2020/11/25 のログ
レオ >  
「ん――――っ」

刺激を何度も与えられ、脈打つように体が少し跳ねる。
快感は弱く、絶頂に至る程のものではない。
だが逆にそれが、もっと、と……欲求を高めてゆく。

膨れあがった陰茎が、それを隠す布が邪魔だとばかりに主張を強めてゆく。

唇を離し…未だ泣きそうな顔で、彼女の露わになった体を見る。
傷の多い痛々しい体の傷に再び欲望を引き留められそうになるが、しかしもう、それすらもこれから行う行為を止めるまでには至らず―――――――


「っ、はぁ…、…はぁ…‥…
 ………っ、しいな、さん……

 ……もっと……触っても、いい、です…か…?」

せめてもの抵抗。
彼女の体を求める心を必死に押さえつけながら、問いかける。

神樹椎苗 >  
 太ももでの刺激で反応を示す青年に、目を細める。
 少しずつ欲求に素直になりだす青年が、可愛らしく思えた。

「はぁ――そんなこと、いちいち、聞かなくていーですよ」

 左手で青年の手を導くように、まだ形の残っている右胸に触れさせる。
 包帯の上から触れる胸は、柔らかさもほとんどない小ささ。
 その上、その肌には直接触れる事は叶わない。

 そうしながらも、青年への刺激はやめることなく。
 足を器用に動かして、太ももを少し強くこすりつけていく。

「――もどかしい、ですか?」

 そっと、青年の耳元に口を近づけて。
 甘く誘惑するように囁いた。
 

レオ >  
包帯に覆われた右胸に触れる。
まだ起伏という起伏がなく、そして包帯に覆われたそれを優しく撫でる。
直接触れる事は、できない。
だが体温は普段よりもずっと感じられた。

平時とは違う状況に、心拍数が高まる。
戦っているときよりも、ずっと緊張と興奮を覚えるほど。

「ぁ……

 ―――――は、い……」

耳元をくすぐる吐息に小さく身をよじりながら、弱弱しく肯定する。
情けなく啼くように、小さな声で。

「もっと……ほし、い……です……
 つらい、です……
 苦しくて……っ」

小さく震えながら、覆いかぶさった体を起き上がらせる。
体を離しても息は荒く、顔の火照りも、そそり立った欲棒が収まる事はなく。
息苦しいとばかりに、身に纏った衣服を脱ぎ棄てる。

少女と同じように傷だらけの上半身を、晒すだろう……

神樹椎苗 >  
 素直になった青年に微笑みながら、服を脱ぎ捨てた青年を追うように椎苗も体を起こして。
 傷痕だらけの身体。
 その傷痕を細い指先でなぞる。

「いいですよ、しいが、楽にしてやります」

 そのまま青年の肩に頭を乗せて、全身でもたれかかり。
 左手は青年の身体を指先でなぞりながら、下腹部へ降りて、布の上から触れた。
 触れて見れば、想像よりもずっと硬く、熱がこもっているのが伝わってくる。

「ほんとに、苦しそうですね」

 そのまま、形をなぞる様に指先を動かす。
 そして小さな手を使い、全体で優しく撫でさすった。
 

レオ >  
「んぅ‥‥…っ!」

指先でなぞられる。
こそばゆさが身を焦がしながら、彼女の体を受け止めるだろう。

小さい……
小さくて、あたたかい。
普段よりも直接触れ合う面積が多いからか…さらに体温を、彼女を、近く感じる。
自分とは違う体温を、ここまで間近で感じるのは初めてかもしれない。
互いの境界線が、どんどんと縮まる感覚――――――

「だ、って……

 ずっと……がまん、して……
 だめだって……ぜったい、きずつけ…ちゃうから……
 そんなの、いやで……
 しいなさ……きずつけ、たくな…、………っ、んん……っ!!」

急に感じる、刺激。
小さな、きっと今勃起している自分の陰茎を包みきれない大きさの掌。
それが、布越しに、自分から触れてくる感覚。

自分の弱い所……感じる場所を、他人に触られる。
膨れ上がったそれが、撫でられるたびにぴくぴくと反応をしてしまう。

「は‥‥、ぁ…っ
 っ……はぁー…っ、ん、ふぅー……っ」

されてばかりでは、いけないと分かっていながら。
しかし感じた事のない他人からの……愛する人からの刺激を、受け入れるしかできなかった。
彼女の腰に手を置いて、その快楽に身を委ねる……

「しぃ、なさ…っ」

神樹椎苗 >  
 包帯に包まれた手で、青年を愛撫していく。
 おそらく椎苗の身体では自分が性感を得るのは難しいだろうが、青年に奉仕することは出来る。
 繰り返しなぞるように、付け根から擦り上げるように動かしていく。

