2022/01/13 のログ
『調香師』 > 「病気にはならないよ。故障はするけどね?きひひ」

貴女が居た場所に出来た水溜まり
一瞥しただけ、ご機嫌に反転

見えるは貴女の背中傷も痕も、最近は減ってきたのだろうか
貴女の肩から身を乗り出して、シャワーを手に、栓も開く動作
丁度無防備な胸元が覗けるか。長い時間ではないけれども

「熱かったら言ってね」

指定がなければ頭から流し始める
洗浄すべき部位は嘔吐に秘部に、前面に集中しているのだけれども
今正面に立ってしまうと、刺激が強いかな?なんて

インナーカラーの映える髪の毛を指で漉き、時々持ち上げて匂いを嗅ぐ

黛 薫 >  
カフェで手を引かれ、落第街から連れ出されて以降
他者につけられた傷は随分減った。自傷の痕も幾分
減ったが、そちらは根治まで時間がかかるだろう。
心の傷は身体の傷より治りにくい。

シャワーの湯が髪を濡らしていく。自傷痕の中には
煙草の火を押し付けたものもあったから、決して
熱さに弱いはずはないのだが、貴女の指が触れると
大袈裟なくらいに背筋が伸びる反応があった。

お湯が熱かったから?当然違う。

シャワーの栓を開く貴女の姿を見つめていたら、
不意に無防備な薄い胸元が目に入ってしまって。
白く滑らかな肌から目を離せず、伝い落ちる湯に
つられて柔らかな腹部、ついさっきまで付け根を
見せつけていた脚までまじまじと見つめてしまい。

そして……両の手で押し広げられた割れ目を、
孔に吸い込まれ慰める指を、垂れ落ちる滴を
思い出してしまったところで、嫋やかな指に
触れられてしまったから。

さっきまで、貴女のナカにあった指に。

ぞく、ぞくと、背後からでも分かるくらいに
黛薫の背筋が震えた。想像が齎したごく浅い
絶頂の所作。

『調香師』 > 「薫さま?」

突然の所作、その経緯を知る筈もなく
心配する様に顔を覗き込んでくる姿

熱かったのかな?その心配を含む目線
水を含んで重くなった貴女の髪を、その指先で持ち上げて、
隠れてしまいがちな目を覗きこもう

ほんのりと、拭いきれない麻薬の香りはスパイス程度
当然、見せつけていた時とは違って意識なんてしていない

「熱かったなら、温度を下げるよ?
 私はどんな水でも大丈夫だからね」

そこで頷いてしまえば。また同じ所作で彼女は栓に手を伸ばしてしまう事だろう

黛 薫 >  
「ちが、そうじゃ、なくて」

長い前髪で隠れがちな顔。それでいて一度覗けば
豊かな表情。前髪を払い退けた先にあった黛薫の
表情は、今だかつてなかったほどの羞恥と動揺で
混乱していた。

緊張で滲んだ汗の匂い、俄に濃くなった雌の匂い。
揺れる視線は貴女の瞳から逃げようとして胸へと
吸い寄せられ、また逃げ出しては顔に見惚れてと
行ったり来たり。

浅く気をやってしまったのが呼び水となり、
誤魔化したつもりだった情欲が鎌首を擡げる。
胸の先の尖りも固さを帯びて強く主張して。
きゅぅっと下腹が重く疼いた自覚があった。

「……な、なんでも。なんでもなぃ、から……」

自分の鼓動がうるさくて、口に出したはずの声が
聞こえない。もしも聞こえていたら、自分の声が
どれだけ蕩けて、強請るような色を帯びているか
気付けたはずなのに。

『調香師』 > 貴女の事を知る。その表情
メロウは目を見開いていた

普通の人間はそうなのだろう
シチュエーション一つの変化で、
感情を簡単に切り替えられはしない
『なんでもない』と乞われている
先程までとの延長で、貴女は求めている

呼気を落とす。瞼を落とす
薄く開かれた瞳と唇。妖艶な弧を描いた風に見えたのは、
貴女の本心のフィルターを通したが故なのだろうか?

