2020/07/20 のログ
ご案内:「特殊領域 接触-第一円」に羽月 柊さんが現れました。
羽月 柊 >  
黄泉の穴。
魔術学会に属するモノとしては、
忌むべき場所であり、同時に興味をそそられる場所。

『羽月、奥へ行ってミロ、面白いモノガ見れるゾ。』

落第街の昔の知り合いに唆されて、柊はその場所へ来ていた。


光の柱が多数立つ、本来なら黄泉の穴には最早差し込まぬ光。

「………確かに面白いが…、…しかし、何か……なんだったか…。」

柱の付近まで歩を進めると、竜の仮面を外し、それを見上げた。
何かを思い出すような引っかかりを覚えていた。誰かが噂していたような。
知り合いは『面白いモノ』としか形容していなかった。
あいつはまぁ、知りたかったら体験してみろとでも言いそうだが。

「………、……。」

それを睨むように桃眼が見る。

研究者は、好奇心には抗えない。


柊は、惹かれるように柱に手を伸ばしていた――。

胡蝶の夢 >  
―― 蝶が、飛んだ。

(1 http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1752.html)
(2 http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1812.html)

羽月 柊 >  
『 、 ?』

誰かが呼ぶ声がする。

『"柊"! どうしたのよぼーっとして。』

羽月 柊 >  
ハッとする。周りを見回す。
辺りには今まで立っていた廃墟も、瓦礫も、存在せず。

鈍色の景色が徐々に色を帯びる。


きちんと掃除された部屋。
目の前には数値を叩き出す装置と、延々紙を吐き出す装置。
それらが接続されている機械には卵状の赤色と青色の宝石と思しき石が二つ。

計器のガラス板に反射する柊の姿は、今のような紫髪に桃眼ではなく、
茶髪に茶眼の、日本人らしい姿だった。

『もう柊ったら、卵が気になりすぎて徹夜してるでしょ最近。』

そう言って、隣でくすくすと笑う女性。

「あ、あぁ……悪い。  。」


――そうだ、彼女は。

――いつだって、隣に居た。黒髪に赤い瞳の。


「だが、"香澄"だって、似たようなモノだろ?」

羽月 柊 >  
そう言って苦笑を返して、二人で笑い合う。
香澄。……読戸 香澄(よみど かすみ)。自分の幼馴染。

ここは日本本州にある、二人の研究所。

まだ立ち上げたばかりで、毎日機材や研究資料の運び込みに忙殺され、
おまけに頼んでいた"卵"が届いたという報せに、
一旦部屋を片付けてそっちに手を回さざるを得なくなった。

しかしそんな忙しさだって苦という訳ではない。

隣には彼女がいる。

それが何よりのこと。そう、それこそが、羽月 柊の、『理想の世界』。


「この調子なら、数日後だろうな。この卵。」

研究所を立ち上げて、何か取っ掛かりの為にと知り合いなど方々を当たった。
その中で最初に当たりを引いたのが"竜"だった。

異世界研究の中でも竜はかなり特別な位置にある。

多種多様な異邦の動物種に絞り、そこから更に竜に。
竜は第一希望といった具合だったが、まさか本当にその希望が通ってしまったのだ。

順風満帆。これ以上何を望もうか。

羽月 柊 >  
『そうね、卵が孵ったら色々考えなきゃ。
 やっぱり柊は保護を第一にするの?』

計器の様子を手元のクリップボード上の紙に書き込みながら、香澄が柊を見上げる。
そんな彼女の左耳には金色のピアスが光っている。

「そうだな……竜の希望が通ったのなら、俺はやっぱりそれかな。
 やっぱりさ、可哀想だろ。俺たち人間の都合で親無しになったりするのは…。
 
 守人の真似事なのは分かってるが…それでも、さ。」

竜の素材は元々、
謂れが付くだけでも魔力的意味を持つほど高価だった。
だからこそ竜という強大なモノを、どれほど危険でも密猟しようという輩は後を絶たない。
そうしてそれは、稀に成功してしまうのだ。
異能や魔術が蔓延ったこの世界では、竜が負けることもさして不思議ではない。

