2021/11/16 のログ
ルリエル > タコの全力が、ルリエルの爆乳をだゆんだゆんと揺さぶりながら、同時に毒嶋の手首を柔肉に埋もれさせる。
肉の狭間が織りなす冒涜的なまでの圧迫空間の圧力に逆らうように、ルリエルは身体を後退させていたのだが。
……うっかりか、それとも必然か。毒嶋は握りしめていた憎きタコから指を離してしまう。

「う、あ―――――」

当然、必死に身体を下げようとしていたルリエルは、唐突に支えを失う形となり。
プラスチック製のスノコが敷かれたシャワー室の通路に、盛大に尻もちをついてしまう。
後ろ手に受け身を取り、怪我こそ免れたものの、脚ははしたなくM字に開いてしまって。
――立った姿勢ではただのスリットだった、女の最も恥ずかしい部位までもが、くぱっと花開いてしまう。
鮮やかなサーモンピンクの粘膜が整然と層を作り、白昼の光にぬらぬらときらめいて。
突起も、小さい孔も大きい孔も、そしてきゅっと窄まったその下の孔も、残さず毒嶋に見せつけて。

「―――――――――――っあ♥ あっ、あ、ああああ……あーーーーーっ♥♥」

ぐしゃぐしゃに顔を歪ませたまま、目だけを見開いて。ルリエルは甘く甲高い嬌声を奏でた。
谷間に潜むタコはなおも両乳房を激しくシェイクし、その刺激だけでルリエルは絶頂を迎えたのだ。
ぱしゅっ……ぷしゅっ……と、2回に渡って女陰から透明な潮が吹かれ、毒嶋の足元にまで飛来した。

「―――――――――っ……♥ …………っふ…ぅ♥ ―――――……っう……ぁ♥」

大開脚状態で、突然迎えたオーガズムとその余韻に目を白黒させながら、ルリエルは荒い呼吸だけを続ける。
最高にはしたない瞬間を目撃した毒嶋に、当惑とも絶望ともとれる濁った視線を向けながら。
手を離した彼を咎める言葉はいまのところない。
なんと言葉を発すればいいかわからない、喘ぎ声以外に口にすべき言葉がまとまらない……。

……そんなルリエルをさておいて、胸の谷間に絡みついていた小タコは、女体を滑り降りるように離れた。
おへそから下腹部、恥丘をもツルンと駆け抜け、床に転がり落ちると、やや疲れた動きで触腕を伸ばす。
毒嶋の方へと這いずって行くが、途中でルリエルの作った潮溜まりに差し掛かるとそこで止まる。
――ちゅ、ちゅ、と水を啜る音がタコの身体から聞こえる。これが欲しかったんだよ!と言わんばかりだ。

「……………………………ぁ……う……」

次に言葉を発するのは、どちらか。

毒嶋 楽 > 「――――クソッ!!!」

振り解かれた手を忌々しげに一瞥し、しかしまだ片手がやられただけだ!と文字通り次の手を打とうと踏み止まる。が、

「っ、ルリエルさん―――!!」

後退しようとするルリエル、そしてタコを引いていた楽。
力は拮抗していたが、それが崩れればルリエルは大きく揺らいで。
慌てて引き留めようとする楽の手も間に合わず、盛大に尻餅をついたルリエル。
楽の目の前でルリエルの総てが晒される。

「ぁ……―――っ」

そしてそんな状況になってなおも止まらないタコの抵抗。
いや、抵抗以外の意味合いもあるのかもしれない、と楽が気付いたのは。
ルリエルが絶頂を迎え、盛大に潮を吹いてなお喘ぎ声を出し続ける最中。
タコが胸の谷間から滑り降り、潮溜まりに到達した時だった。

「―――――……ォ」

信頼を裏切ってしまった罪悪感、痴態を終始見てしまった罪悪感、自分の不甲斐無さ、そして少しの性的な興奮。
それらが今、美味そうに床に広がる液体を啜るタコへの怒りへと転化した。

