2022/03/12 のログ
ご案内:「歓楽街のアパート」に葉山翔一さんが現れました。
ご案内:「歓楽街のアパート」に劉 月玲さんが現れました。
■葉山翔一 > そう言えばそろそろバレンタインのお返しの季節。
今年はそれなりに貰えたのでお返しに手間がかかり、残るところと一人。
そしていざ渡すとなれば学園で探すのが大変、女子寮に尋ねていくのもなんだという事でメールを送り。
「ま、呼び出した理由はな。バレンタインの返しをしようと思ったわけだ」
メールを送ったが見ているかは心配ではあったがちゃんとやってきた少女。
まだ片付けていない炬燵に招き、来客用のコーヒーを出してそう呼んだ理由を告げて。
■劉 月玲 > 「バレンタイン?」
あげたのは覚えている。
で、もらうのも拒否はしない。
何が問題かというと
「10倍返し?100倍返し?」
何倍返ししてくれるのかが気になりつつコーヒーに砂糖を大量に入れていく。
もはやコーヒーの苦さはなく砂糖の甘さのみ。
■葉山翔一 > 返された疑問にもしかして忘れたかと少女を見て。
時間間隔がかなり違うのでもしかしてとそんな事を疑問に思ったのだが、
その心配は次の言葉でなくなり。
「おい……どれだけぼったくる気だ?今は収入が殆どないから無理だっての」
味が甘味だけになりそうなほど砂糖を入れるのを見て。
次はジュースにしようと決めながら本気かというように見返して。
■劉 月玲 > 「えー、しょーいち甲斐性なしなの?
女の子一人も満足させられないの?」
甘いコーヒーっぽい何かを飲みつつ、残念そうな顔。
来年は千倍を期待してみるかもしれない。
「で、じゃあお金のないしょーいちはお返しに何をくれるのかなー?」
■葉山翔一 > 「真面目になったって言えよ。
満足ってな……血はやってるだろ?」
それで満足してるだろうと甘い黒い液体を飲む少女の残念そうな顔に突っ込み。
今は真っ当な事しかしていないのできついのだと。
「バレンタインの時に言ってた猫の着ぐるみとかどうだ?」
そう言うのならあるぞ、と提案して。
■劉 月玲 > 「血は食事だもんー。
血は無料だもーん」
1吸血いっとく?
牙を見せておく。
「きぐるみー……。
可愛いのある?」
■葉山翔一 > 「完全に俺を餌扱いだよな……?
また代価は貰うからな?」
牙を見せられるとメシ扱いかと息を吐き。
吸うならいいぞ、と首筋を見せて。
「そうそう、着ぐるみだ。
幾つかあるけど見るか?」
そう言うと炬燵を抜け出し、前回大量のペンギンのぬいぐるみが溢れだした押し入れ前に。
そして開ければいくつかの箱が収まっていて。
■劉 月玲 > 「てぃっ」
餌扱いの問いには、牙の代わりに爪先を刺して答える。
大丈夫、血は出てない。
「見る見る―。
可愛いのだったら許す!」
ふんすふんす。
全部可愛くなかったら許さない。
■葉山翔一 > 「いて!爪を刺すな!!」
血を吸われると思っていたので完全な不意打ち。
爪先の刺さった痛みに文句を言い。
「色々とあるからな。
可愛いのから変なのまで色々とな」
見ると聞けばいくつかの箱を引っ張り出して開け。
中には本物の猫のようなものからデフォルメされた可愛い物。
他にはコスプレめいたものからこれはどうか?という物まであって。
■劉 月玲 > 怒られても反省せず。
ぱたぱたと箱の中身をかっさらって逃げ。
ちょっと離れたところでまずはねこの着ぐるみ(フルアーマー)。
頭にかぽっと被る。
「………」
被ったまま、周りをくるくるしている。
視界の狭さを痛感しているようだ。
■葉山翔一 > 箱の中身を掻っ攫って逃げる姿は本当に猫のように見える。
着ぐるみ無しでも猫だよなとその姿をみて。