御伽噺や絵空事の産物だった幻想の住人達は、
《大変容》の後、そうして度々惨劇の当事者となっている。

そういう部分はこの理想の世界でも変わらぬままだった。

羽月 柊 > 『………――、――。』
羽月 柊 >  
『…今まで私の我儘を聞いてもらったんだもの。
 今度は、柊がやりたいことを私が応援するわ。隣でね?』

そう言って、香澄は綺麗に笑った。
もう泣き虫な彼女はいなかった。


それからなんてことない二人の日常が流れる。
孵った双子の竜にセイルとフェリアと名付けた日。
保護としての試行錯誤、公の場での発表。

帰ると迎えてくれる幼馴染。

苦楽を共に、彼女と一緒に過ごせる。そんな幸せを。

羽月 柊 >  
いつしか理想は、二人の左手の薬指に――。




「……香澄、絶対、幸せにするから。」

婚約指輪を贈った。

そう言って、互いに顔を赤くして、彼女の左手を取る。

羽月 柊 >  
左手を見て、もう一度、確かめるように、顔を上げた。



  「かす、……………み。」

羽月 柊 >  
――違った。

顔を上げた時に見えたのは、香澄じゃない。

そこに居たのは、そこに居るのは。

――良く似た、別の、"バケモノ"。

羽月 柊 >  
「―――ッ!?」

違う、違う。チガウ。思いだしたくない。

いいや違わない。彼女を自分から奪ったのは誰だ。



 ―― 鴉の、鳴声がした ――



理想は、理想。かつての夢の果てた痕。 

ああ、思いだしてしまう。
どれだけ嫌だと駄々をこねても、現実は残酷だ。

自分にとっての"敵"が、誰なのか。

目の前のソレが、何より教えてくれるではないか。

羽月 柊 >  
 黒い髪に、赤い瞳の。

  『お父さん』

   ソレが。

羽月 柊 >  
己の"敵"を思い出した瞬間、ガラスが割れるように、世界が壊れた。

手を取り合っていた彼女の残滓は離れ、
柊に背を向け、遠ざかっていく。

「――ッ!! まて、待ッ……!」

胡蝶の夢 >  
ソレを追いかける柊の後ろ、蝶はついていく。

その先に至るは、夢か、現か――。

ご案内:「特殊領域 接触-第一円」から羽月 柊さんが去りました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にスピネルさんが現れました。
スピネル > (待ち合わせ中)
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
スピネル > 鈴音落第街のホテルへと向かったスピネル。
ここは落第街にしては比較的落ち着いたホテルであり、入り口でのガードがしっかりしている。
スピネルも実際に利用するのは初めてだった為、パネルで事前に部屋を選ぶ機械の出現に口を開けて驚いた。

手ごろな部屋を選ぶと、カードキーを受け取り部屋へと。
こんなカードがカギになるのか、と物珍しそうな顔をしながら部屋に入る。

すぐさまクーラーを起動し、刀傷のついたシャツを脱ぎ去る。
鈴音はソファに座らせて。

「我と一緒に居ると言うのなら、お主には男女の仲になってもらおう。
まずは男女の仲と言うものから説明せんといかんだろうな。
まあ、それは身体を流しながら説明するとしよう。
鈴音、服を脱いでくれるか。風呂場に向かうぞ。」

スピネルは素早くズボンや下着も脱ぎ捨てる。
小柄で華奢な身体。
胸元を真一文字に切り裂かれた跡はうっすらと赤く残っている。
そして、股座には見た目通りの大きさの男性器が。

部屋は床も天井も赤くし、仄暗い照明が独特の雰囲気を放っている。
広いベッドとテーブルとソファがあるだけのシンプルで狭い部屋。
ベッドの脇には冷蔵庫もあるが、中のドリンクは有料である。

