2021/12/20 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」に乱桜 ありすさんが現れました。
■『調香師』 > 手を引いてのロッカールーム。それは廊下の途中の部屋
ひとりとひとつは繋がったまま、この部屋までやってきた
今の所、少女に目立つ誤作動もなく。それはお互いに意識が出来ていたからだろう
彼女がただ壊される道具なのではなく、抵抗しうる存在であったという事か
様々なサイズのバスローブが備え付けられた部屋で、彼女は手を離す
「丁度いいサイズに着替えてね。私は香りを流さないと」
表情は硬く、それでも首を傾げて親しみやすくは見せようとの振る舞い
そのまま傍目も気にせず衣装を脱いでは横にまとめ、また別の扉の向こう側へと
時間も経たずに聞こえてくる音は、隔てた先がシャワールームだと容易く推測させることだろう
■乱桜 ありす > 異能を制御するために集中を強く。
手を繋いだまま廊下を歩き、引かれるままに案内されたロッカールームにて。
現状、手を引いてくれている彼女は大丈夫そう。
気を抜かないように気を付けておこう。
数度、見まわしてバスローブのデザインを見回した後
「わかりましたー!…いってらっしゃいませ。」
はーい、と手を振って笑って見せて。
わお、と諸々気にせず衣装を脱いだ様子に、彼女が機械の人だと認識していても驚きが、目と口に出てしまっていたのを取り繕う意味も少しはありました。
さて、ローブに着替えよう。
まずはパーカーとジーパンから。
ゆっくりと、衣装を脱ぎ始めて…素肌に近づくにつれて自分の身体の特殊性を再認識するように見下ろし。
首を振って…今大丈夫だろうかと下着になったところで声をかける。
「あ。下着、つけたままですか?はずしますかー?」
■『調香師』 > 「脱いでもらってるんだよー」
シャワーの音の中、反響する声
軽く流す程度に済ませて、扉の隙間からタオルに伸ばされる腕
待たせないように、程々の時間で香を含んだ湯気を漂わせる彼女は現れた
今日の施術衣装はお客様と同じバスローブ。タオルを回収籠に放り込んだ彼女は手探り
「ぴったりサイズ、ありそう?」
丁度同じくらいの背丈の少女は体を向けて尋ねてくる
無防備すぎる位の着替え風景であるが、普段からそういう物なのか今がちょっとおかしいだけなのか
■乱桜 ありす > 「わ、わっかりましたー!」
はぁい、といそいそと脱ぎ始めて、男女両方である証拠のある体をさっと下着脱いだら隠そうとバスローブに手を伸ばし。
あれ?と足音聞いて思わず顔を向け。
大丈夫、これは施術前の着替え、と落ち着こうとしつつ。
「あ、ぴったりサイズはありそうです。…一部分以外は。」
スタイルは悪くはない、と自認している。良すぎもしないから多分あるだろうと同じサイズかどうかを確認しているものの。
どうせわかる事なので、顔を少し赤く――せざるを得ない状況ではあるものの、集中を乱す方が余計危ないので、今は無防備な姿は隠さずサイズを合わせる事に。
大丈夫、興奮はしてないはず。
■『調香師』 > 彼女の目線は、接触の予約でしかない観測の色
大して貴女は正しく人間らしく、状況に振り回され一挙一動決まりのつかない落ち着きのなさ
人間と違う、そして道具でもない。ちぐはぐな調香師
貴女の認識である「機械の人」という物は、本質に近いのかもしれません
「一部以外。うーん、これからもお店に来てくれるのなら、ちゃんとサイズも合わせた方が良いのかな」
その『一部』がそもそも女性として整合する物ではないと、想定していないが故に目線も素通し
彼女は準備が出来るのを待っている。甘い香りは仄かに残したまま、貴女に向かってまたも恐れず手を伸ばして
■乱桜 ありす > 見られてるけど、通常で考えられるような意図ではないはず、とわかっていても、もろもろ落ち着きにくい。
…聞かれないだろうかと少し身構えていたけれど。
これからもと言う言葉を聞いて目をぱちくり。
「……合わせるの、既製品だと難しいと思いますよ。」
この身体ですから、と張っていた入りすぎていた気が抜けて、程よい感じに。
そのままバスローブをつけて手を取りに向かいました。
「あ、その前に一度深呼吸して集中入れなおしますね。」
すぅ、はぁ、と。一度その通りに入れなおすも、別の意味での意識の転換の意味もありました
■『調香師』 > 「それでも用意するよ、お客様の為人の為だもん」
貴女が意識して気を保つ限り、彼女の身は守られる
それでもその深呼吸が彼女にとっては少し、心苦しい物がある
貴女だって、安らぎを求めて来た事を知っているのだから
『出来る事』と『出来ない事』の狭間。少しでも沢山引き寄せたいな
少女たちは部屋を出て、廊下の奥の部屋に踏み入れる事だろう
そこは暗闇。店頭の香りも届かない場所
だからだろうか。調香師から漂っていた香りも強調されてしまうような
「怖くない?」
廊下の扉を閉ざせば、光が入る隙間もなく
調香師が貴女の方を窺った事も、気付けたのだろうか
■乱桜 ありす > ほわ、と口を小さく開けて驚きを示す。
「す、…すごい、じゃないですね。努力、と心がけ、信念?みたいに感じました。」
自分自身を故障させる異能が判明した時に、やんわり退店を促される程度はあるだろうし、それでもお客様の為と言ってマッサージを準備する時点で十分すぎるほどなのに。
これからの、とか。既製品でなく合うのを用意する、とか。
商売ではなくて、信念レベルの事を感じました。
制御をきらないまま。ともに部屋を出て廊下の奥。
真っ暗であったとしても、その信念を感じている限り
「全然、あ。でも足元に段差とかがあったら教えてください。」
怖くはない。
暗い所でも、それなりに慣れて歩いているのは家にいても照明が壊れるからと言う事もあるけれど。
香りを強く感じるからか、すぅ、と少し思考がすっきりするような、それでいて…なんだか、誘なわれているような。
伺う様子に気づいて、香りに誘われるように親指と人差し指で丸を作って見せました。
■『調香師』 > 「そんな大げさな事じゃ、ない気がするけどね?あなたにも協力してもらってるんだ
このお店に来た時点で、あなたは私に『わるい事』はしないから
うん。やっぱり、来て欲しいな。そんなサービスもここにはあるから」
その説明はまた後で、と。ジェスチャーに頷いて
ぺたぺたと、2人分の足音は進む。勿論、極端に広い部屋ではないけれども
辿り着いたベッドに、貴女を座らせるように手を動かす
1人分のへこみが出来れば隣にもう1人分のへこみ。見えなくてもそこに居る
「マッサージの確認をするね
今回は脚を中心に全身。香りは集中力が途切れないようにミントが良い
ほかに何か、希望はあるのかな?」
■乱桜 ありす > 「協力、ですか?