リアルな猫の頭を被るのを眺めて。
「普通に猫だぞ。鏡いるか?」
被ったまま周囲をくるくるする姿に鏡を探しているのかと思い。
手鏡を取り出すと差し出して。
■劉 月玲 > 「………?」
頭を上下左右に動かしている。
鏡がちょうど見える位置がなかなか決まらないらしい。
「面白いけどちょっと見づらいかも。
まぁこれはこれでほしいかなー」
置くところには困るけれど。
それは後で考えるタイプ。
■葉山翔一 > 「大丈夫か?」
上下左右の動きに頭の重さでふらついているように見え。
倒れないか心配になってしまい。
なってしまったが倒れる前に脱ぐかと思って。
「パーティーとかには丁度いいかもな。
欲しいなら持ってっていいぞ」
ただ何処においてどう使うのかは少女が考えるだろうと丸投げ。
立ち上がって近づいて着ぐるみの頭を抜こうとする。
■劉 月玲 > 「うーん……とりあえず同室の子にかぶせてみようかなって」
寝てるときとかに被せて慌てさせてみようと思う。
怒られそうだけど。
それはともかくとして、きぐるみの頭が抜けると同時に髪も跳ねつつ。
「で、他には他には?」
次の獲物を催促。
■葉山翔一 > 「絶対に暑いと思うぞ?」
確実に嫌がらせじゃないだろうか。
夏場は得に大変じゃないかと思うが怒られるのは少女かと。
頭を引き抜けば髪が跳ね上がっていて、頭を置くと跳ねた場所を押さえて。
「他か?そうだな……」
箱の中に手を入れ取り出すのはきぐるみパジャマみたいなようなもの。
そしてその次は…取り出そうとして手が止まって。
■劉 月玲 > 「あ、そっか暑いかも……。
クーラー付けて冷えてからするね!」
これで対策ばっちり。
止めるという選択肢はこの世から消えている。
「……?
しょーいちー。次は?」
とまっている姿をうしろからひょこひょこ見る。
■葉山翔一 > 「それでも暑いと思うぞ。
寝る時に着るもんでもないしな」
それでも暑いだろうと少女にツッコミを入れ。
そこまでやりたいのかと恐ろしい物を感じて。
「いやな……後は持って帰って見てもいいんだぞ?」
こんなのを詰めたってと思いながら出すのを戸惑い。
箱の中には猫耳が見えていたりして。
■劉 月玲 > 「怒られたらしょーいちのせいにするから大丈夫!」
知らない相手に知らない相手の名前を出す。
する方もされる方も困る。
その隙に逃げるのだ。
「いらないものだったら邪魔だからやだ」
とっても素直。
■葉山翔一 > 「完全に巻き添えだよな、それ。
いきなり知らない奴が怒鳴り込んで来たら怒るぞ…」
少女なら本当にやりかねない。
だがそうなったら逃げても絶対に捕まえてお仕置きをする事を告げて。
「いらない事はないんじゃないか……?」
仕方がないと諦めれば、箱から猫のコスプレセットを取り出しておく。
■劉 月玲 > 「んー、大丈夫じゃない?
多分爆破されるか氷漬けにされるかだろうし」
よくは知らないけれど。と付け足しつつ。
箱から出された猫のコスプレセットを見る。
「……。
ねこみみ?」
とりあえず一番特徴的なカチューシャを持ってぷらんぷらんさせてみる。
■葉山翔一 > 「全然大丈夫じゃねーよ。
流石に死ぬっての!」
どっちにしても大怪我は確実に負わされる。
幾ら傷の治癒が早くとも痛いのは勘弁であって。
「ハロウィングッズで売ったやつなんだけどな。
一応は猫だろ?」
絶対何か言うなと思いながら全部取り出しては並べていく。
■劉 月玲 > 「まぁあの子はそんなに凶暴じゃないから大丈夫だいじょーぶ」
そういいながらも猫耳をとりあえず付け。
服は流石にきれないけど。
「しょーいち、なんでこんなの買ってたの?