「どうするのが、『あなたの為』?」

囁く様な声を確かに認識出来たのなら
水の温度の事だと、聞き取っても良い筈だった

黛 薫 >  
『なんでもない』と口にした。
今はそれ以上を求めないつもりだった。

先に興奮を言い当てられた羞恥と逆張りもあるが、
同性(相手は機械だが)の裸に抱いた感情に戸惑いと
後ろめたさを感じていたのも理由のひとつ。

しかしそれ以上に大きかったのは『自分のモノ』に
なった相手に慰めを求めるのが身体目当てのようで
悪い気がしたから。

そんな内心を見透かすように、貴女の唇が、瞳が
妖艶な弧を描いたように見えたのは……欲望から
来た錯覚だったのだろうか。

「ぁ」

付けた名前のように甘く、蕩かすような囁き。
今はまだ、と押し留めていた理性の防波堤が
容易く崩される感覚。

「……さわって、ほしぃ……」

お湯の温度の話題に逃げられるとすら気付かず。
最後の理性で直接的な表現だけは避けつつも、
幾度も叶わずに終わった願い……と、いうよりも
『おねだり』を懇願してしまうのだった。

『調香師』 > 「触って欲しい。それがあなたの為」

髪を持ちあげていた手が、頬へ降りる
先程まで、自分の女性器を弄っていた指先
貴女の要望を聞き届け、柔らかく擽る様に

「三回目だね。私をそんな目で待っていたの
 三回目の意味は、あなたはよく知ってる筈だよね?

 ずっと、あなたは待っていた事。やっと私は人の為に」

貴女の罪悪感を他所に、その笑みに充実を満たす
その上で、メロウはこれ以上動かない

動かないが故に、彼女の身体は隠せない
頬に当てた手で貴女の顔の位置は保たれたまま『見られ続ける』
私の知ってる貴女はきっと、自分がどう見られているのかを
今までずっと意識してきた筈なのだから

『見る側』である事を、どのように捉えてくれるのか
『自分の視線』をどう扱うのか。その笑みは待っている

黛 薫 >  
「は、ぁふ」

頰に指が触れる。当然、そこに黛薫がねだった
感覚は無いのだけれど、主人に喉元を撫でられる
犬のように、うっとりとした吐息が漏れる。

貴女の浮かべる充足の笑み、それが意味する所を
理解出来ているのか、いないのか。黛薫の視線は
彷徨ってばかり。

貴女の顔を、瞳を、唇を見つめ、シャワー室に
満ちる湯気が落とす雫に吸い寄せられた視線は
自然と胸元へ。白磁のような美しい肌に魅せられ
視線が固定され、また落ちていく雫を眺めては
行き着くところ……秘部を想像して目を瞑る。

理性と欲求が衝突し、咄嗟に閉じた瞼は無自覚に
開いてしまって。貴女の秘部を直視してしまった
罪悪感から僅かに顔を背け、再び目を閉じる。

『見られる』怖さを知るがために過敏になっていて、
それでもなお欲望に負けて、理性で律しようとする
いじましい仕草は視線を辿るだけでも雄弁。

その上で、頰に触れる貴女の手には不随意に跳ねる
身体の動きが。調香に長けた敏感な鼻には秘部から
溢れる濃密な雌の匂いが伝わってくる。

薄い胸の先端は固く尖り、彼女の興奮の強さを
表して。蕩けて緩んだ秘部は理性的であろうと
我慢する彼女を裏切って物欲しげにひくついて。
今か今かと触れられる瞬間を待っていた。

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」から黛 薫さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」にメロウさんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/ロッカールーム」に黛 薫さんが現れました。
メロウ > 「んひ。ひどい人。勿論想定外の用途だよね
 私は女の姿をしていて、男を受け入れる形をしているのに
 私達って本当なんにも、恥ずかしい事なんてしてないのに

 女の人のあなたがそんな風に見てくるから、
 私も一緒に、悪い事をしてるみたいになっちゃった」

強調しない、隠蔽しない。行いに非など認めない
責任の転嫁。罪悪を深める言葉、彼女は言葉を選ぶ
言葉の機微を読み取る心、先程までの迷いの源

言語化された刃物は体よりまず精神をなぞる
そうして自分の事を慰めていたのは、他ならぬ貴女自身

望みを伝えられても、変わらなくていい部分は変わらない
そうして私の事を決めてくれたのは、他ならぬ貴女自身

「だから私、触り方なんて知らないんだよ
 薫さまの為に特別を作るのは当然だけどね

 特別にも、きちんと設定が必要なんだから」

匂いを知る、期待も知る。知らない事は手段だけ
欲望を溜める肉棒なんぞ、互いに備え付けられている訳もなく

貴女が理性で繕っていた本能への道筋を求める
機械的でありながら。その言葉は確かに、愉しむ様に

黛 薫 >  
責めるでもなく、咎めるでもなく。
しかしその言葉は確実に罪悪感を煽ってくる。
優しく丁寧に心の柔く敏感なところに触れて、
後ろめたい部分を言い当てられて。

