2020/09/28 のログ
ご案内:「女性寮の一室」に彩紀 心湊さんが現れました。
■彩紀 心湊 > 「…こんなものかしら。」
友人が訪ねてみたいと言い出してから数日後。
散らかっていた部屋をなんとか片付け終えた心湊は目を細めた。
というのも。
「……(もてなすものとか全然ないわね、この部屋。)」
寮というのもあり、あまり娯楽となるものを持ち込んでいないのもありはするがそれにしたってといった具合である。
本しかないといっても過言ではない部屋はさしずめ書庫といったほうが近いかもしれない。
ご案内:「女性寮の一室」に月神 詠さんが現れました。
■月神 詠 >
そうこうしていると廊下に人の気配を感じるだろう。
こんこん、と控えめにドアがノックされる。
「ごめんください。心湊さん、いらっしゃいますか?」
次いで聞こえたのは人の声。他ならぬ、今日ここへ招いた友人のものだ。
ドアを開けば、制服姿に蒼い和柄の髪飾りを付けた詠が背筋を伸ばして立っている。
■彩紀 心湊 > 「と…。」
そんな事を考えていれば、目的の人物がやってきたようだ。
早足にドアの前へと向かい、扉を開く。
「いらっしゃい、詠。
本当になにもないけれど…ゆっくりしていって。」
確りと友人の姿を認めれば、中へと促すように道を譲る。
友人の家に来るだけだというのに相変わらずの硬さなのは思わず苦笑を漏らして。
■月神 詠 >
「こんにちは、心湊さん。本日はお招きいただきありがとうございます」
お邪魔いたします、と言って促されるまま中へ。
初めて訪れる女子寮───それも友人の部屋となれば、はしたないと思いつつも興味深げに見回してしまう。
「いえ、何もないだなんて。
綺麗に片付いていますし……心湊さんの部屋だな、という感じがいたします」
殺風景と言えばそうだが、本棚とその周りだけは使い込まれているのが見て取れた。
柔和に微笑み、テーブル等があればその傍らに腰を下ろす。……正座で。
■彩紀 心湊 > 「来たいって言ってたから呼んだだけよ。そんな大層なものでもないわ。」
一人部屋…そこを更に本棚で埋めているのだから広々というわけでもないのだが、客人をもてなすくらいのスペースはあるのだ。
「いえ、貴方が来るから少し片付けたのよ。
普段はもう少し散らかってはいるけれど…あそこはいつもどおりかしら。
…って、もう少し肩の力抜いてもいいのよ?
寮って言っても私と貴方だけだし、声もよほど意味がわからないくらい大声出さなければ響かないでしょうし。」
キッチンを見ながら、相変わらずだと少し困ったような笑みをこぼす。
とはいえ、彼女にとってこの座り方もデフォルトスタイルなのかもと思うわけで、気を楽にするかは彼女に委ねる次第である。
■月神 詠 >
「まあ、私(わたくし)の為にそこまで……
これは定期的に通った方が良いかもしれませんね。ふふっ」
口ぶりから普段あまり片付けないのだろうと察し、冗談めかして言う。
正座は基本姿勢なので崩したりしないが、彼女なりに気を抜いてはいるようだ。
しかし、やはり慣れない部屋に少し緊張しているのか……そわそわと落ち着かない様子。
■彩紀 心湊 > 「…言わなきゃよかったかしら。」
やれやれと大袈裟に肩をすくめて見せれば、キッチンからお茶を持ってくる。
どうぞと、テーブルへとそれを置いて。
「そういえば、どうして私の部屋に来たいと思ったの?
単純に興味があったから?