着たかったの?」
■葉山翔一 > 「爆破したり凍らせる時点で凶暴だろーが」
まったく説得力がないと少女に呆れた声を返し。
猫耳を付ければ普通に似合って見えて。
「あほか……。去年のハロウィンの残りだよ」
自分で着る訳ないだろうと少女の額を突いて。
■劉 月玲 > 「あうんっ」
小突かれた額に、ころんと地面に寝転ぶ。
「うーん……。
可愛くないわけじゃないけど……。
どうなんだろう、とりあえず貰っといていーい?」
着ることはたぶんない。
けどまぁ、猫耳は買ったことなかったのでとりあえずもっておくか、の精神。
■葉山翔一 > 「男の俺が着る訳ないだろ」
見事に転がった少女を見下ろして。
あくまで売り物だという事を強調しておき。
「サイズが合わない感じか?
欲しいなら持ってっていいぞ。全部バレンタインのお返しだしな」
取りあえずと言われても別に構わないと頷き。
欲しいなら全部やるぞ精神で。
「後は……本当に大したのはないか…」
■劉 月玲 > 「えー、着てもいいと思うけど。
そういう趣味の日とも、いるしぃ…?」
うん、似合わなそうだな。
そんな瞳を向けながら一応のフォロー。
「サイズもだけど、あんまり趣味じゃない感じ?
とりあえず帰ってきてみるけど……」
他のをごそごそ自分で探りつつ。
パジャマっぽいのは悪くなさそうとかつぶやく。
■葉山翔一 > 「俺にそんな趣味はない。
馬鹿言ってると怒るぞ……」
顔を見れば何を考えているかは即わかり。
一応のフォローのような事をする少女の額を二度三度と突く。
「まあ、趣味云々はあるよな。
気が向いたら写真送ってくれ」
あまり期待せずにそう頼んでおき。
少女が箱を漁れば着ぐるみパジャマがそれなりな数。
色々ながらの物が入っていて。
■劉 月玲 > 「もう怒ってるー!」
額に集中砲火がくるので手で額を抑えてガードガード。
代わりに手が痛い。
「あとは~……うん、このパジャマぐらいかな。
いくつか貰うね?」
夏にはきれないだろうけど秋から冬ならいけそうな気もする。
同室の子の分も持って帰ろうと。
■葉山翔一 > 「まだ怒ってないぞ?」
少女が必死にガードを始めれば手を止め。
参ったかという笑みを向けて。
「いいぞ。欲しいだけ持ってけ。
ただ……売るなよ?」
洗い替えにでもするのかと考え。
一応釘をさしておくのは忘れずに。
■劉 月玲 > 「怒ってる怒ってる。絶対怒ってるー」
さすさす額をさすりながら後退後退。
「売りはしないよー。
めんどくさいもん。
あ、でもあげるのはいいよね?」
無料で上げるのはセーフ?
