2020/09/19 のログ
ご案内:「◆女子寮 とある女子の部屋(過激描写注意)1」に修世 光奈さんが現れました。
ご案内:「◆女子寮 とある女子の部屋(過激描写注意)1」にジェレミア・メアリーさんが現れました。
修世 光奈 > 「うーーん……うん。大丈夫…だよね」

予定を合わせたお休みの日。
相変わらず彼は忙しいのだろうけれど、自分のために勉強会を開いてくれるという。
それなのに、彼の部屋にお邪魔するのも変化と思い、今回は光奈の部屋だ。
何処かに汚れやゴミが残っていないかと確認して、ふうと息をついて。

改造が自由である寮ではあるが、それほど派手な改造を光奈はしておらず。
精々、壁紙をオーダーして薄ピンクにしたりする程度だ。
部屋に入れば中央に、低めのテーブル。対面になるようにクッションを2つ用意されており。

ノートや教科書と参考書、筆記用具などの勉強道具がテーブルの上に置かれている。
基本的な間取りは男子寮と同じだが、壁際の棚には小さなぬいぐるみが何体か。
更に別の壁際には化粧台も備え付けられており、必要な時にはそこをおめかしするのだろう。

後はお茶も用意しているし、お菓子も一応。
床がフローリングだから、大きめのスリッパも用意して。
お出迎えの準備は万全だ。

「……………」

どこか変なところないかな、と自分できょろきょろしながら、彼を待っている。

ジェレミア・メアリー >  
学生寮・女子寮。
普段滅多による事はないであろう場所。
今日は彼女と一緒に勉強会と言う事もあって、足を運んだ次第だった。
普段なら自分の部屋にする予定だったが
彼女の部屋を見たいという我満もあって、そうするように話を誘導した。

「……我ながら……何ていうかな……」

小賢しい事をしたと思う。
自嘲と煙を一緒に吐き出し、目前とする彼女の部屋。
インターホン一つ鳴らせば、扉を開けた。
煙草を手に取り、携帯灰皿へとねじ込めば用意してくれたであろうスリッパを履く。
ぴったりだ。そのままフローリングの先へと進んでいく。

「光奈、いる?」

修世 光奈 > 「あ、はーい!…居るけど―…もー、せっかくだから私がジェー君を部屋に入れたかったなー」

インターホンが鳴った途端立ち上がって扉の方へと向かう。
けれど、その時には既に彼は部屋の中。
自分が扉を開けたかった、と思いつつも。
来てくれたことが嬉しくていつも通り彼を見上げよう。

光奈の格好はいつもと違って少し緩い感じ。
脚を締め付けすぎない少し余裕のあるベージュのチノパンに無地の白Tシャツだ。
自分の部屋ということもありあまり気合を入れた格好は変だと思った様子。

「やっほ。ジェー君。今日はありがと。
どうぞどうぞー、ゆっくり座ってよー」

忙しい云々の話はもうしない。
ただ、お礼を言い、先導して部屋へと招こう。
彼にはちょっと小さいかもしれないが座布団代わりのクッションを示して。

「お茶入れてくるね。ちょっと待ってて!」

自分のスペースに彼が居ること。
それには少し慣れてきたものの、招くとなるとやはり緊張はする。
しっかり、グラスに汚れが無いか確認してから、小さめのグラスに麦茶を入れて彼の前に置こう。

ジェレミア・メアリー >  
「ハハ、ごめん。ついつい、いてもたってもいられなくて。
 折角光奈に会えるんだし、僕の方からお願いした事だから」

浮足だっている、と言う意味では間違いじゃない。
彼女との時間はそれほど自分にとっては大切で
掛け替えのないものだと思っている。
特に今回は彼女の部屋、と言う事もあって自分も少し落ち着きがない自覚はあった。
少しばかり頬を掻いて、周囲を見渡す。

「(女の子の部屋って、こういう感じなんだ……)」

何と言うか、落ち着かないというか。
あんまり派手な改造はしていないけど、シンプルな感じが彼女に似合っていて
何だかちょっと居心地がいい気がしてきた。

「そんな大げさな……うん、お構いなく」

言われた通り、おずおずとクッションの上に座る。
ちょっと小さい気もするが、許容範囲。
表面上はいつも通りのつもりだけど、やはり緊張はぬぐえない。
此処で普段生活してる彼女の事を考えるだけで、結構踏み込んだ自分に何とも言えない感情だ。
右往左往する目をしり目に、落ち着かせるために麦茶を軽く一口。

「早速始める?光奈。それとも、後からにしようか。勉強」

修世 光奈 > 特にアロマなどを焚いているわけではない普通に近い部屋。
けれど、そこかしこに光奈の生活感…というのか。
そういったものが見られるだろう。
モデルルームと、実際の部屋の違いといったところか。

「私も…うん。お邪魔してばっかりだとね。何だか悪いし」

もてなされるばかり、というのも性に合わず。
今回は彼のお願いを快諾したのだ。
麦茶は程よく冷えており…無い事に気づいて、慌てて沸かして冷やしておいたらしい。

「よいしょ、と。じゃあ早速――」

麦茶を自分の前にも置いて彼の対面に座って一息。
後は休憩も入れつつ頑張るだけだ。
さてやるぞー、と思ったところに彼からの言葉。

「…、後って、えっと。な、なにかする?ゲームとか…あーでも、ゲーム機とか置いてないんだよねー。
端末で通信してやれるのってあったかなー…」

後にするか始めるか。
そんな問いを投げかけられる意味。
それは、ほんのりとわかってはいるものの…これは勉強会だし、と自分に言い聞かせて。

そして何とか話題を逸らそうとする。
最初に休憩って言うのもいいよねーとか、視線を逸らしながら。

ジェレミア・メアリー >  
清楚かつシンプルと言えばいいのだろうか。
彼女の生活感。ここで光奈が生活している。
そんな事実だけで、緊張が止まらない。
実は、思えば結構大胆過ぎるんじゃないか?と、若干後悔している節も。

「そんな事気にしなくてもいいよ。光奈なら、何時でも歓迎」

彼女のお願いであれば、彼女であれば何時でもいい。
相変わらず面白みのない部屋ではあるけど、何時でも。
口元も緩く笑みを作っており、ホロモニターを端末機動。
勉強する準備は万全だ。ジェレミアは、こういうノートなども全部電子派だ。