この通り、随分と味気なくってなんとも我ながら可愛げないかんじだけれど。」
遊びに来た友人に本でも読む?と言うのもなぁと思いつつ、自分も周囲を眺める。
奥にベッド、右手にはバスルーム。ソレ以外は大体本棚と机。
ぬいぐるみの一つや二つ置くべきかと内心で頬を掻く。
■月神 詠 >
お茶を受け取り、一口すすって息を吐く。
温かさと慣れ親しんだ茶葉の香りで少しだけ落ち着いてきた。
「単純に、心湊さんの住まいがどんなものか気になったというのと……
密かな憧れだったのです。友人の部屋を訪ねる、というのが」
そもそも友人のいなかった詠にとっては絵空事のようなものだった。
念願叶って……というのは大袈裟だが、嬉しさが全身に表れている。
何もなくてつまらない、なんて感想は微塵も抱いていなさそうだ。
「私や妹の部屋とも違った装いで見飽きませんし、何より心湊さんの───」
と何かを言いかけてハッとする。
「な、何でもございません。とにかく来られて良かったです」
下手くそな誤魔化しも兼ねてお茶を一口。
■彩紀 心湊 > 「なるほど。
まあ、確かに…あのお家柄だと必要以外で他人の家に行くだなんてなさそうだものね。
行くとしても遊びじゃなくて所用でしょうし。」
憧れ、と言われればなんとも相変わらず堅苦しい家柄だと思わざるを得ない。
こんな当たり前のことでさえ憧れになってしまうような厳格さは流石に行き過ぎではないかと感じずに入られなかった。
「……私の?
え、なんでもないってことはないでしょう?言えないことだったり、するのかしら?」
どうしたどうしたと、ソレについて言及する女。
面白そうな気配にはすかさず突っ込んでいくのだ。
■月神 詠 >
「い、いえっ。本当に何でもないのです。
ただ少し口が滑っ……たということもなく!」
わたわたと両手を振って弁明するが、それでは逆効果だ。
顔は赤いし明らかに何かを隠している……
■彩紀 心湊 > 「…なぁに?気になるじゃない。
詳しく教えてくれるかしら…?」
さっきの仕返しとばかりに、くすりと笑いながら真っ赤な顔を覗き込む。
こんなにもわかりやすいとなれば一周回って愛らしい。
「大丈夫よ、笑ったりしないから、ね?」
■月神 詠 >
「うぅ……逃げ場がございません……」
声を出しても外には聞こえないとも言われた。大ピンチだ!
やがて観念したように、もごもごと口ごもりながら白状しだす。
「ですから、その……
部屋いっぱいに心湊さんの香りがして落ち着くと言いますか……」
しかし、それは開けた者にもダメージを与える罠───
■彩紀 心湊 > 「……。
……お、落ち着く…?そ、そう…?」
言葉の意味を理解するのに時間がかかったのか、数秒の硬直の後におもむろに顔をそらす。
「そ、そんな…物言いは、ホント、ダメよ。
普通に、勘違いさせちゃうわよ。私以外に言ったら。」
多分、安心するという意味…だと思うが、香りと言われると中々に別のむず痒さを感じる。
既に一度あんなことをした間柄でもある。そんな事を言われれば嫌でも意識してしまう。
■月神 詠 >
「お恥ずかしい……ですから言いたくはなかったのです……」
両手で顔を覆ってしまった。
きっと耳まで真っ赤になっていることだろう。
「勘違いもなにも、このような事……心湊さんにしか言いませんから」
ちら、と指の隙間から満月色の瞳があなたを見つめる。
■彩紀 心湊 > 「…そういう、ところよ。」
私にしか、だなんて言われれば。
欲に駆られても仕方ないだろう。
彼女はきっと、そのあたりが無自覚なのかもしれないけれど、だからこそ、自分が分からせてやりたい。
だから、近づけていた顔を更に近づけて、その唇を強引に奪い取った。
「…ずるいでしょう。そんな遠回しは。」
覚えのある情動に身を委ねそうになるが、ゆっくりと顔を離してそう呟く。
勘違いしそうなのはこっちの方だ。いや、むしろしてしまっていて。もうその先に行ってしまいそうで。
だけど、ソレ以上へ行ってしまうには、彼女の神社での言葉がどうにも胸につっかえた。
■月神 詠 >
「んむっ……!?」
顔を覆っていた手を押しのけられ、そのまま唇を奪われた。
