2020/07/14 のログ
神代理央 > 少女が、女になっていく。
未だ男を知らず。躰を弄られていただけの少女が、妖艶に、淫蕩に、少女から女へと変貌する。
その瞬間は。少女が蛹から羽化し、蝶となって羽搏いたその瞬間を。
他の誰でも無い、己が生み出し、己が手に入れた。
それだけで良かった。他の何にも変えられぬ、少女への独占欲を、明確に自覚出来たのだから。

自ら秘裂を広げ、雄を受け入れようと蠢くソレが視界に映る。
擦り付けていた先端が、一気に飲み込まれそうになる。だが、それでは駄目だ。己は、少女の望みを叶えなければならない。
少女は己の命じた通り、懇願してみせたのだから。

「……良く言えたな。なら、褒美を。お前を奪い、お前を穢し、お前を噛み砕く褒美を。………先に謝っておく、すまないな、沙羅」

その謝罪は、何を意味するものなのか。
直ぐに少女は理解するだろうか。文字通り、その身を持って。
ゆっくりと慎重に。蜜に濡れた秘部をこじ開ける様に侵入を果たす肉槍。ソレが半分程少女の中に埋め込まれた時――

――ズン、と。勢い良く腰が突き出され、その全てが一気に少女の胎内へ穿たれるだろうか。

水無月 沙羅 > 「へ……?」

少年が、珍しく謝罪の言葉を口にした、どうして……という疑問は、男の肉の槍が突き立てられた事で吹き飛んでしまう。

「ぁっ……うぅっ……!」

男との体格差は、言うほどはない。別段、貫いたものが少女の身に余るということでもない。
しかし、少女はそれが初めてであるならば、当然。
『破瓜』の痛みはついて回る物。

少女の身体は異能により強制的に癒されていく。
しかり、処女膜も肉体の一部であると認識するのであれば、痛みを伴うのであれば猶更。
幸い、彼女のそれはそう痛みの強いものではなかったが、その痛みは未来永劫止むことはない。

ある意味では『刻み付けた』と言うべきなのだろう。

その痛みは理央にのみ許された、彼女を傷つける痛みだった。

「はっ……く、り、お……。」

下腹部に、膣内の中に彼が満たされているのを感じる。
痛による衝撃は、確かに彼女を貫いたが。
それでも彼を求める気持ちに揺らぎはなく、受け止めようとさらに液はあふれ出て。

強請る様に理央の指に、自分の指を絡ませる。

神代理央 > ミチリ、と喰い込んだ肉槍。
彼女の"初めて"の証を貫いた肉槍は、直ぐにその異変に気付くだろう。突き破った筈の証が。貫いた筈の膜が。何度も何度も、己の肉槍を包もうとして、破かれていく。
それは少女の能力によって、永劫の破瓜の痛みを、少女に与えているということ。其処に思い至らなかった、己の浅はかさに、思わず歯噛みする。

「……そう、か。そうだな。お前は、望まぬ痛みを。貫かれ続ける痛みを。その力で感じ続けなければならない、のか」

であれば、此れ以上の行為は控えるべきだろう。
彼女に快楽を。性行為での悦びを与えるだけならば、何も挿入という手段に頼る必要はない。
既に彼女の胎内に収まり、滾る熱を吐き出すばかりとなっていた肉槍を、ゆっくりと引き抜こうとして――

「……馬鹿者が。お前は本当に、馬鹿だ。大馬鹿だ。痛いだろうに、苦しかろうに、止めて欲しいと、言ってもいいのに」

己の名を呼ぶ少女。その声と瞳には、紛れもなく己を求める意志と想いが込められていた。
滾々と溢れる蜜は、痛みを打ち消そうとする躰の防衛本能か。それとも――己を求めるが故のものか。

それが分からぬ程、鈍感では無い。

「……なら、その痛みも俺のものだ。お前にその痛みを刻み付けるのも俺だけだ。その痛みを、何とかしてやるのも……俺だけだ。恋人、だからな」

最後の言葉は、少しだけ気恥ずかしさが混じっていただろうか。
少女を蹂躙していた己が垣間見せた、ほんの僅かな本心。蹂躙する事でしか示せなかった想いを吐露してしまったが故の、羞恥。