「このクソ野郎ォォォォォォ!!!!」

獣の咆哮にも似た絶叫。
怒りに濁らせるも、爛々と炎の様に煌めく瞳。
毒嶋楽の感情全てを硬く乗せた拳が、一瞬の躊躇もなく小タコへと振り下ろされた。
勢いがあり過ぎてもはやタコよりも床を殴るのかというほどに。

ルリエル > 天使として、教師として、女としてあまりにもはしたない痴態。
そしてその後に男と女の間に流れる、あまりにも気まずい沈黙。
いかな長命の天使と言えど、これほどの『筆舌に尽くしがたい』数瞬に身をおいたことはなかった。
乱れる吐息さえ整えること叶わず、興奮の余韻として溢れ出る脂汗も垂れ流すままに。
やるだけやりきった小タコだけが、マイペースに天使の潮汁をちゅっちゅっと啜っていたが……。

「………………………………!!」

その沈黙を破ったのは毒嶋だった。それもありったけの大音声と、恐ろしいまでの暴力を伴って。
全力で殴りつけられたタコは悲鳴すら上げることなく、天井へと跳ね上がり――。
そのまま通路の壁や床へ何度も叩きつけられ、はるか後方へと吹き飛んでいき、最終的に床に伸びてしまった。
絶命してしまったのだろうか、それとも満足しきったのだろうか、それ以降はぴくりとも動かない。

おとなしかった毒嶋の豹変には、さすがのルリエルも肝を潰されるような錯覚を覚えた。
……だが。絶頂を迎えた反動で急速に冷静さを取り戻しつつある思考が巡り、天使は理解していた。
男が何に怒りを向けたのかを。
男が何に激情を覚えているのかを。
男が自分に何をしてくれたのかを。

「………うえぇ、えええっ………あ、ありがとうごじゃいましゅ……ラク先輩ぃっ!
 バケモノ、引き剥がしてくれて、やっつけてくれて……感謝っ……マジ感謝しかないですぅっ……!」

再び泣き顔に……ただし今度は感涙にて顔を歪めながら、ルリエルは転ぶように再び毒嶋に寄りかかってくる。
床を殴った風紀委員がその身を起こすや否や、その脚に腕を絡め、濡れた胸をむにゅむにゅと押し付けて。
そして男のズボンに顔をうずめ、鼻をすすり喉を咽ばせながら懸命に感謝の言葉を絞り出し続けた。

――ちょうど男の股間に頬ずりするような体勢だけれど。
恐怖の対象が消え去ったカタルシスに陶酔する天使は気にする様子がない。

毒嶋 楽 > 「フーッ……フーッ……」

タコを殴り飛ばし、絶叫の余韻と共に大きく荒い呼気を整える。
殴るだけではなく、出来る限りの手段でもって滾る怒りをぶつけたいとすら思ったが、場所が場所だ。
騒ぎに気付いて人が来ないとも限らない。
そうしたらルリエルの痴態が衆目に晒され――そこまで考えて楽は我に返った。

「っ、そうだ、ルリエルさん!」

身を起こし、先の痴態から顔を向けることは避けながら。
羽織っていた制服の上着を脱ぎ、そちらへと放ろうとしたのだが。

「る、ルリエルさん!?ちょ、ちょちょちょっと待って!!
 俺ッ感謝なんてされる筋合い……むしろ手、離しちゃったし!ルリエルさんが見られたくない様なとこまで見ちゃったし!……そ、それに!
 ………そんな姿に良からぬ思いも持ってしまったし。
 と、とにかく!離れてください!……い、今は、そこはヤバ……」

怒りの矛先は失えど、興奮は冷めやらず。ぐらぐらと楽の内に留まっていたが。
そこに柔らかな女体が押し付けられ、股間に天使の顔が押し付けられれば。
楽の身体は雄として、当然の反応を見せた。つまるところ、勃起してしまったのである。

