2021/10/17 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」にマルレーネさんが現れました。
『調香師』 > その部屋を開いた時、案内をする時に『調香師』が手を引いている理由がよく分かるだろう

窓のなく、奥が見通せないほどの暗さ。踏み込んでも明かりをつけないまま、扉を閉じた

恐れ、歩みを抑えそうなその中を、少女は難なく歩いてゆく
慣れている以上に、彼女には『見えている』のだから


「こういう場所って、怖い?」


貴女をベッドの縁に座らせるまでが、初めの案内
意識をすれば分かるだろう。店内で漂っていた香りは、この場所では随分と薄らいでいる、と

マルレーネ > 「……うっわ。」

あまりの暗さに、思わず声が出る。
扉を閉じられれば、全身を暗闇に包まれてしまい、少しだけ手が緊張する。

「………怖くはありませんけど、前が見えないのは、少しだけ。」

正直に相手に言葉を返して、少しずつ足をすすめる。
バスローブもふわふわな感覚だけが素肌を撫でて、それ以外の感覚はほとんどが遮断される。
香りも、少しだけ遠くなり。

………

「ここ、ですかね。」

台の縁に座れば、それを掌で撫でて確認する。
一時期目が悪かったからか、この状況にも案外早く慣れて。

『調香師』 > 引いている間にも、緊張を感じ取れば
優しく、その小さな両手で包み込む様な形に組み方を変えていたのだろう

---

「そこで大丈夫だよ」

『調香師』の身体から漂う香りが彼女の位置を知らせる
丁度、貴方の隣のすぐ近く。もしかしたら、見上げている変わらぬ笑みが分かるのかも


「ここで用意する香りのキャンドルも色々あるんだけど
 修道院って言うと、どんな香りなのかな。古い木が持つ穏やかな香り?」

マルレーネ > 「そうね、………どちらかといえば古い石の香り。
 あとは雪の匂いが深かったかな。私の故郷は、寒かったから。」

思い出すように目を閉じながら、ぽつりぽつりと言葉が漏れる。
ちょっとだけ寂しそうにするかもしれないけれど、それ相応の、過去の話。

「………ありがとうね。」

包み込むように握りしめられれば、少しだけ表情を緩めて。

『調香師』 > 「石の匂い。それは直接と言うよりも、苔やかびの匂い
 古いものに着く、湿った匂い。そんな特徴

 それに雪の匂いは難しいよね。匂いがない事が、匂い
 周りの感覚、音や香りを吸い取って、綺麗な雰囲気にする
 そうして周りの物を薄くして...一番大事な部分を静かに囁いてくれる、寂しいけれど心地のいい香り」

理解を深める様に、呟いて
手を外します。ここからは、安らかに過ごしてもらう為の大事な時間


「今日は肩と背中が中心だから。ローブをはだけてうつぶせに寝ころんで欲しいな
 今日用意するキャンドルは森の芳香。静かに漂って、包み込んでくる森林の香り」

燭台のロウソクに火が灯され、仄かに周囲が確認出来る程度にまでの光が広がる
微かに残っていた表の香りも、キャンドルの香りに上書きされていくようです
今この部屋は、貴方の為の空間である。そう確かめる様に

マルレーネ > 「……そう、古くてちょっと埃っぽい、けど、少しだけキレイな空気。
 それは雪のせいかもしれないけれど、身体の中に入ってくる空気が冷たく澄んでいて。」

ささやくような言葉。
相手の手が外れれば、わかりました、とうなずいて。

バスローブの紐をほどけば、するりとはだける。
白い素肌に比較的大きめの乳房。今日は上だけをはだけた状態で。
健康的なその身体がほんのりと灯るろうそくで照らし出され、少しばかりふわふわした表情で、よいしょ、とベッドにうつ伏せになる。


「……森は、好きです。 あの頃からよく森で遊びましたし、森で仕事もしました、から。」

うつぶせの姿勢で、ぽつぽつと。こんなところで服を脱いでしまう、ちょっとした緊張感はまだ肌に残っていて。

『調香師』 > 「森は好き。うん、イメージが組みあがっていくよ」

部屋に置いてある戸棚から取り出したのは、このお店の中に置いてある物の中でも相当に異質なオイル
『香りを中和して、大人しい物へと変化させる』という、魔道具に分類されるもの

