2020/06/02 のログ
ご案内:「異邦人街:海水浴場」に東雲 七生さんが現れました。
ご案内:「異邦人街:海水浴場」に深雪さんが現れました。
東雲 七生 > 「み……深雪。」

深雪の声が、吐息が耳に触れて首筋が粟立つ。
しかし不快感は全く無く、むしろ昂揚感が七生の身体の内側から沸き立ち始めている。

「そ、そんな事言って、知らないぞ。お、俺だって男なんだからっ」

心臓がはち切れんばかりに高鳴るのを抑えようと、細やかな虚勢を張りつつ深雪を見つめる七生である。

深雪 > 「えぇ…知ってるわ、七生は…世界一強い男の子になってくれるんでしょう?」

耳元で囁いてから地面に手をつき、一度、ゆっくりと身体を離す。
押し付けられていた胸が離れれば…火照った身体を、空気が冷やしてくれた。
僅かに紅潮した頬、そのまま七生を見下ろして、囁く。

「それに、言ったはずよ?今度は私の番、って。」

か細い手が七生の横腹を撫で…そのまま、下腹部へと伸ばされる。

東雲 七生 > 「お、男の“子”であり続けるはむつかしいかもしんない……」

容姿こそ幼げではあるものの、七生だってそろそろティーン卒業も間近な年齢である。
いつまでも子供では居られないのだ。肉体的にも、そして、精神的にも。

「わっ、……深雪……」

深雪の身体が離れ、均整のとれた妖艶な肢体が七生の面前に晒される。
彫像のような美しさのそれは、石膏には無い柔らかさと温かさがある事を七生はよく知っている。
そんな深雪の身体に見惚れて、下腹部へと延ばされる手は意識の外。

「……こんな事言うと嫌かもしれないけど、……深雪、すっごい、エロい。」

深雪 > 「ふふふ、それなら…世界一強い男の人、になってもらおうかしら。」

その言葉は、どこか楽しげに告げられる。
含みのある七生の言葉を、肯定するかのように。

「……あら、そうかしら?」

とぼけるような言い方。けれど、口元は緩んでいた。

「でも、そこは“綺麗”とか、そういう風に言うものよね。
ねぇ、七生……そう思わない?」

問いかけながら、伸ばされたその手は七生の下腹部、きっともう主張しているだろうそれを…愛おしむように柔らかく撫でた。

東雲 七生 > 「努力は、してる……よ。」

我武者羅に鍛えてはきたものの、いまひとつ自分が求める強さが解らない。
それでもどうにかして其処に至ろうとしている事は嘘では無い。
深雪のリボンを解くには、どんな強さが求められているのだろう。そう考えて夜を明かすこともあった。

「んッ……ちょ、ちょっと。こら……!」

敏感なところを深雪の手が触れ、七生の肩が跳ねる。
自分では意識しないようにしないようにと努めていたが、既に水着を内から押し上げる程には主張を始めているそれ。

「綺麗……だもんッ。当たり前だろ!
 深雪は、滅茶苦茶綺麗で……ッ!」

今の深雪の姿、自分でも見てみればいいのに、と七生は思う。
七生の目には何よりも美しく、そして淫靡な深雪の姿が映っていた。

深雪 > 「…それも、知ってるわ。」

小さく囁いて七生の胸に頬を当てた。
小柄な体格に似合わず筋肉質なその身体が、七生の努力の結実であることを、深雪は勿論知っていた。
ちっぽけな人間の癖に……なんて愛おしいのだろう。

「…………ふふふ、可愛い七生。」

七生が声を上げても、深雪はその手をどけなかった。
強い刺激を与えるような触り方ではないが、水着の上からなぞるように…その手の動きは、止まらない。

「ふふふ…ありがと、嬉しいわ…。」

七生が「綺麗」と言ってくれれば、深雪は嬉しそうに笑って…すり寄るように、七生に顔を寄せた。
手の動きは止めないまま、唇を重ね合わせる。