「そんなんじゃないよ、近況報告。最近どうしたのかな、って。
 僕の方は相変わらず風紀の仕事が多いかなー」

思わずはにかんで首を振った。
確かに男の子ならそんな感じだと思う。
合わせてもらったようで、少し申し訳ない。
トントン、とテーブルの上を叩いてモニターを操作し、課題やら問題集を表示していく。

「……何か想像した?」

なんて、意地悪い質問を一つ。

修世 光奈 > 今度また遊びに行こうかなーと。
そう言いながらも光奈も準備をしていく。
彼女はどうやら紙媒体を使っているようだ。

もちろん、端末も使うには使うが…ついつい依頼のメールやネットサーフィンに時間を使ってしまう…
というのが紙を使う主な理由。
ただやはり、勉強関係となると紙でも電子でも眠気が来てしまうのは間違いないのだが。

「近況?、……………っ、な、なにも想像してない!
そう、えっとー近況ね!風紀の仕事、大丈夫?疲れてない?
私の方はー、相変わらず探し物の依頼かなあ…。けど、ちょっと困ってることはある…かも」

彼の言葉に慌てて、問題集をテーブルに立てて一瞬顔を隠し、少し声を張って。
ただ、問題集を見るとやっぱり、うぅぅ…と唸りつつ。
彼を心配しながら、自分の近況を伝えよう。

「私だけじゃちょっと見つける方法が思いつかない探し物があってねー…
こう、いつもならピン!ってくるんだけど、中々来なくって」

内容が内容だから、口は重くなる。
だから、すぐに内容を話すことはしないけれど。
それでも、彼には…一応、風紀の人も関わっていることだし、話しておいた方がいいかも、とも。

「えっとー…こう言うと風紀的にどうかと思うんだけど…
死ねない人を、死ねるようにする方法…を捜してるんだ」

おずおず。
彼の反応を伺いながら簡単に要約して伝えてみる。

ジェレミア・メアリー >  
「うーん、結構忙しいけど大丈夫。色々あってね、落ち着くのはちょっと先かな」

勿論なぜ、と言うのは彼女であろうと口にはしない。
組織の情報漏洩は何処だろうとNGだ。
特に、今回表沙汰になりづらい事件で、風紀委員の負傷者が出た。
この先、忙しい時間が続くのは間違いない。
神妙な顔つきにしながら、彼女と同じ問題集を横目に進め始める。
マルチタスクは得意な方だ。ペンを画面に走らせ、トントン、と解いていく。

「けど、大丈夫。ちゃんと光奈との時間はとるから。
 ……光奈、それ計算違うよ。コッチ」

それだけは抜かりない。
早速問題一つ指摘する。
一応、飛び級予定なので同じ学年の問題だが、同じのはずだよな。
少し不安になってきた。

「…………」

ピタリ、とペンが止まった。
如何にも、穏やかじゃない。

「……随分と凄い話が出てきた、って印象かな。不死の人、って事?」

異能問題は珍しい話題ではない。
不死性を手にした人間がそう言う悩みを持つこともあるようだ。
問題自体のそれはさておき、間違いなく人の生き死にが関わってくるようなものではある。
キャップの奥の鋭い視線が、彼女を見やった。

修世 光奈 > 「そっか。…時間取ってくれるのは嬉しいけど…悩みとかあったら、言ってくれていいからね!
私は、いつでもジェー君の味方…うぐっ」

色々、とぼかす彼の事情は察している。
何せ風紀委員は色々とアブナイ仕事だ。
もちろん、秘密にしないといけないこともあるだろう。
それを暴こうとはもちろん思わないが…

何か、先輩としてカッコいい事を言おうとしたところに、間違いを指摘されて固まる。
確かに見て見れば計算ミス。もちろん、問題は同じ学年のものである。

うーーー、と唸りながら参考書を見つつ解答を直しつつ、話を続ける。
彼と話しているし、熱心に教えてくれるおかげで頑張ろうという気持ちが湧き…未だ眠気自体は来ていないようだ。

「…うん。まあ、大体そんな感じ。でも、私はー…凄い、とはあんまり思わなかった…かな。
その人は多分、普通に生きて、普通に…みんなと同じように死にたいだけなんだーっていうのが私の印象。
ちょっと違うけど、殺す方法じゃなくて、死ねるようにする方法、だからね。探してるのは」

また問題集とにらめっこしながら。
ぽつぽつと話していく。
間違いを指摘されれば、また唸りはするも、話は止めず。

「その人…えっと、もう勝手に友達だーって思っちゃってるんだけど。
口は悪いけど、優しいし、可愛いし…真剣だったし。…からかいとか、嘘で頼んできた依頼じゃないと思った。
だから、受けたの。…ただ、それが色々複雑で、それが今の悩みの1つ…かな?」

彼の鋭い視線を受けながらも、話すことに迷いはしない。
自分で決めたことは貫く、恥じはしない。
ある種頑固な、光奈の性格だった。

ジェレミア・メアリー >  
「当面の悩みは、光奈と一緒に卒業できるかどうかって所かな」

現状学年一個下の自分より危うい成績。
実は留年する可能性を考慮すると、少し危うきもする。
なんて冗談一つ口にしながら、さりげなく立ち上がれば彼女の隣に座った。
互いに肩を寄せ合う形で、問題の間違いを指摘したり、見れる位置だ。

「……人の生き死にが関わるだけで、僕はすごい事だと思うよ」

特に生死感、生命を尊守するジェレミアにとっては
いつか来る終わりの話であっても重く感じる。
普通に"死にたいだけ"。生きていられるなら、それでいいんじゃないか。
不死の生死感を理解しえない。それを呪いだというなら、理解は出来る。
永遠の時間を過ごす地獄。そう言う事なんだろうか。
……口には出さないけど、"実感はわかない"。それが正直なところだ。
止めたペンを走らせながら、思考を巡らしていた。

「色々複雑って、どんなこと?」

とはいえ、彼女の悩みで在れば話は別だ。
彼女の悩みを、全てを共有したい。
それを解決したい、当然の思考だ。
だから、根掘り葉掘り聞いていく。

修世 光奈 > 「ぅー…いじわる…。絶対ジェー君よりいい成績になって、今度は私が指摘するんだから!…ぅー…」

一緒に卒業する。
それをモチベーションに勉強を続けていく。
…わずかずつではあるが、正答は増えていく。
彼の教え方と…もともと、地力は悪くない部分もあるからだ。
そうでなければ、情報を整理して探し物をする…などという行為はもっと滞っているだろう。
けれど彼が隣に来ると少し筆は遅くなる。

