2022/02/27 のログ
■『調香師』 > 「衝動の我慢とか、制御」
あまりに、あんまりな言葉
ニンフをして、得られるものが何もない
「んーっと。それは...
言ってて自分で納得できる言葉なの、かな?」
結局の所、読み取りたいけど人間な複雑さを感じて
彼女は再び立ち上がり、背中を向けたと思ったら、
振り返って。やっぱりいつもの笑みはあなたの理想からは遠い
「その言葉。言える様になったら、
私もちゃんと読み取るからね
新しい香り、作れちゃうかもだから」
そうして彼女は定位置に。向き合うべきは、本人にとってはチョコなのだ
■乱桜 ありす > 「あはは、かなり難しいんですよ
この衝動がなんなのか、自分でも難しくて」
空笑いを浮かべて、首をふり
すまなさそうにしていて。
「ちゃんと言えるようになったら……いえ。
もしかしたら私よりニンフの方が分かる可能性のある言葉、なのかも?
……多分ですけれど、ね。」
なんだかごめんなさい、とすまなさそうにして。
■『調香師』 > 「でもやっぱり、だったら勿体ないって思っちゃうなぁ」
先程向き合おうと考えたばかりなのに
このチョコレートに込められたものは『未知』
あなたも知らない、衝動の形
「今日の気持ちを保存する。そういう意味でも
うーーーーーーーん」
食べて欲しい、そういう普通のお願い事
それすら叶えるのが難しい
機械的に受け取るのではなく、そうして悩む仕草
少女の心は、暫く揺れ続ける
■乱桜 ありす > 「あぁ……それは。けど日数そこまでもつかと言うと…?」
ちょっとわからない。
けれど、保存したいというならば考えては見るのだけれど。
その気持ちもうれしいし、となると冷凍。
「…冷凍かつ密閉したらどうにかならないでしょうか
……後は…絵の部分を残して下の部分だけ切って食べる…?」
それ位しか悩んでも思いつかず、何とか絞り出して、ふり絞って出したひらめきにもならない物がそこにあった
■『調香師』 > 「それは、それで...」
下の部分だけ。言うのは易いが、刃物の無いこの場所では難しい
仕方はないだろう。彼女は端の方を持って、慎重に、力を込めて...
ぱきり。端っこの方だけ小さく、割れた
すかさず、その一欠けを口の中へと
小さな掌の中に、納まる程度にもう一欠け、残っているけど、
暫く味わう、沈黙。分析するように、じっくりと舐めている
そう、彼女は仮にも『専門家』、時々うるさくなることも,,,?
■乱桜 ありす > 「……難易度高そうでしたね……」
流石に無理そう、と判断したのでしょう、慎重に割って食べるのを見て
ごくりと唾をのむ。
お味はどうですか、と聞くのも忘れているけれど、表情はそう語っている上で固唾をのんでいる。
味はと言うと。
チョコのテンパリングも出来ているのでよくあるテンパリングミスのざらつきはない
ミルクも混ぜてあるのでまろやかに。
チョコドリンクを自作していた経験からかとあるドーナツショップのシェイク程ではないものの、溶かせば美味しく飲めるレベルには仕上がっている
ただ、食べるとなると若干甘ったるさが強いかもしれない程度には、甘さが濃い。
チョコ好きと言うより甘党向けの手作り一品と言うあたりに収まりそうな出来栄えで
甘党でない人だとドーナツや何らかの生地やパンと一緒に食べるか、疲れた体には合うでしょう。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から乱桜 ありすさんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に乱桜 ありすさんが現れました。
■『調香師』 > 「ふむぅ」
まず口から出てきた物は、こんな声
唸り声とは少し違う、感嘆とも異なる
「とても甘い、とても美味しい
これを作ってる、よく作ってる
しかもとても慣れたお味
ありす様。やっぱりぃ...」
褒めている、筈なのに。彼女の声は上擦らず
寧ろその目線、何かを疑うようにじとりと重さを増す
「体重の管理、ちゃんとしてる?」
健康維持の観点から。そんな『身内感』あふれる感想だった
■乱桜 ありす > 「うんうん、やっぱり何度も作ればちゃんと馴染むくらいに美味しく作れるものなんですよ…ね…?」
あ、あれ?と目線で僅かにおろおろと
あれ?褒められてるはずなのに何か……
「あっ」
痛い所を突かれた
気がしたのだけど、びくっとしたあとゆっくりと思い返して。
「あまりしてないけど、バスにも電車にも載ってないし基本的に運動量が多いからいいかなぁ、なんて思っちゃってましたね」
通学だけでも結構歩くから大丈夫かな、なんて甘く考えている様子がありありと
視線は一応泳いでいない。
■『調香師』 > 「それはそうだけれども、身体の方はちゃんと労わってる?