ルリエル > 「でっ、でも……、ラク先輩が助けてくれなかったら、もっと怖い思いしてましたし……。
 ……見られたくないとこ、見られたのは……恥ずかしいですけどっ……!
 ………う、うう………ごめんなさい……ごめんなさいね、ラク先輩………♥」

必死に謙遜と弁明をはかる毒嶋に、ルリエルはズボンに顔を埋めたまま、上目遣いの瞳を向ける。
その顔は燃えるほどに真っ赤にそまっている。
痴態を見られたという記憶は、正気を失っていたルリエルの脳裏にも深く深く刻まれていて。
毒嶋もこれほどに焦りを見せているのだから、互いに忘れるなんてことはとても無理な話だろう。
そして、その証拠に……ルリエルが頬や顎を当てるズボンの布地の奥で、着実に硬くなっていく感触があって。
この生理反応が、紛れもなく天使自身の痴態に依るものであることを当然理解しているルリエル。
――セリフの最後の『ごめんなさいね』、その声色は謙る天使のモノとは思えない、娼婦の色艶を帯びていた。

「………………………………」

潤んだ瞳で男を見上げ、それ以上の言葉を紡がぬまま、鼻息だけを荒くして。
ルリエルは前歯で毒嶋のズボンのジッパーを咥え、ジーッと下ろしはじめた。
鼻先でチャックを割り開き、猛りつつある男性器を取り出すと、すん、と一つ匂いを鼻孔に取り入れて。

「私の所為ですし…………………と、特別ですよ。………これ落ち着けないと、外、歩けないでしょうから……」

……と、ひとつささやき声でつぶやくと、ぱっくんと咥えこんでしまおうとする。
とっさに毒嶋が振り払ったり腰を引いたりしない限り、天使の熱く湿った口腔に根本まで呑み込まれるだろう。

毒嶋 楽 > 「そ、そんな事は……結果的にそうなった、ってだけで……!
 忘れるから、何もかも全部すぐ忘れるから、ルリエルさんも忘れよっ!?
 感謝も謝罪も見当違いなんですって、だから離……」

あたふたと、慌てふためきながらもルリエルを説得しようとしていた楽だったが。
こちらを見上げる潤んだ瞳と目が合うと、その淫蕩さに頃場を失ってしまった。
見惚れてしまった、という方が正確かもしれない。

「ちょ、ちょっとルリエルさ……ぁ、んッ!」

既に自制から離れ、膨れていく一方の男根が天使によって外気に晒される。
抵抗しようと思えば出来た。つい今しがた果てたばかりのルリエルと較べれば楽は体力も有り余っている程だ。
それでも目の前の女性の醸す圧に、容易く屈してしまう。

冷たい外気に触れたと思った直後、熱く湿った空気が陰茎を覆う。
根本まですっかりとルリエルの口内に納められてしまえば、楽の膝から力が抜けた。
どしゃ、と情けなくその場に尻餅をつくように崩れ落ちて。

「………ルリエル、さん。 風邪、引いちゃうよ。」

ぞくぞくとした快感が背筋を伝う中、楽は面前の天使の名を呼び。
手に持っていた上着をその肩へと羽織らせた。
それきり抵抗するそぶりも見せず、ただ赤くなった顔を天使へと向ける。

ルリエル > 【後日継続!】
ご案内:「浜辺(過激描写注意)」からルリエルさんが去りました。
ご案内:「浜辺(過激描写注意)」から毒嶋 楽さんが去りました。
ご案内:「浜辺(過激描写注意)」にルリエルさんが現れました。
ご案内:「浜辺(過激描写注意)」に毒嶋 楽さんが現れました。
ルリエル > 突然股間を襲った口淫の暖かみに、シャワー室の通路で尻もちをついてしまう毒嶋。
だがルリエルは逃さず、制服の脚の間に白い肩をぐいとねじ込み、なおも男の股座にすがる。
一度雄の猛りに食らいついたら、その後はまるで貪るように。