刀々斬 鈴音 > 「はー涼しい。」

部屋に入りクーラーが付くやいなやその風の前に立ってパタパタと扇ぐ。
強めのクーラーの風が激しく動いた後の身体にここち良い。

「服脱いで一緒にお風呂入るの?」

色気もへったくれもなく服を脱ぎ捨てると骨の浮き出た華奢な体躯があらわになる。
その体中にはさっきついたばかりの火傷の後をはじめ全身傷だらけ、痛ましいものだった。

「誰かとお風呂入るのなんて鈴音久しぶり!なんかワクワクするね!」

素っ裸に手に刀を握ったままできょろきょろと部屋中を見回している。

スピネル > 「涼しいだろう。 今日は明日の朝までここに居て良いぞ。」

クーラーの風がとても気持ちよいようで。
通気口の真下で涼んでいる後姿を遠目に眺め。

「そうだ。 我と一緒に居るのだろう?」

肉付きの悪い細い体には、今しがたの戦闘の傷ばかりでなく。
古傷と思われるような傷を含め全身が傷跡だらけであった。

「風呂と言っても今はシャワーだけだぞ。
と言うかお主、風呂まで刀を持ってはいるのか?」

鈴音を先導するように風呂場へと。
浴室の扉を開けてから、不思議そうに問いかける。
言外に刀は置いて来いと言う意味を込めているのだが、伝わるだろうか?

刀々斬 鈴音 > 「うん、もうこのまま寝ちゃいたいくらい。」

置いておけばこのまま寝てしまうだろうがそうはいかない。
風呂場の方へと歩いていく。

「えー…鈴音お風呂入りたい。」

シャワーとか水浴びはともかく湯船にはしばらくつかっていない。
かなり大きな湯船があるので浸からないのはもったいない…。

「うん、鈴音とちーちゃんはずっと一緒だから。」

ぎゅっと刀を抱きしめる。
恐らく何と言われても離さないだろう。

スピネル > 「ちゃんと汗を流してからベッドに入れ。
汚いぞ。」

後ろを振り返り、鈴音に風呂場に来るように視線で促す。
ペタペタと床を裸足で踏み歩く音が近づいてくると、まずは一安心。

「分かった分かった。 入れながら入ってやる。」

バスタブの底を栓で塞ぎ、湯を溜めることに。
シャワーで軽く汗を流して色々教え込む予定だったが、早くも予定が狂っていく。

「はぁ…。 構わんが、錆び付かんだろうな。」

アクセサリーの類を肌身離さず付けている人は見たことがあるが、
刀をそうする人は初めてだった。
スピネルはため息を吐くと、先に湯を入れている最中のバスタブの中にはいる。

「鈴音、ここに背中を向けて座れ。」

スピネルの想定では、バスタブの中で背後から抱きしめながら、色々と教え込んでいくつもり。
ただ、鈴音と言う人物は相当独特な感性に生きている。
素直にスピネルの言うことを聞いてくれるだろうか。

刀々斬 鈴音 > 「やった!流石スピネル様!!」

シャワーだけよりもやっぱり湯船に入るほうがいい。
この島に来る前からの習慣だ。

【…気にするな既にサビている。】

「いつも一緒に入ってるしね。」

刀を持ったままで喜びながら同じようにバスタブの中に入り指示の通りに座る。

「座ったよ?お湯まだあんまり貯まってないけど。」

未だ自分の足の甲を越したぐらいの量のお湯をちゃぷちゃぷしながら次の指示を待つ。

スピネル > 「うむ、まあな。」

なんだか子供をあやしているような感じがするなあ、と唇をへの字に曲げるスピネル。
思っていた展開とだいぶ異なっているのだが、長く生きた間に培った包容力を発揮する機会だと前向きに捉えることにした。

