2023/07/11 のログ
メロウ > 「分かってて、言ってるよね?
 それはもう『やりたいこと』だって

 心に従えばそう。それがとても難しいってだけで
 本当にそれが、難しいってだけで...」

ぬ、ぬぬぬ。首の傾きの錆びつきがその思考の重さを物語る
とはいえ本心ばかりを語るので、不調であるというだけなのですが

「...だったら。その籠を私に貸して
 試着なしで良いのなら、代わりに情報も与えない
 どんなものでも好きに『なる』

 証明が必要って、思ってるんでしょ?」

意地っ張りには意地っ張り。鏡であると、そういうのは建前で
煽られた分きちんと燃える。やっぱり彼女も、単純なのだった

黛 薫 >  
「イィよ、期待してっかんな」

カゴの中身は折り重なった薄い布地が少しだけ。
けれどもそれらは『選んだ』重さを孕んでいて。
黛薫は楽しげに、期待の重さまで乗せて渡すのだ。

鏡に映れば返ってくる。
事実、メロウはこうして選択の重みを返されて。
であれば黛薫もまた返されるのを覚悟の上。

そうして、映るお互いをまた『好きになる』。

ご案内:「◆扶桑百貨店」からメロウさんが去りました。
ご案内:「◆扶桑百貨店」から黛 薫さんが去りました。