2021/01/06 のログ
■夢莉 >
「ん-……
オレは普通の方法で入った訳じゃねぇからなぁ。
教科書やらは向こうから送られっし……
上履きとかカバンとか……ここは制服製じゃねぇけどブレザーやらは確か売ってたっけな」
ん-と悩みながら、思いつくものを上げていく。
ただマジメに通ってる訳じゃねぇからあまり思いつかねぇ。
こういう時は……
「…うし、カナに相談しよ。
ニーナも知ってる奴に聞いてみてくんねぇか?
んで、メモ取って一気に買うか」
にっ、と笑う。
ま、何か必要になっても後から買やいいし。
「そんじゃ…‥ちゃんと手続きもしねぇとな?
ガッコ行く事になったらオレの後輩って事にもなるか」
常世学園での学年なんて、割とあってないようなモンだったりもするけど。
でも後輩は、後輩だ。
それ以上に娘だけど。
…もしかしたら数年後には学年追い越されるかもしんねぇな、なんて少しだけ危機感を覚えた。
「……うっし!
それじゃ入学前に…ぱっと遊ぶか!
そういやカラオケとかもニーナとは行ってねぇもんな。寒くなったら、外の遊ぶとこにも連れてってやるよ」
明日は、オタノシミだ。
1日中ニーナと遊び倒してやろう。
ウチの連中に土産も買って……サラにも何か、用意してやるか。
暇してるだろうし、な。
■ニーナ > 「わたしも、そう……なる?」
これまでの経緯で、自分が特殊な自覚はある。
でも夢莉ともちょっと違うような気はしている。
「……知ってる人……わかった、聞いてみる」
カナに聞けば大丈夫……なんだろうか、どうだろう……。
といっても連絡出来る友人はほとんど居ないが……。
とりあえず公園にでも行ってみるとしよう。
時計も……こっそり……?
「こうはい?聞いたこと、あるような、ないような」
誰かが誰かに言っていたような気がする。
「カラオケ?わかんないけど、遊ぶ」
読めるようになったカタカナを思い浮かべ、眩しい街で見たような気がするな、などと思った。
もちろんその中身までは分からない。
知らない単語ばかりだけど、夢莉なら教えてくれるだろうし、
楽しそうに言うならきっと楽しいことなんだろう。そこに疑いは一切無い。
抱きしめられたまま、にこりと笑った。
■夢莉 >
「思い切り歌える場所だよ」
カラオケが分からない娘にそう言い明日のスケジュールを思い浮かべて。
年甲斐もなく、少し心が躍った。
「さーっ、てと……んじゃ、そろそろメシにすっか」
最近、色々と…‥不安や思う事はある。
けど、時には忘れて気分転換する事も大事だ。
いつまでも悩んだ所で解決しないものを、悩んでも仕方ねぇんだから。
取り合えずは、メシだ。
そんで、風呂。
リフレッシュをして…明日へ向かおう。
■ニーナ > 「はーい」
少し暖かくなりすぎたかもしれないぬくもりから離れ、色々な期待を胸に、明日へ。
ご案内:「夢莉の自室」から夢莉さんが去りました。
ご案内:「夢莉の自室」からニーナさんが去りました。