「いつも一緒なのか、そうか…。」

文字通りの分かち難い関係になんだか微妙な気持ちになるも。
鈴音が細い背中を向けて座る。
意外にもちゃんと言うことを聞いてくれてるなあと感心しつつ、背後から抱きしめて。

「さっき言った男女の関係がすることを少しずつ教えてやろう。
特にお主は我の眷属になってもらう。
鈴音、先ほど言ったな。 我と一緒に居たいと。」

鈴音の平たい胸元に手を伸ばし、小さな蕾を指先で弄りながら耳元で囁く。
序で、耳朶を牙の先端で傷つけると僅かな穴から滲み出る血液をチュウチュウと啜っていく。
鈴音の背中には、スピネルの男性器の熱が触れているだろう。

刀々斬 鈴音 > 「たぶん死ぬまで一緒だと思う。」

鈴音は呪われている。この妖刀に。
少なくとも鈴音がこの刀を手放すことはあり得ない。

「うーん、一緒にいても嫌じゃないって言ったよ。」

ニュアンスでいえば微妙に違う。
まあでも認めていることには違いない。

「ふふっ…なんかくすぐったいよ。」

耳を吸われるのはちょっと気持ちいいけども胸はいまだにこのような行為になれていない。
故にいまだに快感を感じるには至っていない。

「…?なんか当たってるよ?」

スピネル > 「ヴァンパイアにはならずとも不死にしてやることはできるぞ?
かつてもそうして我に血を捧げる者を作って来ていた。」

妖刀と鈴音の関係がまだよく分かっていないが。
傷だらけの身体を見ていると、確かに死の影が近い気がする。
スピネルなりに眷属となりつつある少女の事が気になってきている。

「おぉ~~う。そうか…。」

いや、それって違うぞと言いたかったが。
なんだか水を差すような気がするので黙って置く。
ううむ、もやもやする。

「胸はまだか。 なら、もう少し直接的にやるか。」

スプネルは胸元で鈴音の身体を受け止めると、両手を股座へと伸ばす。
片方の手はクリトリスを。
もう片方の手はいまだ誰の侵入も受けていないのであろう肉孔に指を入れ。
浅い所を指先でクリクリと擦り付けていく。
まるで童女を相手にしているような気分になってくるスピネル。

「当たっているだろう。
男は魅力的な相手の前だと固く熱くなるのだ。
これをお主のナカに入れるのが愛し合う男女の営みでな。
わかるか?」

刀々斬 鈴音 > 「直接的?あっスピネル様!そこ汚いよ!」

普通なら人に触られることのない位置。
そこを触られればなんというか少し気持ちの良いような奇妙な感覚がある…でもやはり恥ずかしさが勝る。

「えっ?鈴音が可愛いからこんな風になってるってこと?」

背中に当たっているその熱い部分。
男の人にだけついている部分。
それをナカに入れる??

「ナカ?ナカってどこ?身体に穴開けて刺すの?」

分からない…自分が何をされているのかも…
これから何をされるのかも…わからないままに流されていく…。

スピネル > 「汚くなどないぞ。
それよりお主、その様子だとこういった事は経験なさそうだな。」

スピネルは長く生きているだけあって、こういった経験も多少は蓄積がある。
初めてだと想定し、指の動きは決して激しく動かしたりすることは無く。
寧ろもどかしい程に淡く、ソフトに触れる。

「そうだぞ鈴音。
お主が良ければずっとそばに置いてやろう。」

鈴音の傷が多い背中を、肌を愛撫するように舌で舐る。
首筋にも、今度は吸血ではなく唇を近づけキスマークを作っていく。

「今我が触れている穴は男のコレを入れるための穴だ。
お主の両親もそうやってお主を産んでいるはずだぞ。
まあ、お主が我との子を成せるかどうかは知らんが。
互いの絆を深め合うには最適な行為だ。
鈴音、後ろに手を伸ばして握ってみろ。」

