2021/02/14 のログ
ご案内:「斬鬼丸の部屋(過激描写注意)1」に妃淵さんが現れました。
ご案内:「斬鬼丸の部屋(過激描写注意)1」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
■妃淵 >
今日は特別な日 …らしい
いや、バレンタインデー自体の存在はスラムにいた頃から知ってたけど
恋人と過ごす?特別な日?というのは生まれてはじめて迎えるわけだ
「(ふーん、手作りチョコレート、ネ……)」
薄着でベッドに寝転びながらスマホを覗き込む
時期柄、そういった情報にはことかかない
意外に、作るのって面倒で大変なんだな、なんて思いながら
バイト先でもらってきたスティックのチョコ焼き菓子をポリポリ
■水無月 斬鬼丸 > 今日は特別な日……のはずだ。
いや、バレンタインデー自体は当然知っていた。
知っていたが陰キャには関係のない日であり
陽キャ共が浮かれ周りなんかしらんけどチョコレートの数で優劣が決まる日であっただけだった。
だが、恋人と過ごす?バレンタインデー?というのは産まれて初めて迎えるわけなのだ。
バイトもちゃっちゃと終わらせてさっさと帰路付けば
鍵が空いている。
つまり、フェイは帰ってきているということだ。
だが、バレンタイン…フェイのことだし、そういう日にはあまり縁がなかっただろう。
過度な期待はしていない。
だが、その行事を知る自分は違う。
その手には特別な包装のされたチョコレートがある。
「ただいまー」
いつもより少しばかり元気よく声を出し、ドアを開ける。
■妃淵 >
「ん」
声と、ドアの開く音
帰ってきたな。とゆっくり上半身を起こしてベッドに腰掛ける形に
すでに暖房を入れてあるので部屋の中は温かい
それもあってか薄着の部屋着モードなフェイエン
「おかえり」
元気のよいただいまを発した斬鬼丸に対して、こちらは普通のテンション
斬鬼丸が部屋に入ってくればその手元を見て ン? という反応をするかもしれない
■水無月 斬鬼丸 > いつもどおりのフェイ。
ある意味安心する。
上着を脱いでハンガーをかければ、ベッドに座るフェイに歩み寄って。
「あー、今日あれ。バレンタインだから。
その、チョコ…えーと、好きな人とかにあげる日ってやつで…
手ブラっつーかなにもないってのもあれだからさ」
差し出した箱はリボンが巻かれてピンク基調の包装紙。
■妃淵 >
「知ってるけど、女が男にあげる日じゃないっけ?」
もらえるもんはもらうけど、なんてクスリと笑って、差し出されたそれを手にとって
「悪いな。なんかこういうの疎くってサ。嬉しいヨ、ありがと」
事前に準備なんていうのはしてなかった
手元にある棒状のチョコ焼き菓子なんかじゃ…と思ったりもした、が…
要は気持ちなのではないだろうか?