それもそうだ。横に感じる彼の体温や声が近いだけで。
それらが好きな光奈はやはりドキドキしてしまう。

「…生き死にとか…すぐの話じゃなくて。…私だって。ジェー君がおじーちゃんになってさ。もし…私だけ今のままって…
なんだか、寂しいって、そう思うし」

そんな中、ぽつ、と呟いた言葉。
…何があるかわからないのが人生だ。
もしかすると、万が一…別れることになるかもしれない。
けれど、そのまま関係が続いた時。自分が不死…と考えると。
きゅう、と胸が締め付けられる思いがした。

「んー…………、公開されてるし、いい、かな。
えっと…簡単に言うとね」

と、ペンをさ、と走らせて紙の隅っこに簡単な絵を描いていく。
簡略化された木と、人のマーク。それを矢印で繋げて。

「その人の…うーん。良い言い方が思いつかないけど…本体、みたいなのがあって…その人は、その端末なの。
その本体がある限り、死んでもその本体に作り直される。そういう不死。
手っ取り早いのは、この本体を壊したりすることだと思うんだけど…この島の重要な研究対象らしくて。
そんなことしようとしたら、テロリスト扱いになっちゃう。そもそも神様みたいな存在の木だから…難しいみたい」

重要!と木の絵に注釈をつけ足して。
次に木と人の間の矢印に×を付ける。

「もう1つ、考えたのは…この接続を切っちゃうこと。
けど、そうすると、この人との接続は切れるけど…
新しい端末…その人と全く同じ端末が生まれてきて、同一人物が二人…あるいはそれ以上増えちゃう」

ヒト型を簡単にたくさん増やしていく。

「で、他にもいろいろ考えたんだけど…一番厄介なのが、その人が無意識に、この木に不利益な情報を流せないようになってるってこと。
つまり、嘘を嘘と知らずに言ってる可能性が出てきちゃう
だから、打算っぽいけど…私はこの人と仲良くして、嘘を見破ろーって思ってるところ。ただぜーんぜんわからなくてさー」

強敵だよー、とか言いながら。
彼に少し、甘えるように。
彼の肩に頭を乗せて、一つ、息を吐いた。

ジェレミア・メアリー >  
「光奈がチャーミングすぎるからさ。指摘、出来るといいね」

ふふ、と自信ありげに口元は笑う。
生憎まだまだ学力で負ける自信はない。
互いの体温や距離の近さが落ち着く。
彼女の事に、凄く依存していると自覚している。
自分を救い上げてくれた"光"に強く、依存している。

「そう言うものかな。ちょっとだけ、わかるけど……」

おいていかれる寂しさなんだろうか。
そう考えると少し納得は出来るが、何が起こるかわからない世界。
色んなものが入り混じるこの中で、万が一に自分一人が……と言うのが想像つかなかった。
ジェレミアはそう言う味方をする。
でも、彼女の事に置き換えると寂しいものは理解出来る。
キャップを目深に被った。

「…………」

彼女の指し示す図を見つつ、声に耳を傾ける。
中々根深い問題だ。一介の生徒がどうこうと出来る問題ではなさそうだ。
神妙な顔つきで、思考を巡らし、さりげなく光奈へと身を寄せる。
思考を巡らす時に、煙草を吸い上げるのが癖だ。
ある意味これは、依存物に対する癖とも言えるだろう。

「光奈には悪いけど、流石にこう大変と言うか……手に余るんじゃないかな。
 それでも多分、やるんだよね?光奈。……一人でやるには大変だよ」

そっと彼女の頭を撫でた。
大きく暖かい、歪な手だ。

修世 光奈 > 見てなさいよー、と緩い口調で言いながら。
まだまだ伸びしろはあるものの、追いつけるかどうか。
それは今後の努力次第だ。

「ん。…私は、そう思っただけだから、だいじょーぶ。
…恋人だからって、考えまで全部一緒だったら…それはそれで変だなーって思うし」

くす、と笑って。
違う考えを持っているからこそ、こうして話したりするのが楽しいのだ。

「…♪、…。うん。やる。別に協力しちゃいけない、なんてその人も言ってないからさ。
…ジェー君に頼ろうって…それは、思ってた」

彼女に近しい…風紀に所属する娘とは話をしたけれど。
一番頼りたいのは、彼であった。
撫でられると嬉しそうに、顔を綻ばせて。

「やっぱり、ジェー君の手、好きだなー、私。
こう、包容力?的なものがさ」

彼の肩に頭を預け、大人しく撫でられ。

「暇な時でいいから、手伝ったり…応援してくれる?ジェー君。
…ジェー君は、犯罪者でもない相手を死なせる方法、なんて嫌だと思うけど…私は、真剣な気持ちに応えてあげたくって」

勉強の手は一度止まっていて。
肩のあたりから、彼のキャップの奥を見上げよう。
そっと、彼の腕を自分の腕で抱き、密着していこう。

ジェレミア・メアリー >  
「ん、なんだかごめんね……?あんまりそう言う風にはとれなくてさ。
 悲観的、とは違うけど、僕は、何ていうんだろう。生きててくれるなら、それでいいかな、って」

人を、大切な人を殺してしまったが故の負い目か。
もし、本当にそれで生きて居られるのなら、その人が生きて居られるなら
それでいいかもしれない。そう、思ってしまう。
楽しそうな彼女とは対照的に、少しだけ寂しそうに口元は笑っていた。

「うん、頼ってほしいな。僕に出来る事は何でもする。
 光奈の為なら、何でもできる気がするからさ……」

彼女だから、何でも協力する。
それは悪い事なら勿論指摘し、糾弾し、正す。
これは決して悪い事じゃない。
寄り添う彼女に、何となく気持ちもふんわりしてきた。
恋人といる、かけがえのない時間。

「包容力……そうかな?あまり自覚はないけど……ん……
 勿論、大丈夫。死なせるって言って、要するに"普通"に戻すって事になるから、そういうのではないし、ね」

人殺しと言う訳じゃない。
要するに、普通の人間と同じ人生に戻すというだけなんだ。
だったら、それこそおかしい話じゃないだろう。
互いに密着に、体温が、吐息が、熱がそこにある。
嫌でもそれは意識してしまう、互いの距離を。愛しさを。
僅かな沈黙に何とも言えない表情、僅かに頬が紅潮する。

「光奈……」

徐に、彼女の名前を呼んだ。
近い彼女の表情を、視線を合わせて、じっと見つめる。
ただ、見つめる。

修世 光奈 > 「何で謝るのー?、それでいいんだよ。ジェー君はジェー君なんだから
…うん。それに…確かに、私も…ジェー君には長生きしてほしいなーとは思うよ!もちろん!」