美味しいもの甘いもの、それだけじゃダメなところもあるんだよ
うん。気持ちは基本、でもバイタルチェックも大事
特にありす様は、異能の影響もあって『普通』とは比べられないんだから」
くどくど。それは彼女の『出来る事』
則ち、マッサージを中心とした身体管理
人の物として、尽くす事を前提にある彼女、
チョコレート一個でこんなに話せてしまう
...が。次第にお説教染みた口調も萎れ、
みるみるうちに元気な姿から遠ざかっていく
「これは、違うよね?」
贈り物をもらった時の、適切な反応とは言い難い
それくらいは、分かるのだけれども。気まずく目線を避けたのは、こちら
■乱桜 ありす > 「う、確かに……エネルギー補給と消費を釣り合わせるだけじゃ、労わってるとはいえないですよね
体を労わってチェックして……」
思ってもらえてる説教だと認識して、ゆっくり自分の生活を省みて思案顔
省みれていないから、お世話になり始めたのだけれど、と思い出し。
そうしているうちに萎れていく様子に、え?と瞬き
「あ、うー……心配してくれてるのは嬉しかったですよ?
通常は違う気が、します、けど」
どうフォローをしたものか
少し考えて。
ソファから立って、作業机へ
「それこそ、学んでいけばいいんじゃないかな、と私は思うわけです
けど、心配してくれたことも本当でしょうから…多分程度とか、雰囲気…になるのかな?」
適切な分量とかは難しいけれど、両方あっていいんですよ、なんて話をしてみて、天秤を示す様に両手を出して天秤の比重をゆーらゆら
■『調香師』 > 「学んでいけば...」
それは普段からしている事
と、彼女は思っていたけれども、
世界はそれより遥かに広いと、
ありきたりな言葉を遣えばそうか
『学園』の事すら知らなかった少女はしかし、
『学園』の事を知りたくて訪問した試しもある
一絡げに言える事では無いのだろう。何事も学び
その分野の遠さを知らずにいるのも、また学び?
目線は正面に、あなたは居た
「それじゃあ。今日はあなたに喜んで欲しい
そう思った時、何が出来るのかな?」
■乱桜 ありす > 正直、自分の方が必要な気がする学び
自分の事さえ不確かなことが多いのだし、自分の異能自体も分かっていない部分がそこそこある
だけど学んでいけばゆっくりと、分かっていけるだろうと言う、ある意味では夢見る少女のような希望的な思考で
その言葉を口にした。
「喜んで欲しい、…今日、大分私喜んでましたけれど、もっと、と言うなら…
次の楽しみの約束をしてほしい、かな
ホワイトデー、とか。」
そう、口にしてみました
■『調香師』 > 「ほわいとでー」
バレンタインデーを知らない彼女、当然それも知らないのだが
首を傾けながらも、その笑みの内容は変わらず
「つまり、その時にまた何かを贈りたいって事なのかな?」
そして、その内容を『貰う側』と改めて認識
こちらも中々に、甘すぎる乙女と言った所か
■乱桜 ありす > 「あ、いえ
バレンタインデーの感謝の気持ちを示す日なんだとか」
そんなふわっとしたホワイトデー認識を口にして。
「贈り物、じゃなくて行為でもいいそうですけれど……
あっ、でも私がさらに贈るのもあり……?」
なのかなぁ?と少し考えてみました。
マシュマロとか、クッキーとか…?
あ、でも健康も気にできるように野菜クッキー…?
■『調香師』 > 「感謝を。そう?それなら、普段から示してるよ?
そして私もたくさんの感謝をあなたから受け取ってる
これよりもっと、たくさん欲しい?」
お店というやり取り、以上に。そうするのが『当然』と
その表現が香りか『なんでも』か。時々変わりはするけれど
あなたの中の構想は、語られない限り知る由もありませんが
もしもそれが習慣だと強く伝えれば、彼女も納得してくれるでしょう
■乱桜 ありす > 「うん、わたしもニンフもお互いに感謝しあって示しあってて幸せな関係。
ただ、バレンタインとホワイトデーに関しては、そう言う日や習慣って感じです
クリスマスにプレゼントを渡したり交換したり特別なデートをしたりするのと似てるもの、です」
そう、今はそう答えて。
欲しいとの問いかけに、僅かに頷くものの。
「ニンフも、もっと欲しい?」
そう、自分からも問いかけました
もっともっと感謝を示しあって受け取り合う関係に、お互い、なれるだろうか。