2020/09/27 のログ
ご案内:「冷却水槽」にアストロさんが現れました。
NPC >  
大男の手が冷却水槽の水面をまさぐっている。

「つーかまーえた」

男が手を引っ張り上げると、逆さに吊られた状態で少女が引き上げられた。
 
「アストロってのは偽名だったか……でも本当の名前が分かればおじさんの勝ち」

アストロ >  
「っ……離して」

水化して逃げようとするが、うまく行かない。
しっかりと足を掴まれている。魔術阻害か?
いや、水化はしている。それをしっかりと掴まれている。
魔術の気配は感じない……水系の異能の使い手か。

「……っ」

ならば攻撃して離して貰うしかないが……最悪の相性だ。
アストロの魔術と比べると異能の方がわずかに素早いのだ。
どうするべきだ。負けは許されないというのに。

大男 >  
「はいはい無駄無駄。さんざん嗅ぎ回っといて無事で済むとおもってんのかい?」

男は真顔で少女を逆さまにぶら下げたまま頷いている。

「異能と魔術の抑制付けられるまでアンタはこのままだよ……ああ!」

男が何かを思いついたように声を上げる。

アストロ >  
「……うるさい、早く離せ」

みっともない格好だ。スカートが完全に裏返っている。
抵抗しようと握っている手を蹴ってみる。

「っ……!?」

まさか、正体がバレた?

大男 >  
「アンタ前も来てたね?」

以前も少し嗅ぎ回っていたのが居たのを知っている。
なお、蹴りは全く通じていないようだ。

「尚更逃がしてやれないな。おじさんに捕まったのが運の尽き。諦めな。
 なぁに、すぐに新しい生活にも慣れるさ」

ハッハッハ、と男は笑う。

アストロ >  
正体がバレてないのは安心したが、状況は悪化するばかり。

「……ちっ」

魔術で体躯強化をして無理矢理にでも振りほどこうとするが──

>  
「持ってきましたぜぇ旦那ァ。早速付けますねェ」

死角から現れた男は、アストロに首輪をつけた。

「ちなみに次の番号は441でっせぇ」

アストロ >  
魔術がうまく制御出来ない。水の精霊とのチャネリングもズレる。
だめだ、体躯強化も水化もままならない――。

「っ……や、やだ、やめ──くそぉ……」

抵抗は諦めた。

大男 >  
「でかした。じゃあ次、こいつの情報洗ってくれい」

抵抗を諦めたアストロをそのまま持ち上げて。

「それじゃ441番ちゃん。お部屋でおねんねしてな。」

首筋に一発。

アストロ >  
「ぐぁっ……」

小さくうめき声を上げて、少女の意識は途切れた。

ご案内:「冷却水槽」からアストロさんが去りました。
ご案内:「ちょっと修正」にアストロさんが現れました。
ご案内:「ちょっと修正」からアストロさんが去りました。