2021/11/13 のログ
ご案内:「常世公園(過激描写注意)」にルリエルさんが現れました。
■ルリエル > 22時ごろの常世公園。
月明かりは薄い雲で陰り気味。遊歩道に並ぶ街灯の下は明るいが、芝生や茂みへと外れれば途端に闇に覆われる。
そんな時間帯なので、公園で遊ぶ子供たちの姿は皆無、帰途をゆく通行人の姿すらも稀だ。
冬も始まり、この時間は急激に冷え込みつつある。
――そんな静謐な公園の街灯の下、夜空から静かに《雲》が降りてくる。
長さ2m、幅1m程度のコッペパンのような形の綿雲の塊。
それ自体がほのかに銀の光を帯びているが、街灯に照らされるとその光を反射してさらに白く輝く。
空から降りてきた雲ではあるが、水蒸気によって形成されたモノではないことは一目瞭然。
風に吹かれればふわふわと塊で漂うが、千切れ飛ぶことはない。
もし触る者がいるならば、綿あめのようにふんわりと包み込む柔らかな感触をもたらす。
これは、天使であり異邦人でもあるルリエルの『ベッド』である。
普段から彼女はこうして自身の能力でベッドを造り、その中で就寝するのだ。
基本的にははるか上空、自然の雲に紛れる形で島の空を漂っているのだが、地上に降りてしまうことも稀によくあるのだ。
雲はルリエルに安眠をもたらす。それ以外に他者を害するような効果はない。
ただひとつ困ったことに、ルリエルは基本的に全裸で眠るタイプなのだ。
雲は不透明なため、外から天使の裸身像を拝むことはできず、直接的に公然わいせつ罪となることはない。
――他者がこの雲を取り払う、ルリエルが夢うつつにうっかり雲を消してしまう、などのアクシデントがなければ。
■ルリエル > 「……………んっ…………う………」
コッペパン状の雲の中から、女のか細い嬌声が漏れ聞こえる。
もぞもぞ、と雲塊全体が震えるようにうごめく。中にいるルリエルが寝返りを打ったのだ。
街灯の強い光は雲の繊維の間を乱反射し、内部にも伝わる。
その明るさに不快感を覚えたようだ。だが目が覚めるには至らない。
雲は地上50cm程度の高度を保ったまま、音もなく遊歩道の上を漂い始める。
街灯の光を避けるかのように。しかし平らな地面の上を選んで動く限り、また別の街灯の光に突き当たる。
そしてそれをまた避ける……というふうに、無意識のうちに雲は公園内の徘徊を始めていた。
常人の徒歩よりも遅い速度で、遊歩道の上をぐーるぐる。
ご案内:「常世公園(過激描写注意)」に深見 透悟さんが現れました。
■深見 透悟 > 「なんだ……アレ」
こっそりと学園に忍び込んで魔術について調べての帰り道のこと
抜け道のつもりで公園内を突っ切ろうと試みた透悟は謎の浮遊物体を発見した
持ち前の好奇心に突き動かされるように、少しは警戒しつつもゆったりと動く雲へ近づいていく
「これは……こういう生き物?それとも現象?
魔術か異能か……それとも……」
周囲に人が居ないか確かめながら、一歩一歩近づいて
手の届く距離まで来ると、やっぱり恐々と、それでも興味に負けるのか手を伸ばした
■ルリエル > ふわふわと、音もなく公園の遊歩道を漂う《雲》の塊。
もちろん自然にできた雲が形を保って地上に降りてくるなど物理的にはありえない。
――とはいえ、謎の雲が街を練り歩くなんて話自体はこの時代では特に珍しすぎるわけでもない。
透悟が近づいても雲は動きを止めないが、雲に触れるならそれが抵抗力となり、漂流は止まる。
土塊を元にしたボディに伝わるのは、密度の薄い綿のような繊維感、そしてほのかな暖かさ。
天使の《雲》の能力は、その繊維の中に孕む空気を人が中で過ごすのに快適な温度に調節するのだ。
透悟が触れても動きを止めるのみで、特段それ以上の反応は返さない。
力を込めれば、もっと深く手を突き入れることができるだろう。
――そして20cmも掘り進めば、雲の繭に包まれた女体にふれることすらも。
■深見 透悟 > 「む……ふわふわ、してる。当然と言えば当然か
気体と固体のちょうど狭間のような……何と表現すりゃいいのか困る感じだ」
雲に手で触れても何か出てくるわけでも無いのを確認して
危険がない物と判断すれば手触りを確認するように雲に触れる
触っている内に次第にどんどんと深くへと手は沈んでいき、指先が中に居る女体へと届く
「うわっ、急に手触りが変わった
中に何かある……?本当に何なんだコレ……空飛ぶデカいおにぎり……?」
一度驚きのあまりに手を引っ込めてしまったが、特に自分にも周囲にも雲にも変化が無い事を確認すれば
