2020/06/10 のログ
デザイア・ハート > 「あはは…、もうだいぶすごいし…っ♡
そ、そりゃあボクはオトコノコだし…はぅっ♡」

視線を逸らして弱点が露見したことを若干開き直るような口調で答えるが、カリを擦りあげられれば、その快楽でその言葉は中断される。ペースはずっと握られっぱなしであった。

「じ、自分でって…♡…しかたないなぁ…♡」

だからそんな事をいわれても、少年はそのいう事を聞いてしまう。
自身のそれを萎えないように扱きながら、強化された腕力で抱き寄せられて、持ち上げられる。

「んぅ…!?ひゃあぁっ!♡」

ぐっぅっと先ほどよりも奥深く、どこか使われるようなその動きに、少年はどこか高鳴るものを感じながらも受け入れてしまっていた。

エリク・スタン > 「てか、ベッドのシーツから洗濯だよな。
悪い、明日洗濯代は出すわ。」

流石にこれは弁償だろうなと、苦笑してしまう。
既に二人の汗や、吐き出した精液が直腸から溢れたりして相当汚れている。
今日はこのままの勢いで寝るかもしれないが、明日以降にシーツを替えたりしないといけないはずで。

「俺はデザイア以上に男の子だからな。
色々と振り回していくかもよ。」

デザイアの脇腹を掴み、引き寄せる。
異能の力を使っている時だけは、エリクのセックスは雄雄しく、荒々しい。

「ほら、気持ちいいだろう?」

直腸全体にまで膨張した状態で、ズコズコとデザイアの身体を動かす。
腸が抜けそうなほどに絡みつき、引き抜かれたり戻したりを繰り返し。
前後の動きの合間に、最奥をノックするかのような短いストロークを咥えたり。
一度のセックスですっかり自信満々になっていた。

デザイア・ハート > 「そこは…♡ふくっ…!魔法があるから、大丈夫…♡」

実際、汗やら体液やらでもう既にベッドは乱れ放題だ。
洗濯は必須だがそこは魔法もあるので多少は何とかなるらしい。

「は、くぅうっ!♡
なら…振り回されるの、たのしみにしておこうか、なぁっ♡」

荒々しい腰使いに、どうしても言葉は途切れ途切れで途切れてしまうが、気持ちいいだろう?と問われながらも激しいストロークを加えられれば、無意識にこくこくと頷きながら、時折達しつつその快楽にのめりこむ。

エリク・スタン > 「マジかよ。 魔法って何でも解決しちゃうのか?」

腕の中で喘ぎ、掘削されている相手の能力の凄さを改めて認識する。
驚いた際に、直腸を思いきり突き上げてしまっただろうか。

「やっぱ、M気があるんじゃねえか?
ま、お互い楽しもうぜ。」

なかばレイプじみたストロークでデザイアの小さな体を使って楽しむ。
異能の力を使ったセックスは一度や二度では収まらず。
むしろ、セックスの快楽を繰り返し味わうことで今まで眠っていた獣じみた一面が活性化していく。
この日、エリクはデザイアの腹の中に欲望の限りの射精を積み重ね。
翌日、朝日が昇ったころに漸く目を覚ますまで前後不覚に眠っていたことであろう。

デザイア・ハート > 「何でも…じゃないけど、これくらい、なら…んぎゅっ!?♡」

驚いた拍子の突き上げに、大きな声が漏れてとぷっ…と少年の分身から精が零れて直腸の震えがその絶頂を表わした。

「どう、だろうねぇ…っ♡
でもたのしむのは、さんせいっ♡」

そんな半ばレイプな行為にも、少年の小さな身体は付いていく。
一度や二度で収まらないのも少年…魔女にとっては都合がよかった。
獣のような行為は欲が尽きるまで行われ…彼も流石に体力尽き果ててぐっすり眠ってしまう事だろう。

ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」からエリク・スタンさんが去りました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」からデザイア・ハートさんが去りました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にエリク・スタンさんが現れました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にデザイア・ハートさんが現れました。
エリク・スタン > 昨夜、たっぷりと気持ちよくなって…。
ベッドの上でドロドロになって寝ていた所、朝日の光で目を覚ました。