驚いた拍子に肩が跳ねたが、抵抗はせずに身を委ねる。
あなたが離れると……切なそうな表情でその動きを目で追うだろう。
「心湊さん……?」
ここは彼女の部屋で、誰に憚る必要もない。
それなのに歯痒そうな様子が垣間見えたのが気になった。
■彩紀 心湊 > 「…詠は、好きな人はいる?」
じっと、その瞳を見つめながらか細い声で問う。
本当のトコロ、この情動に身を任せて彼女を襲ってしまいたい。
けども、それは自分の理性が許さない。
自分のせいで、彼女が"そうしないといけない"立場になってしまうことだけは避けたかったから。
「お祭りの時、お家のこととか心配してたでしょう?」
■月神 詠 >
「好きな人……でございますか?」
単純な好意であれば、級友や恩師など多くの人物が該当する。
しかし、彼女が問うているのは恐らく親愛という意味ではなく───
「……はい、私の将来は月神の家によって決められますから。
誰かに想いを寄せることなど、許されはしないでしょう」
ふい、と視線を逸らしてそう答えた。
■彩紀 心湊 > 「…もし、貴方が寄せられている側なのだとしたら。
どうする?」
逸らされる視線に対して、彼女の顔をじっと見つめた。
彼女はわかりやすい。嘘はいっていないのだろう。
けれども――
「…お家に囚われない、貴方の言葉が、知りたいのよ…詠。」
■月神 詠 >
「想いを……私が?」
その言葉に再びあなたへと向き直った。
瑠璃色の瞳がじっと見つめてくる。こちらの真意を問い質すように。
その瞳に吸い寄せられそうになって、小さく頭を振った。
「それは……私、は……」
その先の言葉を紡ぐのを躊躇うように目を泳がせる。
口にしてしまえば、きっと後戻りはできない。
■彩紀 心湊 > 「……。」
静かに、その問いには頷いて。
再び向けられたその瞳をじっくりと覗き込む。
「私は――」
戸惑う彼女を見て、ゆっくりと口を開く。
きっと、これは彼女にとって重荷になるだろう。
言ってしまえば、曖昧に誤魔化していた部分をそうしていられなくなるかもしれない。
けれど、曖昧なままの情動に身を委ねるのは…もう、やめておきたかった故に。
「貴方のことが、好きよ。」
■月神 詠 >
「っ───」
・・・・・・・
ああ、聞いてしまった。もう見て見ぬふりはできない。
告げられた想いをしっかりと聞き入れて、こちらも覚悟を決める。
「私も……です、心湊さん。
他の誰にも抱くことのない、この感情は……あなた様への恋慕に他なりません」
・・・・・・・
ああ、言ってしまった。胸の内に秘めておくつもりだったのに。
だって、だって。応えたかった。抱きしめたかった。
それすらも許されないなんて、耐えられなかったから。
■彩紀 心湊 > 「……良かった。」
小さく、笑みを浮かべる。
安堵と喜びが混じったそんな笑み。
ずっと、勘違いだったらどうしようかと抱えてきた感情に、ようやく答えが出たから。
なにより、互いにそう想っていたことが嬉しくて。
「…ごめんなさい、言わせちゃうのも、聞かせるのも、きっと貴方の重荷にしかならないのに。
それでも、もう…。」
我慢できなかった、と。
その言葉を言い終える前に、彼女をぎゅっ…と抱きしめた。
■月神 詠 >
「いいえ、こちらこそ……私に気を遣ってくださったのですよね?
自由叶わぬこの身を、それでも想ってくださることが、何より嬉しいのです」
・・
それほどまでに詠の背負っているものは重い。
気付いてしまえば彼女も自分の下から離れていってしまうのではないか。
そんな不安は、心湊の真っ直ぐな想いを乗せた言葉によって拭われた。
「心湊さん……」
抱きしめられれば、こちらからも腕を回して抱き寄せる。
■彩紀 心湊 > 「…そりゃ、ね。
貴方はあぶなっかしいし。
…でも、わがままなのはこっちの方ね。」
ただでさえ、重いものに、さらに重いものを重ねてしまったには違いない。
「…貴方は強いから。貴方から求めるように言わせるのは、我ながらずるかったわね。」
けれど、このぬくもりを自分のものだけにしたかった。
それはまだ、完全には叶わない夢だけれど。
■月神 詠 >