「ふむぅ」
手にとった、ピンクの包装紙に包まれたチョコレートの箱をまじまじと見て…
「斬。俺からもナンか欲しい?」
にんまりと笑みを浮かべた
これはいつもの、ちょっと悪いコト…も含めた、何かを思いついたカオだ
■水無月 斬鬼丸 > 「なんかあれ、最近では男が女の子にあげるのもあり的なあれらしくて…」
昔はホワイトデーだけでなくバレンタインからも男から搾取するのかと思っていたが
今はそんなことはどうでもよくて、ただフェイにこういう特別な日にプレゼントをする
それだけで良かった。
「べ、べつにいーって。フェイはこういうの初めてだろうしさ
えーと、なんだろ…と、とにかく、いいんだよ。気にしなくてさ」
喜んでくれたようで何よりだ。
それだけで嬉しくなってしまう。
夏からこっち、ずっとフェイといっしょにいるのだが…
ずっと幸せでずっと飽きることがない。
感謝のプレゼントとしては上々ではないだろうか?などとおもっていたが…
「へ?俺?」
にんまり笑うフェイの顔を見て少し考える。
「それでいいよ。それ一本ちょうだい」
手元にある棒状のチョコ焼き菓子。それを指差す。
■妃淵 >
「まー、はじめてだナー。
斬はこういうのはじめてじゃないのか?」
自分と違って普通の生活をしていたんだろうし、
これまでにバレンタインを謳歌していたこともあったのかもしれない
「ん…それって、コレ?」
手元にはバイト先でもらった棒状の焼き菓子
「いーヨ、ほれ」
言いながら、箱ごとひょいっとそちらに向けて……──
「それともコッチがいーか?」
ん、と自分が咥えている食べかけのそれを、指差してみせた
明らかにどう反応するかな?と楽しんでいる、いつもの悪戯っぽさを感じさせる雰囲気…
■水無月 斬鬼丸 > 「イベントとしては知ってる…」
一瞬顔に影が落ちたような気もするが
そんなのフェイの前ではすぐに消えて失せる。
「そうそう、何よりフェイにもらえるってやつが肝心なんだから…」
などと手を伸ばそうとするが…
フェイは別の選択肢を提示してくる。
いや、選択肢などという生ぬるいものではない。
誘惑と言ってもいいだろう。
「…え…ぁ…あー………じゃあ、その…そっちで…」
遠慮がちに咥えてる方を指差す。
■妃淵 >
一瞬表情が翳った、それを見逃しはしない
なるほど、あんまりモテなかったみたいなことは言ってた気もする
そして遠慮がちに、後で提示したほうを選択する様子に笑みを深める
誘惑なのか、誂いなのか
どちらにせよ、箱は一旦脇のローテーブルへと置いて…
「──ん♪」
楽しげに、突き出すようにして口に加えたそれを差し向けた
目は閉じず、紅い瞳をじぃ…とそちらを見つめたまま
■水無月 斬鬼丸 > そう、今までは非モテ街道まっしぐらであった。
この学園に来てからはそれも少しは改善されたのだが
自分のヘタレさ加減がそれを許さなかったと言える。
それこそ、彼女と言える存在はフェイが初めてだ。
とりあえず、選んだフェイの咥えているチョコレート菓子をもらうために
手を伸ばそうとするのだが…差し出されたのは咥えたままのそれ。
「…ぁー…ぇっと…はい…いただき、ます」
いわゆるあれか。焼き菓子ゲームみたいなあれか。
赤い瞳に吸い寄せられるようにその先端をくわえ、ぽりぽりと少し遠慮がちに
食べすすめていく。
■妃淵 >
さて、こういうゲームがあることは知っているけど
「(…結局このゲームって何をどうしたら勝ちなんだ?)」
そこがよくわからない
最終的には、唇同士が触れ合うことになるんだろうけど
それが成功なのか失敗なのかもわからない
謎なゲームである
斬鬼丸が食べ進める一方、フェイといえばじぃ~と見つめたまま、口元を食べ進めようとはしない
そして、いよいよ互いの空間がなくなってきたところで…見つめていた赤い瞳が笑みに歪む
ベッドに腰掛けたまま、するんとフェイの手が斬鬼丸の首元に回って…不意打ち気味に、キス
互いの甘くに甘くなりきった口内、唾液を吸って柔らかくなったビスケットの間食と共にもっと柔らかな、生暖かくて甘いものがにゅるっ…と侵入する
よくわからないけど、このゲームってこうするモノなんだろ?
そう言いたげな表情で、斬鬼丸の頭を抱え込むようにして。深い甘いキス──
■水無月 斬鬼丸 > ポリポリと食べ進めているが、フェイは微動だにしない。
なんか楽しそうにこちらをみているだけ。
どうするべきなのか?
一応貰ったという体だから全部食べちゃっていいのだろうか?
