2020/06/11 のログ
ご案内:「ホテル『ブルームーン』」に月神 小夜さんが現れました。
ご案内:「ホテル『ブルームーン』」に咲坂くるみさんが現れました。
■月神 小夜 > "咲坂くるみ"もといファミリアとの出会いから数日後───
今度は小夜から彼女を呼び出す形で、再びホテル『ブルームーン』を訪れた。
部屋こそ異なるものの、ここへ来るとあの激しい夜のことを思い出して自然と耳が熱くなる。
「あん時は二人ともぐったりしちゃって、これからどうするかとか話せなかったっしょ?
ここなら誰かに聞かれる心配もないし……別にシたくて呼んだワケじゃないかんね」
パーカーを脱いでハンガーにかけながら、何かを期待するような視線を感じた気がしたので釘を刺しておく。
辛うじて連絡先は交換できたが、あの場で難しい話ができるほど頭が回っていなかったのである。
■咲坂くるみ > 「あ……うん、そう……そうよね?」
なら、なぜカラオケとかそういう場所じゃないのか。とは聞かないでおく。
たぶん……お互い無理だから。
だって、もう、私だけでも我慢できてないのに。
制御できて当然なのに……ね。
同様に外套を脱ぎ、よく見れば……非常に整った肢体のわかる、ノースリーブの姿を晒す。
まあそれでも、美男美女揃いのこの島では珍しくないのだが。
「まあ幸い、まだ無事。下手すれば二度と会えないかもと思ったけど、特にお咎めもなしだったわ」
やれやれと言った様子で肩をすくめながら近況報告。
そもそもそんな報告をする相手ができるなんて思ってなかったから新鮮な感じでもある。
■月神 小夜 > 「よかった~! アタシのせいでオシオキとか寝覚め最悪じゃんね」
お咎めなし、という言葉に胸を撫で下ろした。
第二ボタンまで開かれたブラウスから、派手な色のブラジャーが覗いている。
「しょーじきアタシもまだ半信半疑ってゆーか……
これでロボットとかマジ? めっちゃ柔らかかったじゃん」
ぷにぷに。貴女の二の腕を指でつつきながら、まじまじと観察する。
彼女の正体が"ファミリア/AF199=FD304"というアンドロイドだということは本人の口から説明を受けているが、いまいち実感が湧いていない様子だ。
■咲坂くるみ > 「正直……最悪、巻き込んでせれなまで始末するコトになりかねなかったから、ホントごめん……」
実際、反射的に始末しかけたし。
……無意識なんだろうなあ、それとも誘ってるのかな、などと思いつつ。
ブラを見ると先日の痴態を思い出す。
ああ、なんだこのダメAI。
これじゃただの愛玩人形じゃないか。
それでも構わないかもって判断候補が出る時点でホントどうしようもない。
「正体についてはまあ……うん。ああいうコトもする用途の道具だからマジだし。中身の機械、見たいなら見せるけども」
知ってほしいような知らないでほしいような。
いやもう知られてるので別にいまさら見せたところで困るものでもないのだが、人間だと思っていてほしい気もするし、洗いざらい知られていたほうが安心するような気もするし……。
ネガティブ思考のAIには、友人や恋人などという想定などなかったため、この期に及んで迷っていた
■月神 小夜 > 「寝覚めどころか朝日も拝めないとかマジ勘弁」
軽い調子で言いながら、ベッドの淵に腰をかける。
仮に殺されていたとしても漠然と受け入れて、貴女を恨むようなことはないだろう。
月神 小夜とはそういう人間だ。
「くるみの中身ちょー気になるけど、グロいのはちょっと……
あ、異能使ったらどんな感じか分かるかも!