「…………んっ、ぷ♥ ぷちゅ………はぶっ、ん、じゅるるっ……♥
んぐっ、ぐ、ぐぷっ、がぷっ、はむうっ……はふ、はふっ……♥」

溢れるがままに口中に唾液を満たし、喉奥まで用いて肉槍の全身を悦ばせようとする。
舌全体を裏筋に密着させ、毒嶋の味を余さず味わおうと、貪欲なまでに舐め尽くし、扱き立てる。
――ルリエルとて、公共の場で痴態に及んでいることは理解している。素早く処理してあげたい。

……そんな天使のしおれた羽根を覆うように、漆黒の制服の上着が被せられれば。
すん、すん、と2つ大きく鼻をすすり、そして不敵な笑い声を漏らした。
雄の匂いに全身が包まれ、否応なく発情が高まる。雌の本能が火力を増す。
そして、掛けられた制服をマントの如くはためかせる勢いで、上半身ごと深いストロークを始める。
シャワーの湯に濡れた銀髪が毒嶋の眼下で暴れ、肉棒の表面ではは熱い粘膜と冷たい外気がせわしなく往復する。
ルリエルも完全に発情しきっている様子で、鼻からの吸気も口から漏れる吐息も激しさを極めていく。

「はふ、はふっ♥ ふっ、ふうっ、ふうんっ♥ ………ふぅ、ふぁっ……。
 ………ぷは。……んー? もう無理ですよぉ、忘れるなんて……絶対無理です。少なくともラク先輩は…」

だがさすがに興が乗りすぎたようで、30秒ほどで息切れし、一息つくように一旦口を離すと。
肉槍の先端に唇を添えたまま、ルリエルは上目遣いで言葉を紡ぐ。普段どおりの、いたずらな視線。

「さっき言ったでしょう、天使の素肌は人の身に余る眼福だって。
 ましてや、その……あんなエッチなカッコとか、イくとことか……間近で見られてしまったんですから。
 ここまで来たらもう逆に……忘れたりなんかしたら、地獄落ちちゃいますよ? ふふふ……」

れろ、れるっ。
鈴口を舌先で弄びながら、ルリエルは淫魔めいた笑みを浮かべ、男に宣告する。

毒嶋 楽 > へたり込む様に地面に座ったまま、楽の膝には力が戻らない。
情けなくも腰が抜けてしまっている。
それも無理のない話で、毒嶋楽はこれまで女性と関係を持ったことなど無かった。
交際をした事はあれど、まだ子供だった時分のこと。
そういった事に及ぶ前に自然と関係は解消されていたのだ。
なので、当然ながら口淫なんてされた事など無く、初めての経験と快感に思うように身体に力が入らない。
ただ、肉槍だけがルリエルの動きに合わせ、怒張を増していくばかり。

「……ぅ、ちょっと……ルリエルさん……ぁっ。
 なん……そんな……んんっ……はぁ……、あ、あああっ。」

ルリエルの頭が動くたびに、堪え切れない快感が声と共に口の端から零れ落ちる。
そもそも勃起を鎮めるのに射精の必要は必ずしも無いし、手淫で済ませることも出来たはず。養護教諭であるルリエルならそんな事分かり切っているだろうに。
しかし現に彼女は楽の一物を咥え込み、唇、舌、口腔の全てを使って射精を促している。
その不可解さを問いただそうとするも、呂律が回らず言葉が続かない。
更にはストロークが深まり、勢いが増されて、思わず嬌声を上げてしまった。

「ひっ……はっ……んんっ……そん、な」

口淫が一度収まり、冷たい外気に晒された肉槍は仄かに湯気を立てて反り立っている。
ふるる、と身体を震わせながらもルリエルへと視線を合わせた楽は、天使が浮かべる淫蕩な笑みに目を奪われて。
びくん、びくんと舌が這わされる度に何かを求める様に肉槍が脈打つ。