中の物を確かめるべく再度雲の中へと手を突き入れる
■ルリエル > しっかりとした繊維感を持ちつつも、指先だけで軽くかき分けることができる雲状物体。
綿あめをちぎるように掘り進めば、その指先に突然、むにゅ、と柔らかく弾力を持った感触が伝わるだろう。
人肌の温度を帯びたそれが人型生物の肉体、それも女体であるとすぐに気付けるかどうか。
そして、ぐっすり寝入っていたルリエルの方も。
触れてきたモノが冷たい感触を帯びていれば、さすがに一瞬で気がつく。意識が戻るにはやや時間がかかるが。
「…………ん、ぁ………なに………何が入ってきてるの……?」
覚醒しつつある意識の中、動くのもおっくうなので薄く目を開きながら、周囲の気配をさぐる。
雲の近くに誰かいるような気がする、それがおそらく雲を触ってきたのだ。が、雲の中でわかるのはその程度。
雲の外にほんのわずか漏れ聞こえる程度のボリュームでつぶやく声はやはり眠たげ。
そして再び土塊の手が突き入れられるなら、雲の中のルリエルはそれを機敏に掴み返すだろう。
■深見 透悟 > 「奥の方に行くほどしっかりしてる様な……
でも簡単に解せるなぁ、何で出来てるんだろう、魔力みたいな物はあんまり感じないし……」
ということは魔術ではない、ならば異能?それとも自然現象?
触れれば触れるほど興味をそそられる雲の中へ手を進めていき、再度中に居る“何か”へとたどり着く
柔らかく、温かい、“何か” それが人体、それも女体である事など透悟に察せられる事もなく
「こっちは雲よりも確りとした感じで弾力もあるし温かい……
っ! 今……何か聞こえた?
……てか、うゎ!?何か……掴まれ、てる!?」
無遠慮にルリエルの身体を弄っていたが、唐突に手を掴まれて腰を抜かさんばかりに驚く透悟
自分でも思った以上のリアクションをしてしまい、思わず周囲に誰も居ない事を確認してしまうほど
雲と自分しかいないのを確認した後は、再度雲と向き直って
「あの……もしかして、中に何か…じゃない、“誰か”居ますかー?」
■ルリエル > 分類上は異能となっているが、本来は天使の《権能》による被造物である不可思議の雲。
まあ由来はともかくとして魔力の類は感じられないはずだ。
そんな雲の皮膜を破ってふたたび冷たい手が差し込まれれば、中の気配はもぞりと蠢いて。
その手をぎゅっと握り返してくる。
「………んもう………誰の許可をもらって私に触ってるの………」
未だ気だるげなれど、声の明瞭さは増して。透悟にとって聞き覚えのある声が雲の中から発せられる。
そして土塊製の手首をぎゅっと掴んだまま、中の気配が大きく蠢く。起き上がったようだ。
……扁平な笹かまぼこ型の雲のてっぺんから、女体の上半身がにょっきりと生えてくる。
銀髪、翠目、白い肌。形のよい乳房はいかなる布地をも纏っていない。
薄桃色の乳首と乳輪が街灯に照らされ、少年の眼前にさらされる。
そして、両脇から背後に覗くは1対の《翼》。白鳥のそれを思わせる形だが、薄く小さい。
「…………あなた、誰? というか、あなたの身体……なに、これ?
冷たくて、血も通ってなくて……あなた、人間……?」
睨むように、すぐ傍の少年を見据える女。目つきの悪さは寝起きのせいか、それとも少年を訝しんでいるせいか。
透悟からみれば、数日前の夜にこの公園で出会った自称天使の女教師ルリエルそのもの。
だがルリエルから見れば少年はまったく見知らぬ人物だ。前回はテディベア体での遭遇だったし。
ルリエルはゴーレムの身体の違和感に気を取られ、しばらく半裸の姿を隠そうともしない。
■深見 透悟 > 生前、元居た世界でも触れた事が無いような不可思議な物体
興味津々といった様子だった透悟だが、手を掴まれている今それどころではない
中に人が居るのなら前以て注意書きとかしておいて欲しい、と慌てふためきながら、ふと聞こえる声に覚えがあった
「今の声どっかで……誰、だっけ……」
気だるげな声が雲の中で反響し、くぐもって聞こえる為か声の主にすぐ思い至らない
しかし確かに聞き覚えはある。聞き覚えのある女性の声だ
思い出そうと躍起になる透悟の前で、雲の中の気配が蠢いた
掴まれたままの透悟の手を伴って、中の気配が雲の中から姿を現す
それは何も纏わない、裸の女性の半身
整い過ぎにも思える顔立ちと肉感的過ぎる身体は確かに透悟が知っている人のものだった
「……っ!? る、ルリエル……さんっ!?