やっぱゲームの趣旨的にギリギリで止まるべきなのか?そこがよくわからない…
よくわからなかったが…
「んむ…!?」
フェイの手がまわり、抱き寄せられるように焼き菓子もろともフェイの唇にいただかれてしまった。
味わい慣れた、いや、馴染んだと言うべきか。
そのフェイの舌はいつも以上に甘い。具体的にいえばチョコの味。
ビスケットも飲み込みつつ、フェイの甘いチョコの唾液も飲み下し。
少し息が荒くなる。好きな女の子とキスをする…いつもやっていても、いつもドキドキしてしまうものだから。
「んっ…ぷ、は…ごちそう、さま、でした…?」
顔を真赤にしたままにそう答えるのがやっとだ。
もう付き合って長いんだからそろそろ慣れてもいいだろうに…自分がどれだけフェイという少女が好きなのかわかってしまって
なんか気恥ずかしい。
■妃淵 >
「──ん…」
互いにたっぷり甘い思いをして、唇が離れる
相変わらずすぐに顔が赤くなるやつだな、なんて思いつつ…
自分もなんだか顔が少し熱くなってるような…?と気づく
薄着でも過ごせるくらい暖房がかかっているせいだろうか
「──バレンタインなんだし、もっと色々食べさせてやっても、いいケド…?」
目を細め、ベッドの上で少しだけ身体をくねらせるように座る姿勢を変えて…
自分の部屋着をたくし上げる
まだ夕方近く、傾いてきたとはいえ日は高い
オレンジ色の光の下にフェイの大きい、とは言えないまでも形の整った、上向きの胸が顕にされる
下着なんてつけてもいなかった
「どーする…?」
西日のせいなのかどうか、ほんのりとフェイエンの頬も赤くなっているように見えた
いつもなら、大体は得手であるフェイエンが主導権を握るのだろう
けれど今日は、食べさせてやるといった言葉通り──斬鬼丸に自身をプレゼントするつもり…なのかもしれない
■水無月 斬鬼丸 > 「はぁっ……ふぅ…」
唇が離れれば、大きく息をつく。
オレンジ色の日差しがやや眩しいせいか
フェイの表情はわかるが顔の色まではわからない。
でも、なぜか…いつも異常に可愛らしく見えた。
「…ぁ…えっと、いろいろ…」
いつもしていることではある。
少女と体を重ねることは。
だけど、いつもながら…そのたびに、心臓がぶっ壊れそうなほど早鐘を打つ。
下着もなかった以上、彼女は最初からそのつもりだったのかもしれないが…
やわらかそうな、いや、実際柔らかなその胸にゆっくりと手を伸ばし…
「えと、それじゃ…それも、いただき、ます…」
ちらりと、ベッドの棚の上のゴムを見る。
今日は大丈夫な日だっけ?
わからない。一応残量の確認のために箱を手に取ろうと。
■妃淵 >
避妊具の残量を確認するあたり、律儀になったものだと思い笑う
あの時、従姉に言われたことはよっぽど効いたらしい
「大丈夫だヨ」
多分ネ、と
小さく後につけて
箱に伸ばされた斬鬼丸の手を捕まえて、そのまま倒れ込むようにして、ベッドに仰向けになる
ちょうど押し倒したような形になるだろうか
片方の手は、フェイエンの片方の胸を柔らかく変形させ、小さな鼓動がとくんとくんとその手に伝わる──
■水無月 斬鬼丸 > 「多分って…」
少し困惑する。
そりゃフェイとは家族になるつもりはある。
当然。そのためにはなんだってするし本気だ。
それにこういうときの彼女は本気かどうか、わからない。
たぶん、大丈夫じゃなくてもくれるつもりなんだろうと、なんとなくわかってしまう。
彼女を大切にしたい。もちろんそれはある。
あるが…若い衝動…恋心は、愛情はそれで抑え込めるほどチャチなものではない。
捕まえられた手はフェイの胸に触れている。
柔らかくその胸に指を食い込ませ、もう一度キスを落とす。
