2023/08/26 のログ
メロウ > 幸いにも、と言うべきか。浅瀬と言えど川は川
ある程度の深さを以て、二人の体を許容して
その癖演出ばかりは巧者なもので、高く上がった飛沫
誰も知らない間に、さぁーーーっと水中の陰に降り注ぎます

「っぷ、はぁ」

身を起こした手の先には、連帯責任を負ってしまったらしき姿
きょとんとした様子から、『やってしまった』と気付くのはあと数秒

「か、薫さま...?」

黛 薫 >  
「だーから気ぃ付けろっつったじゃん」

起き上がって最初に確認するのはメロウの安否、
次いでお互いのシュシュが流されていないか。
問題ないと判断すると手癖で着衣の裾を絞り、
水着だからその必要もないのだと思い至る。

やらかしを咎める様子はなく、むしろこの程度
想定内と言わんばかり。そりゃ浮き輪を用意して
いるくらいだから、多少の粗相は起こる前提で
考えていたのだろう。失礼と言えば失礼だが、
下手に叱るより効果があるかもしれない。

「ま、頭打ったり流されたりしねー場所
 選んだんだから、このくらぃへーきだろ。
 勉強代だと思っときな」

流れるように手渡される浮き輪。

早々に濡れ鼠になった黛薫だが、濡れた髪が
すとんと真っ直ぐになっているお陰で普段とは
随分印象が変わって見える。纏められた髪も
相まって、背伸びした雰囲気が形を潜めた
内気で真面目な女学生といった風体。
言葉遣いは相変わらずぶっきらぼうだが。

メロウ > 「でもこれ、思ったより楽しい...」

ぽすっと、その体が中心の輪に入ってしまいました
まとめ上げたお蔭か、髪が重く垂れる事もなく
こちらの姿は印象通りに幼くなった、その態度のまま

「...はーい」

ぼすぼすと、座ったまま何度か浮き輪を叩いた後に、
その身を凭れ掛からせるように身を乗せる
浮力というのは偉大なもので、少し沈んでもその体を受け入れてくれるのです

「薫さまー薫さまー。うん、何でもないけど
 あっち行って良い?ダメだよね~」

なんせ、目を離したら足の付かない位置に行ってそうな子供
理解はしてても、心の中に疼く物があります。うーん

「薫おねえちゃーん、だめー?」

いよいよ語彙までふざけ?始めました

ご案内:「未開拓区近辺 山間の川辺」に宇佐美 溥儀さんが現れました。
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黛 薫 >  
メロウの設計思想は『人のため』。
求められたように、求められるように振る舞う。

店の中に在れば謎めい手言葉と香りを紡ぐ。
服を着せ替えればポーズは素より立ち振る舞いまで
揃えて似合う自分を演出し、所変わればこうして
無邪気に楽しむ姿を見せてくれる。

なるほど、これもまたメロウの一側面なのかと
黛薫は得心する。単なる機能として、役割として
楽しんでいるように振る舞っているだけなのでは
という懸念も無くはないが……確かめる行為自体
水を差すようなもの。

深く知り合った日に "信じて欲しい" 旨の内心を
吐露していたのもあり、野暮な詮索は無しにする。
もしかしたら "水" への親和性もあるのだろうか。

「はいはぃ、おねっ……あーしが付き添ってる
 ときならな。流されても大人しくしてりゃ
 あそこの段差で引っかかっから、あんまし
 暴れんなよ」

一瞬ペースに乗せられかけたが、
すんでのところで正気に戻って世話を焼く。
結局お姉ちゃんみたいなことしてない?
とかいうツッコミはナシです。

ご案内:「未開拓区近辺 山間の川辺」からメロウさんが去りました。
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