2022/02/06 のログ
ご案内:「常世第三電波塔」にシャンティさんが現れました。
ご案内:「常世第三電波塔」に霧島 孝介さんが現れました。
■霧島 孝介 > 「なっ…にが可笑しいんですか…!」
狂ったような笑いに怖気づき、圧を感じながらも
負けじと下唇を噛みながら、問いかける。
そう、誰かを助けるのも、誰かを気付付けるのも自分の都合、自分のワガママ。
信念なんて、恰好付けた言い回しだ。
だけど、男の子には意地ってもんがある。
そこの電波塔で死んだ怪盗も意地を通して死んだのだろうか?
それは分からないが……
「か、可愛い…!?
な、なにから何まで…意味が分からないっ…」
細くて、しなやかで褐色の指が近付く。
指先でもふわっと甘い匂いがして、顔を少し赤くしつつ、一歩たじろぐ。
「…っ絶対いますよ。信じてます…!」
「あ、ありがとうございます…
っというか、俺は自分が正義なんて大した肩書乗ってるつもりありませんよ。
普通の…一般生徒で精一杯です」
希望に満ちた眼差しで、自分が過ちを犯したときに止めてくれる人物が現れることを信じて
自分を正義…と云った彼女には口を尖らせて反論する。
正義だの悪だの、そういうのに関われるほど強くもないし、経験もないし、偉くもない。
それこそ、そういうのは風紀委員の仕事だ。
■シャンティ > 「おかしい、から、よぉ? 青く、て……甘く、て……ふふ。とて、も……理想、的でぇ……そう、とても……愛ら、しい……か、ら」
くすくす、と女は愉快そうに笑う。決して馬鹿にするわけでもなく、ただただ、微笑ましく笑っているように
「素敵、よぉ……意地、も……理想、も……なに、も……か、も……ふふ。私、は……そう、いうの、だぁ、い、すき……」
変わらず、笑い続ける。人の生を見つめ、読む女は、ただ笑う。
「ふふ。君、は……不満、かも……いい、え。分、不相応、とか。思って、る、かも、しれ、ないけ、れ、どぉ……意地を、通す、の……って、大変、なの、よぉ……? いずれ、躓、き……溺れ、て……死ぬ、こと、だって、ある、しぃ? 彼、なんか、も……ねぇ? 」 「
そこで、少し、口を閉ざす。
「だか、ら……それ、を……意地、を。想い、を……通そ、う、とか。語ろう、とする、のは……ふふ。立派、な、もの、よぉ」
そこで、差し出していた人差し指を戻し、薄い自らの唇に当てる。
「ま、あ? 正義、悪、なん、て……言葉、は……その、人、の、色分け、だか、ら……忘れ、ても、いいけ、どぉ……ね?」
そして、くす、と笑う。
「そう、ねぇ……ふふ。たと、えばぁ……彼、に、手を、差しの、べら、れた、として……ふふ。彼、に……斬られ、た……人、の、身内、は……そん、な……許し、は……望ま、なかった、かも、しれない、わ、ね? ふふ。ああ――それ、なら……正義、も、悪、も……ない、わ、ねぇ……あ、は?」
くすくすと笑う。
「ふふ。そう、それ、だけ……の、オハナシ、だも、の、ねぇ……? ああ、それで……」
一瞬だけ、花に顔を向け
「お祈り、とか……して、いく、の?」
■霧島 孝介 > 「んなっ…!あ、あ、愛らしい!?」
まるで小動物でも観察しているかのような彼女の視線と言葉に
顔がまたも赤くなる。
何なんだこの人は!?相変わらず、掴み処のない言葉にワタワタとして
「…はぁ…」
意味深な言葉にただ唖然。
そこまで年が離れている感じはしないのだが、こうやって話すと
まるで妙齢の女性と話している気分になる。相手は美少女なのに。
「意地を通すのも大変…ですか…」
全くそんなことを意識したことなんて無かった。
自分が信じた道を、事を、やっていただけ、と思っていたが…
そうか、それが簡単じゃないから、難しいからここで彼は死んでしまったのか。
「……ありがとうございます」
彼女の言葉に、自分は礼を述べるしかできずに。
(……仮に俺の家族がダスクスレイに殺されたとして、アイツが目の前に居たら…)
自分は……
そんな事が一瞬よぎるが、それを振り切るように首を振る。
「…するつもりは無かったんですけど、しておきます」
彼女との会話に触発されてか、花の方へと歩み寄って
しゃがんで両手を合わせて、祈る
■シャンティ > 「ふふ……ふふふ」
くすくすと満足気に笑う。
「そう。それに、ね? やり、たいこ、と。望ん、だ、こと……を、して、いた……はず、なの、に……どこ、か、で……気づか、ない、うち、に……足、を、踏み、はず、して、いた、なん、て……こと、も……ね? そし、て……いつ、の、まに、か……手遅れ……なぁ、んて……ね? ふふ」
凶刃を以て思うままに生きようとしたはずの彼。何かを振り捨てて歩もうとした彼。しかしそれが結局、袋小路へと続く道行きを選んでいたように。
「お礼、なんて……ねぇ? 言われ、る、ほどの、こと、でも……ない、わ、よぉ……?」
くすくすと笑う
「ああ、でも――お礼、言う、くらい、なら……ふふ。一つ、だけ。質問、聞いて? 彼……たし、か……仮面、かぶって、た……って話、よ、ねぇ……どうし、て……だった、の、かし、ら、ねぇ……? ただ、顔を、隠し、た、かった? それ、とも……別、の……? 」