「それじゃ、……まるで、ルリエルさんが、忘れて欲しく……ないみたいな物言いじゃないの……ははっ」

口の端を伝う涎を手の甲で拭った後、乱れ張り付いた髪を直そうと天使の頬へと手を添え、撫でる。
快感に思考が蕩けそうだけれど、何とかへらりと笑みを浮かべる。

ルリエル > 顎と舌を休めている間も、唇は一時たりとも肉棒の切っ先から離さない。
熱く湿った吐息が、舌から垂れてくる唾液が、天使の柔らかく暖かな熱が、雄の萎えを許さない。
男の手が天使の頬を撫でれば、さらに細く白い手指を添え、愛おしげに撫で返す。

「……ん、ふふっ♥ もしかして……ラク先輩、『はじめて』でしたか?
 それはその……ええ、ごめんなさいね。君が『こういう事は彼女ができてから』とか考える優等生君だったりしたら。
 私、その邪魔をしちゃったことになりますね。悪い女ってことになっちゃいます。
 ……うん、私、養護教諭失格かもですね。でもこれは仕方なく、仕方なくなんですから……ふ、ふふふっ……♥」

元を正せば、釣りで謎のタコ状生物を釣り上げてしまったのが始まり。
非常に複雑な紆余曲折を経て、現状に至っているわけだが。
――過程はともかくとして、自身の無様なイキっぷりを見せつけてしまい、それで男子の興奮を喚起してしまって。
『でも君の興奮は君自身でなんとかしてね』と突き放すのは、女のプライドが許さなかったのだ。
……多分そういうことなのだ、そういうことにしよう。

「……ふふっ、んふふっ……。そうね。忘れてほしくないのかも。だって、悔しいですから。
 高潔であるべき天使の私が、はしたない瞬間を異性に見られて、それで何の傷跡も残せないなんて。
 ちょっとくらい……人間の人生にちょっかいを入れても、バチは当たらないでしょう?」

正直なところ、自分でもなんでここまで積極的行動に出てるのか、筋道立てて説明するのは難しい。
冷静になるとそういう雑念が脳内に渦巻き始める。自分で自分を誤魔化すよう、懸命に雄の性臭を吸いたてて……。

「……さあ。誰か来るかもしれないし、急いで済ませましょ? ……ふうっ……ぁむっ♥」

睾丸に細い手指を添え、ひとつ大きく息を吸い込むと。紅の唇が再び、毒嶋の肉棒を咥えこんだ。
そのまま、激しい水音と鼻息を鳴らしつつ、激しいストロークを始める。
口腔内では強烈な負圧が竿全体を覆い、マシュマロのような舌と粘膜が押し付けられては摩擦をもたらす。
いよいよフィニッシュを掛ける本気のフェラ。毒嶋は耐えられるか。

毒嶋 楽 > 「ケツの青いガキじゃあるまいし、そんな事気にするほどウブじゃない自負はあったんだけどねぇ……。
 むしろすっかり自分は枯れたもんだと思ってたさ、それが、よもや。」

学園に再入学してからというもの、委員会の仕事に忙殺され、女性に対して性的興奮を抱くことなど無かった楽。
別に性的な物事に心的外傷があるとか、そういうわけではなく単に自分が枯れてしまっただけなのだと、思って過ごしていたのだが。
蠱惑的な天使の唇の先で、楽の男性器は自分でも驚くほどにいきり立っている。
……正直、戸惑いすら覚えるほど。

「ははっ……そりゃあ言われてみりゃ御尤もだけどね。
 そんな風にちょっかいかけて、火傷しても自己責任、って奴じゃぁ無いか?」

笑うだけの余裕が楽に戻ってきたが、男根は萎える気配など見せそうもない。

「急いで……って、え……ちょ、ルリエルさんっ
 ひっ、ぐ、んんっ、あああああっ!!」

再び楽自身が天使の口内へと消えていく。
直後、これまでより更に勢いを増した口淫に楽は情けなく裏返った声を上げる。
まるで口腔内全体が楽の射精を求めるように肉棒を責め立てれば、楽が制止の声を掛ける間も無く、快感が押し寄せる。
口を開いていれば嬌声を上げてしまいそうで、楽はぎり、と奥歯を噛み締めて。
ルリエルの口の中で、絶頂を迎えた肉槍は大量の精液を口内を埋め尽くさんばかりに吐き出した。