「それで、こうして爆発しそうになるまで、我慢してたんですか?
 こんなに苦しかったなら、素直に言えばこうして――」

 少しだけ力を込めて左手を動かした。
 優しく触れるだけの愛撫から、しっかりと刺激を与えるための愛撫へと変わる。

「お前は頑張りすぎますからね。
 しいには甘えて、楽になっていいんですよ」

 そう、甘い言葉を耳元に吹きかけながら、首筋に口づけを落とす。
 

レオ >  
「しいなさんは……まだ、だって…っ」

自分が恋した相手は、性欲をぶつけるには幼過ぎて。
精神は大人びていても、体は少女にすら達していないほどで。
だから、その欲求は抑えていた。

こんな事が無ければ、死ぬまで抑えていたかもしれない。
それほどに、彼女は小さくて――――

そんな想いすら掻き消えるような、それまでよりも強い刺激。
布越しでもしっかりと快楽を感じるほどの、はっきりとした感覚。

「っ……んぁっ…!
 しいなさん……しいなさん……っ」

堪えきらぬというように、自分からも求め始める。
彼女の腰に添えていた手を滑らせ、足の付け根へと運ばせるだろう。
彼女の、秘所。
まだ未発達なそこを、指の腹で撫ではじめる…

神樹椎苗 >  
 手の下で何度も跳ねる感触が、なんだかおもしろかった。
 弾力を感じながら、反応が良かった場所を中心に擦って愛撫していく。

「まだ、なんですか?」

 自分の手で喘ぐ青年の耳元で、くすくすと笑いながら。
 身体の上を滑る手に、意図を察して緩く太ももを開く。
 見た目の幼さのわりに、見た目に可愛らしい下着を用意していたのは、いつこうなっても良いように。

「んふ、なんかくすぐったい気がしますね」

 触れられても、そこはまだ湿り気も帯びておらず、柔らかさだけしか感じないだろう。
 けれど、下着のすべすべとした生地を通して、幼い性器はたしかに存在を主張している。
 椎苗はくすぐったい程度にしか感じないが、その感触は青年を高ぶらせるには十分だろう。
 

レオ >  
「その…ちいさ、いから…っ、ぁ…」

こんな事をしているのがバレれば、犯罪扱いされる年齢。
それは自分が未成年でも変わらない。
そういった理由もあってしたくても、出来なかった。

「っ、はぁ…っ、……やっぱり、きもちいいは…まだ、感じれない、ですか……?
 少し、悔しい、な…っ」

自分ばかりが感じて、相手に感じさせる事ができない。
なんとももどかしい限りだ。
互いに感じ合えたら、これ以上ないほどうれしいのに……

そんな風に思いながらも、与えられる快感を受け続ける。
自分も同じように、布越しに彼女の性器を撫でる。
割れ目に触れ、まだ小さく存在するだけのクリトリスを指で探す……

「しい、なさ………
 そろそろ……あの……っ、……ん、はぁ……
 ちょくせつ……」

神樹椎苗 >  
 性感が開発されていないのもそうだが、椎苗が単純に外部刺激に鈍いのも理由だろう。
 全身を常に苛んでいる多様な痛みに慣れ切ってしまっていて、鈍感になっているのだ。

「何も感じないわけじゃないですから、そのうち感じるようになるかもしれませんけどね。
 まあ、しいが不感症になってる可能性は、否定しませんけど」

 青年の指が性器をなぞる感触に、むずむずとしたものを感じつつも、それ止まりだった。
 ただ、陰核を探り当てられると、少しだけ慣れない刺激を感じて、手が止まるが。

「――ちいさい、ですか。
 その小さな娘に、よがらせられてる気分は、どんなもんですか?」

 それを誤魔化すように意地悪く、耳元に囁いて。
 青年の言葉に応えて、ズボンに手を掛け。

「脱いでくれますか?」

 自分で脱ぐようにと誘導する。
 

レオ >  
「っ……
 
 …いじ、わる……ですね…」

身をよじらせて、彼女の愛撫を求めてる姿は情けなく。
まだこんなに小さな、子供に欲情している事も、彼女からの刺激に身を委ねてる事も、恥ずかしさを覚えずにはいられない。

その羞恥心も、愛撫の刺激を強める一因になっていて……
彼女の些細な変化には、気づけない。

「…、……じぶ、んで…‥」

そう言われれば、彼女への愛撫をやめて手を戻す。

既に布越しでの刺激では足りず、もっと強い快楽を求めている青年に、その言葉を否定する力はなく。
震える手で、ズボンのベルトを外し……散々焦らされ続けて固くなったそれを露出させるだろう。