もう言ったことだが、考え方は違って当たり前だ。
長く生きてほしいと思う…例えそれが永遠でも…のも、当然の考えとも思えた。
こんな差異も、あった方が楽しいと、光奈は思うのだ。

「…あるある。包容力あるよー。…うん。じゃあ、お願い。…荒事になるかもしれないってその人は言ってたから。
…それ以外でも…風紀の、ジェー君の力が必要な時は絶対頼るね。私の知ってる情報は送るから、見てくれると嬉しいな」

甘えながらも、端末を操作。
『神樹 椎苗』についての情報…と言っても誰でもアクセスできる情報に所感を付け加えたものだが…を送信して。
一先ず、相談したいことは…一応それだけだ。後はじっくりと考えたり調査する時間がまだまだ必要だ。
ただ、今は――

「………」

じい、と彼を見つめる光奈の心臓も、高鳴って来ていて。
もう何度もこうして会っているのに、この高鳴りだけは収まってくれない。
体温が上がるのを感じるが、止めようもなく。
そっと、顔が近づいていき。

ただ…こうした雰囲気を感じるのは何度目かだからか。
不意に、空いた方の手で彼の鼻をつん、と突つこうとする。

「ジェー君のえっち。……ちゅーされると思った?」

先程のお返しだ。
近い距離に居ながら、悪戯な笑みを浮かべてからかおう。
光奈の顔も赤く、目を僅かに逸らしているから、完璧なからかいとは言えないが。

ジェレミア・メアリー >  
送信された情報に一通り目を通す。
『神樹 椎苗』それが彼女の名前らしい。
これは随分と長い捜査になりそうだが、さておき─────。

互いに交差する視線。
熱っぽい視線が互いに交差する。
何度目だろうか、互いに二人きりで、こういう場所で。
互いがもう、何度も求めあう事を。
彼女の顔が近づいてくる。それに合わせて、此方も顔を近づけ……────。

「んぇ」

変な声が漏れた。
鼻先を小突かれ、思わず止まってしまう。
鼻先を手で押さえて、はにかむように噴き出した。

「光奈も一緒。"期待"してる」

それでも、彼女の"そう言う所"は見逃さない。
からかった時も、今の表情も全部、見えてる。
全部、わかってる。だから、彼女の体を抱き寄せた。
逃がさないように、逃げ場が無いように。
"期待"に応えるように、今度はこちらの番。
そう言わんばかりに、顔を近づけた。
拒否をさせないように唇を重ねて、無理にでも舌を割って、絡めようとする。
もう此方は、止まる気なんてない。

修世 光奈 > 何度目かも、もうあまり覚えてはいない。
けれど、どれも…恐怖は最初以外なく、心地よかったことは覚えている。

「あはは、んぇ、だって。…ぅ……、それは……うん。…して、る…」

からかいのために笑い声をあげるも。
本心を見透かされ、潤んだ瞳で彼を見上げる。
まだまだ、どうすればより良いのかなんてわからない拙い誘い方。
彼なら、自分の挙動から察してくれるだろう、という甘え。

恐怖が勝っているならまだしも…身体が蕩けて弾けてしまいそうな感覚は、やはり忘れられない。

「…ん…♡、は、…ん―…♡」

拙い誘いに乗って来てくれた彼と、段々慣れてきた口づけ
まずは唇を合わせてから、ゆっくりと開き、割り込んできた彼の舌を受け入れる。
それだけではなく、光奈からも…甘い吐息を漏らしながら彼の舌を押し返し。

「は、ふ……、ぁ…、は、…は…。……きす、好き。…もっと、しよ?」

唇を合わせているだけなのにどうしてこんなに幸せな気持ちになるのか。
不思議に思いながらもせがみ、今度は光奈から、同じように口づけを返していって

長い濃密なやり取りが終われば、一度離れて様子を伺い…

「ぁ…ふ…♡、……えっと、そのー……、ジェー君、最近忙しいってことは疲れてる…よね?
そ、それなら、えっとー……、ジェー君を…ふつーにする、より、癒せる…かも、しれないものを用意した…んだけど…」

このまま交わっても光奈はいいけれど。
どうせなら、もっと喜んでほしいと、一旦彼を一時的に止めようとしてみる。

「で、でも!恥ずかしいから、ちょっと、目を瞑って、待っててくれる…?」

彼が良いと言ってくれれば、その場から立ち上がって…どうやら衣装棚の方へ向かうようだ。
もし、どうしても止まらないなら、それはそれで…体を差し出すだろうが。

ジェレミア・メアリー >  
「……ッ」

始まった。受け入れてくれた。
互いの唇が重なり合い、何度交わしたかわからない口づけ。
彼女の唇の感触は相変わらず柔らかくて、暖かくて、甘い感じがする。
お互いの吐息も重なり、絡み合う舌先の熱を強く感じる。
とても煽情的で興奮が止まらない。鼓動の音が高鳴るばかり。

「ンッ…こー、な…ッ…」

押し返したり、絡め合ったり、なめ合ったり。
互いの欲しいものを求めあい続けてる。
それだけで凄く、しびれるように気持ちがいいい。
もっとしよう、という誘いだけで延々と互いの唾液が絡み合う音を耳朶にしみ込ませ
それだけで長い時を過ごしたような気がした。

ふと、互いの唇が離れた時に彼女の声がする。
まだ理性的だ、ちゃんと止まれる。
吐息が僅かに荒れている。

「はぁ…っ…えっと、まぁ、そうだね。体力仕事でもある、けど……」

確かに風紀の仕事、それも実働部隊とも成れば忙しい。
特に刑事課はその名の通り良く現場に出向く。
疲れる事も多いが、少し困惑したように頬を掻いた。

「う、うん、大丈夫……待ってるよ……」

一体何が出てくるのやら…大きな期待を胸に、目を瞑った。

修世 光奈 > 頭から溶けてしまいそうな快感を得られた口づけ。
彼の切羽詰まった声も愛おしくて。
この流れを途切れさせてしまうことに、少し申し訳なく思うも。

喜んでほしいし、せっかく友達が選んでくれたものだから…活用したいと、そう思う。

「ん…、その、待ってて、ね。絶対目を開けちゃだめだよ!?」

いつもより慌てた声を出しながら一度彼から離れ、少し歩く音。
スリッパがフローリングを滑る音が響き。
まずは、電気のスイッチを切る音。
目を瞑っていても、光が消えたことはわかるだろう。