人差し指を唇に当てる。
「顔を、隠し、て……活動、する、人、は……なぜ、隠す、の……かし、ら、ねぇ……? 怖い? やまし、い? 自分、を……変え、た、い……? それ、とも……? ふふ。貴方、は……どう、思う?」
祈りを捧げ終わった少年に、女は問うだろう。
■霧島 孝介 > 「何なんですか…」
クスクスと笑う彼女に、こちらは余裕が無さげな様子。
これだけ気持ちに差が出るのは、ひとえに経験の差だろう。
何の経験かは、自分も良くは知らないけど
「…肝に銘じておきます」
その言葉を自分への注意と受け取って、息を呑む。
前に突き進むにしても、小石に躓いてしまい、道から堕ちてしまったら何もかも無駄になってしまう。
彼女の言葉を飲み込んで、一旦立ち止まって、俯瞰するのも重要だと心に刻む
「仮面を付ける理由…?」
彼女の言葉を聞いて、首を傾げる。
「あー…はは、簡単ですよ。
正体が知られたくないだけです」
祈りを捧げ終わり、そんな質問する彼女に笑いながら答える。
自分も正体がバレたくないから、ガスマスクを付けている。ただそれだけの事だ。
…まぁ、ガスマスクの事は口が裂けても言えないが
■シャンティ > 「ふふ。何、か? ふふ。かぁん、たん……私は、ね。人が、好き。人の、営み、が、好き。ありと、あらゆ、る……営みが、好き。だか、ら……君、も……愛し、てる、の、よぉ。ふふ。 だか、ら、オハナシ、する、の」
腕を広げ、どこか芝居じみた大げさな動きをする。
まるで、劇の一幕のように
「ふふ。失敗、も、成功、も……私、は……愛す、る、けど……ね?」
そのまま、息を呑んだ少年に、無邪気に笑いかけた。
「そう……それ、が、君の、答え、ね? ふふ。シンプル、で、わかい、やす、い、わ、ね?ありが、とう。さ、て……」
人差し指をまた、唇に当てる
「君は――もう、いい?」
■霧島 孝介 > 「人が好きって述語が大きすぎですね…
あ、愛してるって言葉はー…本当に好きな人に使った方がいいと思います、ハイ」
腕を広げて、まるで劇の一幕のような動作をする彼女にビックリしつつ
愛しているという言葉にはまた少し赤くなって、体温が上がる。
「え、お、俺の成功やら失敗を観察したって面白くないですよっ!
風紀委員とか、落第街にもっと面白い人居る、と…思いますよ」
無邪気な笑みにオロオロしつつも
自分よりほかに面白い人が居るだろうとジト目で返して
「……えっ?」
自分の答えに満足した様子で、そろそろ帰ろうかと考えていたら
予想外の言葉が飛んできて、固まる
■シャンティ > 「あら、あら……ふふ。落第、街? ふふ。そぉ、んな、とこ、ろ……この、島、にぃ……あった、かし、らぁ……? 記憶、違い……?」
くすくすと愉快そうに笑う。表向きには、存在しないことになっている街。歓楽街の奥深く。普通なら、行かない場所。その名前がさらりと出てくることに、笑う。
「ああ――いい、のよぉ……貴方、が……満足、なら……ね? だか、ら……もう、いい、の? それ、だけ」
どこか、固まった様子の少年に、ただ静かに言葉をかけた。
■霧島 孝介 > 「…ッ」
そうだ。
そうだった。
ガスマスクをかぶってから、落第街という存在が身近になっていた。
そんなものは存在しない。そういうことになっていた…が
(バレ…どうする!?)
心拍数が跳ね上がる。汗が噴き出る。
自分の正体がバレたのか。まだわからないが…どうする!?
「あ…えっ…いや…」
彼女の静かな言葉に、自分は動揺しすぎていて、どう返せばいいかわからず
ただただ、必死に言葉を探すが見当たらずに
■シャンティ > 「あら、あら、あら……あら、あら……ふふ……どう、した、のぉ……? 何、かぁ……まずい、こと、で、もぉ……?」
くすくすと笑う。
「困った、こと……あった、らぁ……いって、くれ、て、もぉ……いい、の、よぉ……?」
人差し指を、軽く眼前に持っていく
「それ、と、もぉ……言、え、な、い……?」
くすくすくすくす
薄い笑いが小さく響いた
■霧島 孝介 > 「……いや……」
息を呑む。
こんなところで口を滑らすなんて…いや、それにしても、なんて人だ…!
まるで悪魔のような笑顔に見える
「………困ったことなんて、ないです」
呼吸を整えて、人差し指を向ける彼女に真っすぐと告げる。
困ったこともなんて何もない。これは嘘ではなく真実だ。
「なので、そ、そんなに笑わないでください」
■シャンティ > 「あら、そ、ぉ? なら……いいの、だ、けれ、どぉ……ふふ。」
顔を覗き込むように動く
「まる、で……なに、か……悪魔、に……出会って、しまった、か……重大、な、失敗、した、か……み、たい、な。あぉ、い、顔に……脂、汗……みた、いに……感じ、られた、から……ね?」
笑いを、望み通り、収める
「ええ。心配、した、の、よぉ……?」
顔を戻し
「本当、に……大丈、夫……?」
心配そうに、なのか。奇妙な声音で問うた。先程と同じような静かな問