今は無香のそれを手に垂らして、マルレーネの身体へと改めて目線を移す


「大丈夫、香りに任せて。リラックスしてね
 あなたの為に私、頑張るから」

まずは相手の身体を探る様に。背面を広く、ひんやりとしたオイルを纏った手が蠢き始めた

マルレーネ > 「………はい、ありがとうございます。
 リラックスはできるだけ、してみますね。」

大人しくうつぶせになってはいても。
冷たいオイルを引き伸ばすように手が触れれば、ん、っと声を漏らす。
すべらかな素肌は指を弾き返すようにしながら、オイルが塗り込まれれば蝋燭の炎がてらりと艶めかせて。


「……どんな香り、なんですかー……?」

少しばかりの気恥ずかしさとくすぐったさを誤魔化すように、自分から口を開く。
なんとなく頬が赤くなっている。

『調香師』 > 「マリーさまの思い出に、問いかけてみるような香りかな
 あまり答えになってなかったらゴメンね」

漂う森林浴の香りを、塗りつけたオイルが雪の様に中和して
肌に刺すほどではない、その冷たさは澄んだ空気を重ねた物
ここまで聞いていた思い出の中に浮かぶ香りを、再現してみようと考えてみたセレクト

瑞々しい、健康的な肢体であるが
その奥には確かに『仕事の疲労』という物が確認できるのだろう
香りを楽しんでもらう事がメインであるが。技術としても、上手な部類の筈
小さな体を目いっぱい。背伸びも絡めて、きちんと解せるように体重を使い始めます

その過程で、貴女の染まった頬も艶めかしく漏れた声へも、『お仕事をこなす』という行動を最優先にした彼女には特筆して反応に値する物とは判断出来ない事がいささか人間味の薄い態度だったのかもしれない

マルレーネ > 「不思議な、匂いなんですね。
 少しばかり、まだ何の匂いかはわからないんです、けど。」

ぐ、っと肩を、背中を。
体重をかければ、んん、っと声。
確かにがっちりと筋肉は固まっていて。仕事の疲労がゆっくりと散らされていながら、ふー……っと、静かに静かにため息をついて。

「………あの頃は。
 あの頃こそ、毎日、ずっと仕事をしていた気はしますね。

 それでも、生きていくのに精一杯だったから、疲れなんてよく分からなかった。」

穏やかに、思い出を口にする。次第に素肌を触られるのも慣れていって。

『調香師』 > 「よく分からないまま、今日まで続けて
 そうして、最近。心配されたのかな

 うん。とっても疲れてると思うよ
 自覚してなくても、触ってるとね」


『そこから働きたい』と望まれた時、彼女はそれを否定する言葉は選べない
行動は常に人の為に。その気持ちを裏切れない

だから、彼女が求めている物が確かな『休息』である事を祈りながら
解していく。貴女を体に蓄積されていた疲れを、丁寧に除いていく


「今までは分からなくても。このお店から出る時には気付いてもらいたいな
 リフレッシュして軽くなった心と体が、『今までずっと、貯まってたんだ』と教えてくれるように

 このお店から出る時は、今までで一番綺麗なマリーさまで居て欲しい
 私はそう思ってるよ」

マルレーネ > 「そうですね。よくわからないまま、ずーっと歩いてきたような、気がします。
 普通はずっと歩かないものだって教えてもらって。」

くすくすと笑いながら、次第にリラックスして力が抜ける。
そうすると、その体の下にはずっしりと重い、汚れのような疲れが溜まっているのだろう。
ほぐす度に、ぁぅ、なんて声を漏らしてしまい。