「フェイ…えっと…なんていうか、好きです」
そんなものとっくの昔に知ってるだろう。今更すぎて、自分でも何を言ってるんだか。
でも、なんだか、この特別な日に交わるその前に、言いたかった。
■妃淵 >
「どーせ安全日ったって完璧じゃないんだから一緒だヨ」
こういう行為をする
そのこと自体に、そういったモノは付き纏う
スラム育ちの少女が好意を伝える手段に乏しいのはある意味ではまだしかたないのだろう
なのでそれに応えてくれる、少年のまっすぐな行動は…ただただ心地よかった
こっ恥ずかしくてそんなコトは口にもできないが
「──あ、改めて言わなくてもいいって…」
再びのキス、からそんな言葉をかけられて、明らかに照れた、というか動揺して見せた
■水無月 斬鬼丸 > 「ちょっと前はフェイ…その、好きってわかんないっていってたから
わかるようになったいまなら、その…ちゃんと伝えられるかなって…」
今もわかっているかどうか、ホントのところはわからない。
女の子同士の話でなんかそういうきっかけとかあったのかもしれないが
自分がそれをしるよしもなくて。
柔らかなフェイの胸は、あいも変わらず気持ちがいい。ふにふにと指が程よく埋まって手に収まる感覚だ。
フェイの肌をなでてると、前よりもなんかハリとかツヤが良くなったような。
やはり生活が改善されたおかげだろうか?
「とと、ごめん…」
このまま抱きつくとボタンが擦れて痛いだろう。
さっさと自分も服を脱いでしまわなければ。
■妃淵 >
「…そーネ。
今は、まァ……なんとなく、わかるヨ」
あくまでも、なんとなく
でも『好きって何?』と聞いたところで正しい答えを出せる人間は、そういないだろう
だから、きっとそれでいいのだとなんとなくで理解しているのだ
肌を撫でられ、僅かに擽ったそうに身をくねらせる様子はなんというか
相変わらず幼さの残る見た目の割に──といった具合で
ごめん、と言いつつ慌てて服を脱ぎはじめる様子を見れば、小さく笑みを浮かべる
ちょっと前までだったら、この状況で細かいことにまでは気を回せなかったような少年だったから
「もー慣れた?…の割には全然まだ、顔は真っ赤だナ」
言いつつ手を伸ばして、斬鬼丸の顎先を緩やかに撫でる
■水無月 斬鬼丸 > なんとなく。
それでも今は十分で、自分と一緒にいてくれている。
それが答えの一つなのかもしれない。
夏にできた日焼けは今やなくなり、あった頃のなまっちろい肌ではあるが
それでも少しは筋肉的にはましになった…とはおもう。
「慣れない…とおもう、一生ってか…フェイのこと、好きな間は…
ずっと…真っ赤になっちゃうと、おもう…」
言葉だってうまくでないくらいだ。
いつもしてるのに、いつもこうだ。
撫でられた顎がこそばゆい。もう邪魔するものはなにもない。
ゴム0.01ミリ分だって存在していない。
まさに肌を重ねるように、フェイの体を抱きしめる。
ゴムを使わないなら、当然アフターピルに頼ることになりはするだろうが…それでも、使わない日は
なんだか特別なようで、どきどきしてしまう。
すでに屹立し、濡れた先端はフェイのお腹に押し付けられることになるだろう。
■妃淵 >
「おじいちゃんになってもそんなだった笑ってやるヨ」
愉快そうな笑い
その頃に自分がおばあちゃんなんてことは考えてもいない
これが若さか
「…ン」
ぎゅっと抱きしめられると互いの体温、心音が伝わる
不思議とそれが落ち着くのだから、人間とは不思議なものである
柔らかいお腹に押し当てられる熱
存在感の高まるソレにゆっくりと手を伸ばして、包み込むように撫でればぬるりとした感触──
