2020/07/24 のログ
■マルレーネ > お前はVIP待遇だ、とよく言われた。
顔に傷をつけてはいけない。
手指足先も同様。
障害を残してもいけない。
彼女は彼女のまま、歩いて走って戦える状況のままでなければいけない。
それでも折れてしまったのもまた事実なんだけれど。
「すみませんでした………」
かすれた声で呟く。
初めてのはずなのに、妙に自分の声に聞き覚えがある。
この次も、なんとなく分かってしまう。
謝罪をしても、変わらない。
■エプロン男 > 「心がこもっていない。」
髪の毛を掴んだまま、また水の中に顔を突っ込まれる。
普段ならここらで「うーん、もうダメかもわからんね」なんて与太が思考の中で浮かぶのだけれど。
うん、もう何も考えられない。
■マルレーネ > ああ、これは夢か。
それに気が付いたのは、自分の記憶との相違だった。
だって、意識が途切れない。 苦しみが苦しみのまま、水の中でもがくだけ。
悪趣味だなあなんて、僅かに思考がよぎったところで、また顔を持ち上げられる。
■マルレーネ > 「はい、まだいけますか?」
優しい笑顔で微笑みかけてくる自分。
返り血を浴びて、たくさんの生き物を打ち殺して得た名声を、ちょっとだけ心地いいと思ってしまった自分がそこにいた。
「安心してください。貴方の身体は全て信仰だけでできている。
そんな幸せなことはありませんよね。」
囁いてくる。
■マルレーネ > そうそう、思い出した。
この日私は信仰を捨てたんだ。
必死に自分に言い訳をして。
自分を誤魔化して。 それから立ち上がらなくなったんだ。
目の前の苦しんでいる人を助けるためと言い訳しながら、根本の解決には向かわない。
卑怯者になったんだ。
ああ、抵抗しなきゃ。
これは夢なんだから、抵抗しなきゃ。
夢の間でくらい、抵抗したい。
■マルレーネ > 「……助けて……」
「助けて、ください………」
でも、自分の口から出たのは情けない言葉ばかりで。
自分が、意思のそこまで強くない、ただの人間であると思い知らされる。
ああ、悔しい。 悔しい。
なんで私はもっと強くいられなかったのだろう。
悔し涙がぽろぽろと零れる。
■マルレーネ > 「謝らないと。」
「ここでずっと、許されるまで謝らないと。」
"私"が囁く。
ここでずっと。 その言葉は困る。
■マルレーネ > 「お断りします。」
今度ははっきりと声が出た。
あの子に選んでもらった水着はまだ着ていない。
ほんのちょっとだけ、他の人にも見せてみたい。
あの子に今の姿は見せられない。
守れるくらい強くなります、はまだ10年早い。
先生の補習だって受けなければいけない。
絵にしろ彫刻にしろ、不得意だけど。
あの人とは週1で会う約束をした。
一度も果たさない? そんな不義理ができるわけがない。
あの方ともまた話すと約束した。
遠い異世界の話をできる友人として。
あの子の問題もまだ私が抱えたままだ。
なんとかしないままで、いられない。
あの子も、あの子も、あの人も、あの方も。
■マルレーネ > 何より。
私は"今が楽しい"。
それ以上でもそれ以下でもない。
誰のためでも神のためでもない、私の個人的な欲望だ。
息も絶え絶えだったはずの私は、目の前の自分を突き飛ばした。
全く、指を折られるようなことをされなかったのが幸いでした。
牢獄の中で自分自身を思い切り殴打する。
手元にあった、私を脅すためのペンチを握り締めて、殴打する。
ぐしゃりと音を立てて、自分自身の血が周囲を赤く染めて。
■マルレーネ > 「貴方は自分の欲望で他人を殺せる。」
真っ赤に染まった私が言う。
■マルレーネ > 「裁きは神が下します。
ロクな死に方をしないのは分かってます。
ですが、もう少しだけ。」
微笑みかけて、目を閉じる。
死ぬまでの間だけ。
■マルレーネ > 私に聖職者をやり直させてください。
■マルレーネ > 目が覚めれば、そこは廃屋だった。
すとん、と穴に落ちた感覚だけが、落ちる前の最後の記憶。
「………。」
むくりと身体を起こして、んー、っと伸びをした。
■マルレーネ > 「よし……。」
頬をパン、っと叩いて。
いろいろ思い出してしまったことは、ひとまず忘れておく。
ここで頑張る、ここで頑張るんだ。
自分の胸に手を当てて、すう、はあ、と息を吸って、吐いて。
私は頑張らないといけない。
