ってくれたこともあったためそう思っていて。
ふんふん、と頷いてから
「いーのいーの。下手に椅子に座るより落ち着くしさ」
むしろ、自分だけ高い視点の方が少し話しにくい。
だからにこ、と笑ってこれでいいよ、と頑なな姿勢を見せて
「おぉ…、…一応、しいちゃんの情報を見直してさ。名前はこれかなーっていうのがあったんだけど…
会った?ええと………どんな人だった?」
まだ確信は得ていないが、アタリは付けている
もし、友人が会っているなら…印象を聞いてみようとする。
■園刃 華霧 >
「ンー、あの先輩の場合、元々金持ちッテ感じダけどナ。
ま、いっか。」
一級監視対象なんて物騒な名目がついているあの人物が、
いま風紀委員でお金をもらってるかどうか、というとよくわからない。
まあいいか、と流してしまう。
「ン、ならマぁ……じゃ、ソっちの話、な」
いいの、といわれたのでじゃあいいか、と思い直す。
まあ今日の本題はそっちだしな。
「アタリついてンのね。流石、光にゃん。
じゃ、答え合わセから行こッカ?
名前は、レオ・スプリッグス・ウイットフォード。」
此処から外れてたら、まあちょっと寂しいしまずは確認
「……で、まァ……どンなヤツ、か……ンー……」
さて、どう話したものか、と少し考える。
■修世 光奈 > 「あ、そっか…まあ、うん。とりあえず感謝しとく!」
いいお部屋をありがとー、と直接関係は無いがお礼の念を送ってから
早く答え合わせをしたくて、身体をゆらゆら揺らす
「おー。…レオ、としかわかんなかったけど、そんな名前なんだ
とりあえず合ってそうだね!レオ、レオくん?かぁ…」
自分の若干不確かな情報と、実際に会った友人の情報を突き合わせて合致するなら。
自分の不確かな情報が補足され、確実なものとなる。
判明した名前に、ふむふむと頷いてから
「……………」
友人が悩む姿には、深刻そうな顔
勿論、この友人が悩む姿を見せるというのは、光奈からしてみればそこそこの重大事だ。
ただ、それだけではなく……
「そ、そのー……えっと、思ったより、ヤバイ人だった…とか?
風紀ではそれを隠してたり…」
とある事情から、まだ見ぬ相手への疑念は更に募っているのだった。
■園刃 華霧 >
「ヨシ、間違ってなカったカ。
そーネ。レオ、でいイんじゃナい?」
鉄火のなんちゃら、とかは知ってるのかな、などと思いつつ…
次の問いかけには
「ァ―、うン。なンて言えばいいか、ナ。
ヤバいっちゃア、ヤバいンだけど…んンー……」
どこまで何を話すか、というその一点につきる。
厄ネタもそうだし、アレな話も…
■修世 光奈 > あくまで光奈が見れるのは、神樹椎苗の単純な邂逅歴のみだ。
それ以上覗くのは…流石に、はばかられたため。
「うーん、でも、初対面でいきなり呼ぶと怒られるかもだから、それはやめておこうかな…」
流石に、初対面で警戒されるのはとても好ましくない。
何せ、からかうためでも冷やかしでもなく協力してもらう相手の情報なのだから
「あ、えと、話せないことばっかりだったら無理に話さなくてもいいよ?
なんだろう、優しそうーとかそういう印象だけでも全然大丈夫だし…風紀同士でしか話せないこともあるだろうし
こう、敵対的?じゃなければ…」
こくこく、と頷く。
機密に関連することだろうか、と。
確かに考えてみれば、風紀委員の情報をおいそれと漏らすのはどうなのだろう、とも。
だから、印象だけでも聞いておこうとする。
■園刃 華霧 >
「ァ―、イや……人物像ってコト込で言えば……
なンだ。犬って感じ?