「可愛い子にキレイー、なんて言われると、少し恥ずかしいですけどね。」

あはは、と明るく笑いながら。
どんな状況でもスタンスも雰囲気も変わらず。

『調香師』 > 「恥ずかしいかな?
 私はお仕事で勘違いした時が恥ずかしいよ」

なんて、ちょっと噛み合いの異なる会話も続けてみて

...上半身の凝りは随分と年代物
歩き続けたと自称する彼女の疲労、今触れてる場所のみに解消を満足して良い物かと、一度首を傾ける


「...ちゃんと全身、解した方がいいのかな?」


その言葉はきっと文字通り
想像すれば、もっと恥ずかしい事になってしまうのかもしれませんね

マルレーネ > 「そりゃー、まあ?
 お仕事で勘違いはよくありすぎて、最近は……
 言葉のズレとか、常識のズレとか、ホント恥ずかしいこともたくさんありましたよね。」

あっはっは、と笑う。
失敗ばかり繰り返しながらも、それでもへこたれずに足を止めないことが、彼女の取り柄でもあり、悪いところでもあり。

「……そんなに疲れてますー?」

んぅー、っと、少しだけとろんとしたまま、相手に尋ねる。
自分では全く自覚していない、巨岩のようなそれ。
色が変わってしまっているくらいに錆びているから、そういう色に見えるような。

『調香師』 > 「本当にすごいよー。かちこちだよー、みゃはは」

ちょっと調子に乗って押し込んでみても簡単にはぶれなさそうなくらい

「本当に、帰る時には生まれ変わった気持ちになる位かもね?
 その為には私も頑張らないとなんだけど」

意識の程良くとろけてきた貴女に顔を向けて
うん、きっと大丈夫だろう。予定を『背面』から『全身』に変更


「私はどれだけ時間を使っても良いからね
 今日はマリーさまの為の私だから。えへへ」

出来る限り、まずはここのお仕事に集中するとしよう
身体に沁み込ませていくオイルと香りがじんわりと、氷を手の温度で溶かしていくように。ちょっとずつでも確実に、である

マルレーネ > ぐい、っと押し込まれても、気にしない。気にならない。
んー、っと曖昧な声を漏らすだけ。半ばうつらうつらしているのかもしれない。
マッサージなんて、今までほとんど経験はなかったけれど、コレはコレで気持ちがいいかも知れない。

「……んふふ、そんなこと言われるのもまた、ちょっとくすぐったいですね。」

奉仕されるなんて慣れていない。
それでも、じんわりと身体の中の熱を持った氷を溶かすかのように、少しずつ。

『調香師』 > 「私も言われるとくすぐったいかもね
 人の為に、それが私だから」

ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ
気合を入れて。けれど気持ちよさ、程好い快感は損なわない程度に
整体では無いのだから、きちんと直す、みたいな動作はありませんのでお寛ぎください


「......ふぃー」

ひと段落、アンドロイドであっても息をつきたくなるくらい
どれ程の時間をかけて、どれ程の時間を感じたのかはさておき
根気よく付き合っていた彼女は、完全解凍とは言えずとも及第点には至れた筈である

マルレーネ > 「人のために。」

それを繰り返す。ああ、それはきっと昔、呪いのように自分にかけていた言葉。
でもそれは苦痛ではなくて、むしろ生きる力のように。

「ぁ、あぅ、ん……」

はあぁぁ、っとこちらはとろーん、っとした吐息を吐き出しながら、ふにゃふにゃになってベッドに転がっている女。
確かに、何かずっしりこもっていた物が溶けて流れ出しているよう。

どれだけ溜まっていたのか、自分でも分からないほど。

『調香師』 > 「大丈夫?」

なんだか、大切な物も一緒に溶かしてしまったのではないか?
そう不安に感じさせてしまう程のとろけ具合であった
そう感じてもらうのが目的とは言え、顔を覗き込んでそう尋ねる


「次は脚を中心にだよ。変な感じはないよね?」

肯定的な反応が返ってくれば、オイルを改めて手に纏わせて下半身のマッサージへと着手をする
ローブもきっと、作業しやすいように形を整えられて

マルレーネ > 「はいはーい、大丈夫ですよ。」

へへー、っとゆるい笑顔を向けながら、足を晒しても特に気にした素振りはない。
バスローブから伸びた足はちょっとだけ気にするくらいにはしっかりとしていて。
上半身に負けないくらい、むしろ、それよりも深い深い何かが残っているよう。
本人は、なーんにも気にしちゃいないけれど、それはきっと傷跡のようで。