「目が離せない、という意味ではお互い様でございますよ?」
身体を寄せ合ったまま、くすりと微笑む。
言ってしまえば息苦しさは立ち消え、むしろ清々しい気分だった。
これからの事を思うより今はこの温もりを甘受していたい。
「私にここまで言わせたのですから、今更なしとは仰らないでくださいね」
そんな事はしないと分かっていても言いたくなるものだ。
互いの心音がとくん、とくんと混じり合っていく……
■彩紀 心湊 > 「…それもそうね。」
覚えがありすぎる。主にご飯の方面だとか仕事の件であるのだが。
とはいえ、そんな笑顔を見れば、こちらも気持ちが晴れるというものだ。
「するわけないわ…。でもまあ…我ながら乙女みたいな感情は、残ってたものね。」
大体、気が向いたのであるなら自分から手を出す性格ではあったが…そう"されたい"と思う感情が芽生えるのは彼女の前だけかとわずかに照れくさそうに笑った。
■月神 詠 >
「ふふっ、そんなところが可愛らしいのですけれど」
先程のお返しとばかりに悪戯っぽく笑って。
年相応の少女らしい表情を見せるのも、あなたの前だけだ。
「今この時は、祭祀局や家柄といった立場も忘れて……
私とあなた様という二人の人間がいるということだけ考えましょう」
わずかに体重をかけながら、上目遣いで見上げる。
■彩紀 心湊 > 「少しは見返してやるべきかしら。」
ほんの少し、拗ねたような素振りを見せるも、すぐに笑って見せる。
もっとも、笑えるほどの余裕があったのはここまで。
「…そういうの、無意識でやってるのかしら。」
そんな目で見られたら、もうダメだ。
押さえていた理性が押さえる理由もなくなってしまったのだから仕方ない。
再び、その唇を奪えば、今度は先と違う…絡み合うような口づけを。
■月神 詠 >
「……わざと、と言ったら如何いたしますか?」
詠にだって"そういう"欲求が無いわけではないのだ。
誘うように問いかけて、口付けに合わせて仰向けに体を横たえる。
「んっ……ちゅ…………」
そのままあなたの体重を受け止めるように抱き寄せて。
■彩紀 心湊 > 「…ん、ふ…ちゅ……。」
熱を帯びた眼差しで、舌を重ね、交わる。
あの時のように、経験もないのに感情のままに彼女を押し倒して。
「…"ずるい"って感じね。ホント。」
そういうところでも、彼女には敵わないな。とは思いつつも、欲望に忠実な自分もいる。
ゆっくりと顔を離して、今度は布越しに胸へと手をかける。
撫でるような、されど布越しにあるその突起を手のひらで擦るような、そんな動き。
■月神 詠 >
「ふぁ……んくっ……」
舌と舌を絡ませ合いながら、うっすら開いた瞳で見つめる。
胸元は例によってサラシが巻かれており……逆に言えば、それ以外に下着は身に着けていない。
見た目より質量のある感触が掌に伝わってくるだろう。
特に敏感な場所が擦れる度にぴくん、と身を震わせた。
■彩紀 心湊 > 「…ん、はぁ……んちゅっ…」
ただ、キスをしているだけなのにこんなにも満ち足りてしまう。
ひたすらに求め合うようなキスは未だに続く…。
制服のボタンに手をかけて、さらには邪魔と言わんばかりにサラシを解いて。
その豊満な果実が顕になれば、やや強引…強めにそれを揉みほぐしていく。
■月神 詠 >
「ぁ…………」
胸元を曝け出され、頬に差した紅がいっそう色濃くなる。
大きくも張りのある柔肌がしっとりと手に吸い付き、陥没気味の先端部も既に半分ほど露出していた。
「く、ぅんっ……はぁっ、心湊さ……れちゅ……」
乱暴なほどの愛撫、しかし詠にとっては痛みさえ甘美な刺激となる。
堪えきれない嬌声が口付けによって塞がれ、くぐもった声を漏らす。
しかし、一方的にされるがままというのも何だと考えたのか、単なる偶然からか───
詠が片脚を折り曲げ、太腿あたりをあなたの両脚の間に滑り込ませて押し上げた。
■彩紀 心湊 > 「…相変わらず…んっ…大きいわね…。」
両手を使って揉み砕くにはあまりにも大きな胸部。それを乱暴に、それでいて先端を引っ張ったりといやらしく攻め立てる。
キスもそろそろと、口を離した瞬間であった。