多分、レオ、で別に良いと思うヨ」
呼び方、という点に関してはまあそれでもいいだろう。
そもそも些細な問題だ。
で……んー……まあ……光にゃんなら平気……いや、しかし……
「あー、機密ってイうノは特にナいんだケど……
ンぁー……もう、良いカ!」
悩んだ末に、爆発する。
もういい、知ったことか。
「えっト、まァまず、うン。
基本的には、いいヤつ……ってーカ、なンだ。
人が良すギて、ダメに成ったヤつって感じダ。」
■修世 光奈 > 「いぬ…………あー……」
何故か納得する光奈。
閲覧したのは、その相手の名前だけだが。
彼に対する印象は…ある意味、色々と知っている
その印象と、犬、というのは妙にしっくりと来た
「い、いいの?
…まあ、誰にも聞かれてないだろーけど…。
そっか。…人が良すぎて、ダメに…」
ふんわりとだが、人物像がある程度固まってきた。
「ごめん、キリちゃん。そーいう人柄的なところ…少し知ってたんだけど、私も答え合わせしてた。でも…大体合ってるね。
けど、それなら…大丈夫そうかな?………ただ…まずってことは、まだ何かある?」
ぱん、と手を合わせて謝罪のポーズ。
先程と同じように…光奈の中で、その人物像が合致するかどうか答え合わせをしていたようだ。
ただ、人が良い、だけでは終わらず…友人は、まず、と言ったから。
何かあるのだろうかと姿勢を正し、ごくりと唾を呑んだ。
■園刃 華霧 >
「ン、しぃかラなんか聞いてタとカ?
別に謝ンなくていイよ。ちゃンと調べンのがオシゴトだロ?」
ごめん、と言われれば……まあ別に気にしてないし、と返す。
それにしても、犬ってのは変わらない評価なんだなー。
「ァー……ンー……
悩む方と、ダメな方と、どっちから聞きたい?」
いいニュースと悪いニュースがある、みたいな口調で聞く。
しかし、どっちもバッドニュースなのはいかがなものか
■修世 光奈 > 「それはそうだけどさ…うん。大体そんな感じ」
会えたらレオ…くん、にも謝っておかないと、と
調査のためとはいえあまり人のプライベートなことを覗くのは気が引ける
…もちろん、どうしても必要となれば見たり聞いたりするのだけれど
「な、なにその2択…
じゃあ、えっと…ダメな方から!」
悪い選択肢ではあるが、聞かないわけにもいかない。
若干たじろぎながら、順番を選ぼう。
ぽつ、と呟きながら…覚悟が決まった顔で言葉を待つ
■園刃 華霧 >
「えーット……ほラ。しぃの知り合いってノは聞いてルよな?
んデ、だ。いヤ、そのナ。
まァ、その自由……ダとは、思うンだけド、さ。」
いいながらも、言いよどむ。
そりゃ、なあ。
■園刃 華霧 >
「……好きって言っタ……トか
キス、しタ……とか…ナ」
■園刃 華霧 >
思わず、二人きりの部屋なのに、こそこそ話になる。
いやだって、さあ?