あのそのっ、俺は、っていうか、ルリエルさんこそ何で……は、はだっ!?」
こちらを訝しむ様に見据える半裸の女性
街灯に照らされた姿は、確かに先日会った女教師に間違いない。裸であることを除けば、だが
こちらの手首を掴んだまま、誰何してくるルリエル視線は釘付けになりつつも、あわあわと口を動かしていた透悟がやっと言葉を発する
「お、俺はっ……と、トーゴですっ
ほら、リリィも一緒。って背中に居るから見せらんないっ!」
■ルリエル > 「んぁ……なんで私の名前知ってるの? 保健室かどこかで見ましたっけ……?」
じろり。暗い中でも鮮烈な鮮やかさをもつクリソベリル色の瞳が、少年を見据える。
眠気が引き、思考力も判断力も戻ってきたルリエルの思考回路。しかし少年の人相に心当たりがない。
だが、続いて少年が発した己の名前に、ようやくはっとした表情で目を見開いた。
「……あ、トーゴ? あのクマの人形に憑依していたトーゴですか?
そういえば後ろにあの時の人形を背負ってますね。
ということは、この身体は……あの時作っていた土人形? うまく憑依できたってこと?」
さまざまな状況証拠と彼の訴えを根拠に、超速理解。抱いていた警戒心が一瞬で解消する。
ルリエルはようやく透悟の手首を離すと、雲のベッドの中でにっこりとほほえみ、普段の雰囲気を取り戻した。
「ふふっ、いいですよもう、後ろは見せてもらわなくても。
あのときは正直いろいろ心配でしたが、うまく憑依を移すことが出来たんですね♪
さすが天才魔術師ですねぇ……♪ ……っと。やば……」
前回会ったときは、土塊のゴーレムを造るクマ人形の作業風景を隣で眺めていたルリエル。
その試みに半信半疑のままだったルリエルも、無事成し遂げた透悟を確認すれば心からの安堵と喜びを見せる。
……そして、そこまで口にしてようやく、少年に対して惜しげもなく半裸を見せつけていることを自覚。
慌てた様子で、周囲に他の目がないことをきょろきょろと確認しつつ、《翼》を腋から胸へと回した。
薄く白い翼が布地のように肌と下乳に張り付き、恥ずかしい部分を隠す。ちょうどブラジャーのような造形。
それでも下着姿に近い外見ではあるので、雲の中に身体を戻し、顔だけを出す体勢に。
「……ふ、ふふ。見られちゃったですね、私の恥ずかしい姿……。できるだけ早く忘れてくれると嬉しいですね」
綿雲の中から顔だけを透悟に向けつつ、苦々しい笑みを浮かべるルリエル。
扁平な雲の塊の端から顔だけを覗かせる姿は、白く巨大なイモムシにも見えなくもないか。
■深見 透悟 > 「そうっ、その、クマのトーゴですっ!
ご心配お掛けしましたけどっ、無事にテディベアからも脱出できてっ!
あの時の土人形もこの通りっ、見た目だけなら人間そのものでしょ?」
相手が一目見て訝しむ程度には、“人間”としての完成度は高かったらしい
手首を離されると一歩、二歩と後ずさる
どうにか自分の事をアピールしたものの、頭の中は『翼っ、てか肌、白っ!胸、デカっ!?』でそれどころじゃなかったりする
面前に何も隠すものの無い圧倒的質量があれば見てしまう。仕方ないね
「あ、そ、そう……すか?
ご心配というか、何て言うかその、上手くやれたけどまだ問題はそこそこあるというか……
まあ天っっ才なので何とかしてみせるっつーか……あは、あはは……」
以前会った時の雰囲気に戻ったルリエルの言葉も半ば上の空
白っ、丸っ、デカっ、柔そう、重そう、薄桃っ……と語彙が死んでるんだか活性してるんだか分からない状態で一点集中
これまで何度か女子の着替えやお風呂に居合わせかけた事があったけれど、その時は予測が出来たから目も瞑れたが
でも今回は完全な不意打ちである。そりゃ見ちゃうでしょ
しかし、翼が下着の様にルリエルの胸を覆えば、我に返ったように視線を彷徨わせて
「ひゃっ!……え、ええとご、ごめんなさい見ちゃいました!?
忘れ……るのはしばらく無理そうです、それもごめんなさい!?