「"コレ"も一生こうなのかナ」
からかうように、耳元を擽るような声で囁く
■水無月 斬鬼丸 > 「笑って…ほしい」
その言葉。
何気なく言ったんだろう。若く、慣れない自分を笑うように。
だが、自分には別の意味に聞こえた。
それまで、一緒にいてくれるのだと。それが嬉しくて仕方なくて。
少し泣きそうになった。
「んぅ…ん…フェイ…」
いつものように名前を呼んで、首筋にキスする。
バイトもあるから、後は残せないが…残せないのだが…
今は、いや、今日は、そんなことも構わず強く、赤い跡をつける。
密着した肌、フェイの体が動くと心地よさが伝わり、そして、フェイの手が触れればそのなかで
小さくピクリと跳ねて
「たぶん、おじいちゃんになってもこんなだとおもう…」
フェイのからかいに対する答えを返しながら、少し体をずらせば
フェイの下腹部にそれが当たるだろう。
■妃淵 >
「お前の側にいるとタイクツしねーから、ダイジョウブ」
首筋を啄むその頭を抱え込むようにして撫でる
普通に生きていて、普通に育って、普通の環境だったら
こうやって恋人と褥を共にするなんてことは珍しいことでもない
互いに何もかも違う環境だったけれど、不思議なもので
こういう時間を過ごす、それは…共感できるものだったのかもしれない
「絶倫すぎだろ、ばか」
下腹部に熱をもつそれが移って、少女の肩がぴくんと跳ねる
行為に慣れているのはフェイエンのほう、だけれど──
斬鬼丸に主導権を渡してのセックスは、あんまり慣れていないというか
斬鬼丸の斬鬼丸はもう臨戦態勢
下半身からすっと力を抜きつつ、するりと靭やかな両脚を僅かに左右に広げて
十分とは言えないまでもしっとりと湿り気を帯びた、薄い肉色のスリットが顕になる
■水無月 斬鬼丸 > 「ずっと、退屈させないくらいには頑張る…」
撫でられながらも少女の体を離したくないとばかりに
少しだけ、抱く腕に力がこもる。
二人の間でフェイの控えめな胸が潰れ、柔らかな弾力を伝えてくれる。
それと同時に、その頂の硬さも。
少女の体も、心も、何もかもを好きになった自分だ。
成長しても、老いても、きっとそれは変わらない。
そう信じたい。まだ一年も立ってない出会いだけど、それが永遠に続く出会いであると。
だからこそ、こんなにも熱を持つ。
彼女がほしいから。
「俺、そういう能力だから…ちゃんとフェイが良くなるように、なるはず、だから…」
初めての時はなかなか挿入できなかったが、今はもう大丈夫。
だけど、フェイの片足を抱えて、先端でフェイのスリットの少し上
自分のそれと同じように充血した箇所にキスをする。
■妃淵 >
「…いや、そういうの気張らなくていいヨ」
数ヶ月前の少女なら、よし頑張れよなんて言い方をしていたかもしれない
「フツーでいい。斬鬼丸はサ」
ぎゅっと強く抱きしめられればそう言いながら頭を撫でる
そこまで想ってくれる、求めてくれる理由は…きっと斬鬼丸に聞いても答えは帰ってこないんだろう
言葉にするのもきっと難しい
だからこそこうやって、行為で示すことも在る
「──ん、くふ…っ」
小さく声が漏れる
僅かに固くなった肉芽をちゅっと吸われてぴくんとその華奢な身体を震わせた
少女の性格とは正反対のわかりやすく、素直な反応──
■水無月 斬鬼丸 > 「そーかな…?いや、あの、フェイ、退屈なの嫌いだろうし…」
自分はただ異能を持っているだけで、なんの変哲もない男子学生でしかない。
なのにフツーでいいだなんて。
刺激を求めるフェイらしからぬ言葉ではある。
だが、なんとなく嬉しくて、撫でられるままに体を預ける。
「でも、フェイがいいなら…うん…それでいいか…」