態々お店に来て悪いことをする人ってほとんどいないと思いますけれど……。
……ん、あれ?そんな?」
どの事だろう。
何かしらの暗喩に噛み合っちゃったのかもしれないし、そうじゃないかもしれないけれど。
自覚のあまりないまま進んでいく。
たどり着いたところで座るように促されれば、ゆっくりと落ち着いてベッドへ腰を下ろした。
足を軽く浮かせて。少しぶらつかせて。
「最初の二つはそれがいいで
他の希望…………マッサージにも種類がある、とは知ってはいるんですけれど、集中持続させ続けることが多くて。
頭部のマッサージ…を集中したままででき、たりします?」
これについてはお伺い、多分とっても難しいマッサージだと思う。集中しながら、頭部のコリをほぐす。想像するだけでどうやるのかわからない。
■『調香師』 > 「それは.........ん」
『頑張って』、そういう目線が暗に示された
集中の手助けは出来たとしても、集中するのは貴女
何より彼女自身は、『緊張しないように』と心がける方が望みではある
私に出来る事があるとすれば、『集中が途切れていても壊れないようにする』という事くらい?
さて。注文を聞いてはベッドから降りよう、本題に移るとしよう
マッサージに使うオイルは暗闇の中の棚にある。キャンドルもそこに
ごそごそと暫く、布擦れの音と共に行っては帰る
灯されたキャンドルはほんのりと蝋の香りを漂わせ、
その光量こそが2人を、秘密を抱く間柄の様に怪しく照らす
「それじゃ、はじめよっか。好きな様に寝転んでね?」
■乱桜 ありす > 「……はい。」
頑張ります、と頷いた。
流石に、そこはある程度自分自助努力でなんとかするしかないのでしょう。
なら途切れさせないようにする位しかないわけで。
よし、頑張ろう、と言う意気込みはより籠りました。力を籠りすぎないように程よくできるかはさっぱり。
隣にあった重みが下りる感覚がベッド越しにして。
視線を向ければ、しばらく探すような物音。蝋の灯りは少し懐かしいような感覚がする、この島に来る前に時たま使っていたし、香りも、嗅ぎなれていて。
望まれていた緊張しないように、と言う彼女の願いは、蝋の香りによってもたらされて。
怪しく照らしながらも、表情はとても穏やかに。
「よろしくお願いしまーす…」
するっと片手を上げて、貴女とキャンドルを見つめるように体を向けて寝転がりました。
■『調香師』 > 貴女の身体に、ひんやりと。冷たいオイルが垂らされる
ジェルの様に体の熱を和らげ、少女の柔らかな手の感触がそれを広げていく
まずは薄く広く、オイルを広げていくように全身をなぞる
今回の患部は脚という事だが、今までの運動が蓄積した体も決して全十な調子ではないだろう
全身を知り、形を知り、最適を知っていた過程。彼女の滑らかに進む筈の指先は貴女の『男』に届く
「これは」
照合の為の間。視認していた筈の男性器、認識する為に生じた時間
傍から見れば不調にも思えたのだろうか
■乱桜 ありす > 冷たい感覚に、反射的に僅かに震える。
やわらかな感触が続くおかげで大きく震えてしまったりはせずに、少しずつ広げられてなぞられ、ほぐされる前段階、入れていないと思っていた体の力がゆっくり解けていく最中。
足や腰、肩の奥や関節の若干使い過ぎ気味の身体、を触れられるたびに知られていっていたけれど。
一瞬、固まった。
「…え、ぅ…わたし、りょ、りょうほ…あ!」
思わずその場所に触れられた時に、反射的に戸惑いおろつきながらも返しかけて、さっき見られたはずと思い出し。
貴女が大丈夫か視線を集中させて。
遅れてもしもの時の為に片手を差し出し伸ばして異能の制御へと集中する、若干の焦りに近い動き。
■『調香師』 > 「りょう、ほう」
言葉を反芻する。ぎこちない様子だが、それは彼女の元々の思考速度
『予想外を飲み込む必要がある時』、自分の何かを変える時間
それ故、貴女の焦りは隙を晒す彼女の衣装を乱す
ローブを緩く結ぶ紐が解け、少女の未成熟な形をした
ただの『女の子』の体躯を貴女の前にもう一度晒してしまった時に
「...見せちゃダメ?見たくない?」
のんびりと、しかし明らかに『隠す意図』を持って、ローブの前を閉ざした
貴女の感覚では、まだ故障にまでは至っていない筈
だとすれば彼女の態度は予め設定されていた物...の中で、相応しそうなものを選んだという事か