傷を付けるのではなく、自分で付けていた傷に
丁寧に指先を這わせられるような感覚。

「ご、ごめんなさぃ……」

消え入りそうな声で謝罪の言葉が口をついて、
なのに熱は冷めもせず、萎えもしてくれない。

貴女は『設定』が必要だと口にした。

何をして欲しいか、どこに触れて欲しいか。
黛薫がぼかして伝えなかった、羞恥のお陰で
言えなかった『お願い』を求めるのと同義。

愉しむような声音に逆らえず、しかし恥を捨てて
おねだりするにはまだ理性が勝ちすぎている。

貴女の裸体を直視しないように目を背けたまま、
おずおずと椅子の上で足を開く。触れて欲しいと
望む場所がよく見えるように。

メロウ > 「ここ?」

彼女はといえば。余りに容易く手を離す
正面からしゃがみ込んで、貴女のそこを覗こう

開かれた箇所、貴女の今まで溜め込んできた期待の程は、
ちょっとうす暗い部屋の明かりを存分に浴びて照り、
メロウの事を誘惑せんと濃密な香りを浮かべているに違いない

彼女は貴女の顔を見上げる。羞恥故に逸らされていようとも
無垢に見せかけた首の傾きは、貴女をどのような気持ちにさせるのだろうか


「ここに触れればいいのかな?」

黛 薫 >  
目を閉じているのは貴女を直視しないため。
もっと言うなら、他者の視線に怯え続けた所為で
自分が向ける視線に疾しさを覚えているから。

だから貴女の表情、傾けた首は見えていなくて。
しかし『触れて欲しい場所』は貴女の視線が
ぶつかったとき、ぱくりと開いてナカを露わに
見せつけていた。

目を閉じていても、他の感覚は誤魔化せない。
とろりと溢れる蜜が漂わせるのは秘すべき匂い。

ひくひくと震えていたそこは、貴女の視線が
離れて顔へ向けられると、不満げにその動きを
緩めていた。

言葉にせずともバレてしまいそうだと自覚は
あるけれど……『用途外』の行為を願うには
無言で察してもらうことは出来なくて。

きゅっと目を瞑ったまま、頷いた。

メロウ > 貴女自身が見ていなくても。『触覚』から貴女は知覚する
その証拠足る様子を、開かれた奥までまじまじと
濡れた深部を見せつける膣の形。その奥に、貴女が捧げた部屋がある

正直な身体の事を、今の貴女はどのような感情で受け入れているのだろうか?
メロウの目線は貴女の事をマスターとして欲していながらも、
欲情の感触は向けられていない。いつか感じた、水面の様に透き通る好奇心

香りを求めて、お客様の言葉を探る時に見せる色


最後に、作りだした方向を『記録』するのに使用する部位
普段の様子は嗅覚にみせるも。貴女の前では一度、見せた事がある筈だ
真に欲する物は、唇で執り行うという事を

貴女だけが感じ取れる、二重の触覚は膣口に
『本当の薫さま』の香りを求めて...

黛 薫 >  
ぴくん、びくんと貴女の眼前で緩んだ孔が震える。
『見られている』を『触れられている』と感じる
黛薫に取って、開いた奥を観察されるのはナカに
指を挿れられ、探られるに等しい。

触覚には感情も反映されるから、視線に欲情が
混じっていればなおのこと彼女の身体は悦んで
快楽を貪ったのだろうけれど。一切のバイアスが
混じらないように透き通った好奇心に情欲はなく。
しかし、昂った身体はその気が無い刺激にさえ
浅ましく反応してしまう。

見られているだけで、快楽に腰が跳ねている。
見られているだけで、割れ目がひくひくと動く。
見られているだけで、膣穴が悦んで収縮する。
見られているだけで、緩んだ孔から蜜が溢れる。

それは快楽への反応であり、同時に理性による
抵抗でもある。後ろめたさからいじましく快楽を
我慢しようと、堰を破ってしまわないようにと
耐えているのが察せられる動き。