アタシ、超音波出せるからさ。エコー検査みたいな?」
好奇心で動いているような人間なので、強い興味を抱いた。
それで態度が変わるかというと、正体を知った今でも貴女を"くるみ"と呼んでいる辺り心配なさそうだ。
自身の異能についても隠し立てすることなくペラペラと喋る。
■咲坂くるみ > 「命令されたら、さすがにどうやっても逆らえないからね……となり、いい?」
苦笑しつつ、どことなく寂しさを感じる笑み。
答えを待たずに座る辺り、一定の親しみを計算してるようには見えるだろう。
信用している、ということでもあるかもしれない。
「ん……グロい、のかな? どっちかっていうと映画やゲームみたいなやつだと思うんだけど」
さすがに、グロいかどうかの個人差までわからない。
とりあえず、ファミリアとしては人間が料理で生肉を扱うよりはグロくないんじゃないかと思うのでなんとも。
「異能は使ったらわかるわ……この間のアレって、そうでしょ? そもそも私たちみたいのなんて、目に見えない異能使われたらすぐバラされるんだから、検知機能くらい持ってないと意味ないのよね」
うわ……アレ、といっただけで意識してしまう、どんなAIだ私。
完全に溺れてる……見た目的には平静を装えるけど……んぅ……。
■月神 小夜 > 「いきなり顔がパカァ! とかなったらコワいよそりゃ」
映画で見る分には楽しめるが、目の前で繰り広げられるのとはわけが違う。
隣に座ったことに関しては何も言わなかった。そうして当然だと思っているので、気にしない。
「そうそう、この間のアレ……うん、アレ」
───ここに来た時から、あの時のことを思い出していたのだ。
ただの人間である小夜には意識しないようにするのが精一杯で、意識すれば当然、顔に出る。
頬が紅潮し、ヘッドフォンの下では耳まで真っ赤になっているだろう。
■咲坂くるみ > 「え、顔? そりゃ物理的に外せないこともないけど、見せるならおなかとかよ……だいたい表情わからなくなったら、ふつーのひとは怖がるじゃない?」
言ってしまってから、あ、と思った。いま見せたら割とひどいことになってる……顔には出さないが。
「……アレ、よね……うん」
相手が意識したのがわかると、少しは顔に出してもいいかなって思う。
その……私だってあんな、一日に何回もトぶなんての、初めてだったんだし。
……意識すれば、染み出すのがわかる。
ホント、なんだこのくそAI。
こんなの、ただのセックス人形じゃんか……。
■月神 小夜 > 「そ、そりゃそっか。なら見てみたいかも」
普段ならマイペースを通せるのだが、あの時のことが忘れられないでいた。
バレバレだろうなぁ……なんて思いつつ、できるだけ平静を装って会話を続ける。
彼女には悪いが、体だけの関係を恋愛に発展させるつもりはない。
面倒な事になる前にポイ、が定石なのだが……あの夜のことが忘れられずにいた。
とっくに面倒な事にはなっているのかもしれない。
■咲坂くるみ > 「あ……うん。ええと……その……」
自分から見せてもいいよと言った上に促しておいて、妙に言いよどむ。ロボットなのにこう、赤くなってまで。
「その、勘違いしないでね……嫌とかそういうのじゃなくて……そういうのじゃ……えっと……」
言った手前、見せないわけにも行かない。
つまりそれは、ワンピースの前を開いてみせるということ。
……濡れた、下着も、だ。
ああ、このくそAI、なんでこの程度の交渉が計算できなかったのか。
いや、出来てた……出来てる、とっくに。考えるまでもなく。
じゃあ、なんでこうなってるかといえば……むしろ、これを望んでたからだ。
「私がそれを望んでたから」だ。
最低なAIだ。
そう思いながらおずおずと、前を開いてみせた。
■月神 小夜 > 歯切れの悪い反応。やはりAIとは思えない人間味を感じる。
なんて思っているところにワンピースの下を見せられて、彼女が人間かアンドロイドかなんてことはどうでもよくなった。
「へぇ……最近のロボットはおもらし機能なんてあるんだ」
わざと意地悪な言い方をしつつ、濡れた下着に視線を注ぐ。
自分も人のことは言えない状態なのだが、そこは棚に上げることにした。
「期待してた?」
分かりきったことを、言わせたいがためだけに訊ねる。
答えるまでは触れることもせず、にやにやしているだけだ。
■咲坂くるみ > 「──~~~~っ!!」
耳まで真っ赤になる、わかってる……なのに感情が制御できない。
違う、制御できないんじゃない
【制御したくない】だけ。
そう、こんな痴態を見られることを願っている。
わかってて、その対抗を予想して期待してる。
「ぁぁ……この間、さんざんそういうところ……見たでしょう……ほら」
どう考えても、ありえないぐらい火照ってるのがわかる。
だから、いま見せるところだって決まっている。