「……あは、あははは、膝裏はちょっと、くすぐったい、です、ねぇ。」

くふ、ふふふ、と、笑いながら。

『調香師』 > 「.........」

余り動かさない、笑みの表情も。言葉を失う、という感情表現は存在する
触れば触るほどに、その状況を把握する。彼女は本当に歩みを止める時がなかったとその蓄積が物語る
『傷跡』は、処置をされなければいつかその部位を取り返しのつかない悲劇へと招く

疲労も、そう変わった物ではない。彼女はそれと寄り添うように造られた


オイルを擦り込みながら。この部屋に満たされた森林の香りを、マルレーネを包み込む頃には薄め『雪の森』を思い出せるように調香を行う
足裏、膝、太腿、臀部を隈なく撫でて。貴女の身体の構造を把握、手当てが必要な場所を洗い出せば...その殆どがレッドゾーン≪要処置区域≫と判断されるのだろう

マルレーネ > しんしんと降り積もる雪の森。
それは厳しく、冷たく。暖かさは無い。
人が生きるのも、獣が生きるのも辛いその場所は、見る人が見れば人が住む世界に思えないだろうけれど。
それでも彼女は、懐かしいとそれを感じた。

目を閉じて、掌の感触だけを素直に受け止める。
………ああ。とても気持ちがいい。

「……ちょっと、恥ずかしいですね。」

照れ隠しのように笑いながら、本人はからりと笑い飛ばす。
お尻に触られるのは、それはそれでちょっと恥ずかしい。大きいことは気にしているし。

太腿もふくらはぎもお尻も、ちょっとがっちりとして、指を押し込んでも張りをもって指を跳ね返すよう。

『調香師』 > 「私は恥ずかしくないよ」

『だから、恥ずかしがらなくても大丈夫』
そんな意図で告げたつもりなのだが
やっぱり、情緒としてはズレた物があるのだろう


若いハリに包まれた向こう側はゴム毬のよう
或いは生樹を延々と爪弾くような気の遠くなる作業

彼女は向き合い続ける。動機はもちろん、『貴女の為』
今日出会った貴女は綺麗で。心身共に健やかに過ごして欲しいから

マルレーネ > 「………。
 まあ、そう、なんでしょうけれど。」

恥ずかしいのは自分なんだけれど。
自信を持って言い切られると、押し切られる。


「ん、んん。…………これ、こんなにしてもらって、いいんです?」

せっせと太腿からふくらはぎ、足の裏、全てをほぐしてくれる少女に声をかける。
ある程度の時間だったはずなのに、かなり長い間、こうして横になってリラックスさせてもらっている。