むしろ忘れろって方が難しいっつか、まだ全然見れるっつか!いっそ触れる気もするっつーか!」
芋虫のようになってしまったルリエルの笑みに、少しだけ良心が痛む
慌てて頭を下げながら謝罪なのか何なのか、とにかく混乱が収まっていない様子の透悟
勢いのまま謝ったのでそのまま引きずられる様に欲望も漏れ出る漏れ出る
■ルリエル > 「うん、かなり人間。……触った感触はかなり違和感ありましたけれど。
土を固めても土のままでしょ、ってあの時は思ってたのですが……ふふっ。
神代以降の人間の叡智もなかなか捨てたものじゃありませんね。ああでもトーゴは別世界出身でしたっけ……」
こちらの半裸を惜しげもなく見据えてきた少年に対し、お返しとばかりに緑の瞳を向けるルリエル。
自称天才魔術師が創り上げた現代のゴーレム、その出来を仔細まで検分するように。
――たしかにパッと見では人間と全く遜色はない。
人間に混ざってこの島で行動する分には、概ね問題なさそうな印象。
「……あら? まだ問題が残ってるんです? 学園に入学できてないとか、そういう事?
まぁ私に助けられることはあまりない気もしますし。
天才魔術師が自分でなんとかすると言うのでしたら私は生暖かく見守るに留めますが……」
謙遜とも増長ともとれる……実のところ上の空である透悟の言葉に、ルリエルは口を尖らせながら応える。
目の前の少年風の被造物は、きっと彼の生前の姿そのものに極力寄せてあるんだろう。
近い造形のほうが憑依もしやすい、というのは道理にかなっている。
つまり本来の彼は……まぁ初期の口ぶり等の印象のとおり、うら若き少年ということになるのだが。
「……ほら。誰にでも裸を晒す生活委員の教師がいるなんて知られたら、速攻懲戒モノだし?
青少年への悪影響もある程度は理解してるつもりですから。忘れろとは言いませんが……ナイショでお願いしますね?
――ん? ふふ、まだ全然見れる? 触れる? そんなこと言っちゃいますか……トーゴくん?」
あわてた末に妙なことを口走る透悟に、顔だけを覗かせるルリエルはにやりと不敵な笑みを浮かべる。
そして、雲の塊がひとつモゾリと大きく蠢くと、今度は雲の上面に2つの丸く白い半球が姿を現す。
――それが天使の臀部であると気づけるだろうか? 当然ながらこちらも布地を一切纏っていない。
「まだ問題がある、って言ってましたけど、確かにひとつ気になることはありますね。
――あなた、土塊や人形に憑依して過ごしてますけど、『性欲』の発散はできてるのです?
いえ……まず幽体になっても性欲が残ってるか、も気になりますけど」
不敵な笑みを浮かべつつ、ルリエルは直球の質問を眼前の少年に投げかける。
■深見 透悟 > 「でっしょー?
ルリエルさんが帰った後、ちょーっと土精たちにも協力を仰いだけど
結果御覧の通りっすわ!ま、触った感触はしょうがないっつーか……まあ」
そこはしょせん土人形、体温はなく見た目は人に似ても結局は無機質さを取り除き切れない
じっと見られていることに、テディベアの時同様気恥ずかしさを感じたが、
自分も相手の身体を見てしまっているので我慢我慢である
「入学出来てないのもそう、だけど……この体だと魔力の消耗が激しくって
ああ、血液の代わりに魔力を循環させて動かしてるんだけどさ、燃料切れになるまでの時間がテディベアよりもずっと早くって
天才だけど暗礁に乗り上げることくらいはあるんだよね、ルリエルさんからも何かアイディア無いかな……?」
先日、友人からは魔力の動力源を組み込めばいい、との案を得た
そして自分に由来する核を人形内に据えることも
その点を付け添えながら、素直にルリエルへと助力を求める
色の薄い細く長い睫毛の奥で、オリーブ色の瞳がクリソベリルとぶつかる
あとまあ入学方法も一応知っときたい、とおまけ程度に付け加えた
「……“誰にでも”って事は、前科持ち……?
まあ、ええと……確かに悪影響…は違う気もするけど、青少年の何かを奪うには十分な破壊力つーか…ナイショね、りょーかい。うん
あ、いや、口が滑っ……これこそナイショ…というかなるべく迅速に忘れて貰いたいっつか……」
しまった、と青い願望垂れ流しに気付いて口を手で押さえる
しかしどこか挑発的に笑みを浮かべたルリエルに違和を覚え、直後新たに雲の上面に現れた物を見て
雲のぼやけた白とは違う、血の通ったことが分かる暖かな白
目の前の天使の肌と同じ白さを持つそれが何なのか、ルリエルの体勢上、透悟にもうっすら分かってしまう
「きっ、気になる事……って?
せ、性欲……の、発散
い、嫌だなあルリエルさん……ゆ、幽霊に性欲なんてあるとお思いで……?」
しどろもどろになりながら、視線を彷徨わせながらルリエルの質問に答えるが明確に「無い」とは口にしない
実際のところそもそも幽霊となってなお活動しているその原動力がその手の欲である事まで見透かされそうで居心地が悪い透悟だった
■ルリエル > 「魔力の消耗ねぇ……うーん。私そっち方面はあまり詳しくないですから。
魔力の容量自体を増やして解決するならいいんでしょうけど、それが難しいから質問してるんですよね?