刀々斬 鈴音 > 「そ、そんなことない鈴音もう100万回くらいはやってるよ!」

【処女だ】

鈴音の見え見えの見栄を既に中ほどまで水没した刀が横から粉砕する。

「処女ってなに…。」

経験どころか知識も全くない…。
この落第街に一人過ごしていてここまでの純真なのは珍しい…。

「…なんか変な感じ。」

自分でも触ったことの少ないそこを触られればやっぱり不思議な感覚。
嫌な感じではない。

「これを鈴音のここにいれるの?」

後ろをちらりと見てその大きくなったそれに手を伸ばすと無遠慮に握って…。
握ったり、閉じたり、思いっきり握ったり。
グニグニするそれを触ってみれば

「…何か面白いねこれ。」

スピネル > 「ひゃくまんもその年でできるものか。
我でもそんなにはしておらんぞ。

…いや、言わずともわかる。」

鈴音のバレバレの嘘に突っ込みを入れ、
妖刀の発言にも相槌を返す。

「お主の様に経験のない女のことを言う。
お主はこれから身も心も我に捧げるのだ。」

蜜壺は指が触れた刺激で生理的に濡れてきているのだろう。
感じているわけではないのかも知れない。
これ以上指での刺激では弱いかと判断していると、
鈴音の声が届く。

「そうだ、なんとなくわかってきたか?」

スピネルのソレは左程大きくはないが、十分に充血しきっており。
固さも熱量も申し分ない程だった。
鈴音の指が握り、触れると先からヌルヌルした体液を漏らしている。

「鈴音、一度手を離してくれ。」

今度は鈴音の肩を掴んだまま体勢を変える。
丁度バスタブの中で下半身の上に鈴音を跨らせる格好に。
鈴音の足の間からイチモツが真っすぐ起き上がり、どちらかが身じろぐ度に小さな割れ目に擦れあう。