「………、……ぁ……は……」

時おり肩を跳ねさせながら、自然と開かれた楽の口から涎と浅い呼気が零れ落ちる。
そして濁流を放ってなお、楽の肉棒は熱を失っていなかった。

ルリエル > 「ふうっ♥ んうっ♥ んっ、ふっ♥ ふうっ♥ あむっ♥ んじゅるるるっ♥ んぷっ♥」

ひとつ大きくペニスを呑み込むたび、わざとらしく喉の奥から詰まった嬌声を漏らす。
雄を昂ぶらせつつ、同時に自分の中の雑念をも払うように。
強く吸い立てすぎて息が続かない恐れもあったが、それより先に男をイカせる自信もあった。

「―――――――――ッッッッ♥♥♥」

毒嶋が声をこらえていても、絶頂の予兆は察知できる。肉棒の脈動と熱の高まりを感じ、一気に喉奥まで咥え込めば。
天使の口中に、どぽ、どぷ、どぽん、と断続的に大量の白濁液が溢れ出る。
それを銀髪の天使は一切漏らさず、しかし飲み込む量も最低限に、口腔へと溜め込んでいく。
雄の怒涛の放精が終わるのを見届けると、未だ萎えぬペニスになおもバキュームをかけながら、ゆっくりと抜き取っていく。

「…………ん、ふふ♥」

顔を上げ、初めてのフェラ体験に呆然とする青年を娼婦の笑みで見つめるルリエル。
若く濃いザーメンをいっぱいに頬張り、頬はまるで林檎のように紅く丸く膨れている。
舌で転がし、味蕾全体で味わうような淫靡な仕草を見せつけた後、ごくん、とそれを一息に呑み込んだ。

「ぷは♥ ……ふふっ、たくさん出せましたね、ラク先輩♪
 枯れてるとか冗談きついにも程がありますよ? こんな元気な精子、こんないっぱい出せるんですから。
 だめですよ? 仕事にかまけてばっかりでなく、ちゃんと性欲も分かち合える相手を見つけませんと。
 ………さて。先生からの特別扱いはここまで。もう大丈夫ですよね、ラク先輩?」

自らの唾液等で汚れた頬を手の甲で拭い、全裸の女天使はへたり込む毒嶋の前で立ち上がる。
むっちりとした太腿は、女性器から溢れる白濁と透明の混じった蜜でべっとりと濡れていた。
だがそれを気にする様子もなく、ルリエルはくるりと振り向き、奥へと歩みはじめた。

「1回ヌイちゃえば、きっと自然と萎みますよね。であれば私の仕事はこれでおしまい。
 これ以上は……本当に一線を超えることになりますから。それは今じゃない、って先生は思いますよ?
 さ、私はもっかい身体を流して来ますから。ラク先輩は先に外に戻っててください」

今更ながらに先生という肩書を使うことに卑怯さを自覚しつつも。
ルリエルは背後の毒嶋を突き放すように宣いつつ、元いたシャワー室へと入っていく。
すぐに水音が響き始める。

――防水カーテンは閉めず。背後を警戒することもなく。
中を覗き見るなら、相も変わらずグラマラスなボディの女天使が、髪と羽根から湯を垂らす姿が目に入るだろう。
毒嶋がさらにルリエルに手を出そうとすれば、できてしまう状況。

毒嶋 楽 > 「はっ…はっ……はーっ……はーっ……」

浅い連続した呼吸から、ゆっくりと呼吸を整える。
射精直後で頭が真っ白になりそうなところを、どうにか気を保ちつつ。
放精を終えてもなお吸い込む様に口を動かすルリエルの顔をぼぉっと眺めて。
一物が天使の口から抜き出る瞬間、ビクッと肩を震わせたが
声を上げることは無かった。