自分だって答えは出ないのだから。
そして、でなくてもいい。
彼女がそばにいる。そして…
「…フェイ…かわいい…」
そのまま硬くなった裏筋で肉芽をこすり、少女の反応を楽しむ。
前まではされるままだったが、今はこういう小細工も、少しは…
だが、我慢がきくわけではない。少女がほしいという気持ちは止まらない。
なん往復か、少女の肉芽を刺激すれば、そのまま腰を引き、慣れ具合とは裏腹に幼気に見える少女の割れ目を貫いた。
■妃淵 >
異能者ばっかりのこの島で
自身も異能者とはいえあまりにも普通な少年
そんな"稀有な存在"と一緒にいて退屈なわけがないのだが…
それを口にしたところで、きっと斬鬼丸はしっくりこないだろう
「か、わいい、は、別に、言わなくて、いい……」
ふい、と視線を背ける
おかげで首筋についた赤い跡がよく見えた
「ふぅ… ん…ッッ──」
僅かに上擦ったような、小さくて高い声
華奢な少女のナカにすっぽりと収まる熱源にびくんと身体を跳ねさせる
小柄ながら程よく鍛えられた少女の膣内はすんなりと迎え入れた入り口とは真逆で
まるで愛しいモノを抱きしめるように、きゅうっと収縮する
すっかりと、吸い付くような…慣れたカタチだった
■水無月 斬鬼丸 > 言わなくていいと言われても…
あまりにもカワイイ。
それこそ自分にはもったいないくらいに。
それを口にするなというのは無理な話で。
「いつも、いってなかったっけ…かわいい…って」
息が荒いのはいつものこと。
少女とつながる時はいつもだ。
大好きな少女の膣内、何度もつながったそれは異能により拓かれた特殊能力のせいか
それこそ隙間なく、ピッタリとおさまった。
それが、気持ちよくないわけもない。
少し腰を引いただけで、ぞるりと少女の肉襞の細かな粒をこすりあげて。
昔は少女に声を上げさせるなんて叶わなかったが…
「うぁ…んっ…フェイ…フェイ…俺、フェイの声…もっと…」
■妃淵 >
「や、だから───」
いつも言われてるから言わなくてもいい、恥ずかしいし
という意味で言っているんだけど、まあ伝わらない。伝われ
「…っ、は…あッ ん──」
異能の所為なのか
この数ヶ月斬鬼丸としかこういうことをしていないせいなのか
──互いに、あまりにも気持ちよくなりすぎる
行為に関しては斬鬼丸よりもずっと慣れているはずのフェイエンが、その声を我慢できず漏らしてしまう程度には
いつもながら自分の名前を連呼する斬鬼丸を恥ずかしいヤツめ、なんて思いながら、口から出る小さな喘ぎ声を止められない
確実に、この少年によって自身が幸福を感じていることを自覚させられている気分になってくる──
■水無月 斬鬼丸 > 「ん、だから…かわいい、フェイ…かわいくて…すき、だ…よ!」
伝わらない。いや、伝わったとしてもやめることはないだろう。
好きも、かわいいも、気持ちいいも、彼女に何もかも伝えたいから。
本当に…フェイの都合がなければ毎日している。
少女の体はすべて触っていないところすらもないはず。
そういう意味では彼女のすべてを知っていると言ってもいいのだが…
そのたびに体の相性が良くなっていってる気がする。
何度も少女の名前を口に出してしまうのは、もはや癖かもしれない。
少女に安心を与えられているだろうか?少女を幸せにできているだろうか?
それはわからないが、小さく声を漏らす少女には…自分は安心できていると
そして幸せだと伝えたい。
「フェイ、きもち、い…フェイ、フェイ…っ!!」
直に少女の子宮口に触れる先端はビクリと震え、まずは最初の射精。
一緒に住むようになって、ずっとこうしているが、初日から比べてだいぶ量が増えたような…。