「ッあっ♡………んん。」
不意にあたったその太ももに反応してか、ビクリと身体を揺らす。
それは驚いた意味ももちろんあったのだろうが、それにしては甘ったるさの混じった声。
それを裏付けるかのように、貴方の太ももは僅かな湿り気を帯びる。
■月神 詠 >
「は、い……んくっ、今は心湊さんの、ものです…………ひぁっ♡」
人差し指を噛んで声を押し殺そうとしても、強い刺激の前では淫らに声を上げてしまう。
せめてもの抵抗として立てた脚を左右に揺らし、濡れそぼったショーツ越しに刺激を続けた。
くちゅ、くちゅっ……舌が絡む音に紛れていた水音がはっきりと聞こえてくる。
「私の脚、火傷してしまいそうなほどに……熱いです」
■彩紀 心湊 > 「……♡ダメね…私、そういうのほんっと……。」
ゾクゾクと背筋を這うような快感。
肉体的ではなく精神的に響く甘美な言葉に、思わず息を荒げる。
そして、それに応えんとばかりに胸への責めは更に激しくなっていく。
「んっっ!?…ぁっ……。…も、う……そりゃ…そうよ…。」
こちらとは違う、もどかしさのある刺激。
じれったい刺激に、思わず強請りたくもなるが…流されてしまえば向こうのペースになるのは前の経験からして明らかである。
■月神 詠 >
「っく、んふ…………次はどうしたら良いでしょうか……?」
あえて"それ"以上の行動は起こさず、あなたに指示を仰ぐ。
ともすれば、命令してほしい───とでも言うような。
何かさせてもいいし、受け身になれと言われればその通りにするだろう。
■彩紀 心湊 > 「………。」
きっと、本来ならもっと服従させるかのように彼女を動かしたかもしれない。
けれど、互いに好きだと言い合った直後にそれを言うのはどうにははばかられて…
そしてなにより、こうして彼女に焦らされるのを心地よく感じている自分がいる。
「…私は好きにするから……。詠も、そうしたらいいと、思うわ…。」
そういって、自分は遠慮なしに片手は胸を未だに攻め立てながら、もう片手は彼女の秘部へと向けて手をのばす。
その宣言通り、その手付きはわざとか…乱暴で、まるで犯してるかのように激しいもの。
遠慮なしに秘部へと指を挿れれば、激しくかき回していく。
■月神 詠 >
対等であること。
しばしばそれを忘れそうになる詠だが、あなたの言葉にはっとした。
「はい……では、私のしたいようにさせていただきますね」
頷き、ずっと背中に回していた方の手を二人の間に滑り込ませていく。
未だ止まぬ刺激に震えながら、細い指先がショーツを抜け、その先の濡れた秘所を擦り上げた。
既に溢れ出した蜜を指先で塗り広げるようにまぶし、ぬちゃりと淫靡な音を立てる。
「はっぁ、んんっ……激し、ひぁっ……!」
一方で自身の秘所もあなたの手で掻き乱され、洪水のように汁を滴らせた。
収縮を繰り返す膣壁が痛いほどに強く指を締め付ける。
■彩紀 心湊 > その言葉に、ほんの少し安堵を覚えると同時に、激しく乱れる彼女の姿に思わず口角が上がる。
こうも、一方的に乱れる彼女はそれはそれでそそられるものがある。
しかし、それはそれとして――
「ん、ぅっ…♡ぁ、詠…!そこっ……!」
一瞬とは言え、待ちわびていたとも言える刺激に指が止まる。
しかし、まだ気をやるほど余裕がないわけではない。先にイかせようと、きつく締め付けてくる膣内に負けじと豆も同時に弄り始めた。
■月神 詠 >
「心湊さっ、それ以上はぁ……っ!」
最も敏感な部分に触れられれば快感が全身を駆け巡り、全身をくねらせながら悶える。
それでも指の動きは止めず、ほぼ直感だけで所謂Gスポットと呼ばれる箇所に狙いを定めた。
「私っわたくしっ、もう……!」
それは自身の限界が近い証左でもあった。
胸も合わせて刺激を受け続けてきたのだから当然だ。
少しでも絶頂のタイミングを合わせようと愛撫が激しさを増していく。
やがて昇り詰めていき───
■彩紀 心湊 > 「ひ、ぁっ?!」
普段、自慰であっても触れぬ場所から迫る快楽に思わず背筋が伸びる。
我慢から焦らされと、もどかしさが溜まっていた彼女がその快楽に耐えきれるはずもなく、息を荒げて一気に追い詰められていく。
