2022/02/26 のログ
■『調香師』 > 「んふ、ひひひ~」
そんな笑う声。驚かせたのも気にしてない程
時にそんな不注意を見せてしまう。自分だけの世界
「食べられるよ、飲めるよ。私はそういう機械
『人の為に』、私はそういう機械
一緒に食べると楽しいんだって。あんまりそういうの、しないけどね?」
貰ったチョコレートはどうしよう。嬉しいけれど、このまま置いておいてもいいのかと
■乱桜 ありす > 「ふふ……」
笑う声ににんまりと
嬉しそうで、楽しそうで、手ごたえをつかむような感覚。
「ん、それは良かったですよ
一緒に食べるのも楽しいし、手作りのを食べてもらったり作ってもらったのを食べたり、なんてのも楽しいですし。
あ、でも。取っときたいなら…開封してもしなくても冷蔵…もしくは冷凍でも半年くらいかな?」
多分、と自分のうろチョコ知識を口にして。
■『調香師』 > 「半年?そんなに置いてたら、人だったら忘れそうだね」
豆知識、手ごたえとしては微妙と言った所か
提案されても、さてどうしたものかとの考えは続く
「ありす様が私に用意してくれたもの
うーん。そうしよっかな。食べるの、すごく勿体ない気持ち
食べる事より感じる事、大事なの...かな?」
前にマスターに貰ったお菓子は、売り物故に楽しく食べるのが良いのかなと思ったけれど
手作りというものは、なかなかどうして判断に困る
悩み続けても、仕方のないことなのだけれど
助け船を求め、目線を向ける
■乱桜 ありす > 「冷凍庫なら2,3日に1回はふつうは見るらしいですよ。」
異能の関係で自分は見ないけれど
「感じる事のが、大事…かな?
ただ、どうしたいか、だともったいないのもわかるけど。
食べて感想、聞かせてほしい、です。
それに……もったいないと思ってくれるほど受け止めてくれたのが嬉しいんですよっ」
判断に困るなら、そっと自分の当初の希望はだすけれど。
それよりも、もったいないと思われるほど悩んでくれたのも、それだけ受け止めてくれたのも嬉しかったのだと、笑みを向けて。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から乱桜 ありすさんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に乱桜 ありすさんが現れました。
■『調香師』 > 「食べて欲しい。それが、お願い?」
内容を確認するように、繰り返して
そう尋ねたところで、あなたの意思は変わるまい
そして定められた方針に従う事、それは当然得意分野
「わかったよ!」
ニンフは告げる。口調だけは表情豊かに
彼女は梱包に手を付ける。丁寧にはがさなければ
ここでただの子供のように、破るなんてはしたない真似は見せません
きっと、最後まで難なくこなして見せる事でしょう
■乱桜 ありす > 「お願い…希望通りですね」
『お願い』ではなくてお願い
ここの差だけちょっと意識して。
梱包をはがす様子を微笑んで見つめている
二重の紙の包装は、完璧と言うほどではない物の丁寧に包まれたもので
破れにくいように内側だけ分厚い包装紙、その中に大きめの箱が入っていて。
箱自体は包装がその役目を果たしていたからか飾り気はなく、チョコの香りがより一層、それにミルクの香りも僅かに香ってくるでしょう。
■『調香師』 > 「コレ、全部作ったの?」
一般的に、これほどのものを渡されれば、
何らかの『気持ち』を勘ぐってしまいそうなものだが
ニンフは良くも悪くも、純粋であったというべきなのだろう
ただ苦労を想って、或いはその感謝を含んで、そう尋ねる
香りも高く、ここでも『にひひ』なんて声が漏れてしまう物の
ありすが求めているのはその先だ。ここで足踏みしている暇はない
さっそく。作業机に横たえては、その中身を拝見するとしよう