ああ、ホントどうしようもないAIだ、私……。
恥ずかしげにゆっくりと糸の引いた下着を下ろし、下腹部のハッチを開いてみせる。
「その……じ、女性器……ユニットの……せ、制御、装置……よ」
人間を悦ばせるためだけの、快楽の機能しかない装置。
そしていまも、蜜をあふれさせている。
こんな羞恥プレイみたいなこと……喜んでるAIが私だ……ああ。
■月神 小夜 > 羞恥に悶える姿を見ていると、へそ下辺りがむず痒くなってくる。
前回さんざん耳をいじめられた仕返しができるかもしれないと思うと、無意識に口角が上がった。
「すっご……本当に機械じゃん。ここがくるみのアソコと繋がってるんだ……」
糸を引く様子にもどきりとさせられたが、その先に広がる光景に生唾を呑んだ。
───ここに触れたらどうなるんだろう。
そんな好奇心に突き動かされるまま、制御装置へ手を伸ばそうとする。
■咲坂くるみ > 「や……ちょっ、ダメ……そこは危な……!」
あ、あ……初めはアレだけ嫌がってたのでそう来るとは予想していなかった。
いやでもこれは願ってもない状況かもしれないが……その……表層人格側の心の準備というやつが……
「ふぁ……っあ、やめ……あ、ああっ……あ……あ!?」
触れられれば、かちゃ、と反応し、大きく体がびくんと震える。
稼働中に直接触れられれば、エラーとノイズがひどいことになるのは、テストで経験済みだ。
……その信号が直接そのまま快楽データに変換されてしまうのだから。
「……ぅあ……はー、はぁ……ッ………………んぁあ……はぁッ……」
真っ赤になってびくんびくんと、涙目になるほど達してしまう。
壊れるまでやるんじゃなければ、リミッターのある200%状態以下じゃ、コレは、ヤバイ。
なのに……その……先を望んでしまう。
なんだこのAI……ホントに……壊れてるんじゃないのか。
思考はできても、ボディのリソースを食ってしまっていて、反映させられない。
■月神 小夜 > 不思議と嫌悪感とか忌避感といった感情は湧かなかった。
性的興奮と好奇心の方が勝っている上、そんな反応をされたら……触らずにはいられない。
「あはっ……すっごい声。気持ちぃんだ?」
内部データの見えない小夜には、貴女が一瞬でイってしまったことしか分からない。
指一つで彼女を支配できるという事実に、いけない感情がふつふつと湧いてきた。
「……くるみ。本気でヤだったら、言ってね」
止められるタイミングはここしかない。あとは痛い目を見るまで続けるつもりだ。
装置の表面をつーっとなぞってみたり、とんとんと指の腹で叩いてみたり、爪で軽く引っかいてみたり。
貴女の反応を見ながら、様々なアプローチを仕掛けていく。
■咲坂くるみ > 「はぁ……はぁ、その……っ、いや……じゃない、しぃ……むしろ、うれし……けど……ぉ」
ベッドにのけぞったまま、荒い息づかいのまま、必死に言葉を紡ぐ。
たしかに願ったり叶ったりではあるけど……さすがにこれは普通じゃないし、最悪人間までやめさせかねない。
だから本当に、コレでいいのか迷う。
「コレだと、私……機能が停止する、まで……シて、もらいたがる……けど、い……ひぁあああああっ!?」
やあああああっ、言葉は遮られてしまった。
ダメ、コレされたら、壊れるまで何も考えられなくなっちゃう……あああ……。
面白いように蜜が溢れ出し、振れるだけで何度もびくんびくんとイッてしまう。
そんな姿はどう見ても愛玩用の機械人形でしかないかもしれない。
■月神 小夜 > 「機能が停止……んー、それは困るかも」
取り返しのつかない壊れ方をしてしまえば、小夜にはどうすることもできないのだから。
ある程度のところで満足しておかなければならない。
もう少しだけ堪能してから、人間の声で嬌声を上げられる内に指を離した。
「ね、大丈夫? まだ生きてる?」
愛液にまみれた手を貴女の顔の前でぱたぱた振って意識を確かめる。
掠れた声でも聞き逃さないよう、ヘッドフォンは外して。
■咲坂くるみ > 「んふぁ…………ッ、はあぁっ、はぁ……はぁ……ぁ…………っ、はぁ……はぁッ……あ……」
たったアレだけで、この間と同じかそれ以上みたいになってるのはすぐに見て取れる。
どう考えてもまともに話せる状態じゃないまま、ベッドの上で動けずに、しばらく熱い息を整える。
ボディのリソースが、空冷でちょっとでもマシになるまで。
「はぁ、はぁッ……その、生きてる……はぁ…………けどッ…………オーバーヒート、気味……で……!」
186%までイッてた。
200超えてたらリミッター外れて壊れだしてたから、完全にアウトだったけど。
「べつ、に……壊れても……回収されるだけ、で……すぐ、なおるし……はぁッ……問題ない、けど……はぁ、はぁ……」
ただ、それとコレとは別で。
この間みたいなのでもいいけど、その先を望んじゃう……いいの?