それを押し隠す様に。或いは、破瓜の痛みを快楽で上書きする様に。遠慮がちに引き抜かれようとしていた肉槍は、再び勢い良く突き上げられる。
我武者羅に、只管に。ただ、真直ぐに、少女を求めて肉槍が胎内で暴れまわるだろう。その勢いは、コツ、コツと少女の最奥を叩き始める程で。

水無月 沙羅 > 「はっ………ん、ふぅ……」

永く続く『痛み』に、声にならない悲鳴を押し殺す。
少年の、後悔するような顔に少女は首を振って、痛みと、愛おしさで涙を零しながらそっと頬に触れる。

「言ったじゃ、ないですか……っ。 貴方の印を残してほしいって、だから、良いんです。
 この痛みは、私の宝物だから。 貴方がくれたこれは、私を求めてくれた証明だから。
 だから、嬉しいんです。」

痛みも、快楽も、愛おしさも、その全てを内包した涙を流しながら。

「やめないで、理央。」

少年が、己と一つになることを止めようとするのを、抱き寄せることで止めようとする。
それは母性なのか、愛する者への執着なのか、力強く。

「んんっ……!」

自分を恋人と呼ぶ男の、少しだけ恥ずかしげな声が聞こえる。
同時に、自分を貫いているそれが動くのを感じた。
確かに痛みはある。
沙羅は痛みが嫌いだった、昔を思い出させるから。
でも、この痛みは優しさに満ちていて。

「あっ……ふ、ん……っ。」

我武者羅に突き続けるだけの、その獣の様な行為は彼女をゆっくりと快楽に落してゆく。
下腹部が疼いている、この男を離すまいと膣内は槍を強く締めあげる。

神代理央 > 静かに首を振り、己の頬を撫でる少女の掌。
それを受け入れ、その暖かさに小さな吐息を零して。
少女の言葉をじっと、静かに耳を傾けていて――

「………馬鹿者。そんな事をせずとも、俺はずっと。お前を求めているというのに。だけど、お前がソレを望むなら――」

言い終わる前に、少女が己の名を呼んだ。
やめないで、という言葉と共に、少女が甘く、己の名を呼んだ。

「……止めるものか。既にお前に痛みを刻んだのだから。既にお前に、所有の証を刻んだのだから。
だから、お前を堕とす。その痛みごと。私が刻んだ痛みごと。悦楽に、堕としてやるよ。沙羅」

己を抱き寄せる少女の手。それは、決して己を離さぬと言うかのように、力強いものだった。
だから、それに応える様に。少女の想いと願いに応える様に。少女に抱き締められた儘、腰を振り、肉槍を以て少女を貫く。

「……それ、に。俺もそんなに余裕がある訳じゃ、ない、から……な…っ…!」

少女に快楽を注ぎ込むと同時に、昂っていた己の熱もいよいよ限界を迎えようとしている。
何度も何度も少女の中に肉槍を穿ち、膣壁を擦り、最奥を突く。
そうして暴れ回る肉槍が一際大きく膨らんで、最奥に押し付けられている先端がぶるりと震える、
もう、己にも余裕は無い。それは、己を胎内で受け止める少女の方が、よりはっきりと知覚出来るのだろうか。

水無月 沙羅 > 「ぁっ……あぅっ、んんっ!!」

自分を求めてくれる少年が、自分を求めて腰を振り続けている。
奇妙な感じ、痛みと快楽という刺激で、少女の思考回路は真っ白に染まる寸前だ。

少年の言葉が、段々と遠ざかってゆく。
下腹部と、己を包み込む熱に浮かされながら官能は高まって―――

そう言えば、達する……って何だったんだろう。

―――一瞬の思考の後に、何度も最奥を突くそれが激しさを増すのと同時に、大きく膨らんでいくのを感じる。
膣内を蹂躙するソレは、痛みと共に少女に激しい快楽を叩きこんでくる。
脳内がスパークする様に、体が浮くような感覚を感じた。

「りお……っ、わたし、なにか……来ちゃいます……っ、とんで、しまいそうで……っ。」

その声に痛みを訴える声色はなく、快感に溺れそうな少女が助けを求める様に、甘く鳴いている。

水無月 沙羅 > セーブ!!
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