「………。」

目の前で口いっぱいに頬張った精子を飲み干し、立ち上がるルリエル。
まるで見せつけるかのように裸体を晒し、そのまま歩み去ろって行く。
まだ反り立つ陰茎を残し、何をもって大丈夫と判断したのか、楽には理解が及ばなかった。

「……。」

ルリエルの言葉には返事をせず、水音が響き始めてからゆっくりと楽は立ち上がった。
振り返れば、悠然と何事もなかったかのようにシャワーを浴びる天使の後ろ姿がある。
そのグラマラスな身体の全てを晒し、盛大に果てる様を晒し、雄を悦ばせる雌の顔を晒しておいてなお、何事もなかったかのように。

「……そうは問屋が卸さねえでしょうよ。」

枯れたと思っていた自分に雄の悦びを思い出させておいて。
一度口の中で果てたら、それで終わり?冗談じゃない、と。
そのくせ無防備な姿を晒して、それは、まるで――誘ってる様じゃないか。

まだ手首の痛む手を強く握りしめた後、楽は真っ直ぐにルリエルの背後へと向かう。
シャワーが降りかかる事も厭わず、ルリエルの身体を掻き抱かんと。

「――タコに胸だけでイカされただけで満足?
 その割にカラダの方はそうでもなさそうな感じ。
 それに俺は……全然、今じゃ無くないと思うんだけど。」

ルリエルの豊満なお尻の割れ目に楽の熱を称えたままの剛直が押し当てられるほど強く、抱き締める。

ルリエル > 「………………………」

外で待つよう促した風紀委員が、シャワーを浴びるルリエルの背後にて声を発する。
天使を挑発するような、あるいは天使の挑発に乗ってしまったかのような、怒りをも感じさせるその台詞に。
ルリエルは無言のまま、温水シャワーの栓を閉じる。

「…………ふぅ。ごめんなさい、ラク先輩。
 年頃の男の性欲について見誤っていたことは私の落ち度です。謝ります。
 ですが……ええ。私は天使であり、教師でもありますから。自ら超えてはならない一線というのはあります」

わずかに首だけ振り向くが、銀髪の縁に隠れて鼻先しか見えないだろう。
そんなそっけない姿勢で、冷淡に振り切るような口調で言い放つ。
……さっきの情熱的なフェラが一線越えかそうでないか、はさておき。彼女の中ではそうではない様子。

「先ほどのアレは、私が責任を感じたからゆえの『サービス』。
 これ以上譲歩することは私からはできません。深く身体を重ねるのは、深く互いを知ってからだとも思います。
 それでも貴方が我慢ならないと言うのなら、貴方のほうから一線を越える分には、私は構いませんが……。
 ……っ、あっ♥」

冷静に冷徹に、それ以上の過ちを踏みとどまるよう毒嶋に釘を刺すルリエルだったが。
雫したたる裸体を背後から抱きしめられれば、びくっ、と熟れた肉体が震え、体温を増す。
毒嶋の胸の下で、薄く細い天使の翼がぴんと伸び、数枚の羽根がシャワー室に散る。
そっけなく振る舞おうとしても、天使の女体に渦巻く興奮もまた覚めやらずにいることがわかるだろう。

「貴方が『今じゃなくない』と思うなら、踏み込んでみてください。
 ……でも。天使を『犯す』なんて、罰当たりにも程がある行為ですよ? ふふ、ふふふ……♪」

やめてとは言わず。身じろぎもせず。あくまでも男に判断と責任を押し付けようとする悪女のムーヴ。
――否。ルリエルは天使であり人間ではない。この世界における異邦人、来訪者、単なる旅人なのだ。
もとより、この世界の人間に対し責任を持ちえない。ルリエルにとってこの態度こそが自然なのだ。

だが、発情しきった肉体は全身が熱を帯び、毒嶋が身体を押し付ければさらにその熱は高まる。
尻肉にペニスが押し付けられれば、その刀身の全体が弾力ある肉の谷間へと埋もれてしまう。
そのまま尻肉を堪能することも、谷間に秘されたいずれの孔を穿つことも自由だ。
――踏み込む勇気があるならば、だが。