大きく勃起した、男性器。
それまでの愛撫の刺激からか、先端を粘りのある液体が濡らしていた。

「…、……」

目の前の少女に、自分の陰茎を晒す。
興奮と背徳感、そして未だ吐き出しきれない欲求の向け所を乞うように、彼女の方を見つめる。

神樹椎苗 >  
 露わになった青年の性器は、想像していたよりもずっと大きく、太かった。

「――顔に似合わず、えぐいもん持ってますね。
 これ、しいの手首より太いんじゃないですか?」

 と、自分の左手首と比べて見せて、自分の身体の小ささや細さを再認識させる。
 そして先端から溢れ出した汁を指先ですくうように撫でた。

「こんなものを、しいの中に入れたいって思ってんですか?
 ――ドへんたいですね」

 そのまま指先でくりくりと、鈴口を弄るように撫でて亀頭に溢れ出す我慢汁を撫で広げていく。

「射精、したいですか?」

 そしてまだ顔を耳元に寄せていくと、どうしてほしいのかと問うように囁く。
 

レオ >  
「ぁぅ……っ」

指先が触れるだけで、先ほどまでとは段違いの刺激が電流のように走る。
もっとも敏感な先端を、まるで焦らすように撫で続けられれば……時折ぴくぴくと彼の陰茎が反応を見せ、さらにカウパーを垂れ出させる。

それまで我慢してきた分と、今こうして責められている分。
我慢は限界だった。

耳に伝う彼女の罵倒に近い言葉と共に、何度も、何度も亀頭を弄られ……すがりつくように彼女の肩に頭を乗せる。

したい。
このまま、吐き出したい。
なにもかも、出したい。

「……した、い……です……
 したい……

 しゃ、せ……っ…‥した、い……っ」

神樹椎苗 >  
 ぴくぴくと何度も青年が震える。
 さらに溢れ出した汁は、竿に広げるように、それでも指先だけで焦らして。
 青年の答えが返ってくるまで、何度も何度も焦らすように指先で弄ぶ。

「――ふふ、素直なロリコンには、ご褒美をやらねーといけませんね」

 ふう、と耳に息を吹きかけながら、小さな手の指先を竿に絡め。
 そして、先端を、手の平と包帯の隙間に引っ掻けて。
 そのまま、その隙間にねじ込んだ。

「しいの手じゃ周りませんし、挿入させてもやれませんから」

 手の平と包帯で上半分を包み、竿には細い指が絡む。
 そしてそのまま、ゆっくりと、次第に強く上下させていく。
 高級な包帯は柔らかく良く伸び、細やかな生地が我慢汁を潤滑剤に亀頭を擦り上げる。
 その反対には、すべすべとして温かい椎苗の手の平があり、挟んで、包んで、陰茎を扱いた。

「ちょっと、刺激が強すぎますかね――んっ」

 左手を休ませず動かしながら、青年の耳を舌で舐める。
 「いつでもいいですよ」そう囁きながら、耳朶を食むように耳への愛撫も始まって。
 

レオ > 「んぁ……っ!! ぁ、しぃ……なさ…っ、ぁ……?」

耳からの刺激に身をよじらせながら、陰茎が何かに包まれる感覚に気づく。
半分は今まさに自分のモノを弄んでいた小さな手、もう半分は……薄く柔らかい布。

「しい、さ……? なに…、……っ!?」

直後、伝わる刺激。
少女の手で陰茎が何度も、上下にしごかれる。
先ほどまでとはまるでちがう、肉棒全体を何度も襲う快楽。
布と小さくやわらかな手が、亀頭全体を何度も何度も擦る。
散々と小さな快楽に焦らされた青年にようやくやってきた強い刺激が、体全体を電流が走ったかのように跳ねさせる。

「し…なさ…っ!!
 きゅ…にっ……ぃ……こん…っ、ぁ…っ!

 ぁ……ん、っぅ……~~~~ッ!!」

その刺激は、自分でしてきた自慰での快楽よりもずっと鋭く、強く。
さほどしないうちに陰茎がぴくぴくと痙攣するかのように動き、膨れあがってゆく。
それは、絶頂が近いという証拠…

「しいなさ…まって、まっ…
 いっちゃ……っ!!」

神樹椎苗 >  
 青年が快楽によがる姿に、青年の耳元で小さな笑い声が漏れる。
 自分の手の動き一つで体をはねさせる青年は、とても可愛らしかった。

「ふふ、いいですよ、早漏さん。
 思う存分に出して、ん、ちゅ」

 耳を舐め、甘く食んで、射精を促すように言葉を掛ける。
 そして、左手も先を擦り上げながら、指先で竿を撫であげ、激しさを増して。

「ああでも、これで射精したら、しいの手が良かったのか、包帯が良かったのか、わからねーですね?」

 そんな台詞を止めを刺すように言いながら、ぎゅっと強く陰茎を擦り上げた。
 

レオ >  
「あぁ…‥、っ……ん、しぃ……さ……ん、ぅ…ぅう…!
 っ……、‥‥…っ、……
 ……っ……」


耳元での言葉が決めてとなったとばかりに、どくん、と熱い何かが吐き出される。
熱く、ねっとりと粘性を伴う、白い情欲。
絶頂の証であるそれが、彼女の小さい掌を染め上げ、包帯からあふれ出す。