流石にやりすぎたなと反省しつつ、二人でシャワーを浴びていれば、
数時間前の情景が蘇り。
…今は風呂上がりの身体を冷ましてから、着てきた服に袖を通したりしていた。

「で、今日はどこの店に行くんだっけか?」

デザイアが服を着ている間、視線を逸らしつつ尋ねる。
肌を見せ合った間でもこの辺の気配りは必要だと人に教わったことを思い出したから。

今日はデザイアの知っている手ごろでまともな服を売っているらしいお店に連れて行ってもらう予定だ。
俺のボロボロな服だとデザイアと並ぶのに抵抗があったからだ。

デザイア・ハート > 「ん~…っしょ、と。」

ドロドロになった身体をシャワーで洗い流し、くたくたになった身体をぐうっと伸びをしていつもの調子に整える。
まだまだ眠気は若干残ってはいるが、青いワンピースに袖を通せばだんだんと目もさえてくる。

「ん、とりあえず服屋さん。
それなりのとこはいくつか知ってるから、まずはそこかなー。」

視線を逸らすエリクとは対象的に、少年はごくごく自然体。
その様子にはやはりどこか慣れがあった。

エリク・スタン > 風呂上がりで石鹸の匂いがするデザイアも色気があった。
うっかりすると外に出れなくなそうだったので、他の事を考えて冷静さを保つ。
…はぁぁぁぁ、可愛いな。

「そこは近いのか?」

互いに着替え終わると、玄関に向かい、靴を履いてからドアノブを掴んで。

デザイア・ハート > どうにも不振な視線とその様子に、内心ではニヤニヤしつつもその事は表に出さずにいつものように振舞って。

「わりとすぐ、かな。
繁華街の方だけど、ここは歓楽街も近いしね。」

玄関に向かう直前に、少年は棚からクリームのようなものを取り出して、とんとんと自身の顔や肌にそれを薄く広げて伸ばしておく。
少年が外出するときの習慣の一つだ。

エリク・スタン > ドアをガチャリと開けて出ていく、と思っていたら隣で何かを肌に塗っている所が目に入る。
日焼け止めだろうか? と、終わる迄大人しく待っている。

「終わったか? さ、行こうぜ。」

身支度を終えたデザイアの手を勝手に掴み、今度こそ外へ。

「てか、歓楽街の方かよ。
そんな良い店あるの知らなかったぜ。」

手を掴んだまま、目的の店へと。
普段通っているエリアも人と歩けばなんとなく新鮮な気持ちに。

デザイア・ハート > 「おっけー!
お手入れもばっちり、じゃ、いこっ…ってわわ♪」

外出前のお手入れ…日焼け止めや化粧水を複合したような効果を持つ私製の魔法薬…を塗り終われば、その手を勝手に引かれて少々驚きつつもにこやかで楽しげに外へと出る。

「あっちのが怪しくないお店が多いしね~。
ま、お店は山ほどあるから、知らないのも仕方ないさ。」

そのまま手を掴まれながらも、半ば引っ張るようにして街中を進んでいく。落第街をあっという間に抜けて繁華街へと移動する。

エリク・スタン > こっちの世界では六月だとか。
梅雨で雨がちの月と聞いていたが、今日はよく晴れている。
というか、暑い。

デザイアの服はよく透けていて涼しそうだ。
俺もあんな服を着てみようか。

「へ~、何でも知ってるなあ。」

と言うことは、怪しくないお店なんだろうなと一安心。
賑やかな照明が目立つエリアに入り、いよいよ例のお店に。

「で、ここに入ればいいんだな?」

案内された店は所謂お洒落と言うか、俺一人では近寄ることも出来ないようなお店。
見えない壁があるような気さえするが、今日は同じくらいお洒落なデザイアが居る。
…まあ、ちょっと怖いのでここばかりは先にデザイアに歩いてもらうとしよう。

デザイア・ハート > 「何でもって事はないよ~。
たぶん落第街のことはキミのが詳しいんじゃない?」

時期的には梅雨の筈とは言え、晴れた日には熱いのもこの時期の特徴だ。
少年の纏う透き通った涼しげな服でも、直射日光はやっぱり暑い。
早いところ店内に入ってクーラーを浴びなければ汗が出て来そうだ。