いろいろ不便なのを我慢して小さい身体を使うとか、そういうのくらいしか考えつきませんねぇ…」
ゴーレム体の魔術師に意見を求められるが、さすがにそこは専門外。
というより本来、このように神以外が人間を模した被造物を造る試み自体に若干の嫌悪感を抱く気質だ。
透悟の事情は把握しているからその気持ちは一切表に出さないが、やはりアドバイスはできない。
……そんなふうに真面目に透悟の質問に受け答えしている間も、ちらり覗かせた白いお尻を引っ込める素振りはない。
「……ふふっ。トーゴ、性欲ないんです? 本当に?
性欲ない人があんなセリフを口から滑らせるとは思えないんですが」
浮遊するベッドに寝そべりながら、厚い雲の布団を突き破って空に向けてお尻を突き出している形のルリエル。
雲に隠されてはいるが、中では相当に扇情的な体勢をとっていることが推察できるかもしれない。
とても先刻『青少年への悪影響も理解してる』と口にしたとは思えない挑発的な態度だ。
――だが、そんな淫らな姿勢とは裏腹に、口調は真面目な雰囲気を帯びて。
「一応こう見えて私、学園の保健室を預かる養護教諭のひとりですから。真面目に心配しているのですよ。
健全な青少年は普通、どうしても性欲をその身に抱くものです。人間に限らず、繁殖する生き物であれば皆。
健全な方法で発散できなければ、己の精神に悪影響をもたらし、良くない行動につながることもあります。
幽霊に性欲があるかどうかは分かりませんが、もしあった場合……精神への悪影響がどう出るか予想がつきません。
……ですから、心配なのです。で、実際のところどうなんです? トーゴくん?」
なおもイモムシめいた奇怪な姿勢で、浮遊する寝袋にその身を包みつつ。
顔だけを雲の端から覗かせた天使ルリエルは、翠色の瞳をまっすぐ少年の顔に向け、問い詰める。
■深見 透悟 > 「そ、そっか……まあ、それもそーだよね、ルリエルさん御使い様だって言ってたし
本来人間がこういう風に神様みたいな事するのも、あまり好く思ってないよな……」
一方魔術師とはその神の所業へと率先して至ろうとする人間たちである
少なくとも透悟の世界ではそうだった。それを考えればルリエルがまだ普通に接してくれているだけでもだいぶ譲歩されている方だろう
それはそれとしてチラチラ視界に入るお尻が気になってしまう
「なっ……無い、とは言ってないーですーけどー……
性欲がー無くてもー綺麗な彫像とかー絵とかー触れてみたくなるじゃないですかー」
動揺のあまり抑揚が可笑しな事になっていながらも笑って見せる透悟
話題の内容といい晒された素肌といい、どうしても雲の中を想像してしまう
先程上半身は一糸纏わない状態だったのは確認した、そして晒されるお尻も同様、ということは雲の中のルリエスはきっと全裸
しかも雲からお尻が突き出ているという事は、どの様な態勢になればそう見えるか、想像は容易く膨れていく
「うぐっ……ま、真面目に……心配を
そ、そうだよなあ一応先生って肩書なら、生徒……予備?みたいな相手の心配もそりゃするよなあ
………あ、ありま、す。もうめっちゃあります!
ルリエルさんのおっ……胸とか、お尻とか、めっちゃドキドキします……っ!」
真面目に心配している、と言われれば恥ずかしがる自分をあっさり恥じた
その後、滔々と続けて問い詰められ、まだ気恥ずかしさを引きずりながらも白状する透悟
自分の精神状態がそのまま存在に直結してしまうのは自覚している以上、そこを心配されれば隠し立ても出来ずに
■ルリエル > 「いえいえ、トーゴの試み自体はとても有意義なものだと思いますよ!
私のような古い存在が、いまを生きる貴方達に古い観念を押し付けすぎても良くないことは知ってますし。
……ふふ。トーゴ、私の年齢を知ったらきっとびっくりしますよ?」
恐縮する様子をみせる透悟に、ルリエルもやや慌てた様子で補足の言葉を述べる。
実際、もはや神代から遠のいた時代である現世にて、自分が為すべきことはほとんどない。一種の観光気分での来訪だ。
島にいる理由として学園に所属しているだけで、ついでに自身の見識でできる限りの助言をもたらす程度。
……とはいえ、実際こうして現代人と交流すれば、情も移る。
異能発現者も異邦人も千差万別、さまざまな問題を個々に抱えている状況は、教師の立場として対処の甲斐もある。
「……フフッ。やっぱりそうよね。異性の身体には興味しんしんだし、ドキドキもする。
男の子ですから、それは至極当然のことですね。
彫像はともかく絵に触れるのは、画材の保護の観点からおすすめはしませんけど……」
ルリエルからの迫真の問い詰めに折れたように心情を吐露する透悟に、天使は柔和な笑みで受け応える。
すぽっ、と露出していたお尻が雲の中に隠れる。タイムオーバーと言わんばかりに。
束の間浮かべていたアルカイックスマイルもすぐに真面目な面持ちに戻る。
「トーゴの心は至って健全な、若い男子のそれ。ですが身体は人形だったり土塊だったり。そこが気になるんです。
……率直に聴きますが、『自慰』……『オナニー』とか、出来てますか?
