2021/01/06 のログ
夢莉 >  
「ん-……
 オレは普通の方法で入った訳じゃねぇからなぁ。
 教科書やらは向こうから送られっし……

 上履きとかカバンとか……ここは制服製じゃねぇけどブレザーやらは確か売ってたっけな」

ん-と悩みながら、思いつくものを上げていく。
ただマジメに通ってる訳じゃねぇからあまり思いつかねぇ。
こういう時は……

「…うし、カナに相談しよ。
 ニーナも知ってる奴に聞いてみてくんねぇか?
 んで、メモ取って一気に買うか」

にっ、と笑う。
ま、何か必要になっても後から買やいいし。

「そんじゃ…‥ちゃんと手続きもしねぇとな?
 ガッコ行く事になったらオレの後輩って事にもなるか」

常世学園での学年なんて、割とあってないようなモンだったりもするけど。
でも後輩は、後輩だ。
それ以上に娘だけど。

…もしかしたら数年後には学年追い越されるかもしんねぇな、なんて少しだけ危機感を覚えた。

「……うっし!
 それじゃ入学前に…ぱっと遊ぶか!
 そういやカラオケとかもニーナとは行ってねぇもんな。寒くなったら、外の遊ぶとこにも連れてってやるよ」

明日は、オタノシミだ。
1日中ニーナと遊び倒してやろう。
ウチの連中に土産も買って……サラにも何か、用意してやるか。
暇してるだろうし、な。

ニーナ > 「わたしも、そう……なる?」

これまでの経緯で、自分が特殊な自覚はある。
でも夢莉ともちょっと違うような気はしている。

「……知ってる人……わかった、聞いてみる」

カナに聞けば大丈夫……なんだろうか、どうだろう……。
といっても連絡出来る友人はほとんど居ないが……。
とりあえず公園にでも行ってみるとしよう。
時計も……こっそり……?

「こうはい?聞いたこと、あるような、ないような」

誰かが誰かに言っていたような気がする。

「カラオケ?わかんないけど、遊ぶ」

読めるようになったカタカナを思い浮かべ、眩しい街で見たような気がするな、などと思った。
もちろんその中身までは分からない。

知らない単語ばかりだけど、夢莉なら教えてくれるだろうし、
楽しそうに言うならきっと楽しいことなんだろう。そこに疑いは一切無い。
抱きしめられたまま、にこりと笑った。

夢莉 >  
「思い切り歌える場所だよ」

カラオケが分からない娘にそう言い明日のスケジュールを思い浮かべて。
年甲斐もなく、少し心が躍った。

「さーっ、てと……んじゃ、そろそろメシにすっか」

最近、色々と…‥不安や思う事はある。
けど、時には忘れて気分転換する事も大事だ。
いつまでも悩んだ所で解決しないものを、悩んでも仕方ねぇんだから。

取り合えずは、メシだ。
そんで、風呂。
リフレッシュをして…明日へ向かおう。

ニーナ > 「はーい」

少し暖かくなりすぎたかもしれないぬくもりから離れ、色々な期待を胸に、明日へ。

ご案内:「夢莉の自室」から夢莉さんが去りました。
ご案内:「夢莉の自室」からニーナさんが去りました。