「っと、ここここ。」

そう考えていた屋先に件の店にたどり着き、さっそく手を引いて中へと入る。表にも服の並ぶ服飾店の自動扉が開いて、冷房の効いた涼しい店内の風が迎える事だろう。

エリク・スタン > 「どうだろな。 落第街って広いだろ?
仕事がらみ意外だと行かない所多いな。
それに所属先の縄張りの外だと絡まれるって聞いたからな。」

この辺は落第街特有の事情があって。
落第街に住んでいても隅々まで知っているわけではなかった。

「お~~、涼しいな。
あ、早速良い服あるな。」

入り口で籠を掴むと、まずはスパッツの類を手にする。
ダボダボで風通しが良さげなのがちょうどいい。

「あ、そうだ…。」

服を手にしつつ、俺はデザイアの横顔を覗き込んで。

「悪いけど、暫く俺の服預かっててくれるか?
俺って決まった寝床がないから大量に買っても置く所ないんだよな。」

デザイア・ハート > 「あぁ~、縄張りとかもあるもんねぇ。
とはいえ、ボクもあそこは歩き回ったりしてるわけでもないしね。」

その辺りは住んで縄張りないとはいえ仕事をしている相手の方が詳しいだろうと、少年は踏んでいた。

「いやぁ、この時期はお店の中が一番快適…。
っとと、早速何かよさげなの見つけた?」

どういう服を”よい”と言ったのか、まずはそれを確認する。
本人のセンスや好みを確認するためだ。

「ふぅ~む…なるほど…。
っと、預かる?構わないけど…えっと、決まった寝床がないって、普段どうしてるの?」

エリク・スタン > 「ま、デザイアは可愛いからあんまりうろつかない方がいいかもな。
危ないのもちょこちょこ居るしなあ。」

スパッツの類をほいほいと籠に入れる。
やっぱり動きやすい服が好きだ。

「あ~、ここに慣れちゃうと外出るの嫌になりそうだ。
見るか?」

エリクの選んでいる服は実用重視と言えばそうだが、代わりに飾り気がない。
また、服のセンスもどちらかと言うまでもなく少年。

「寝床は適当に安い宿だとか、廃屋だとか、まあその日その日だな。
それこそ落第街にはそんな所が幾らでもあるからな。
その代わり、まとまった荷物を入れる所がないんだよな。」

デザイア・ハート > 「あはは…危ないのは確かに。」

つい先日の帰宅途中を思い出す。
命の危機を肌で感じたのは記憶に新しい。

「ん、ちょっとみせてみせて。
……まーそうなるよねぇ~。」

籠に放り込まれていくスパッツ類を確認する。
やはりというかなんというか、かざりっけが少ないのに苦笑する。

「はは~…なるほどねぇ。
寝泊りだけなら場所はまあ、いくらでもあるか。
でも荷物おけないのは大変じゃない?」

エリク・スタン > 「なんだ、やばいことあったのか?」

紅い瞳を覗き込む。
こんな所で暮らしている以上、当たり前の展開だが
知り合いが関わっているとなると気になってしまう。

「なんだ?
何かいいたげだな。」

この言い方は何か思っているなと、短い付き合いながら分かって来た。
どんなことを言い出すのか興味もあったので、敢えて突く。

「まあな、どっか良い所あると良いんだけどな。
てことで、暫く預かっててくれよ。」

デザイア・ハート > 「んーまあちょっとねー。」

たははと笑って誤魔化すように受け流す。
かの鬼に気に入られたらしいあの邂逅は、少なくとも他人に話すような事ではない。何より教えてしまう事にはなにやら嫌な予感もしていたからだ。

「いやぁ、かざりっけがないなーって。
着易いとか、そんな感じで選んでない?」

思っている事を聞かれれば、特に隠す事もなくそう返す。
普段のファッションにこだわりがなければこういうものだろうと言う事を理解はしているが、どうせ服を選ぶのなら少々仕込んで起きたい気持ちがあった。