次いで、木製の扉を開ける音。
服を入れている棚を開けて…そこから、衣擦れの音。

ぱさ、ぱさ、と…明らかに服を脱ぎ、フローリングの上に落としていく音だ。

(…ひ、引かれませんよーに……)

そう思いながら、目的の格好になれば。

「ま、まだ目、開けないでね。そのまま、こっちだけ、向いて」

また光奈が近づき、彼の顔を優しく両手で触って…身体ごとゆっくり向きを変えさせようとする。
それは、ベッドが置いてある方向だ。
その後、ぎし、と…光奈がベッドに座り、ベッドが僅かに軋む音の後…



「……い、……いい、よ」



目を開けてもいいと、彼に言おう。
彼が目を開ければ…

下着としての機能を最低限しか果たさない、脱ぎかけのようにも見えるローライズ、かつ腰骨のあたりで簡単に解ける紐によって保持されている白ショーツ
胸には何もつけておらず…小さいとはいえ乳房はそのまま露出。
代わりに、カーテンのように光奈の身体をほんの僅かに隠すのはうっすら淡い色のついた…極薄い生地のベビードール
彼がどんな趣味かはわからないが…『思い切って』彼のためだけに用意した…誘う衣装だ。


「ど、どー…かな。……こういうの、すき?」

対する光奈は…暗い中でもわかるほど真っ赤になり、おずおずと、彼に感想を聞いてみよう。

ジェレミア・メアリー >  
「わ、わかったよ……」

随分と念押しをされてしまった。
一体何が起きるというのだろう。
人並み程度の性知識しかない以上、何を期待するにしても何も思いつかない。
目を瞑ったせいで、余計に高鳴る鼓動が煩く聞こえる。
そんなに自分は興奮しているのだろうか。
そんな自分がちょっと嫌になりそうだ。
視覚が見えないせいで、耳がやけに、音を拾う。

「(電気が、消えた……のかな……脱いでる……?)」

流石に明るい状態でするのは恥ずかしいらしい。
服を脱いだという事は、そう言う衣装なんだろうか。
コスプレ、彼女が?友人に教えて貰ったんだろうか。
そんなプレイしたことないぞ。だけど、興味はある。
一体どんな格好で来るのだろうか。

「ん……」

彼女の気配が、近づいてくる。
優しく添えられる両手の動きに合わせて、体ごと方向を変える。
何を見せてくれるのだろう。ベッドが軋む音が、やけに大きく聞こえる。
言われるままに、目を開くと────。

「ッ────────」

……思わず、息を呑んだ。
何と言えばいいのだろうか。"そう言う衣装"だと言う事はわかる。
わかるが、それ以上に何と言えばいいのか。
こう言うのを着る愛しい女性と言うのは、ここまで"ク"るものなのか。
思わず口元を手で覆って、それでも視線はずっと、彼女に釘付けだ。
見開いた目が、じっと、彼女を見て離さない。
凄く、熱が全身に、半身に集中してるのが分かる。
その白色と綺麗な肌も合わさって、とても綺麗で煽情的だと思ってしまった。

「き、綺麗……だよ……」

素直な、感想だった。
もう、ベッドにいるという事は、そう言う事なんだろう。
我慢は出来るはずも無い。徐に立ち上がれば……。

「────光奈!」

押さえつけるように、押し倒そうとした。
止まるはずも無い。そのまままた、唇を押さえつけて、甘く、熱く、激しい口づけを。

修世 光奈 > 着替えている間、光奈の感じる時間も非常に長く感じられた。
もっと調査してからの方がよかったのではないか、とか。
最も気になったのは、へんたいさん過ぎて引かれることだった。

何とか羞恥に耐えながら着替え…友人の言葉を信じて、思い切って見てもらえば。

「ぅ……、す、すとれーとに言われるとそれはそれで恥ずかしい……、…っ!」

最初は口元を隠しているから…どちらかわからなかった。
喜んでくれているのか、言葉を失うほどドン引きされているのか。
けれど、それが…綺麗、という言葉が返ってくれば…不安から歓喜へと裏返る。

近づいてくれば、何だか酷く興奮した様子の彼に驚くも。
求められることに慣れてきた光奈は、抵抗せず…彼の身体に抑えつけられる。

(…こ、これが嬉しいって…私、やっぱりへんたいなのかな…)

逞しい…彼が嫌いだという体に身動きできなくされるのが、どこか心地よい。
押し倒されても、彼が優しい事を知っているからか。
彼の手を取り、指を絡めて…

「んっ…♡、ちゅ…♡、は、っ…、あ、焦らなくて、いーよ、ジェー君…
前と、同じで……私は、逃げないから、…んっ!♡」

先程よりも激しく、唾液の音すら響かせて何度も濃いキスを交わしていく。
唇を押さえつけられても舌を動かすことはできるから…彼に応えるように、柔らかい舌を絡め合わせて。
その合間、荒い息を漏らしながら…彼に言葉をかけ続け。
僅かな汗の匂いが、彼の鼻腔をくすぐるだろう。

「あ、あの…だから、んっ♡、は、ぷ…。ぅー…!、ジェー君…その、する、ときは…ちゃんと、付けて、ね?
そ、そこまでは甘えさせてあげない、から…」

何度キスが降ってきても、しっかり受け止め、返す。
抑えつけられていると自由には動けないから…それ以上のことは今はできないけれど。
弱々しく、また彼が暴走しないようにと言葉をかけよう

ジェレミア・メアリー >  
「ンッ……こう、な……こーなぁ……!」

こんな格好を自分の為に用意してくれたというのか。
そんな事実だけで、もう興奮は冷めやらない。
有体に、下世話な言い方をしてしまえばとにかく"エロい"。
そんな言葉で片付けてしまうのが申し訳ないくらい、表現に困る。
だが、とにかく嬉しかった。
押さえつけるように押し倒す一方で、繋いだ手は優しく。
再び絡み合う舌も何処となく理性的。流石に回数を重ねて慣れて来たのか
彼女の心地いい声を聞きたいからか、初めての頃よりはずっと理性的だ。

「フッ…ン…!…ハァ…わかってる、よ……ちゃんと、持ってきてるから……」

ゆっくり唇を離せば、熱っぽい視線が互いに交わる。
ちゃんとあれ以降毎日、財布に入れてある。
仄かに擽る彼女の汗の匂いが更に理性を溶かしていく感じがする。
再度顔を近づける時、今度は唇ではなく耳元にふぅ、と息を吹きかけ、甘く噛んだ。
露出した乳房を片手が優しく撫でて、下腹部の秘部の具合を確かめるように
上から片手が撫でていくだろう。自分ばかり、とはいかない。
彼女がその気になら、彼女にも気持ちよくなってもらわないと。

