2022/03/31 のログ
ご案内:「Free7 『穴蔵』研究区画完全隔離室」に紅李華さんが現れました。
紅李華 >  
 本人感到幸福了──

 産まれたとき、初めて抱き上げてくれたのは、哥哥だった。
 歩けるようになって、手を引いてくれたのも哥哥だった。

 哥哥の腕は暖かくて、本人(ペンレン)はとても嬉しくて、安心した。
 それをとてもよく覚えてる。
 

紅李華 >  
 本人最初朋友華了──

 お話ししたときは、わからなかった。
 人と違うとわからなくて、普通だと思ってた。
 哥哥に言ったら、すごく驚いて褒めてくれた。

 でも、それが異能だったから、本人は軍に捕まった。
 誰も知らなかった花を見つけたから。

 

紅李華 >  

「──んん〜っ」

 おっきく背伸びをする。
 なんだかほっぺが痛い。
 たぶん、白衣のボタンが当たってた。
 つくえの上は、書き散らしたメモでいっぱいだ。

 しょぼしょぼする目を擦りながら端末を動かして、じどーで動かしてた実験の結果をかくにん。
 思ったよりもいいかんじ。
 でも、よーきゅーすぺっくにはちょっと足りなそう。
 

紅李華 >  
 哥哥のくれたこんぺーとーをひと握りつかんでたべる。
 ぼりぼり。
 とーぶんが足りない。

「人家想垓曬太陽〜」

 もうなんねんくらい?
 お外に出てない気がする。
 おひさまがこいしー気分。

 

紅李華 >  

「──そろそろかなぁ〜?」

 もうすぐ哥哥がきてくれる。
 そしたら、またたくさんお話しして、ごはん食べさせてもらう。
 哥哥のおべんとは、とてもおいしーから。

 ほら、へやのカギがあく音がする。
 
 

ご案内:「Free7 『穴蔵』研究区画完全隔離室」から紅李華さんが去りました。