「…ト、まァ……本人の口から聞いテ、な。
なンてコメントしていいノか、サ……?」
■修世 光奈 > 「…………あ、あー…………ぁ―――……………
それ、自分で言ったんだ………………」
一応、それも聞いている情報ではあった。
けれど。
けれど、だ。
先程のすり合わせと同じく…情報の確実性が更に更に高まっていく。
万が一、億が一あり得るかもしれなかった、椎苗の思い過ごしや勘違いというセンは完全に消えてしまった
「………………わかるよ、キリちゃん。そのー、うん……何て言えばいいか、困るよね
そのー…レオ…くん、悪そうな雰囲気とか、情報集めてる感じだと、無さそうだから、通報!って感じでもないし…いや、見た目的にはあれなんだけど…」
こそこそ話に付き合って顔を突き合わせる。
光奈も珍しく言葉を濁している…。
二人のプロフィールから、キスシーンを想像するだけで風紀委員がダース単位で出動しそうな感じだ。
けれど、性格などを聞く限りではとても真剣で…そういった嗜好は無いように思えなくもない、微妙なところだった
「じゃあ、えっと、ダメな方は…?」
■園刃 華霧 >
「まー、見方を変エりゃ……そコ、誤魔化サずに話す辺り、クソ真面目で
素直ナんだろーサ。
自分のヤってルことノ意味ッテのもワかってルっぽカったシな」
それで誤魔化さないのであれば、よっぽどの馬鹿か。
さもなければ、素直な馬鹿だ。
まあ、後者だろうと当たりをつけている。
「デ。そウ、な……コッチのガ深刻なヤつ。
さっきサ。お人好しでダメになッタ、って言ったデしょ。
ンー……こッカらは、流石にアレだからボカすトコはボカすよ?」
まずは前置き。
此処からはそこまで深堀りしていないにしても、だいぶプライバシーに足を突っ込んだ話だ。
なに? 好きだのキスだの?
それは知ったことか
「光にゃんはサ。多分、アイツの力、のことヲ知って探しテたんだろート思うんダけど。
……今のアイツに求めンのはよくナいかもシんない。
アイツが言う通リ信じルなら、確かに『不死を殺す』力、とやラを持ってルっぽいンだけどサ」
■修世 光奈 > 「…確かに、そーだね。真面目じゃなきゃ、とっくに風紀とか追い出されてるだろうし…」
ルールもまたしっかりとあるのだろう。
目の前の友人は、色々眼を付けられていそうだけれど、結局は一線を守っている印象だ。
その一線すらわからないような人ならば、もう風紀という肩書はないだろう
「うん。もちろん。
キリちゃんにとっては仲間でもあるもんね。秘密にしていることは秘密でいーよ」
こくこく、と頷く。
それを無理に聞き出そうとしたりはしない。
…まあ、キスだのは此方も知っていたので、のーかうんとということにしておこう
「……不死を殺す力。…そっか。それは…確かに、手段の1つ…というか、手札になり得るね。
…けど、求めるのが良くないってことは…何かデメリットがあるとか?」
強力な異能にはデメリットが付いている事が多い。
事実、光奈のカレも…眼が良い代わりに、それが仇となることもある。
そして不死、という法則のようなものを捻じ曲げるのなら…デメリットも大きいのでは、と予想できる
真剣な光を眼に宿しながら、先を促してみよう
■園刃 華霧 >
「マ―、だいぶ緩い気はスるけドね、その辺は」
にひ、と笑う。
なにしろ、抜け道はそれなりにあるわけだ。
と、それは余談だからおいておこう。
「ンー、デメリットってイうか……そうイうンじゃナくて、な。
簡単に言うト、だ。
アイツ、自分の力のせイで不安定な感じ二なってンのね。
詳しいトコは、余計な情報ナしに直接、見て聞イて知った方がいイかもシんなイけど……
どースる?」
この辺は、光にゃんのポリシーだったり考え方だったりするところも関わるだろうから
とりあえず聞いてみる。
勿論、聞かれれば自分の言えることは全部言うつもりだ。
■修世 光奈 > 真面目、というのは語弊があった、と思いながら話を聞いていく。
「不安定………。………うーん……」
どうしようか。
聞くことは簡単だ。
どーする、と言ってくれたことから…聞けば、この友人は答えてくれるだろう。
「…じゃあ、教えて?もしかしたら、風紀委員同士じゃないとその辺は話してくれないかもしれないし
…もしも、に備えて色々知っておきたいから…」
じっくり、考えてからそう返そう。
「でも…えっと、それで、キリちゃんレオくんの関係が悪くなったらごめんね?」
プライベートな事に踏み込むのだから。
もしかするとそうなるかもしれないと…先に謝っておこう。