「……光奈、可愛いよ。この下着、僕の為に買ってきたの……?
 意外とエッチなんだね、光奈……」

耳元で甘く、囁く鼓膜を揺らしていく。

修世 光奈 > 格好を喜んでくれてよかった、と思う反面。
ちょっと、キきすぎかも?と不安になってしまうが…最初の時のような怖さは彼には無く。
興奮しながらも、彼からかけられる言葉に安心する。
初めての時は、ほとんど会話もできなかったから。

それにしても…胸も大きくないし、スタイルという意味では貧相というべき身体。
けれど、彼が喜んでいる様子に…服装の効果はやっぱりすごい、とぼんやりと思う。

「…な、ら…、んっ…♡、いい、よ、ジェー君…。その、えっと…
お仕事、いつも、お疲れ様…、ひぁっ!?」

きちんと準備をしてきてくれている彼に笑いかけ。
いつも頑張っている彼に、労いの言葉をかけて…
ただ、急に耳に生暖かい息が吹きかけられ、食まれると…柔らかく抑えられた体が驚きに跳ねる。

そしてそのまま、防御する気など無い服装の内に…彼の大きな手が入ってきて。
既に熱くなっている体に触れてくる。
乳房の先端も、秘部も。
前回とは少し違い…既に軽くしこり、濡れていて。

…あの日、1度だけではなく何度も求められたから。
身体がもう、彼の吐息に、声に、手の硬さに反応してしまっている。
触られれば、相変わらず…弱いところは弱いまま。

「ち、ちが…!、わたしは、じぇーくんが、喜んでくれたらって…ぇ…♡
え、えっちじゃ、ない…、そうじゃないからぁ…っ…、ぅー…っ!♡」

あくまで、彼のためなのだと言い訳はする。
けれど…こうなってくれたら嬉しい、と期待していたのは紛れもない事実で。

「そ、それで…どう、なの。…ふつーにする、より、……癒され、そう?」

まだ答えを聞いていないと…赤く快感に絆され始めた顔で聞いてみる。
ショーツには小さなシミができ始め…触れられるたびに、ぴく、ぴく、と細い腰が跳ねる。

ジェレミア・メアリー >  
油断してしまえば一瞬ではちきれてしまいそうな理性だ。
それ以上に彼女への気遣いが今は何とか抑え込んでいる。
実際、何時でも前みたいに浴場のままに襲い掛かってもおかしくない。
その証拠に、ズボンは大きく"テント"を作っている。
それほどまでに、彼女の格好に、彼女に大きく興奮していた。

「ありがとう光奈。光奈もいつもお疲れ様」

会話によって、何とか理性を紡いでいく。
それはそれとして、彼女の恥ずかしい所はもっと見たい。

「……光奈、可愛い……もっとみたい……」

何度も何度も、甘い声が耳元で囁かれている。
耳たぶに僅かに舌を這わせ、甘く噛んだ。
刺激していく。彼女が感じそうなところをとことん、攻めていく。
膨らみが僅かにある触り慣れた乳房の弱い場所も知っている。
優しく包み込むように愛撫し、時折突起物を指先で挟んだり弾いたり
弄ぶように刺激していき、秘部もまた入り口を撫でまわし、先端の突起を軽くなぞったり
如何すれば彼女が悦ぶのか、既に体が覚えてしまっている。

「……嘘だ。光奈がエッチな事好きなんでしょ?
 じゃなきゃ、こんな格好しないよ」

その姿を盾に、逃げられないようにしていく。
攻め立てる声と一緒に、時折トントン、と教え込むように胸元を指先で叩いた。

「う、うん、まぁ……すごく……」

興奮するしないを癒しとするなら、間違いなくしている。
下半身の"テント"を僅かにお尻に押し付けたりと、証拠を体で感じさせていく。

修世 光奈 > 彼の視線から目を逸らせば、その"テント"はどうしても目に入ってしまう。
あの日、自分を貫いた雄の象徴。
その感触を思い出して、ぐ、と我慢するように唇を引き絞る。

「見たい、とか、んっ♡、言わ、ないで…っ、ぁ、もうっ♡、なん、で、最初から、そんな…っ♡
こえ、っ、♡、我慢、できない、触り、かた…ぁっ♡」

労いの言葉の後…始まる彼の触り方。
耳を噛まれる小さな痛みに快楽の刺激を感じてしまい。
的確で、それでいて気遣いの感じられる愛撫に、声はすぐに我慢できなくなり。
捕えられたペットの様に、彼の身体の下で甘い声をあげながら身を捩るしかできない。

当然、強姦でもなく…愛しているとまで告げた彼からの愛撫のため。
急速に、光奈の身体はまた準備ができていく。

「っ、ぅぅぅ…♡♡、ち、がぅ♡、じぇーくん、が、シた、から…っ♡、こんなになってる、んだからぁ…っ♡
喜んで、くれてる、なら、いいけどっ♡、えっち、すき、とかいわないで…っ♡」

教え込まれるように責められても、最初は否定を続ける。
けれど、喜んでくれている、とわかれば…快感とは違う、嬉しさがどんどん込みあがってきて。
彼の言葉を否定するのも、悪い気がしてくる。
その裏には…認めてしまえば、もっと気持ちいいのでは、なんていう期待も確かにあるのだが。

「――――っ、も、う……押し付けて、くるなぁ…っ、………そんなに、んっ♡、してる、なら…
……だ、…だいじょうぶ、だよ、たぶん。……いれ、ても…。…でも、しっかり、付けて、よね。」

けれど、それを認めるのはまだ抵抗がある。
腰を少し上げて、そのテントに自分の身体を擦りつけて。
まだ確信と言えるほど経験は無いけれど。
前回の…入れられて大丈夫だった、という感覚まで近づいてきたように思う。

だから、ショーツを守る紐に視線をやって…
解いて、入ってきてもいいよ、と。
えっちであることの証左である誘う言葉を投げかけていく。

ジェレミア・メアリー >  
「光奈が誘ったから当然…光奈に気持ちよくなってもらいたし
 光奈の可愛い所がもっと見たいから……可愛い……」

彼女の嬌声が鼓膜を揺らすたびに理性が薄れていくのが分かる。
興奮に息が乱れていく。もっと見たい、彼女の可愛い所が見たい。
もうその気持ちは抑えきれない。
身をよじり、乱れる姿をもっと見たい。

