2021/02/21 のログ
ご案内:「落第街のどこか――廃墟」にシャンティさんが現れました。
■シャンティ > 「さ、て……常世、学園……の、みな、さん……今宵、始ま、るのは……ふふ。 落第、街……いえ。『蜥蜴』、と……風紀、委員……いい、えぇ……風紀、委員……特務、広報部……の……命、がけ、の……争い……よ、ぉ……」
崩れかけた、かつて観客席であったろう場所の、すぐ横。見る影もない、舞台脇にぽつん、と置かれた椅子に女は座っている。
「ふふ、で、も……本質、は……ふふ。男の子、たち、の……意地、と、意地、を……かけ、た……可愛い、じゃれ、あい……」
くすくす、と女は愉快そうに笑う
「あぁ……『英雄狩り(ヘルデンヤークト)』……だった、かし、らぁ……? ふふ。好き、よねぇ……男の子……って、そうい、うの……」
音も立てずに、女は立ち上がる。
「さ、ぁ……舞台、の……幕、は……あが、る……わ、ぁ…… みな、さん……ご照覧、あ、れ……阿鼻、と……叫喚、と……ふふ。血と、汗、と……涙、の――闘争、の……劇、をぉ……」
腕を広げ、まるでそこに観客がいるように……幕揚げを告げた
■シャンティ >
「……それ、では……安寧、を……むさ、ぼる……みな、さま……鉄火、に……身を、ささ、げ、る……みな、さま……誰、も……彼、も……みな……ふふ。今日、の、こと……記憶、に……刻、んで……くだ、さぃ、ねぇ……?」
くすくすと笑いながら、女は迷いなく歩き始める
「折り、目……正し、い……舞台、劇……に、は……な、い……狂気、の……世界、を……見て、いって……ふふ。よけ、れば……あな、たも……参加、して、いって……くだ、さぃ、なぁ……? ほら、ぁ……貴方、も……貴女、もぉ……あは、あはは……あははははは……」
女は静かな哄笑を響かせた
■シャンティ >
「で、は……私、は……ふふ。舞台、の……様子、を……整え、にぃ……裏、に……まわ、らせて……いた、だき、ます…ね、ぇ……?」
くすくす、と笑う
「あぁ、あぁ……ふふ、急ご、しら、え……だった、けれ、どぉ……ちゃぁ、んと……喋って、くれ、た、わ、ねぇ……あは、あはは……さあ、さ……だぁ、れも……来な、い、なら……ふふ。『蜥蜴』さん、の……勝ち、かし、ら……ね、ぇ……?」
■シャンティ >
「ん……あっち、も……順調、ねぇ…… ふふ。人、は……空、を……普通、は……飛べ、ない……勿論、異能、や……魔術、を……使え、ば……別、だけ、れ、ど、もぉ……な、ら……空、から……攻め、るのは……悪く、ない、わよ、ねぇ……?」
くすくすと笑みを深めていく
「せっか、く……兵器、とし、て……作ら、れた、の……です、も、のぉ……全う、させ、て……あげ、ない、と……ねぇ……?」
こつりこつりと、客席の階段をあがっていく
■シャンティ >
「あ、らぁ……大御所、の……登場、ねぇ……? で、は……仕掛け、が……そろ、そろ……必要……か、しら、ぁ……?」
小さく首を傾げる
「ぬがつふ うるがん あぐ えいうるる うふろつく うはぬうるぐむ いうるぐぬふ……」
小さく、小さく……意味の通らない言葉を紡ぎ始める
■シャンティ >
「さ、て……仕込み、は……上々……あと、は……ふふ。成り、行き……まか、せ……あ、は……」
ふわり、と……女の体が浮かび上がった
「さ、ぁ……後、は……役者、に……おま、か、せ……ふふ。此処、は……さよ、なら……よぉ……」
開けた黒い空へと女は飛んでいく
「イカロス、に……なら、ない……よう、に……しな、いと……ね、ぇ……では、では……みな、みな、さま、ぁ……さよう、な、らぁ……」
くすくすと、廃墟の劇場に笑い声だけが木霊していた
ご案内:「落第街のどこか――廃墟」からシャンティさんが去りました。