2021/11/27 のログ
霧島 孝介 > 「は、はは、同じ、だね」

美子は何故こんな恥ずかしいことをさらっと言えるのだろうか。
赤い顔色を元に戻そうと、深呼吸をして息を整える。
自分も自分で、彼女という沼にハマってしまっていて、すっかり共依存的な関係になってしまっっている
あと老夫婦への自慢をするのであれば、顔を真っ赤にしつつも止めはしないだろうか。

「よし、えらいぞ」

ぽんと置いて落ち着いたら、そのまま頭を撫でて褒める
テンションを上げるのはほどほどにしようと、付けくわて言って
餌やりの方に意識を向けて

「おぉ、確かに楽しい!すげぇ」

笑いながら、餌に食いつく魚を見て笑顔になって

「本当だ、なんか美子みたいな魚だなっ」

茶色く、小さな目が鋭い魚。
その目つきとは裏腹に黒い魚と仲が良いのか、一緒にパクパクと餌を食べていて
容姿が隣の女性と似ている気がして、そんなことをいう。

「あっ………うん、そ、そうだね…」

俺達みたい、という言葉と同時に魚同士が小さくなった餌に同時に食いつく。
その光景がキスをしたような形になって、少し顔を赤くする。
餌を食べ終えた魚は二匹一緒にどこかへと行ってしまったようだ

高梨美子 > 同じ、そんなふうに言ってもらえたら
嬉しくて、目元に朱を作って深呼吸する孝介を黙って眺め
恐らく、少しでも離れたら「孝介成分が足りない」なんて言い出すだろう
そうして、老夫婦に彼氏です、と自慢げに報告して
更に生暖かい視線を集め。

こんな夫婦になれればいいとも、考えた。

「うへへ、ありがとー」

頭に頭をおいてもらって、テンションを落ち着けたら
撫でてもらって、うれしそうに目を細めて、付け加えられた言葉にも頷いて
同じ様に意識を餌やりに向けた。

「楽しいよなー、ここにつれてきて貰えて良かった」

笑顔になって餌やりをする様子を眺めていたけど
美子みたい、とも言われたら、じーっとその魚を眺めて
たしかにと頷いた。

「うひ、キスしたぜ?」

小さくなった餌に同時に食らいつく光景は
こっちからもキスに見えて、嬉しそうな雰囲気を放ちながら
一緒にどこかへと行ってしまった二匹を見送る。

「……後でキスしよ」

耳元に口を近づけて囁いたら、自分の餌も全部あげて
孝介の手を取って、再び歩き出すだろうか。

霧島 孝介 > 美子と一緒にいると、心臓が動きすぎて寿命が縮んでいる気がする。
そんなことを考えつつも離れることはせずに一緒に寄り添うつもりでいて
老夫婦に自慢げに報告する光景を見れば、生暖かい視線を集め、色々と諦めた。

「はは、俺もそんなに喜んでくれて嬉しいよ」

美子の言葉に、更に笑顔になって
ネットのおすすめデートスポットの記事に感謝する。
デート場所に疎い自分にはああいうのは大いに助かる。

「あっ、だねっ…」

魚が餌を取り合っていると思っていたが、美子から直球で言葉が飛んでくれば
意識してしまって少し顔が赤くなる。
一緒にどこか行く様子を見送りつつボーっとしてれば

「んっ…じゃ、じゃあ、あ…そこ行く?」

美子の耳打ちに身体がゾクっと反応して、手を取って歩き始めた美子に
次の行き先を提案する。
指差したのはクラゲコーナー。浮遊種のクラゲが様々な色を放つ神秘的なコーナーだが
薄暗いため、カップルが密かに接触するにはうってつけの場所だろうか。

高梨美子 > ふへへ、と生暖かい視線を集めながら
色々と諦めている孝介に気づかないまま
照れくさそうに笑って頬を掻いて

「んもーめっちゃ楽しい。孝介に感謝だな」

笑顔を深める孝介を見ながら
こっちも笑みを向けて、笑いあったら
魚が餌を一緒に食べ、どこかへと行った方へと顔を向けて。

「うん、いい感じのカップルだったな」

少し顔が赤い孝介、それを見て首を傾げたけど
さっきの二匹の行動に感化されたのか
孝介の耳元に口を近づけて囁いて。

「……うん」

孝介の手を取って歩き始めたら、行き先を提案してくれて
提案された場所はまさにうってつけの場所で
まずはクラゲたちの放つ色に感動して感嘆の声をあげたけれど
すぐに壁際まで孝介を誘導しようともして。