まだまだ、やるべきことはたくさん残っているのだから。
ご案内:「第二円」からマルレーネさんが去りました。
ご案内:「◆とある部屋(過激描写注意)」に霜降寺 響元さんが現れました。
ご案内:「◆とある部屋(過激描写注意)」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■霜降寺 響元 > 朝とも夜ともわからない。広くもないように見え狭くないようにも見える出口も見当たらず入り口も見えない切り取られた一室。
その中央に一つの魔法陣が描かれている。
呪いの本に対応し、彼が見初めた彼女が寝ている間にだけ、その精神を召喚するというもの。
ここ数週間の間、休みなく呪いによって開発などが行われており、男もまた自身の好奇心のため彼女に揺さぶりを掛けてきた結果、経過は順調のはずだが。
幽鬼のような男はただ、静かに部屋の暗がりでイスに座り絵を描いている。
次第に黒い霧が濃くなってきた、それは彼女が召喚される先触れであるはずだが。
■伊都波 凛霞 >
夢。
また夢に踏み込んだ…
その感覚は理解できている
どこかふわふわとした、実態のない自分自身を動かして、前へ進む
なぜ前へ進むのかは、わからない
それは夢だから、自分の意志通りには、動かない──
「………だれ」
背を向け、絵を描いている、誰か
いつもの夢とは、少し違う
時折見る…過去の体験とは違う夢だ
"彼"が誰かはわからない
けれどその姿に見覚えは、ある──
夢の中へと現れた少女の出で立ちは、学園の制服姿
ただしところどころが着崩れ、よれている
そして、普段は身につけていないはずの、首から下げたリングのネックレスが胸元に収まっていた
■霜降寺 響元 > 召喚された彼女はそのまま呪いに食われて責め苦を味わうはずで、こちらまで認識出来ないはずではあったが少しだけ変わってきたようだ。
「……あの一件で気付いたのだね? 良き友人を知っているようだ。」
筆を止めて相手へと振り返る。
とはいえ近づく事はない、男がするのは彼の手助けだけだ。
正直に彼女の質問に答えることも無い。
静かに彼女ではなくネックレスを見つめているがこちらからなにかするつもりはなく、ナニかされても問題無いと判断しているのだろう。
予想外のことではあるが、気にはせず予定通りに壁の近くに立て掛けられている子供サイズの人形を掴み立ちあがる。
黒い霧が人形に纏わり付いて動き出す。
それも『作品』で彼が取り付くということは彼女への責め苦が始まるということ。
人形を手放せば拙く、足を引きずるようにして歩き出す。
暗いからこそそれはただ壊れたオモチャかナニかに見えるが、彼女へと近付き明かりに入ればソレが元はヒトであったのがわかるだろう。
それも、いつかのどこかで見覚えのある子どものモノの一部かも知れない。
こちらに集中している分は良いだろう。
意識がそれてしまえば黒い霧は瞬く間に彼女をより深い場所に落とすために牙を向けて待ち構え、餌を垂らしている。
■伊都波 凛霞 >
「……──質問に……っ」
問いかけの答えが帰ってこなかったことへの憤り
こんな感情が込められた言葉は、人形が視界に入ることで中断される
見覚えのある姿をした人形…
自分を蝕んでいるモノの招待が『呪い』であることを知った
呪いは、直視してはいけない
正面から向き合ってはいけないもの──
けれど、どうして
「──なん、で」
なぜ、こんなことをするのか
誰で、どんな目的があるのか……
助けられなかった子供の姿
目を逸らすことなんて、できるわけない
思考は巡るまま、霧へと沈んでゆく──
■霜降寺 響元 > 「それはまた、僕の所に辿り着く事が出来れば答えよう。……ココではボクよりも彼の方が力が強いのでね。」
彼女に来られるのも誰かが自分を追い詰めるのも既定路線なのだろう。
一段と濃くなった霧に瞬く間に呑まれていく彼女にポツリと零しまた絵を描き始める。
――霧の中に呑み込まれた凜霞は着ていた制服は無くなり一糸纏わぬ姿にされ寝かされている。
このままいつもなら見知った顔ぶれの男たちによって陵辱が始まる。
そのはずだったのだが、彼女を押さえつけるのはいつかの子どもたち、力で振り解こうとすれば簡単に振り解けるほどの力しかない子どもが彼女の身体に抱き着いて甘えるようにその乳に触れ吸っている。
夢の中の彼女の身体はそれだけでも反応するよう仕上げられているというのに、