「おっけー、そういう事情なら預かっておくよー。
……というか、荷物くらいならいくらでもうちにおいていってもいいよ。」

エリク・スタン > 「まあ、言いたくなきゃ言わなくていいけど。
手が必要なら言えよ?」

片手で籠を持ったまま、握っていた手を離し。
代わりにデザイアの細いウエストに手を回して抱き寄せる。

「ん~、まあな。
俺のセンスってのはこんなもんだ。」

なんだか突拍子もない服を選んできそうな気配をビンビンに感じるが、
楽しんでくれるなら乗っかるのもいいかなと思ってエリクは何も言わずに。

「すまねえな。
まあ、あまり遅い時間には行かねえようにするわ。
……そうだ、デザイアってケータイっての持ってるのか?」

デザイア・ハート > 「あはは、まー大丈夫大丈夫。
でも心配してくれてありがと♪」

ひらひらと手を振りながら、抱き寄せられれば小さくウィンクを飛ばし、心配のない様子をアピールする。

「まぁそんなだろうとは思ってたけどね~。
とりあえず、こういうのも普段着にはいいけど、もうちょっと”魅せる”服も選ぼうか。
たとえば~…これとか?」

そういって選んできたのは白いカットソー。
かざりっけは少ないが、少なくともただのスパッツ類よりはファッション性があるものだろうか。

「いいよいいよ、別に何時来ても。
アレな時はクローズって表に出してるし、そういう時以外はいつでも。
ん?もってるよー?」

エリク・スタン > 「まあ、俺と居る時はちょっとは頼ってくれよ。」

コツンと、額を擦り付ける。
いざとなれば自分よりも逞しいだろうと思うも、心配するのは自由だから。

「おぉ~、随分と洒落た服を持ってきたな。
似合うかな?」

手に取り、自分の身体と比較する。
が、デザイアの選定だからとほぼ無条件で籠に入れる。

「まじか…。
じゃあ俺もケータイ持とうかな。
事前に連絡した方がいいんだろう?」

デザイア・ハート > 「もしもそういう事があれば、その時はね~。」

ふふんと苦笑しつつ、額の擦り付けとその心配を受け入れる。
体力や肉体的には頼れるだろうとは思ってもいた。

「うん、似合う!
これにズボンかパンツか…その辺りをあわせるのがよさそうかなぁ。」

ふむりと見比べつつそう答える。
イメージや本人の気質的にもまずはラフなものから併せていく。元のファッションからも遠くなければ着易いだろうと。

「そだねー、連絡あると助かるけど…でも、ケータイ買うお金とか大丈夫?」

エリク・スタン > 「まずは逃げろよ?
デザイアも俺もバトル向けって感じじゃなさそうだし。」

余計なお世話になりそうだから、この話はこの辺で終えて。

「お~、それならその辺で合わせてみるわ。」

勧めて貰った服を籠に入れて。
奇抜な服を着せられると思っていたら、意外にも着やすい格好を選んでくれたので笑みが浮かぶ。
こっちの好みをちゃんと汲んでくれたことが嬉しかった。

「…そういやあ、ねえな。」

具体的な金額は分からないけど、毎月使用料金がかかると聞いた覚えがある。
その日暮らしのエリクにそんな金はない。
今日の服で手持ちの資金がまた底をついてしまう。

デザイア・ハート > 「ふふ、それは違いないね。」

一先ずはそういっておくだけで、それ以上は掘り下げない。
そのまま服の話へと話題は変わるだろう。

「うんうん!
そのあたりで選んでみるといいよ。」

友人は少ないときいていたが身内はいるような話であったので、いきなりのファッション変化でそのあたりからつっこまれるのを避けさせる意図もある選択だった。

「あはは…そこはもう、お仕事とか頑張るしかないねぇ。
どうしても困ってるときは寝床くらいは貸すよ。」

エリク・スタン > 「今日は参考になったわ。」

デザイアの配慮の深さにエリクは気づかず、能天気に笑っていた。
実際、デザイアの予想は当たっていただろう。
それまで作業着のような恰好しかしていないエリクが突然ファッションに目覚めたとなれば
揶揄わられることは必至で。

「あ~~、その提案は嬉しいんだけど。
それ言われるとずるずる居つきそうでなあ。」

甘美な提案がぽつんとやってきて。
エリクは嬉しいような、困ったような微妙な顔を見せる。
デザイアの事が可愛いと思っているのは本当なため、なんだかのめり込みそうで。

「とにかく今日は助かった。
なんかお礼をしないとな。
何が良い? 一着買っていくか?」

ここでの買い物が終わりなら、先に清算を済ませ、荷物をデザイアの家に送って貰うだろう。
この辺りの店はあまり行ったことが無いが、カフェで一杯やるのもいいかもしれない。

デザイア・ハート > 「ふふん♪それならよかった。
また別の機会には他の服も着てもらうけど。」

されども、そう語る少年の言葉も本音であった。
揶揄られなくて済むときならいくらでも着せ替えてしまおうという企みはあったのだ。

「ありゃあ、そんなに居心地よかった?」

なんとなく意味や思惑は察していたが、わざと冗談めかして笑い掻ける。

「いいってことさー。
ボクのお洋服までとなるとお財布のダメージも深刻だろうし、なにか喫茶店とかでお茶してくれれば十二分だよ。」

エリク・スタン > 「まあ、人目のない所ならな。」

デザイアの趣味と言うか、性格と言うか。
その辺は理解してきているので。
上機嫌な表情の意味も察することが出来た。
まあ、デザイア一人に見せるならそれもいいと思っていたり。