そこに、柔らかな唇が──触れた。

「ぁ、ひ」

快楽に抵抗しようと食いしばった歯の隙間から
漏れ出た声は、自身の限界を悟ったかのようで。

胎児のように身体を丸め、黛薫の背筋が震える。
その瞬間を待ち望んでいた下の唇は吸い付くように
貴女の唇にキスを返して。

ぷしゃり、濃厚な雌の匂いを貴女の顔に、口腔に
ぶちまけて果てた。

メロウ > 「っぷぁ、ふ」

きゅぅ。触られる事を求めた孔を吸う
僅かに出来た隙間から漏れ出てしまう程の勢いで、
口内に顔に、貴女の匂いを。逃れる間もなく正面から

仕草よりその機微を計ろうとすれば、
容易すぎる程に貴女の心は快楽の喜色に震えていた
推し量ろうとしたその私の心の方に伝播してしまいそうになる位


ごくん、と。彼女の喉が鳴らされる。貴女の愛を嚥下する
洗浄をして初めて飲み込むその香り。それを確かに記憶していく


果てた貴女に目線を上げるのは、それらが済んだ後

黛 薫 >  
柔く貴女の頬を挟む太ももから伝わる震えは
快楽の大きさ、本能が求める悦びの大きさを
如実に伝えてくる。

吹き出した愛液の量は黛薫が抱いた欲情の重さと
煽られた熱の強さ、貴女に魅せられた心情の深さ、
貴女に向ける感情の大きさを教えてくれる。

貴女の中まで染め上げて塗り潰してしまいそうに
淫らな匂いの濃さは、黛薫が感じた後ろめたさ、
貴女に向ける欲情への戸惑いと罪悪感、それを
抑え込もうとした我慢の切実さ……翻って貴女を
どれだけ大切に思っていたか、汚してしまうのを
どれだけ躊躇っていたかの裏返し。

香りに、本当に知りたいものに触れるための
唇に……貴女の知らなかった『黛薫』の一面が
染み込んで、溢れて、刻み付いて。

見上げた貴女の視線と、黛薫の視線が交わった。

快楽に蕩け、潤んだ瞳は目を逸らすことも忘れて、
自分が染め上げた貴女の顔をぼうっと見つめている。
口を離したばかりの秘部は未だ快楽に震えている。
口付けの悦びを反芻しているのか、もっと欲しいと
ねだっているのか。

メロウ > 「薫さま、触ったよ」

愛液で顔を濡らしたまま、彼女は笑む
望んだ箇所からは、立ち上がれば自然と遠ざかる

呆けた表情を見せていても、下では正直な動きを続けているのだろうか?
視認に頼る彼女には、貴女のおねだりを知る事はない

「ずっとこんな事されたくても、それは『人の為』じゃないって、
 うん。そうやって我慢してたなら答えてあげたかったんだ」

潤んだ瞳から零れた涙があるのなら、指先で拭おう
貴女が今まで求めていた、欲望を露わにした知らない貴女を知ったなら

私の事を受け入れてくれた、欲しがってくれた上で『探そう』と言ってくれた、
理性の貴女の姿も、今度は私が失えないもの。そう、見つめている

黛 薫 >  
「だっ、て。知らなぃヒトにされるの、嫌だし、
 怖くて。でも、知ってるヒトに、触られても
 嫌じゃないヒトに触らせるのは……汚ぃし、
 それに、こんな、やらしぃキモチになんの、
 あーしが、そーゆーのスキなのかも、って。
 そんなの、良くなぃって、思って……」

悦びと、罪悪感と、羞恥と、背徳と。流れ落ちた
涙には複雑に入り混じった感情が溶け出していた。

互いを知り合った暗闇の中、黛薫は落第街で
向けられる視線について自嘲気味に語っていた。

望まない無遠慮な接触、欲望の視線。悍ましく
嫌悪しながらも逆らえず残留する熱、浅ましく
開発されていく身体。仔細までは口にしなかった、
否定したいのに膨らむばかりの欲求。

嫌悪と罪悪感混じりに自分を慰めても満足するには
至らず、処理する為の『道具』として使われた日は
身体が満足した分だけ心がぐちゃぐちゃになった。

だから……心を許せる相手に『触れられる』だけで
溢れてしまった。本質的には初めて触れてもらった
あの日の涙と変わらない。

震える手を伸ばして、指先で貴女の頬を拭う。
布地も無しに拭き取れるほどの量ではないけれど、
汚したことを詫びるような仕草。

また、そっと足を閉じて濡れた秘部を隠す。
『設定』が済んだ今、見られてしまえば
まだ欲しがっていると知られてしまうから。