■伊都波 凛霞 >
───、いつもと、違う夢
過去の体験でない…文字通りの悪夢だった
「や、ぁ…ッ──」
助けようとして、助けられなくて
彼らは死んでしまった、そんな子供達
懺悔と、後悔と、悲哀と──
あらゆるものが混じり合った感情の坩堝
なのに、自身の身体はまるで悦を得た雌のように歓喜に震え、嬌声をあげる──
ありえないコトが、当たり前のように
そんな、都合の良い空間の中では、完全に無力だった
■霜降寺 響元 > 彼らは雌としての凜霞を求め、人形は元になった子どもらを糧に母として女を求める。
犯すだけしか脳のない呪いが彼女と、他のモノを取り込んで力を増した。
そして更に深い場所に連れて来られてしまったためにいつもより悪夢の力は強まりなにが起きても不思議ではない。
乳を吸う子どもの手がイヤらしく動き、小さな手に余る形の良い乳房を揉み吸い付く。
まるで男たちのように凜霞の秘裂に肉杭を差し込み腰をふり始めた少年は彼女に憎しみの目を向けている。
その事は知っていないはずなのに、まるで自分たちが死んだ理由が彼女にあるのを知っているかのように、腰を振るい恨みを突き立てる。
いつもの快楽を教えこむのとは違う。
違うが、快楽を与えながら彼女へ向けられる視線は男たちの下世話なモノではなく、彼女への恨みだった。
■伊都波 凛霞 >
「──………」
見ないで、そんな目で
そう叫びたかった
だけど、彼らが死んだ原因の一端は…自分だろう
ビルを封鎖すれば、彼らの帰る場所はなくなってしまうことも、わかっていた
だから急いで探さなきゃと思って、サイコメトリーで見た少年少女達の特徴をなるべく細かく報告に挙げた…
結果は、笑えてしまうような悲劇
「ごめ、っなさ……許、て──」
押し込まれるような肉体的快楽に喘ぎ、恨みの視線に晒されるまま、許しを請う
──此処にあるのは、誰よりも気丈な精神を持つ少女・凛霞ではなく、
肉欲に沈められ、脆く堕ちるよう設定された、夢の中の住人なのだ
■霜降寺 響元 > 彼らの恨みの原因は彼女では無かったはずだが、彼女との親和性があるために恨みを向けられる。
少年の一人が彼女の口の中へと肉棒を咥え込ませる。
本来は排泄のための後ろの穴すらもこの夢の中ではすっかり開発された性器の一部として使われ挿入され犯される。
どの子供も子供らしからぬ恨みが籠もった瞳で、彼女を追い詰めるために快楽という堕落を与えて貶めようとする。
凜霞がどれだけ謝ろうと、彼らの行為に許すという事柄はなく、本質は元の呪いなのだから。
■伊都波 凛霞 >
「ぅ、ン───」
乱暴に、口の中へと性器を捩じ込まれ、まるで性処理用の道具のように扱われた
本当なら、誰にも触れさせたくないような場所にまで、それは及んで、汚して、穢されて
抵抗をしようにも、これは夢
ただ見ているだけしかできない夢だ
許しを請う言葉を吐くことも許されず、口内を満たされる
饐えた匂いに噎せ、吐き零しそうになっても、すぐに他のもので口を塞がれた──
彼らが決して許すことはなく、終わることもなく
ただただ、肉を打つ音と、少女の淫らな嬌声だけが、空間の中に響いて…
■霜降寺 響元 > 夢の中では、悪夢の中で彼女が出来るのはただじっと受け止めるだけ。
何人もの子どもたちが彼女を汚し尽くそうと輪姦して行く。
ただ、彼女に抱き着く子どもだけが変わらずに甘えるように乳を吸っていた。
夢の中では時間も定かではない。
これまで事はほんの数分かも知れないし、数時間にまで及んでいたかも知れない。
しばらくして違和感に彼女も気付くだろうか。
抱き着いていた子どもがいなくなっている事に。
気付くと、お腹の中に違和感を覚えるかもしれない。
陵辱されている最中、さほど時間も経っていないようにも思えるのに、少しだけ、
――、お腹が膨らんで来ている事に。
■伊都波 凛霞 >
「………ぁ、ぅ…───……」
どれくらい時が経ったのか
ぼんやりとした表情で、憔悴しきった様子の少女は自分の身体の異変に、ようやく気付く
あちこちが気怠く、抵抗もできず
けれど視線の先、未だ自分を睨めつけながら犯している子供の下……
「………え…?」
すぐには、理解が及ばなかった
けれど確かに感じる圧迫感は、夢の中だというのに妙に現実的で…状況を悟らせる
■霜降寺 響元 > それはあり得なかったはずの出来事で、夢の中ではあり得る話。