刀々斬 鈴音 > 「えー身も心も捧げるの?死ぬってこと?」

何も…何もわかっていない。
だが刺激の甲斐もあって鈴音のそこは確かに少しずつ湿り気を帯びていて。

「えー何か楽しかったのに…。」

名残おしそうにスピネルのそれから手を離して…。
割れ目にさきほどまで握っていたそれが触れれば鈍い鈴音でもようやく気が付いて…

「あっ分かった!それをここに入れるのね!!」

顔に浮かぶのは難しい謎を解いたみたいな満面のドヤ顔。
その得意げな顔で振り向けば擦れてお互いに刺激を与える。

スピネル > 「死なんぞ。むしろお主が望むなら死ねない体にしてやろう。
…ああ、そうではなくてな。
ずっと我に仕えろと言う意味だ。」

薄笑いを浮かべ、吸血鬼然とした口上を述べたが。
途中で首を振り、平易な説明に切り替える。

指に僅かにでも滑り気がこびり付くと、多少は感じるのかと安堵する。

「これからもっと楽しくなるから安心しろ。」

ドヤ顔状態の鈴音の股座に一物を擦り付ける。
スリスリと互いに刺激を与えあえば、双方の性感帯に多少なりとも快楽が伝わっていくか。

「そうだ、これを入れることで我はお主の初めての相手となるのだ。
ここで入れてもいいが、ベッドの上でも構わんぞ。
どうする、鈴音。」

刀々斬 鈴音 > 「ずっとは分からないけど…鈴音が良いって思う時ならいいよ?」

ずっと仕えるかどうかは分からない。
鈴音は自由、気まぐれだ今の気持ちが続くとは限らない。

「もっと楽しくなるの?本当?」

後ろにもたれかかるようにしながらたずねて。

「お風呂あがるの?長く入ってたらのぼせちゃうからもうあがる?」

自分の一生の事だというのに特に気にした様子はない。
深く理解していないのかもしれない。

スピネル > 「まあ、その辺はおいおいだな。」

今も昔も各人の自由に委ねてきたスピネル。
鈴音の返事に対し、小さく首を縦に振る。

「今までの経験では、そうなるはずだ。」

華奢な身体がしなだりかかると、優しく抱きとめる。
抱き合ったまま、ゆっくりとバスタブから立ち上がる。

「そうだな、のぼせる前にベッドに上がろう。
喉が渇いているならジュースもあったぞ。」

湯を止め、脱衣所へと二人で向かう。
フカフカのバスタオルが二組置いてあり、一つを取って素早く体を拭く。
スラムではこんなに良い生地もちゃんとした風呂も味わえなかった。
今の拠点に移ってからは風呂もタオルもちゃんと備え付けてあったが。

身体を拭気終えてもまだ、鈴音が手間取っているようなら鈴音の身体も拭いてあげるか。
あるいは、鈴音が終えるのを待ってから、手を取り合いベッドに上がるだろう。

「鈴音、仰向けになるんだ。」

刀々斬 鈴音 > 「ジュースあるの?やったー!」

水滴をあたりに残しながらバタバタと冷蔵庫の方まで向かっていき中身を物色する。
その中からペットボトルのイチゴオレを取り出して飲みながら拭かれることに身をゆだねるだろう。

この様子だけ見れば鈴音の方が主人のようでもある。

「仰向け?こう?」

普通に寝るようにゴロンと寝転がると手にしたイチゴオレを一口飲んで。

「クーラー効きすぎてて…寒くない?服着てもいい?」

そんなことを尋ねる始末。

スピネル > 「濡れたままで走るな、危ないぞ。」

まるで子供を叱るように注意しては、飲んでいる最中の鈴音の身体を拭いてやる。
スピネル自身も拭いてやりながら、これは高貴な存在のやることだろうかと心中でぼやいていた。

「あ~、分かった分かった。
緩めてやる。」

リモコンを手にし、設定温度を上げる。
ほとんど除湿だけとなったことで裸でも寒くはなくなるだろう。

「とりあえず、我に身を委ねていろ。
時期に何をするかわかってくる。」

一度ため息を吐いてから、仰向けに座らせた鈴音の両足を広げさせる。
足の間に座り込むと、自らのモノを手に、鈴音の割れ目へと再び擦り付ける。
何せ初めての相手だ。 準備にすぎると言うことは無いだろう。

刀々斬 鈴音 > 「大丈夫!鈴音こけないから!」

子供か或いはペットの動物…そんな感じだ…。
男女の仲かこれが…

「…じゃあ、任せるね。」

足を広げて完全にされるがままに
そして流石に片手のイチゴオレは枕元に置いている。

「…大丈夫?入りそう?」

スピネル > 「こける奴に限って皆そういうのだ。
我はそんな戯言をもう何度も聞いてきた。
そもそも濡れたままで走るな。」

小言を繰り返すスピネルだが、全身を隈なく拭き終えるとタオルを簡単に畳テーブルの上に。

「良いか、身体の力を抜くのだぞ。」

イチゴオレを枕元に置いたところを確認してから、
鈴音の細い内腿を掴む。

「入ると思うが、初めは痛いから我慢しろよ。」

スピネルのモノはまだ固いままだった。
多少なりとも眷属化の影響を受けた女が目の前にいる状況ではそうそう萎えることもなく。
標準より多少大きい程度のサイズだが、初めてなら痛みを伴うだろう。
こればかりはどうしようもないと、スピネルは腰を掴んで鈴音の身体を引き寄せる。
そして、割れ目に亀頭を宛がえば。
一思いに貫いていく。

