2020/06/03 のログ
■東雲 七生 > 「くっ……ん……。」
深雪の指が動き、頬が七生の胸に触れ、唇と唇が重ねられる。
その都度脈打つように、深雪の手の中で熱を帯び膨れていく七生自身。
どうにかしたい、でもどうすればいいのか分からない。
そう苦しんでいるうちに、次第にどうにもならなくなる。
「んっ、ぁ……はふ、‥…ん。」
熱に浮かされた様に深雪の唇を啄みながら、七生は次第に腰を浮かせ始める。
水着の中が苦しいのか、自ずと自身の水着に手を掛けて脱いでしまおうとし始めた。
■深雪 > やがて、唇は静かに離れていく。
七生の表情を、自分を見てくれるその瞳を、よく見たかった。
「……ん…っ………はぁ、……ふふふ……。」
どこか満足げに笑んでから、七生が手をかけた水着を、深雪の指が掴んで…ゆっくりと下げていく。
それに直接触れれば…水着ごしでも感じていた熱が、より強く感じられた。
「…七生は、私のこと…触ってくれないのかしら?」
手のひらは貴方の下腹部、露わになったそれを撫でながら…挑発するように、求めるように。
■東雲 七生 > 「はぁ……はぁ、……ん。」
キスが息苦しかったわけでも無いのに、だらしなく口を開けたまま肩で呼吸をする。
その視線は普段よりも昏い光を湛えながらも、真っ直ぐに深雪へと向けられていて。
「触るって、どこ……ん、ぁっ!」
深雪の言葉に一瞬戸惑う様に視線を彷徨わせたが、直に触れる手の感触に大きく背を反らす。
しかし、深雪に求められたから、というただそれだけの理由で再び向き直ると、まず目についた胸の膨らみへと手を伸ばし、触れようとする。
■深雪 > 「…どこ…なんて……七生、私に言わせるつもりなの?」
その声は少しだけ不機嫌そう。
それでも、胸に手を伸ばしてくれる七生を見れば、静かに目を閉じた。
決して大きくはないけれど、彫刻のように整った胸の膨らみ。
それに触れれば、柔らかな感触と、普段は冷たい深雪の身体が火照っていることが、七生にも伝わるだろう。
「…んっ……ぁ……、ふふ、優しいのね……。」
それに応えるように、深雪も手を動かした…撫でるような動きではなく、七生のそれを扱くように。
その先端から零れている汁を、塗りたくるように。
■東雲 七生 > 「ここで、良かっ……ひゃぁっ!?」
恐る恐るといった様子で指を動かし、深雪の胸を軽く揉みながら。
大丈夫だろうか、間違っていないだろうか、と若干心配そうな顔をしたものの、深雪の手の動きが変われば上ずった声で悲鳴のような叫びを上げる。
「ぁ、だ、……だめ、腰、ぞくぞくって、してくる……!」
深雪の胸に触れたまま、七生は思わず背を丸めた。
未知の快感から身を守ろうとするように。小さな体を更に小さくしようとしている。
■深雪 > 七生の愛撫は、貪るようなものではなく、優しくて心地良い感触。
少しだけ物足りないとも思ったが、それよりも、別の感情が勝っていた。
「……あぁ…七生…あなた、どうしてそんなに可愛いの…?」
七生は手の動きに、その言葉の一つ一つに、素直に応えてくれる。
何も知らない無垢な子供のようなのに…一人の男として、深雪を見てくれる。
そんな七生の胸板に舌を這わせて…そのまま、舌を鳩尾から臍へ…そして、下腹部へと動かしていく。
その舌先でいきり立った竿の先端、溢れる汁を、ちろりと舐めた。
「…美味し……。」
小さく囁いて、髪をかき上げながら口を開ける。
かぶり付くように七生のそれを飲み込み…もしかしたら、口に入り切らないかもしれないそれを…味わうように、舌を這わせる。
■東雲 七生 > 「か、可愛くなんか……んっ
ちょ、ちょっと深雪、くすぐったい……」
突然身体に舌を這わされ、七生の手が停まる。
小さく身体を震わせながら、深雪へと抗議するように口を尖らせるが、
「ひっ……んっ。……え。
ちょ、ちょっと深雪ちょっと待って、そこは汚……ひぃっ!?」
徐々に徐々に下腹部へ向けて深雪の舌が這って行けば、
最初こそこそばゆさを感じているだけだった七生の顔色が変わっていく。
何をするつもりなのか見当がつき、慌てて制止しようとするもそれよりも早く深雪の舌先が到達するのが早く。
身体に電気でも流されたかの様に声を上げ、何が起きたのかを理解する暇もなく逸物が深雪の口内へと呑まれていく。
「ま、待ぁっ!?……ひ、ぁあっ、なん、何ぃこれぇ……!」
暖かな口の中で深雪の舌が動くたびに身をよじり声を上げて快感と対峙する。
目尻に涙を浮かべ目を見開いた先には、見慣れた筈の深雪の、初めて見る仕草、表情。
■深雪 > 深雪は七生が制止しようと声を発しても、聞く耳をもたなかった。
悪戯をするときの深雪とは違い…頬を紅色に染めて、まるで獲物を貪るように、舌を這わせる。
「…ん、……ぁ………。」
その度に、七生の熱い汁が深雪の唾液と交じり合っていく水音が、七生にも聞こえるだろう。
深雪は、舌を激しく動かしたりはしなかった。
初めての感覚に身を捩らせる、可愛らしい七生を味わうように、その気持ちを昂らせるように…
「…ん……、っはぁ………。」
…やがて、貴方が達するより早く、それは深雪の口から解放されてしまった。
その先端と深雪の舌の間に淫靡な糸を引きながら。
「ねぇ、七生……あなたばっかり、そんなに気持ち良さそうにして…
………ずるいと思わない?」
そして深雪は、そう小さく囁いた。
■東雲 七生 > 「待っ、みゆっ……待って!
そん、ぬりゅぬるって、させない…でっ……!」
手で扱かれることの比ではない程の快感を与えられ、呂律すら怪しくなってきた七生。
先端からは先走りを滲ませ続け、時折全身が大きく震える。
「だぁ、めっ……ぞわぞわってして、こわっ、ひぁ、……!」
一際大きく身をよじろうとしたところで、唐突に解放されその場に仰向けに倒れ伏す。
よろよろと顔を向ければ、天へ向けて怒張した自分自身と淫蕩さを隠そうともしていない深雪の顔。
「……ずる、い?
じゃ、みゆき、……も?一緒に?」
とろんと蕩けた表情で口の端からは涎を垂らしつつ、懸命に頭を働かせながら七生は首を傾げてみせる。
今七生が出来る限界の虚勢、精一杯の余裕の表情だった。
ご案内:「異邦人街:海水浴場」から深雪さんが去りました。
ご案内:「異邦人街:海水浴場」から東雲 七生さんが去りました。