「光奈がシたい…の、間違いじゃない、かな?もう、こんなになってるし……」

既に秘部が準備出来ているのは手からわかる。
そんな彼女に敢えて挿入もせずに中を確認するように指先を入れ
音が出るように優しく、傷つけないように掻きだすように刺激し
自らで慰めるよりは気持ちよくなるように、秘部の突起をたまに軽く、指で小突いた。
その際も首筋を、トントン、とたまに指先で叩いたりして
彼女に快楽を仕込むように、快楽に乱れる姿を見たくて、愛撫が止まらない。

「……ッ、わかってる、って……」

息を呑んだ。とはいえ、彼女にそう言われるだけで高ぶるものがある。
必要以上に愛撫を一度止めれば、ズボンのファスナーを下ろし
"テント"を作っていたそれが姿を現す。
痛々しいほど強く反り返る雄の象徴。
それほどまでに、彼女へと興奮しているのが丸わかりだ。
財布に入れてあったゴムを自分でつけて、そこを護る紐に手を掛けた。
少し震える手で、紐をほどけば、秘部に自身のものを押し付けた。

「いくよ、光奈……」

何度も彼女の中へと入れてきた自身のものを
ゆっくり、ゆっくりと再び押し広げるように奥の奥まで、はいる所まで押し込んでいく。

修世 光奈 > 「さ、最初に見てきたのは、じぇーくん、だもん…っ♡
ひぃ、ぅっ♡♡、は、ぁ♡、ああ、っ、♡♡、かきまわさない、で…っ♡、ひ、ぅっ♡、ぁぁ……っ♡」

初めての時とは違い慣れてしまった身体は…彼に触られると非常に敏感だ。
突起を硬い指で小突かれ…膣内の浅い部分を掻き出されると、腰がおねだりをするように跳ね上がる。
そして、それに連動した首への刺激と快感とが、段々と結びついていって。
軽く、彼の指だけで…頭の中で弾けるような小さな火花が散っていき、理性が彼と同じように燃やされて行ってしまい…

「……ぁ……♡」

つい、現れたその象徴に、期待した声を漏らしてしまう。
ゴムを付ける姿を、ごくりと唾をのんで見守り。
彼の準備ができ…紐が解かれた後、半ば無意識に

「………♡」

こく、と頷きながら。
軽く足を開き…わずかながら自分の手で秘部を広げて、誘ってしまう。
言葉に出さないのは、未だ恥ずかしがっているからだったが

「っ、ぁ♡、あ、ああああああ、は、ぁ……♡、くる、し♡、まえ、より、おくに、きてる、よー、な…ぁ…♡
は、は…♡、ぅ…♡、ぅ♡、……こ、れ…♡、これ、…おもい、だしちゃぅ、♡」

まるで肺の酸素を全て吐き出したかのような甲高い喘ぎの後。
やっと違和感が無くなり始めていた膣内を、また彼の形に成形されていく。
経験からか、硬さが以前より薄くなり…突き抜けていく感触は、前回と違って柔らかさが前に出されたもの。
けれど、彼の逸物の大きさから、自然に強く締め付けることになってしまい。

膣内がこなれ、柔らかくなったからか…以前よりも奥に到達していく。
より根元に近いところまで、甘くキツく彼の逸物を刺激していって。

「ぁ、ぅ…す、き…。きもちいい、から、…じぇーくんと、する、の…わたし、……すき、だよ…
さいしょ、のとき、も…んぅぅ……♡、は、は……、あんまりいたく、なかった、し…ぃ…っ!♡」

彼が奥へと入ってくれば自然、迎え入れるように光奈の脚は大きく広げられ。
ついに、素直に…気持ちいいから好きだと告げれば…震える手で彼を抱きしめて…蕩け顔で笑いかける。

ジェレミア・メアリー >  
「……っ……こう、な……相変わらず中、凄……っ」

甲高い嬌声が耳朶に染みる。
何て可愛い声なんだ、と思う反面、相変わらず自身のモノでパンパンになってしまった膣内。
その窮屈さがたまらなく気持ちよくて、快楽に表情が蕩けていく。
理性なんてもう全部蕩けてしまって、すっかりもう、彼女の体の虜と言っていい。
結んだ掌に力がこもり、覆いかぶさる征服感が、ゾクゾクと背筋を撫でまわす。

「やっぱり、好きなんだ。僕もだけど……正直な光奈は
 もっと気持ちよくなってもらうようにならないと……」

彼女を自分色に染めている感覚が、またたまらなく愛おしくて
甘えるように抱きしめてくる彼女の体を、支えるように抱き返した。
こうなるともう、慣らす必要もない。
慣れ切っている彼女の体を刺激するように、腰を揺らし
奥の奥を貫くように力強く、ゆったりと突き上げて刺激していき
敢えて圧迫感を与えるように奥をぐりぐりと掻きまわしたりと
己の存在感を確かにアピールしながら、快楽を与えていって。

修世 光奈 > 少しでも彼が身じろぎする度に、身体が酷く反応してしまう。
腰が跳ね、震え…あまりの快感に本能的に身体を逃がそうとしながらも。
彼に覆いかぶさられているとその動きもごく小さなものとなり。

体内を余すところなく擦り上げられる感覚に、唇はもう結ぶこともできず開いたまま。
目はまだ焦点が合っているものの、それも揺れ…快楽に細められていて。

「は、ぅ、は、…は…♡、じぇーくん、だけ、…だか、ら…ぁっ…♡
こん、な、んっ、ぅ!♡ぅ、ぁんっ♡、その、うごきか、た、だ、め…ぇっ…!♡」

光奈も、彼に染められたい…もっと自分に夢中になってほしい、と。
彼の頭を自分の方に寄せるように力を込めながら、甘い喘ぎをより近くで聞かせていく。
秘部からはとろりとした蜜が垂れ、二人の結合部をしとどに濡らしていき…

そして、抱き寄せられることで少し変わった彼の動き。
激しい動きではなく、むしろゆっくりとした動きだが
だからこそ、彼の太く長い逸物で一番奥を優しく捏ね回され、下腹部から疼きが次々と登ってくる。