■葉山翔一 > 「そこまで俺の心は狭くないぞ」
後退する少女に笑みをむけるのだが…。
その笑みは怖いものに見えるかもしれず。
「そう言う理由か……
あげるならいいぞ。」
そこまで文句は言わないし好きにしていいぞと頷いて。
■劉 月玲 > 「じゃあ急に血を吸っても怒らない?」
それはちょっと違うベクトルな気もするが。
「んっ、じゃあこれら全部私の部屋に配達しといてね?」
よろしくの顔。
持って帰るのは大変だもの。
■葉山翔一 > 「それはもう慣れたから怒らないな」
その辺はなれたと告げて。
それに血を吸うには不意打ちでも先に気が付けるので驚く事もないと。
「またか……明日でいいか?」
よく考えれば量が結構多くなり、少女では持ち帰れないと納得し。
放課後で良いかと聞くしかなく。
■劉 月玲 > 「……慣れてるから。
なるほどー……」
つまりそういう扱いをしていけばきっと怒られなくなる。
言葉には出さないけどそういう扱いをしてみようかと思ってしまったのだった。
「うん、いいよ明日で。
ありがと、しょーいち」
■葉山翔一 > 「……ただな、妙な事をしたら怒るぞ?」
何かろくでもない事を企んだ予感を覚え。
その内に何かやりそうと思ってしまい。
ただ何だかんだで知り合いには甘く、あまりな事をしなければちょっと怒って終わりになって。
「気にすんな、大荷物を持って帰れっても言えないしな。
この辺は比較的安全ではあるけどそれでも危ないしな」
荷物を運ぶ程度なら苦ではなく。
危険な目に合わせるよりはいいかと笑ってみせて。
■劉 月玲 > 「妙なことは、しないよ?」
ちょっと目をそらす。
するわけじゃないもんね。
「私の異能、護身用じゃないからねー。
やっぱ強い異能が欲しかったなぁ。
こう、ばったばったと人をなぎ倒せるようなやつー」
■葉山翔一 > 「本当か?だった何で目を逸らすんだ?」
目を逸らすしぐさに何かをするつもりだろうと問い詰め。
絶対に自分が困る事をやるだろうという確信があり。
「吸血種でも戦うのは駄目なかんじか……。
シャオリンが人をなぎ倒すとか想像できないか……。
そうだ、ちょっと待ってろ」
そう言うと押入れではなく別の棚の引き出しを開けて中身を漁っては取り出し。
「護身用に持って行くか?」
取り出しておいたのは定番のスタンガンと電気銃。
どちらも護身用には丁度いいもので、いるなら持って行けと少女にみせて。
■劉 月玲 > 「………いやぁ?」
眼を合わせない。
眼を合わせたら威嚇されちゃう。
コワイ。
「血が吸えて動きが早くなるだけだからねー。
強いわけじゃないもん。
だからスタンガンとかも便利なんだろうけどー……」
持っててもうまく使える気もしない。
「いいや、スタンガンに頼るようなことにならないのが一番だし?」
■葉山翔一 > 「やましい事がないなら大丈夫だよな?」
眼を合わせない少女の肩を優しく叩いて笑みを見せ。
もし眼を合わせれば笑みではあるが眼は笑っていないのに気が付くはずで。
「それでも十分すぎると思うのは俺だけか?
護身用に持っとくのはアリだとは思うぞ」
早くなったら押し当てるのも簡単だろうという考えで。
「そうなんだけどな……この辺りの時々変なのが居るからな。
心配ではあるんだよな」
■劉 月玲 > 「あー!あー!
おさわり厳禁だよしょーいち!
セクハラ!セクハラだ!!
スケベ!変態!
おまわりさーん!誰か助けて―!」
捕まったら逃げられなくなるのでその前に逃げようと大声をあげる。
最終兵器・性差。
■葉山翔一 > 「今更お触り禁止もセクハラもないだろ?
スケベも変態も聞きなれたな。
ここにおまわりはこないぞ」
おさわりやセクハラで済まない事は既にして。
スケベ、変態は少女に何度も言われていて最早堪えず。
歓楽街のボロアパート近くに警察が来ることなど先ず無く。
しかも隣人もそう言うのにかかわりたくない連中なので呼ばれる心配もない。
なので性差をする少女の頭を掴んで優しく締め上げて。
■劉 月玲 > 「ひっくひっく。
しょーいちがいじめてくる……。
しょーいちのばか…」
こうなったら最終奥義・泣き落とし。
すんすんと泣いてるふりだ。
ぽろぽろ流れるのはは人口涙(目薬)。
■葉山翔一 > 「シャオリン……俺とお前の仲だ。
今更騙されると思うか…?」
遂には泣き落としにかかってきた少女。
出会った頃なら騙されただろうが今ではそんな事はなく。
俺を社会的に殺す気かと頭を掴む手に力を込めて。
■劉 月玲 > 「ちぇっ」
最終奥義も見破られたので素直な舌打ち。
あたまがみしみししめあげられる、いたい。
「むぅ、しょーいち。
あたまがとってもいたい。
はーなーしーてー!」
じったばったじったばった。
はなせー!