2021/01/17 のログ
ご案内:「蜥蜴のアジト地下(過激描写注意)」に羅刹さんが現れました。
■羅刹 > 暗い、地下の底。
地上の光は届かない部屋で、ソファに背を預けて眼を閉じる。
『蟻』を労い、酒を飲んだ後…
煙草に火をつけるものの、口には咥えず、それを灰皿に置いたまま。
(悪を狩る悪。…馬鹿馬鹿しい)
今は貴重な休息の時間だ。
連絡は終わり、後はトラブルが起きなければただ過ぎていくだけの時間。
けれど、頭を休ませる暇はない。
動かずとも…頭の中で今後の方針や対策を練ることはできる。
(だが、無視はできねえ。あれが本当なら…このまま行きゃあ、俺たちの敵になる)
そこで、考える。あの言葉は本当だったのか。
…嘘を吐く意味があるのか。
あるいは…やはりあれは風紀の差し金で、こちらの動きを抑制するための脅し。
神代理央以上の、戦力があるかもしれないと思わせるブラフ。
(情報が足りねぇ、か。…それ以外にも……『時空圧壊』、『オーバータイラント』、『シンデレラ』、『鉄火の支配者』
…後は最近出張ってきてやがるガキ共。…全部に対処する必要はねえ…どっか堕とせりゃ、それだけで楽になる」
■羅刹 > (が、そう簡単には行かねえだろう。
……死ぬ覚悟ができてる奴らばかりだが…無駄死には、させたくねぇ)
以前にあった『入れ替え』もあり。
現在の組織の結束力はすさまじいものになっている。
早々裏切り者は出ないだろう。
だがしかし、相手の圧倒的な戦力の前では塵同然。
それでもなお、蜥蜴は、前に進むことを選んだのだ。
血、飛び出した眼球、ぶちまけられた汚濁、吐瀉物―――
ふと、そんな光景が瞼の裏に浮かぶ。
それは、思い出す度に鮮明になっていく、原風景。
(――今は、関係ねえ。じりじりと叩き潰すだけだ)
眼を開き、その幻影を振り払ってから、立ち上がる。
目指すは更なる闇の中。
光の中でのうのうと生きている連中を引きずり込むため、再び蜥蜴は動き出す――
ご案内:「蜥蜴のアジト地下(過激描写注意)」から羅刹さんが去りました。