霧島 孝介 > 「いいってことよ
 でも、まぁ、次は美子の番な?」

次のデートは美子に行き先を決めて貰おうと考えつつ
餌もすっかり無くなって「楽しかった」と小さく呟く

「魚にカップルってあんのかな…?
 でも仲良さそうだったよね」

ちょっと現実的なことを言うものの
感化された美子の囁きと行動は止めることはできず
それなら受け入れようかと提案した場所へ
 
「あっ…ちゅー、する?」

薄暗い場所に着き、神秘的な音楽とクラゲが漂う中で
壁際にまで誘導される。
体勢的には美子に壁ドンをされている形になるか。
少し強引ぎみな彼女にドギマギしながら、キスをするか、小声で聞いてみて

高梨美子 > 「俺?う、うん……頑張るな?」

こんなに楽しい場所が他にあるだろうかと
考えつつも、気合を入れて次の場所を考えようと誓う
でも、次いだ言葉には少しジト目。

「夢無いこと言わないのー
 うん、めっちゃ仲良かった」

すぐにジト目もなくなって笑顔を浮かべて
クラゲが神秘的に漂う空間へと向かい
孝介を壁際まで誘導したら、孝介の顔の横の壁に手をおいて

「……少しだけ、いい?」

こういう場所だし、ハマりだしたらきりがないから
顔を朱に染めながら頷いて、ゆっくりと顔を近づけていく
そうしたら、啄むようなキスを求めて。

霧島 孝介 > 「へへ、期待しているよっ」

どんな場所に連れて行ってくれるんだろうなーと
もしかしたら野球の試合なんかに連れて行ってくれるかな、など
期待を膨らませる

「え、ごめん?」

夢がない事とは思っていたが、ジト目で見られたら流石に謝罪するしかなかった
そして、美子の方が優位に立つ形で壁に手を置かれれば

「…んっ」

言葉には返答はせずに、その顔に自分も顔をゆっくり近づけて
唇を触れさせる。啄むような軽いキスを何回もして、彼女の腰と背に
手を回せば、身体を密着させて、少し情熱的に抱擁する。