これまでそうならなかったのは呪いの理解が及ばないモノだったから。
ソレを知ってしまった呪いは、夢の中で彼女の中に潜もうとした。
子どもの身体を利用して。
犯している子供たちの数が時間と共に減っていく。
その度に少しずつ年月を重ねたように凜霞のお腹は膨らみ、拒否しようのない『妊娠』という事実を突き付けてくる。
■伊都波 凛霞 >
「な…ぇ、あ……な、なん…で……」
それは困惑というよりも、焦りというよりも…
純然たる、『未知への恐怖』
体験したこと、記憶や真相意識を荒唐無稽に紡ぐものが夢である
まったく知らないことを、夢に見ることなんてありえない
ましてや、こんなリアルな──
「ぅぐ…───」
鋭い痛みに、顔を顰める
「ぁ…あ、あ……」
信じられないものを見るな、恐怖に彩られた表情
そんな顔から、血の気が引いていく
何を体験させられようとしているのか──理解を拒むように
■霜降寺 響元 > 女性が腹を膨らませるということは。
孕んでしまうということは…、
つまり、膨らんでいくばかりが終わりではない。
中のナニかが成長していくのがわかる。
たまにお腹を蹴るのを感じられる。
子宮の中で誰かと繋がっている感触すら、夢の中だからこそわかってしまう。
理解を拒むことを許さないと、事実と感覚を突きつけられていく。
彼女を犯している子どもがまた減り、最後に目の前で少年がドロリと黒い泥へと変わり凜霞へと覆い被されると、彼女の中に消え拒否性のないほどに腹は膨らみ、鈍痛が始まる。
それは、腹からナニかが産まれてくるという合図。
■伊都波 凛霞 >
「う、あぐ…ッ!?」
言い様のない…堪えられようのない、痛み
苦悶の声を漏らし、その全身にはじっとりと嫌な汗が滲む
時間もわからなくなるほどの凌辱の果て
少女の前後不覚に近くなっていた精神を揺り戻したのは、感じたことのない痛みだろう
下胎を内側から圧され、
軋むほどに骨盤を拡げられる感覚
「あ゛ッ、うあ…っ…!! あ────」
一人となった少女が、苦しげに呻き声を上げる
身体が引き裂かれるような強烈な圧力の前に、その声を我慢することもできなかった
■霜降寺 響元 > 夢の中では気絶は出来ない。痛みで死ぬこともない。
その痛みを再現しているのはなんであるかはわからないが寄りホンモノに近いだろう。
そして感触も、普通ならば痛みでわかるはずなど無いのだが、ナニかが降りてきているのがわかる。
藻掻き、ズルズルと降りてくるナニか。
しばらくの痛みを与えながら秘部から顔を出したナニかが産まれ落ちるのすら意識に擦り込まれるだろう。
――オギャアッ、オギャアッ、――
赤子の声が聞こえる。
産まれたばかり赤ん坊の手が倒れている凜霞の下腹部に伸びてきた。
その手は指も半端に長かったり短かったりと不揃いでとても歪なのがわかる。
その手を視点に身体の上に這い上がってこようとしている。
本能的に見てはいけない代物なのがわかるだろう。
覗かせ顔は凡そ赤ん坊のものではない、歪みきっており、目や鼻のパーツがズレており忌避させる容姿をしている。
だというのに、それに見入ってしまうと彼女はソレに一瞬でも母性を抱かされる事になるだろう。
■伊都波 凛霞 >
激痛につぐ、激痛
少女は意識を何度も手放しそうになり、出産を終える
ボロボロの身体から産まれた、歪なそれは、母体へと這い上がってゆく
あろうことか少女の表情は、そんな赤子に対して、口元を笑みに歪めて───
「………」
それを、凛霞は見下ろしていた
まるで部屋の上に大型のカメラでもついているかのように、映像として
「(これが、呪い…今なら、術者と繋がってる……)」
吐き気を伴うほどの嫌悪感
あれを、自分を注視してはいけない
これは夢、とても悪い夢だ
──直前に明晰夢について調べておいたのが功と言えた
「見てるんだろうなぁ……趣味、悪いですよ」
ぼそ、と胸元のネックレスに向けて言葉を零す
赤子を抱きかける、夢の中の自分を一瞥すると、
凛霞はその場から踵を返し、陽炎のような揺らめきを見せ、歩き去った
■霜降寺 響元 > 夢での凜霞は赤子に取り込まれ抱きしめていた。
赤子があやされている。
普通の我が子のように、凡そヒトには掛け離れた歪な子をあやしている。
その子は赤子のように泣き、笑いながら不揃いな瞳でジッと、
――そこから立ち去っていく別の凜霞を恨めしそうに見ていた。