あなたの気持ちの形とは、一体どのようなものなのだろうか
■乱桜 ありす > 「さすがに包装紙や箱は買ってきましたけど、組み立てや包装や中身は作りましたっ」
出来栄えは、気合を入れているとは見られても良い位に仕上がっていて
それはその返答に口調にも、サムズアップして笑って見せる表情と仕草にも表れていた。
ワクワクしながら箱を開けての反応に期待を乗せて。
中身はと言えば、丸い板状のチョコレートに、白い線で絵が描かれている。
流石にある程度デフォルメされてはいるけれど、頬に線が入ったニンフの笑顔だ
となりに自分自身のデフォルメした笑顔も描かれている
とはいえ、大きさが大きさ、絵で連想するのはちょっと難しいかもしれないけれど。
■『調香師』 > 「わぁ......?」
感嘆の声と、首の傾き。それらが両立する
瞬きを幾度と繰り返し、認識を繰り返し
自分の頬を指でなぞる。そこには何もないけれど
「...割っちゃった?」
恐らく違う。認識の、ほんの僅かな差異に修正
『絵』というものを、自分というものを
「となりは、ありす様」
幼稚に確認を口に、繰り返す。正しいかな?と
きっと、あなたが期待していた反応は上手に表せていないまま
■乱桜 ありす > 「ふっふっふ……あ、そこは…表現の限界、みたいな感じです。」
よっし、と反応を見て、ニンフから見ても上手く描けてたっぽそう、と思いきや
頬をなぞる様子に、僅かに声が詰まる。
意味合いがあるにはあるけれど、未来への希望を、少し違う言葉で濁した
「うんうん、自分の顔の表現ってより難しかったんですよ」
だいじょぶ、あってる、なんて反応を指で丸を作って示して。
■『調香師』 > 「つまり、私とあなた。二人が笑ってるんだね
私はあんまり上手じゃないけど」
頬を指先で、少し上げる。それでもきっと、絵には遠く及ばない
そうして絵と向かい合って、もう少し考えてみて
ふと、その笑顔の形とはまた別の『違う場所』を見つける
立ち上がった彼女は、あなたの隣に移動。そして座ったのでした
「もっと、近くなったね。みひひ」
■乱桜 ありす > 「うん、そう言う絵を目指してみました」
実際はまだ難しいのだろうし、感情表現は他で表現してくれているし、と思うけれど
それもまた表現力の限界、動きを表現する絵は難しい。
ん?とまだ気になる事があるのかな?と首を少し傾げて。
「そ、そうで、そうだねっ!」
隣にニンフが座って、ちょっとだけ赤くなってこくこくと頷き
施術と暗い廊下の移動時なら、近いのも慣れているけれど
明るい場所では、確か初めてで。
体温が上がるような感覚がしました。
「近くなって、月日が経てばもっと近くなったりして…なんてのも、考えた事はあるんですよ」
■『調香師』 > 「もっと、近くなりたいの?」
彼女の問いはまた、心のままに純粋に
「それはとっても、嬉しい事だね
だって、あなたの言葉を測るには、
『私に近づく事』を怖がるよりも、
もっと近くに居たいって、思えてるんでしょ?」
機械を壊してしまう。初めにこのお店に訪れた時は、
その事を恐れていた時もあったろうに
それ以上の望みを抱いて貰っている
言葉から知る想いは、彼女にとっては絵よりも鮮明な風景を映していた
「ありすさま。緊張してる?」
それはそれとして。この距離で分かる事、呟いて
■乱桜 ありす > 「ええ、もちろんで…すとも。」
少しだけ詰まったのは、壊してしまう可能性が頭によぎっていたから
それでも、なお、そう思えていることを肯定して頷いて。
「壊してしまいかねないことを恐れてはいても
それよりも強く、そう思えてます
それに……え、ぁ」
緊張、と言うよりも、なんだろう、湧き上がる何かを我慢、だろうか
自分の感覚を言語化するのに間を取って。
「……衝動の我慢とか制御、かも?」
そう、少し控えめな声で自信なさげに。