2021/12/22 のログ
■乱桜 ありす > しばらくの間気が抜けていて……、少し目の焦点があってないような状態。無意識分までは制御は解いていないけれど、口も半開きで無防備そう。
それから少しして、瘴気を取り戻したかのようにあわ、と慌てた顔。
はっきりと思い直す。今気を完全に抜いちゃダメです。
そう、っとお伺いするようにあなたの様子をみれば笑ってる声。
「お、お待たせしました。大丈夫でしょうか?」
取り扱い方が分かれば、直せる公算もあるけれど。
対の異能でわかるのは取り扱い方法であって直すのに必要な道具がなければ多分どうともならない。
それに気づいてか、そーっと異能の制御に集中しなおした後。
ゆっくりと体を起こして、バスローブの前を整える仕草。ベッドからその後降りて立ち上がって。
■『調香師』 > 「大丈夫だよ。うん...んふふ」
普通に返事をしたけれども、後になんだかおかしそうに笑みがまた零れた
彼女もとんっと軽い動作でベッドから降ります
バスローブは整える程度にもう一度触って
「暗いから。また私の手を取ってね」
さも当たり前の様に差し出される手
気持ちを調えて引かれれば、またロッカールームへと
そして着替えれば店頭へと。彼女の帰りの足取りは軽い
その一連の動作を終えるまで、貴女の事を恐れる気持ちが湧かなかった事
一番意外に思っているのは案外、彼女だったのかもしれません
■乱桜 ありす > 「……楽しそう?」
それとも、おかしいことがありましたか?と首ひねってみたものの。
ベッドから降りる動作に違和感はないし。
大丈夫そう、と結論付けて。
異能の制御を強めに意識してから。
「りょーかいでっす。ってすごく足が、体が軽っ」
立ってみて手を取って惹かれながら歩き始めて気づく、歩く時の軽さ。
足取りも軽く、お互いに軽ければ、異常もやっぱり起きてないんだ、とさっき気が抜けていた時の事を思えば、内心の荷も下りて。
着替えている間もさほど手間取らずに済み。
店頭へとつけば。笑って挨拶を。
「今日は、ありがとうございましたっ。」
不安が消え、笑顔も明るく。
また来よう、そう思える思い出として…お財布取り出しました。代金は大事です。
■『調香師』 > 彼女は金額を確かに伝えました。そして受け取る時にも、おつりはちゃんと
彼女は意外と、融通の利かない存在なので。チップなどの制度は今まで受け取れませんでしたもの
「また次に来る時は、あなたの為の香りも作りたいね
あとこれ。受け取って欲しいな」
おつりと一緒に差し出されたのは、翼のスタンプが押されたポイントカード。残りの空欄はあと二つ
「三つ揃ったら。『どんな事でも』...大抵の事はしてあげる」
彼女が秘密にしていたサービス。それはコレの事でした
■乱桜 ありす > チップの概念は知ってはいましたが、こういう代金を支払うときじゃなくて途中で払うものだと思っているので、今回は普通の代金だけを支払っておつりもきちんと。
お財布をすっとしまい。
「私の為の香り…楽しみにしてますっ。」
あ、とこれは?とスタンプカードを受け取って。小首を傾げ。
中身を確認すると…3回分?
「3つ。3つで?」
ちょっと考え込みました。
これ、お値段を考えると3回って安すぎませんか?
どんなことでも、大抵の範囲次第だけれど。そう思って目をぱちくり。
「今までにどんな事、したんですか?」
例だけ聞いてみよう。誰がとかは置いといて。ちょっと確認だ。
■『調香師』 > 「んはは」
彼女は笑う声で誤魔化した。相変わらず、表情は追い付いていないが
こういう所はキチンと伏せよう。だってお客様の『お願い事』だもの
「私が聞くのはどちらにせよ、『あなたのしたい事』
それだけだよ。だって、お店に来ているのはあなたで
今日の私は、あなたの為の私なんだもの」
これ以上の言葉は、初心な貴女にとっては野暮という物?
調香師はレジカウンターから離れて、お店の扉を開きます
「今日はたどりついてくれてありがとう
また来てくれると嬉しいな?」
■乱桜 ありす > 「あ、はは、それもそうですね。」
参考とか、そう言うのはいいんだった。
それに自分のが聞かれたら……?と気づけば。失言だったかも
あなたの為のと聞いて、少し顔が赤くなり…。
「はい、それでは、また、来ます。歩いて。」
そう。また来る約束を口にしました。
来るときに足にくることはきっと確定だけれど。
それでもまた。と笑って手を振り。
お店の扉をくぐってすぐに振り返って。そうして、家路へと。
それなりに長い道のりを軽い足取りで。
そうして、歓楽街の灯の中へと、戻っていったのでした。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」から乱桜 ありすさんが去りました。