「い、いよ……わ、私も…っ…!」
その絶頂の時まで手を休めることはないが、こちらも余裕があるわけではない。
最初から激しいこちらと違い、徐々に激しくなる愛撫に一気に迫る波を感じながら――
■月神 詠 >
「んぁあっ、駄目……くぅうううんっ!!」
ひときわ大きく体を跳ねさせると同時、激しい痙攣と共に絶頂に達する。
その際、Gスポットに押し当てられていた指が強く折り曲げられるだろう。
最後のダメ押し、というやつだ。
■彩紀 心湊 > 「イっっッ♡」
そのトドメは彼女が完全に気をやるに相応しいものだった。
電撃が走るような絶頂に、声が詰まったかのような嬌声を上げて果てる。
「は、ァああ……ぁ……」
同じく、ビクリと身体を痙攣させながら、詠の上へと倒れ込めば…そのまま息絶え絶えに彼女の身体に身を預けた。。
■月神 詠 >
「はぁ、はぁ……」
ほぼ同時に絶頂した二人は折り重なるように倒れ伏す。
詠は肩で息をしながら行為の余韻に浸っていた。
「ん…………」
呼吸が落ち着いてきたところで、再びあなたを優しく抱き寄せる。
■彩紀 心湊 > 「…ぁ……。」
優しく抱き寄せられ、その視線を彼女へと向ける。
それは先のように激しく攻め立てていた面影はなく、その余韻に浸る少女の顔。
「詠……。」
軽く、口づけをする。
そして、良かった…ととても小さい小声で貴方に囁いた。
■月神 詠 >
そうしてしばらく抱き合ったまま過ごした後、どちらともなく体を起こした。
口にした想いは紛れもなく本物だが、行為を思い出して照れ臭さが残る。
そそくさと後片付けをして服を着なおした。
「ええと……そういうわけですので。
これからは友人から恋人、になるのでございましょうか……?」
再確認の意を込めて、上目ぎみにそう訊ねる。
■彩紀 心湊 > 余韻から覚めると共に、一緒に体を起こす。
今にして思えば、初夜がどれだけ激しく初めてとは思えなかった内容だったことを実感して詠とは別の意味で気恥ずかしくなる。
「……え、と。
そう、ね…そういう…感じだと、嬉しいけれど……。
……ふふ、なんだか…変な感じ。」
恋人だというのに、相変わらず敬語な詠を見てくすりと笑う。
無論、それがおかしいということではなく…きっと、恋人になったからといって今までとあまり変わらないことに気づいたからで。
■月神 詠 >
「結局のところ、踏み出すきっかけが欲しかっただけで……
私たちの関係はとっくに友人を超えていたのかもしれませんね」
釣られて笑みを溢す。
恋人になったところで特別なにか変わる必要はない───そう思った。
「さて、お腹は空いていませんか?
よろしければ本日は私が御夕飯をお作りしましょう」
疲労感もなんのその、すっくと立ちあがるほどには回復した模様。
■彩紀 心湊 > 「…本当にね。
でもよかったわ…あの時みたいに気絶するまでしなくて。」
幸いにしてあまり大きな声が出なかった(と思う)が、あのときのような激しさは流石に寮では出来ないと事後ながらにして冷や汗を流す。
「と、それじゃあ出かけないと…。
私の部屋、材料とか置いてないし……それなら、そのまま詠の家に行かない?
そちらのほうが整ってるでしょうし。」
泊まるのなら、そちらのほうが適してるしね?といたずらっぽく笑う。
■月神 詠 >
「そ、そうですね……」
初めての時を思い出せばさらに頬が熱くなる。
思えば、あの日からとっくに単なる友人ではなくなっていたのかもしれない。
「分かりました。それでは買い出しののち私の家に向かいましょう」
ここに泊まれないのは残念ですけれど、なんて言って微笑みつつ。
寮生でもないのに泊まり込むわけにはいかないことくらい分かっている。
荷物をまとめ、二人で出掛けることになるだろう。
■彩紀 心湊 > 「……ふふ、ええ。行きましょう。」
身だしなみを整えれば、共に部屋をあとにする。
順序が逆な気もするが、こういうデートも悪くはないだろうと。
そうして、一緒に買物へと出かけていくだろう。
ご案内:「女性寮の一室」から彩紀 心湊さんが去りました。
ご案内:「女性寮の一室」から月神 詠さんが去りました。