毒嶋 楽 > 「別に、ルリエルさんが謝る道理では無いとは、思うんだけど――
 まあまだ俺自身も驚いてる。自分の中にこんなに性欲が残ってたなんて、って。
 ただ言えるのは、“これ”は間違いなく貴女に対してのみ抱いてるものってこと。」

一度火がついてしまった雄の本能。そう易々と消えるものではない。
それが無自覚に貯め込んでいたものなら尚更、口淫だけで、済むはずも。
ぐっ、と天使の身体を抱く腕に更に力がこもる。

「だから……そうだな、これはあくまでルリエルさんに非は無い。
 でも見誤ったというなら――そうだな、女っ気の無い男にあんな事すると、割と簡単に堕ちるんだぞってことか。」

楽の手が、ルリエルの身体を慈しむ様に撫で始める。
脇腹から下腹、へそを通り、胸の下に。
同時に肉槍が、分け入る様に肉の谷間へと埋もれていく。

「すいません、ルリエルさん。
 幻滅してくれてもしょうがねえな、ってホント思うんだけど……
 俺って男は、思ったより浅ましかったみたいだ。
 その事で罰を受けるっていうなら……甘んじて受けます。受けられる。それくらいには――」

ルリエルの耳に口を寄せる、早鐘の様になった心臓の鼓動が伝わるかという程強く強く抱き締めて。

「――俺は、今、貴女を抱きたいんです。どうしようもなく。」

ルリエル > 「ふふ。幻滅なんてしませんよぉ? 私は『人間の味方』の天使ですから♪
 とはいえ、それはそれ、これはこれ。
 天使に対して一線を越えたら、死んだ後の貴方の魂がどう裁かれるか……私にも断言はできませんよ?
 天国の7層目に直行して神の使徒となるか、地獄の9層目に直行して永遠の責め苦を負うか……。
 ……普通の人間のように輪廻転生の輪に入れるとは思わないほうがいいですよ。ふ、ふふふっ♪」

抱きしめておきながらなおも謙る男の口調に、ルリエルはさらに挑発的な言葉をかける。
ほとんどは脅し文句であり事実ではないが……ルリエルが天使として抱いている確信でもある。
神話の時代に同様の所業を行った者がいたならばこのような顛末ともなろう、というお伽噺。

「ですが……私は『人間の味方』ではあっても『人間の仲間』ではありません。
 貴方の為になることはいくらでもしますが、貴方そのものへ踏み込むことはしたくなかったのです。
 ……それでも、どうしても貴方が私を欲するのでしたら」

ふぅ、とひとつ諦めるようなため息をつくと。抱きしめられるルリエルの全身から緊張が抜ける。
耳元に寄せられる毒嶋の口に、上半身だけ振り向いた天使の頬がかすめる。
男の眼前に、クリソベリルの鮮烈な瞳を光らせて。うっとりとまどろみ、天女の笑みを纏って。

「――では、これはあくまでも『練習』ということで、今回はラク先輩の情熱を受け入れましょう。
 今この時は私にすべての熱情を向けてくれても構いませんが、いつか必ず、同じ人間の相手を心から受け入れると。
 そう約束してくださるのでしたら、私は貴方を赦します……」

聖歌隊の旋律を纏う、吟じるような口調と音色で、すぐそばの毒嶋に赦しの言葉を放つ。
ルリエルの口から吐かれる吐息は、綿飴のように甘ったるく香り、夏風のように湿っていた。
ひととおり言い放つと、再び男の腕の中で背を向け直し、シャワー室の壁に手をつき、大きなお尻を突き出した。
ルリエルからの譲歩はここまで。やるなら後背位で、他の体位は『正しい相手と』……と言わんばかり。

「――約束、できますか?」

軽く開いた太腿の間で、滴り溢れる蜜が糸を引いている。躰のほうの受け入れ体制は十全だ。
甘い誘惑を見せつけながら『約束』を迫る姿は、やはり悪女といえるかもしれない。