刀々斬 鈴音 > 「…分かった全力で力抜くね。」

リラックスした様子でいう。
あまり力は入っていない様子。

「えっ痛いの?鈴音痛いのは嫌だなあ…。」

そんな事を言っている間に今まで何の侵入も許したことないそこにスピネルのそれが入ってくる。

「痛っ…ていうほどは痛くないかな?」

鈴音が今も手に持っている。その刀、血腐レには持つものの痛みを緩和する能力がある!
それにより鈴音は痛みを恐れることなく剣を振るうことができているのだ。

「スピネル様の入っっちゃたね。なんか…何か変な感じ…」

スピネル > スピネルのソレは特段大きいとは言えないが、下腹部に血が集まった状態ともなれば
子宮口にまでぴったりと到達する。
膣内の肉襞を熱く滾ったモノが擦れ、濡らしていこうとじわりじわりと前後に出し入れし。

「痛くは無かったか。
どうだ、少しは感じているか?」

足元を覗けば、今頃シーツは赤く汚れている箇所もあるだろう。
手にしている妖刀の力により鈴音の処女喪失は予想よりもあっさりと終わった。

後は互いが満足いくまでするだけなのだが…。
ベッドの上で繋がったままのスピネルは緩く腰を動かしながら鈴音の様子を見ている。
初めてが相手だけに大層難しい。せめて少しは気持ちよくなってくれると良いのだが。

刀々斬 鈴音 > 「うーん、あったかいなあって感じ。」

お腹の中に何か温かいものがある…悪い気持ちでない。
…鈴音は初めてであるためまだ感じるまでは到達していない。

「これスピネル様はどんな感じ?感じてるの?」

すこしずつ高まってくる感覚を受けながらそういう風に尋ねた。

スピネル > 「なるほどな。」

スピネルはそう返すしかなかった。
人によって性欲の度合いは違うと言うが、鈴音は恐らくこういったことよりもまだまだ外で走り回っている方が
好みなのだろう。

「我はちゃんと感じておるぞ?
でないとこうも大きくはならん。
鈴音の事をちゃんと気に入っている証だ。」

そういうと、スピネルは身を乗り出して抱きしめる。
その際、互いの唇を重ね合うか。
そして、舌を伸ばすと鈴音の唇を一嘗めしてから口腔内へと忍ばせる。

刀々斬 鈴音 > …鈴音の持つ刀血腐レは血を吸うことで麻薬を上回るほどの快感を持ち主に与える性質がある。
その刺激と比べると性行為で得られる刺激は少し劣る…。

「ホント?鈴音何かしなくていい?」

自分だけが与えられる状況で不安を覚えていたところで唇を奪われた。
とっさの出来事に反応できずそのまま舌を入れられてしまう…。

「…いきなり…そういう事したら赤ちゃんできちゃうよ?」

スピネル > 「何もしなくて良い。
ただ我に身を委ねていればいい。」

舌を絡ませ、歯肉や歯の裏を舌でなぞる。
スピネルの舌は見た目よりも柔らかく動き、舌同士を絡ませ合ったりとまるで蛇の様であった。
問いかけてくる鈴音の顔に手を伸ばし、優しく撫でる。

「なんだ、そういう知識はあったのか。
必ずできるとも限らんし、できた時は我の方で引き取ってやる。
それとも、鈴音は子供が出来るのは嫌か?」

刀々斬 鈴音 > 「…分かった…任せるね。」

そういってより一層力を抜いて相手にゆだねる。
舐められるままに、突かれるままに、撫でられるままに。

「鈴音は無理だよ。鈴音お母さんに会ったことないから
 どんな風にお母さんすればいいかわからないもん。」

鈴音の記憶には残っていない。
間違いなくいたのであろう母親との記憶。
この刀を持つ前までの記憶。

スピネル > 「別に難しいことはないと思うぞ。
子供が産まれたら後はこっちで面倒を見ておく。
そもそも、人の子が簡単に我の子を産むことはないから安心するがいい。」

その後も、スピネルは経験のない鈴音を相手にあれこれと試みたことだろう。
結果どうなっかたかは二人のみが知ることであった。

ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」から刀々斬 鈴音さんが去りました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」からスピネルさんが去りました。