高梨美子 > 「もー、あんま期待かけんなよー」

すぐにデートスポットが出てこないのは
あまり同性と絡んでこなかったせいだろうかと
考えつつ、すぐにどこに行こうかと考え始めたけど。

「いいけどさー
 そういう孝介も好きだし」

そう言いつつ、壁に手をかけて孝介の瞳を
眼鏡越しに眺めて、高鳴る鼓動を落ち着けるように息を吐いて。

「……ん」

唇が触れ合って、その温もりを感じ取れたら
それが凄く嬉しく、何度も何度も啄むようなキスを繰り返して
そうして、手を回されたなら身体が密着して。

「ん……ぁ」

これ以上、してしまうと孝介がもっと欲しくなってしまう
でも、情熱的な彼に胸が高鳴っているのも事実で。

「ふ、む」

舌を出しそうになって堪えて、ゆっくりと顔を離して
顔を真赤にさせながら、代わりにと首筋に顔を埋めて。

「ん……ちゅ」

痕を残すように、強く吸い上げようとして。

霧島 孝介 > 考え込んでいる美子にこれ以上プレッシャーはかけないようにしつつ
密かに楽しみながら、期待の眼差しを向ける

「…もう、すぐ好きっていうな、お前」

好きと言われれば顔を赤くして
そして、自分も美子の瞳を見つめて

「ちゅ…ん」

啄むようなキスを、応えるように何度も何度もして
身体が密着すれば、美子の柔らかさが伝わって、更に愛おしくなる

「んっ…あっ」

声を抑えて、舌を出して美子を貪りたい気持ちを何とか押し殺して
美子と同じタイミングでゆっくりと唇を離すが代わりに首筋に顔を埋められ、マークを付けられる。

「ん…美子のものだね」

暗くて見えないだろうが、痕はしっかり残っただろう
これ以上密着していると流石に怪しまれるだろうから、一旦離れて
順路の先にあるお土産グッズコーナーを見る

「…ぬいぐるみでも買う?」

そんなことを聞いてみて

高梨美子 > 期待の眼差しを向けられて、ぐるぐると頭を巡らせるけど
次いだ言葉には照れくさそうな笑みを向けた。

「やばい……口癖になってるかも」

それだけ孝介を好きなのだろうと
自分を納得させるけど、こっちもこっちで
顔を赤くしてしまって。

「……ふ、ん」

愛おしく、更に求めてしまいそうになって
慌てて理性で急ブレーキをかけたけど
どこか外れてしまって、首筋に顔を埋めてマークを付けてしまい。

「……ごめん、つい、やっちゃった」

これも癖になりつつあって
どうにか直さないと、と思うけど
治りそうにないなぁ、とも考えて。
そうして、一旦離れたら順路の先にあるお土産屋さんを見つけて。

「うん、買う」

聞かれた言葉に即答を返して
顔の火照りを冷ますために手で顔を仰ぎつつ
孝介の手はしっかりと握ってお土産屋さんへ。

そうしたら、色んな種類のぬいぐるみがあって
目を輝かせながらそれをあーでもないこーでもないと物色。
その中には、先程の二匹の魚のようなぬいぐるみもあって。

霧島 孝介 > 「いや、いいよ
 ありがとう」

素直なのも美子のいい所だ
照れている彼女の頭をよしよし、と少しだけ撫でてみようか

「んっ…いいよ、これ好き」

美子がブレーキを掛けてくれたことを嬉しく思って笑顔を向けてみて。
自分にとってはどの癖も愛おしいから治す必要はないのだが
彼女にとってはちょっとだけ深刻な悩みで治したいのかもしれない

恋人繋ぎをしてお土産屋さんに着けば、彼女の好きそうなぬいぐるみが沢山ある。
空飛ぶ鮫のぬいぐるみでも買おうかなと思っていたら、先ほどの二匹のぬいぐるみがあって

「…これ、二人で買ってそれぞれの部屋に飾らない?」

自分は茶色い魚、美子は黒の魚。
それぞれを自室に飾らないかと提案をしてみて

高梨美子 > 「えひひ、お礼言われちった……うひひ」

頭を褒めるように撫でてもらえて
満足気な顔をしながら

「そう?ありがとな?
 孝介ってば優しいよな」

いつもブレーキが壊れた車のようだから
たまにはブレーキを効かせたら孝介の笑顔が見れた。
だから普段はブレーキをかけようと思うけど
きっとそのブレーキはすぐに壊れる。

そうして、お土産屋さんに着いたら
空飛ぶ鮫のぬいぐるみもいいな、なんて思ったけど

「うん?あ、それ良い!そうしよ!」

孝介の提案を聞いたら嬉々として頷いて
早速と黒い魚のぬいぐるみを手に取り、孝介も手にとったのを
確認したら、早速とレジへと向かって。

「これください!」

またテンションを上げながら、店員さんへそう告げたら
無事に購入できて、袋に入れてもらって、袋をぶら下げて満足気。

霧島 孝介 > 「そんなことないよ
 美子の方が優しいじゃん」

満足げな顔をする美子。
ちょっと暴走気味になる美子。
そして、恐らく自分にだけは甘い美子。
全てが大好きで、それを受け止めようと考えてはいて

「ふふ、めっちゃ喜ぶじゃん…」

自分の提案に喜々とする彼女に、小さく笑いながら
自分も茶色く目つきが鋭い魚を手に取って、レジで会計を済ませる。
購入したぬいぐるみを手提げ袋に入れてもらい、彼女と同じように満足気。

「あ、そういえば、ショーなんかもあるらしいよ、見に行かない?」

そんな提案をすれば、美子の手を取り、恋人繋ぎをしながら歩き出す。
ショーも、その後のレストランも、何処でだって美子と一緒ならば楽しいだろう。

時間はまだまだある。
嬉しそうな彼女と一緒に、笑顔を浮かべながら、水族館を堪能していった―――

高梨美子 > 「そうでもないぜー?」

優しいと言われて、少しだけ照れくさそうにして
全てをぶつけられる孝介がいて
どれだけ幸せなんだろうか、なんても考えて
孝介のためなら何だって頑張れる気がする。

「うへへ、そりゃ、喜ぶって」

提案してくれたのが孝介で、しかもあのぬいぐるみ
だからこんなにも嬉しくて、手提げ袋を軽く揺らしながら
嬉しそうに笑って。

「え、行く!絶対行く!」

提案を受けたなら、またも喜んで鼻息荒くして頷いて
ショーもレストランも、孝介と一緒だからどこも楽しくて幸せで。

まだまだある時間に感謝しながら、孝介と一緒の時間に感謝しながら
水族館を存分に堪能していく。

ご案内:「空中水族館「星々の庭」 昼の部」から霧島 孝介さんが去りました。
ご案内:「空中水族館「星々の庭」 昼の部」から高梨美子さんが去りました。