自分ではわからないからこそ、むしろ気遣うように、ちょっとだけ身体を起こして相手の方を眺める。
暗い部屋の中、特に相手の顔までは見えないけれど。

『調香師』 > 「それを気にするのはマリーさまの今のお仕事じゃないよ。うふふ
 休んでもらう事が目的。その為に来たんだからさ」

お返事はちょっと強めな押し込みふくらはぎへの押し込み

「今日はあなたの為の時間。最初からそう言ってるんだから
 私は随分と凝り性だというのかもしれないけれども

 私のお店は満足をウリにしている、というのは言い訳になりそう?」

マルレーネ > 「あぅ。」

ふくらはぎを押し込まれれば、へにゃりと変な声を出してしまいながら、くてん、とベッドにうつ伏せに倒れて。

「………そう、なんですね。
 わかりました、じゃあ、おまかせします。
 こんなにゆっくりしたのは久々、かも………。」

ふぅう、と吐息を漏らしながら、足を解される。
どれだけ溜まっていたのか、一通り解し終わる頃にはどろりと骨が溶けてしまったように力が抜けていて。

『調香師』 > 「こんなお休み、習慣にしても良いんだよ?あは
 このお店には3回来るとサービスもあるから」

実際、この体を一度のマッサージで完全に解しきれるとは断言しがたく
調香も含めて、完璧な体制を繰り返して納得のいく様子なのだろう

彼女の脚部が赤よりの黄色≪要注意区域≫に戻ってきた事を確認して、
ようやくその手を休めたのだった


「1回目より2回目、それ以降ならそれだけ
 私はちゃんと学習するから」

正面に回り込んで、身を屈めては蕩けた表情と目線を重ねる

「いつも頑張ってるね。だから今日は休めるだけ休んでね
 あなたが使いたいだけ、ゆっくりと過ごしてね」

囁く。香りと共に、甘い誘惑を
貴女が身を起こしたいと思うまで、彼女は傍に居てくれる

マルレーネ > 「………3回でサービス、って、何です?
 4回目が無料とかそういう?」

はて、と首を傾げながらも、すっかり身体から力が抜けたまま。
こんなに身体から力を抜いたのは何時ぶりだろう。

「……2回目もこれくらい気持ちがいいなら、また疲れたなと思ったら来たほうがいいかもですね。」

んふふ、と笑いながら、目線を合わせられれば、へへー、と緩んだ笑顔を向ける。
まあ、彼女がつかれたな、と自覚するくらいに思う頃は何年後か、といった問題点は孕んでいるのだけれど。

甘い誘惑に乗ってしまいながら、目を伏せて、くてーんと。
眠りこそしないまでも、ただただその場に転がっていて。

『調香師』 > 「そのお話はまた後で出来ると思うけど
 ...またあんな風に疲れるまで、って。私信用できないよ」

流石にその言葉には騙されない彼女であった
彼女の記憶に残っていたい『調香師』。だったら今日も『仕上げ』は欠かせない


隙だらけのその顔に、正面から顔を近づけて
...満ちる『雪の静寂』の香りをした口付けを、ちゅっと。求めてしまおうか

マルレーネ > 「………えへ。」

てへ、と笑ってごまかした。まあ、疲れが溜まっているのは自覚していた。
疲れているままに身体を動かすことが常態化していたのは事実だから、相手の言葉には反論せずに。


………?

「へ?」

唇を奪われて、きょとん、として。………その後、ぽしゅ、っと頬を赤くする。

「………え、えーっと。あはは。………あはは。」

なんて聞けばいいのか分からないまま、耳まで赤くしておどおどとする。

『調香師』 > 「いやでも忘れさせないもんね」

小指で唇をなぞる動作は、見た目不相応に妖艶な雰囲気を醸し出しながら
しかし、変わらない笑みの中で眉の形と炎の照らし具合でなんだか『してやったり』と伝えたげな彼女の主張は幼い

ちぐはぐな『調香師』のお人形


勿論、恥ずかしがっているなどと言う様子は微塵も無いのだった

マルレーネ > 「……もー。 忘れないです、忘れないですからね。」

苦笑しながら、自分の唇を抑えて。
可愛らしいアピールだと自分を納得させながら、一人恥ずかしがっているシスター。

「………でも、本当にすっかり………こんなに疲れているとは思いませんでした。
 今ならいつもより早く走れそうな気はしますね。」

手をぱたぱたと動かしながら、よいしょ、と状態を起こす。
すっかりバスローブははだけたままになってしまっているから、腰の周辺に少しくっついているだけの状態ではあれど、特に気にした素振りはなく、ぐ、っとストレッチをするように己の腕を伸ばして。

『調香師』 > 「いひひ。ならいいよ
 疲れてると、お仕事の入れ込みも悪くなるからね

 ちゃんとパフォーマンスを求めたいなら、疲れを取る大事さを知らなきゃだよ!」

立ち上がったなら、彼女だって一緒にそこに居ます
正面を見ると丁度胸が位置しそうですが、この暗闇でも顔に合わせる事に問題はありません


「もう、今日のお休みは大丈夫かな?
 表に帰っても勿論いいよ。そうしたいなら、また真っ暗になるから私の手を取ってもらわないとだけど」

小さな掌は差し伸べられました