血の通わない土の身体や、簡略化されたクマの人形の身体で、それが正しくできているように思えないのですが……」
むくり。ようやくルリエルが、寝そべった姿勢からその身を起こす。未だ雲の寝袋を身に纏ったまま。
さすがにこれを解いたら全裸なので、みっともない格好は続けなければならない。
それでも寝ながら話すわけにもいかない、養護教諭として至極真面目な話なので、目線を合わせながら問う。
「天才魔術師さん。そこのところの齟齬を埋める考えはできてますか?
……と聞いといて、『できないから助けてくれ』と言われてもすぐ解答を用意することはできませんけどね。
ですが、決して茶化さず、なあなあにもせず、貴方自身で向き合うべき問題だということは自覚してくださいね。
もし助けが必要であれば、私なりに協力しますから……フフッ、私なりに、ね♪」
雲のイモムシから、雲のミノムシへ。
未だ締まらない外見なれど、口ぶりは本気で透悟を心配しているのが分かってもらえるだろうか。
■深見 透悟 > 「そ、そう……?
古い存在といっても、御使い様ってのは人間に神の意を伝えるのが役割では……?なら、観念を伝えるのも道理な気がするけども……
うう、めちゃめちゃ長生きなんだろうなあ……とは薄々…」
何歳なんだろう、と気にはなりこそすれ訊ねる気にはならない
そもそも女性に年齢を聞くのは失礼、と教えられても居るから
それに天使であることを聞いている以上、過ごした時が何年か、なんて詮索する事でもないと思う透悟である
人類よりも高等な神秘、その一端なのだから年齢という人間の括りに当て嵌めるのもまた失礼だろう、と
「うぐぐ、それでもやっぱり気恥ずかしいというか、面と向かって女性に言う事じゃないというか……
あっ、絵の事はそりゃ喩えであって本当に触るつもりは無いから、そこは大丈夫!」
めちゃくちゃ恥ずかしいし居た堪れない
相手が穏やかな笑みを浮かべていればなおの事で、少しそわそわと視線を彷徨わせる
煽る様に晒されていたお尻も隠れてしまい、なんだか釣られた魚の気分の透悟
「……え、っと
それは……あの、生前ちょっとしただけで、死んでからは出来てない……けども」
割とそれどころじゃなかったし
しかし向き合えと言われれば改めて考えることくらいは出来る
……出来るけど、どうしようもないのでは?という結論に至る
起き上がってこちらを見つめるルリエルの目を真っ直ぐ見返しながら、透悟は首を傾げて
「それは……そうだけど
実際問題どうしたら、ってのは……ああもう、割とお手上げなんだけども!
ルリエルさんなりの協力って……それも何が出来るのか甚だ疑問なんだけど!」
天才魔術師の天才たる部分は魔術師に掛かっているので、そう言った問題には普通の男子高校生並みの考えしか出ない
生身の肉体が無い以上、発散させるのは難しいのでは、と眉間にしわを作る透悟だった
■ルリエル > 「残念ながら、私の遣える神はもうおわしませんので。
古い教えを記憶から引っ張り出しても、今を生きる人の為にはあまりならないでしょうからね。
……それ以前に、貴方みたいな幽体の異邦人についての見識はまったくありませんでしたしね」
自分自身でも、正確な年齢なんて覚えちゃいない。
それくらいの遠大な時間を、ただ徒に過ごしていた怠惰の天使である。
なんか偉そうな物言いをしてるな、と自覚すれば歯が浮くような感覚すら覚える。
「……ええ、少なくとも初対面の女性に面と向かって言う話ではないでしょうね。そこを弁えてるなら大丈夫です。
そして私とトーゴは初対面ではありませんし、私はそういう話を聞いてアドバイスする役割ですから。
どうかあまり気負わないでくださいね。フフッ……」
とはいえ、もう1年近くはこの島の生活委員会に属して過ごしているルリエル。
数多くの青少年と触れ合ってきた。もちろんほとんどは真っ当な養護教諭として。
ゆえにこそ、肉体と精神の乖離が激しい透悟のような存在のありかたについては気がかりが過ぎてしまい。
こうして掘り下げてしまうのだった。
「………うーん、実際お手上げなんですか。それはちょっと困るかもですね。
ええ、実際今は問題ないのかもしれませんし、それならそれでいいのですが。
私が協力できることは、今はそうですね……問題に対して一緒に考えてあげることくらいです。
まずは貴方が『正しく性欲を発散できる』身体を得ることが先です。
でもそれ自体については私が助言できることはあまりないですし……」
――実際、浅はかながらに考えつく対処法もいくつかある。
1つは、性別と体格が一致した他人に憑依して発散する。
1つは、そうした他人の『魂が去った肉体』……早い話『死体』を見つけるなり作るなりして憑依する。
