2020/08/08 のログ
ご案内:「裏路地の一角」からフィーナさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にジャムさんが現れました。
ジャム > 夏季休暇に必要なもの。
先立つもの。――お金である。
お小遣いである。
使うお金があってこその夏休みで、夏休みはお金を使う楽しい季節なのだ。

カフェのバイトは堅実な収入だったけれど、毎晩高級カップアイスを食べるのには少々心もとない。

「パパ活させてくれる人とかー。
お小遣いくれるひとー。いないかなー、いないかなー!
お金くれるなら、僕がレロレロして気持ちよくさせてあげるんだけどなー、一夜の夏の思い出、一緒に作ってあげられるんだけどなー……!」

疲れてて溜まってて、すっきりしたい。
そんな男の人が通りかかりそうなこの場所の一角に立って。
うろちょろきょろきょろ。人間観察。

ジャム > あの人この人さっきの人。
服や顔色は様々だけれど、今日はなんとなく縁がなさそう。
半獣の第六感が告げている。また今度にしようと。

そうと決まれば歓楽街を楽しんで行こう。
切れかけたネオンからデジタルサイネージ、この通りにある店は焼き肉煙草香水、古着とゴム、埃と精液の匂い。
自分の視覚嗅覚を刺激する色んな光りと匂いとで満ちている。
ローファーの足元も軽やかに、尻尾を揺らし――

ご案内:「歓楽街」からジャムさんが去りました。