少女の手が真っ白に染まり、滴り落ちるほど多く、濃い射精。
一度だけでなく、続いてせり出してくるように二度目、三度目と小刻みに跳ねながら精液を吐き出す。

手を、陰茎を、どろどろにしながら絶頂の波に呑まれるかのように青年もぴくぴくと震える。
荒い吐息が、何度も彼女の耳をくすぐってゆく……

「っ、はー……、っ……はー……」

抱きしめる、というにはあまりにも不格好。
子供が親にするように、安心を求めるように彼女に縋りつく…

未だ大きなままの肉棒は、その欲が一度では収まらぬ事を意味していて……

神樹椎苗 >  
 大きく陰茎が震えて、熱いものが噴き出した。
 その量に、濃さに、目が眩むような匂いが吹きあがってくる。
 包帯に沁み込み、手に広がる熱は何度も溢れ出した。

「ん、沢山出せましたね。
 いい子ですね、早漏さん」

 と、甘い声を耳に吹き込み、未だ硬いまま震えている陰茎を再び撫で上げる。
 滴るほどに溢れた精液が潤滑剤になり、粘性の高い音を上げながら、椎苗の手はまた青年を擦り上げていく。
 それも、先ほどのように少し激しく、射精を促すような動きで。

「じゃあ、このまま全部出し切ってしまいましょう。
 何も考えられなくなるまで、快楽に浸って、出し尽くしてくださいね」

 そう言いながら、卑猥な音をわざと立てるように激しく手を動かす。

「ええ、お前は何も考えなくていいんです――しいに全部任せて、甘えていれば。
 そうすれば、何度だって、気持ちよくしてやりますから――」

 そう、耳元で繰り返し呟きながら。
 

レオ >  
「!
 まって、しいなさ…!
 まだ敏感d…っ、ん…ぁ…っ!!」

絶頂の波が収まらぬ中、落ち着く暇も与えぬというかのように再度手で陰茎をしごかれる。
その感触は吐き出した精液によって具合を変え、くちゃくちゃと音を立てながら表面を何度も滑らせるような快楽を与える。
射精直後で敏感になったままの陰茎から送られるそれは、鋭く体に電流を流すように強く、激しく……





「…、……」

それから何度も、何度も。
少女の手によって、今まで溜め込んだ分の精を吐き出され…‥

それが終わったのは何時頃だろう。
我慢していたものを吐き出し、彼女の柔肌に触れ……
疲れと、安心か……まるで気絶するかのようにいつのまにか彼は寝てしまう。

求め合うというには、少々歪な初夜。
正しく進んだ末への行為では、ないだろう。
だがしかし、また一つ…互いの知らなかったものを、知った気がして。

「しい……なさ……」

眠りながら、小さな声で何度か彼は少女の名を呼ぶだろう。
それが無意識なのか、意識があってなのかは、わからない。

神樹椎苗 >  
 ――何度繰り返しただろう。
 次第に青年から、喘ぐ声も聞こえなくなって。
 ゆっくりと性器が萎えていく頃には、ベッドの上は目も当てられないありさまだった。

「――起きたら、掃除しないとやべーですね」

 糸が途切れたように眠った青年に、そっと頬を寄せる。

「よく頑張りましたね」

 耳元に口づけて、自分も隣に倒れ込んだ。
 すっかり精液がしみ込んだ左手は、包帯が重たく感じるほど。
 こんなにするほどに悦ばせてやれたと思うと、少し楽しかった。

「意外な一面、発見ですね」

 青年の可愛いところは知っていたが、自分が思ったよりも嗜虐的だった。
 青年が快楽に悶える様子に、見ていて少なからず興奮していたのは間違いない。
 そのせいか少し、意地悪し過ぎてしまったかもしれない。

「――ふむ、今夜はもう少し優しくしてやりましょうか」

 自分の名前を呼ぶ青年が可愛くて、もう一度頬にキスをする。
 次の夜もまた青年を弄――甘やかす事を決めて、椎苗も目を閉じるのだった。
 

ご案内:「堅磐寮 レオの部屋」からレオさんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 レオの部屋」から神樹椎苗さんが去りました。