ただその2つとも、思いやりのある好青年の透悟に提案するにはやや過激すぎるだろう。口を噤まざるを得ない。
……となれば、『より人間に近い身体を得る』ことについては彼自身に解決してもらう他ない。
「身体さえちゃんと用意できれば、『それより先』のことは少しは面倒見れるかもですけどね、フフッ。
……それまでは、そうね。なるべく性欲を貯めないよう、謙虚に振る舞うのがトーゴのためにもなるかと。
なので……うん。やっぱりさっき見た私の身体のこと、忘れましょうか♪」
にっこり、意地悪な笑みを浮かべて、やや茶化し気味に話を区切る。
正直ちょっと後悔中。透悟のためにならない挑発をしてしまったなぁ……。
■深見 透悟 > 「あっ……えと、すいません
でも、俺はその……興味はあるかなあ、古の教えって
ルリエルさんみたいに、御使い様って……その、生前も伝承とかでしか知らなかったし」
魔物や魔獣といった存在はいたが、天使や悪魔という存在はあくまで過去に存在したという伝承が残っている程度
そんな世界で育った魔術師として、ともすれば人類史以前の知識やそれを伝える存在というのは凄く興味をそそられるのだ
「うぐぅ……そう言われると恥ずかしく思ってる自分が変な気がする……
でもまあ、誰かに話すと少しは気が楽にはなるってのは分かった。ありがとう、ルリエルさん」
自分に無かった視点を指摘されるのは人間としても魔術師としても有難いし素直に受け取る
そして有難く思えば感謝を口にする。深見透悟はそういう男であった
「だって性欲の処理なんて考えた事も無かったし……いや、自覚はあったけど……
やっぱそういう肉体を、器を得るのが先決、かあ……それならこの体に動力源と、そういう機能も乗せるしか……」
ルリエルの言う事は尤もなように思えた
だから改めて考える。新たな肉体の、そのスペックについて
彼女の言う通り、こればかりは自力で考えるかあるいはまた別の人間の助言を得るかしかないだろう
ルリエルが密かに口を噤んだ事にも気付かず、早くも黙考し始める透悟だったが、
「……それより先……!?
それ、ってオナ……えっと、その先!?……面倒を見る!?ど、どういうことルリエルさん!?
いやいやいや……ムリ、無理!無理っつーか嫌です!いーやー!」
何か新たな燃料が投下された。自慰の先、つまり自分ではない慰め、つまり
目の前の天使の身体、忘れろと言われればむしろ鮮明に思い返せるほどで
ルリエルが後悔する横で、透悟の方はどんどん盛り上がって行っている
■ルリエル > 「古い教えって言えば聞こえはいいですけど、中身は『アレしちゃダメ』『コレしちゃダメ』ばかりですよ。
それに……まぁ、正直に言うと、私もほとんど忘れてしまっています。神様がどんな方だったかも含めて。
たまに思い出すことがあるくらい。そのくらい昔なので……私も気にしないから、貴方も気にしないで?」
――そもそも話、天使としての自分の由来は『この地球の神代』という自覚があるが、それが正しいかがわからない。
そう思い込んでいるだけで、全く別の『地球っぽい別世界』から来たのかもしれない。
『遣える神がいた』という記憶すらも今や朧げで、確証がない。ただの羽根が生えた異邦人なのかもしれない。
彼女自身『今が楽しければそれでOK』派のタイプだったので、深く考えないように務めてたのだった。
……その辺に突っ込まれることはあまりなかったため、ルリエルも若干うろたえ始めている。
まあ他人のルーツに深入りし始めれば自身の探りも入れられるのは道理なので自業自得だけれど。
「ま、まぁ。私は人類の味方、そしてこの島のみんなの味方ですから。たとえ貴方がまだ学生でなくても。
ですから、もし困ったことがあったら気軽に話してくださいね?」
狼狽に眉根を寄せていた天使も、感謝の言葉を述べられれば平静を取り戻し、心からの笑みを向け直す。
「……フフッ。トーゴが天才魔術師で、ゴーレムの身体を精確に人間に近づけられるのでしたら、それが一番ですね。
性欲の発散のために頑張る。知恵を絞り、勉強して、試行錯誤する。
ええ、それも良いモチベーションだと思います。私は心から応援しますよ!」
やや曲解されかねない物言いも、ルリエルにとっては本心。
結局人間は生物なのだ。魂も生物の性からは逃れられないはず。そして天使ルリエルもまた、一種の生物である。
「オナ……の先、気になるかしら? まぁ貴方は成熟してる方のようですし、知らないというわけはないでしょうけど。
でもほら、今のところは深く考えず、身体の精度を上げることを考えましょうね♪
無理とか言わないで、ほらなんだっけ……『心頭滅却』? アタラクシア? そういう境地を目指すの!