「お前こそ、俺と寝て良かったんじゃねえのか?」

会計を終え、荷物を店の人に預けてから。
軽くなった左手でデザイアの尻を掴む。

「わりぃな、今度ちゃんとしてお礼するからさ。
で、喫茶店か。」

とりあえず、涼しい服屋から一歩踏み出し。
ちょっと蒸し暑い外へ。

エリクが指さしたのは割と目の前にあった一軒のお店。
指さした本人は理解していなかったが、そこはいわゆるメイド喫茶。

デザイア・ハート > 「お、言ったねぇ~?
じゃー今度は覚悟してもらおっかなー。」

その言葉ににんまりと、少々悪い笑みが見える。
きっとその時には今回のようなラフな服は選んでくれないだろう。

「やーん♪お外だよぉ?
…ふふ、よかったのは認めるけどね♪」

少々わざとらしく身を捩って、小悪魔的な笑みを向ける。
そのままつんつんと頬を突くようにして仕返ししようとするだろう。

「ボクも貰うものはもらってるし、次もあるってならそれでいいよ。
…そだねぇ、やっぱり外暑いし、何か喫茶店……えーと、そこでいいの?」

エリク・スタン > 「あぁ? いいぜ。」

エリクもまた、にんまりと楽しそうに笑みを浮かべる。
デザイアは少しがっかりするかも知れないが。
エリクは初めてできた友人以上?の相手に構ってもらえるだけでちょっと嬉しかったりする。

「だろ? そのまま居ついちゃいそうでさ。」

頬を突かれても、なんだか嬉しそうに笑って居たり。
本格的にデザイアに夢中になっていた。

「あんまり歩くと汗かくんだろ?
ここで良くないか?
嫌なら他でもいいぞ?」

エリクはメイド喫茶も、メイドと言う存在も良く知らなくて。
なんだか綺麗な店って認識ですらない。
なので二の足を踏む少年に首を傾げていた。

デザイア・ハート > 「ふふふ…約束だよ?」

そうして約束を取り決めてしまえば、きっとこの相手なら多少の無茶を言っても大丈夫そうだなと、そう認識を得てしまうには十二分であった。

「そこまで気に入ってくれたのならなにより♪
……ま、”どうしても”って言うなら、ボクを夢中にさせてみてね?」

将来的な話だけど…と、耳元に顔を寄せ、甘い甘い、堕落させるような言葉を紡ぐ少年はまさしく魔女だ。

「そこ、メイド喫茶って言うんだけど…あー…
そう…ちょっとお高いところだよ?」

相手が異世界出身なのを考えればメイドと言ってもピンとこないかも…と頭をひねって…そうとりあえず伝えてみる。実際、メイド喫茶はお茶をするには少々割高だ。

エリク・スタン > 「約束な。
その代わり…お前も凄いの着せるからな。」

実の所、如何わしい服であれば入手できなくもなかった。
出入りしている組織がそういう店もやっているので分けてもらうことも出来なくもない。
自分で切るのは嫌だったから使わなかったが。
と、そんな状況なので今度はふふんとにやけている。

「あ~、なんだかとんでもない奴を好きになってしまったな。」

囁かれると、それだけでゾクゾクしてしまう。
耳の中を指で優しく撫でられている様な気分。

「それは別にいいんだけど。
デザイアが乗り気じゃないなら止めておくか。」

あっちになんてどうだ? と、別の喫茶店を指さす。
そこは木製の建屋となっていて。
それこそ中世の欧風建築と言った佇まい。
木板は適度に色が付いていて、味がある店である。
所謂、写真映えするような。

デザイア・ハート > 「ほうほう?
ボクに着せるっていうなら期待しちゃうよ~?」

ここまでのファッション選びからどのような服を着せると言うのか…正直なとこと、少年には想像が付かなかった。
よもやアレな店からそういう服をもらってくるとは考えてもいない。

「ふふ…♪
ボクを本気で好きになるなら覚悟してもらわないと。」

もちろん、相手が本気になるとはまだ考えていない。
だが、これからを考えると、本気にさせるような”誘い”だけはしておくのだ。

「あはは…ありがと。
うんうん、あっちなら大丈夫かな?」

次に見えた喫茶店にはほっとする。
メイド喫茶も悪くはないが…流石にデートで行くには居心地が悪いだろうと考えていた。