それは、まだ経験が浅いと言える光奈には刺激が強すぎ、腰から下に力が入らなくなり…抱き着いている身体が微痙攣を繰り返して。
もちろん体の外側だけでなく、内側も…そんな気持ちいい刺激を与えてくれる彼に喜んでもらおうと収縮しながら痙攣していて。
一瞬緩んだかと思えばまたキツくその逸物を締めつけ…締め付けている時には、暖かい膣内が震えることで刺激を与えていっている状態。
圧迫感を与えられるのも最早心地よく、息を整える暇すらない。

「は、…ぁぅっ♡♡、だ、め、わた、し、さき、に、イっちゃ…っ、――――――――っ!!♡♡」

そして、その時はあっさり訪れる。
愛撫により何度か軽く絶頂していた光奈の中には挿入される前からある程度疼きが溜まってしまっており。
それが、彼の緩やかながらも雄を主張する逞しい突き上げに発散され。

ぎゅぅぅ、と彼に強く両手両足で抱き着きながら…思わず、目を瞑っても視界が白く明滅するような快感に悶える。
瞬間、容易には動かせないほどキツく彼の逸物は締め付けられ…彼の雄としての生理現象を促していってしまって。

ジェレミア・メアリー >  
「っ…ぼく、だから…っ?そ、っか…僕も、こーな、すきだから……!
 もっ、とみたい……こう、なが、…!みだれ、る。ところ……!」

乱れている。彼女が自分の攻め立てで、好意で、甘く喘いで、乱れて
快楽のままに溺れて、自分の思うままに揺れている。
濡れていく秘部に、締め付けられる感覚に、快楽に感覚が支配されていくのがわかる。

「ッ…ふぅッ…ァッ…!」

細かく乱れる吐息に合わせて、自身の嬌声も漏れてしまう。
彼女の中が気持ちよすぎて、もう体を動かす感覚も忘れてしまいそうだ。
強く、鈍く、奥を押しつぶすように雄のそれは光奈の膣内を蹂躙し
更に力強く、速く、腰を揺らしていき、肌の肌のぶつかり合う乾いた音。
しけった水音が辺りに響き渡る。不意に────。

「ッ!……ふッ……先に、イったんだ……」

より強く、締め付けられた感覚。
間違いなく、彼女が先に達したのが分かる。
確かに強い快楽に、抱きしめた腕に強い力がかかる。
だが、ジェレミアは絶頂には至らなかった。
僅かにまだ、余裕があった。
快楽に溺れる姿に、意地悪な感情がひしひし沸いて出てくる。

「……光奈のエッチ。もっと、イっていいよ……?」

攻め立てる腰の動きを緩めず、ひたすらに突き上げていく。
耳元で囁く。自分の欲望を、容赦なく突き上げ
それこそ最奥まで届くほどに強く、響くほどに。
首筋をトントン、と指先で何度も叩いて、"仕込んで"いく。

修世 光奈 > 「ヘン、な、こと、いわない、で…ぇ…っ♡、は、ぁ、ぅ、ぅぅぅ……っ!♡」

始まったばかりだというのに既に彼に翻弄されっぱなしだ。
ある種負けず嫌いでもある光奈にとっては…何か反撃したい、と思うも。
太い肉槍の先で奥を小突かれると、そこから電流が登ってきたかのように何も考えられなくなってしまう。

「っ、…♡、っ……♡、は、ぁ……ぁ…♡」

いくら元気が取柄とはいえ…快楽に耐えられるわけではない。
彼に抱き着きながら、問いにも応えられず…余裕を取り戻そうとするも。
聞こえてくるのは、彼の方こそ余裕であるという声。
それに…快楽の予感がぞくりと光奈の背筋を駆けて。

「ちょ、っとまっ、て、じぇー、く、っ!♡、ひ、ぁ、ぅ、ぁぁぁぁ……っ!」

息を整えている…つまり、休憩しようと無防備になったところに。
まだ絶頂していなかった彼の、力強さが増したように感じられる突き上げ。
制止の言葉は届かず、今度は腰から下が…痙攣ではなく、がくがく震え、両手両足の足先にぴん、と力が籠って

彼の動きによって…収まり始めていた絶頂がまた強制的に揺り起こされ、切羽詰まった声を上げる。
全身を甘く焼かれているかのような快楽に彼に抱き着いたまま力を緩ませることもできずに体は緊張し続けて。
それなのに、喉は勝手に甘い声をあげてしまう。

「ぅ、…っ、…――――――っ!♡♡、は、ひぅ♡、ん、っ♡、ああ、あ、あっ♡、ちょ、と、とま、っへ♡
とまっへ、よぉ…っ!♡♡、から、だこわれ、こわれ、る…っ、ぅ…っ!♡♡」

いくら声をあげて、身体を暴れさせようとしても。
体は動かず、快楽は止まらず。
止まって、とは言っているものの…前回と違うのは声が甘く蕩けていること。
快楽の波濤に怖さは感じているものの…それ以上に、彼から与えられるものが気持ちよすぎる。
当然、膣内も…絶頂時の痙攣がずっと続いているような締まり具合になっていき。
膣壁は女の役目を果たそうと彼の逸物に絡みついていく。

「ふ、ぁ、ああああ…♡、なに、こ、へ…♡、くび、まで、きもち、ひ、ぃ♡、なに、なん、でぇ…っ♡♡」

大きな快感に釣られてか、首筋に触れる彼の指先すら気持ちいい。
その指先の感触と、快楽が結びついていき。
淫らな条件反射が、間違いなく彼によって仕込まれていく

ジェレミア・メアリー >  
「っぅ、はぁ…!ぅっ…すごっ…!」

もう快楽が抑えられない。
ありとあらゆる抑えが効かない。
欲望のままに、快楽のままに象徴を押し付けるように
押しつぶすように、彼女の中を突き上げていく。

「っ、はぁ…!こう、な…こーなぁ…!すき、だいす、き…!
 もっときもちよく、なって、もっと、みたい……!」

一心不乱に乱れるままに、淫らな表情を、姿を。
もっと、もっと見たい。光奈の淫らな姿を。
自分の手によってぐちゃぐちゃになっていく
普段の彼女の姿からは想像もつかないような淫らな姿に
他ならぬ"自分"が仕立て上げている背徳感、征服感。
知り得もしない快楽に身をよじり、彼女が好きだから
愛しているから、もっと自分色に、自分の在るがままに仕込んで、染めていきたい。
その体にしっかりと"トントン"としみ込ませ、そして────。

「――――――……ッ!!ぅ、な……!!」

限界も、訪れる。ハメたゴムの中に、雄としての白濁が
吐き出されていく。膨張していくゴムの感覚から、その溢れんばかりの量が、どくどくと注がれていく。