天才魔術師のトーゴならできるから、ね?」
つい『その先』を仄めかしてしまい、必要以上にまた透悟を狼狽させてしまったのにはルリエルもウカツを覚えて。
慌てた口調ではぐらかしつつ、しかしこの年頃の青年はなかなかその手の思考に歯止めが効かないことも知っているので。
……ついには諦めたように、無茶振りめいた単語を連ねつつ、再び中空に寝そべってしまう。
「……ふわぁ。いろいろ考えてたら眠くなっちゃった。寝てる途中で起こされたんですし。
そろそろ私は空に戻りますね。次会う時は、もっと細かい場所が人間味ある身体になってることを祈ってますよ?
頑張ってね、トーゴ。グッナイ♪」
そして雲の繭の中に頭も引っ込めてしまえば、フワーッと音もなく高度を上げていく。
まるで逃げるように、天使ルリエルは夜空の寝床へと帰っていった。
■深見 透悟 > 「そ、そうなのか……知識より戒律に近いんだな…
全然知ってる範囲でも俺は知りたいけど……わかった
忘れっちゃってるんじゃ、しょうがないもんなー」
あまり踏み込まない方が良さそう、というのは狼狽えるルリエルの様子から容易に察する事が出来た
少し不躾が過ぎたなと反省しつつ、気にするなと言われれば素直に頷く
全く気にならなくなった、というわけでも無いけれど、優しい御使い様を困らせるのは本意ではない
「ふふ、御使い様が味方なんて心強さが半端ないな
分かった、重ね重ねありがとうルリエルさん……ところでどこに相談に行けば……学園の、保健室で良いの?」
前回も今回も公園での遭遇である
まさか公園に寝泊まりしてるわけではないだろうし、普段は何処にいるのかと疑問に思い
保健室、で良いのだろうか
「応援されるのは悪い気はしないけど……それじゃ俺があまりにも不純すぎない……?
まあ、やれるだけの事はやってやるけども!!俺は天っっっ才だし!」
どんな切っ掛けであろうと高みを目指す姿勢は魔術師としての矜持から
しかも凡庸な魔術師ではなく、天才を自称する身としては妥協する気もさらさらない
「いや、それは……気になるのは『面倒を見る』って方で……!
ぐ、ぐぐ……身体の精度上げたらまた訊くから、覚えといてよ!!
つまり忘れなくていい……ってコト!?
まあ、ルリエルさんの裸くらいで悪堕ちしたりとかしないし!むしろこいつを薪にして邁進してやるから!!」
うおおおお、とテンションが二段階上昇 煩悩パワー凄い
寝そべるルリエルの雲の中も気合で見透かしそうな勢いだ
「あっ、そういや寝てたんだっけかルリエルさん……
えっ、普段空で寝てるの?うわぁ、すげえ御使い様らしさ全開じゃん……
あ、ちょ、ちゃんとした身体になった時は、その時はちゃんと面倒見てよ!?絶対だよー!?」
空へと逃げ帰るルリエルの雲へと地面から手を振りながら見送る透悟なのだった
■ルリエル > 「保健室でもいいけど、異邦人街で天使で探せば意外とすぐ見つかりますよぉ~……」
空に浮かんでいく雲の中から、気だるげな天使の声が響く。
雲に包まり直してしまうと途端に眠気が復活してきて、さすがに住所まで伝えるだけの気力はない。
……まぁ、透悟ほどの行動力があれば、探し出すのは容易いだろう。
雲に陰っていた月が、つかの間晴れて月光が差す。
ルリエルを包む雲の繭を貫き、一瞬その豊満なシルエットの全容が浮き彫りになって……すぐに薄れ、空へと消えていく。
ご案内:「常世公園(過激描写注意)」からルリエルさんが去りました。
■深見 透悟 > 「異邦人街、か……そういや行ったこと無い地区だ
ありがとうルリエルさーん、おやすみなさ……っ!?」
ふわふわ浮上していく雲からの声に、なるほどと頷いてから再度手を振り声を掛ける
が、月明かりに照らされ、その姿の全容がシルエットとは言え浮き彫りになれば、言葉に詰まって目を瞠るのだった
「………うん、やっぱ、そういうのは必要かもだ……」
新たな肉体機能の追加を目標として頭に刻みつつ、透悟は間借りしているマンションへ向けて歩き出すのだった
……そういえば入学方法について詳細を聞くのを忘れた、と思い出したのはマンションのエントランスをくぐってから。
ご案内:「常世公園(過激描写注意)」から深見 透悟さんが去りました。