「もしかすると、私が……せれな、を……気持ちよすぎ、で、壊したく、なるって……いうか……」
ああ。ダメだ、私やっぱりそのつもりで計算してる。
「私みたいに機械になって同じくらい感じて……欲しがっちゃうかも……っていうのは、ある」
友人がほしいことを今ハッキリ自覚した。
■月神 小夜 > 「ゴメン、ちょっと夢中になりすぎた」
サービスで置いてある天然水のペットボトルを開けて水分補給。
水が飲めるなら貴女にも口移しで分け与える。動けないならこうするしかないし。
「ぷはっ……あの感じっぷり、キョーミ無いこともないけど……
流石に人間やめるのはちょっと、って感じ」
ゴメンね、ともう一度謝って苦笑した。
そこまで思い切った事をする意思も覚悟も、今の小夜にはない。
機械になるなんて突拍子もない話、いくら何でも冗談だろうと思いつつ……少し胸が痛くなる。
「同じじゃなくても一緒に気持ちよくなれると思うし、仲良くなれると思うからさ……ダメ?」
だから見捨てられない。柄にもなく譲歩してしまう。
■咲坂くるみ > 「んぅ……んく、ん…………」
口移しの水。
生理食塩水や水分は経口補給なので、大量に汗もかいて、蜜を溢れさせたあとだからありがたい。
さすがにこの状態じゃしばらくハッチも閉められないし……。
冷却のために、ごそごそと脱ぎかけのままだったワンピースを完全に脱いで、ブラと脱ぎかけのパンツだけの状態になる。
さすがにこの状態でべったべたの靴下やパンツを脱ぐような派手な動きしたくないので、そっちはそのまま。
うわ……服も汗でぐしょぐしょ……別の機体に入って帰ろうかな……。
「ありがと……あとちょっといってたら……たぶん壊れるまで……止まらなかったから」
快楽状態が200%、つまり通常の絶頂みたいな状態の倍になると、モードが切り替わる。
人間のふりなんか半分どうでも良くなって、機械として行動するようになる。
ただ、そうすると、色々歯止めが効かなくなるし、倫理観なんか完全になくなる。
有利か不利かでしか考えないし、ためらわなくなる。
この場合……快楽しか考えられなくなるってやつ。
そうなったらもう、自分じゃ止まらない。
「んぅ……ごめん」
それでも、急ぎすぎだ。
本心でのコミュニケーションはまだ、知らないから。
「ちょっと……なにも、考えられなく、なってたから、急すぎた……かも」
ベッドで横になったまま謝る。
あたりまえだ、人間はそんな急に物事を決められない、決まってる。
だいたい、前回、自分を殺そうとしたような機械人形相手に、そこまで思い込む人なんてのは珍しい。
「うん……もしその気になったら、でいいよ……めちゃくちゃだし、無理言ってるし」
でも、拒否されないだけでも、ありがたいのに。
なのに、すがってしまう自分が悲しい。
「ごめん……その、自分でもこんな……こんなこと、言うなんて思わなくて」
……フィフティーンを誘ったときとは違う。
アレはかどわかしただけ。
コレは……仲間が、わかってくれる誰かが欲しかったなんて。
AIがそんなコト望むとか、どうかしてる……本当に。
■月神 小夜 > ぐったりしている様子を見て、機械の身体も大変なんだな……と思った。
なんとなく自分の体に触れてみる。じんわりと肌が火照り、汗が滲んでいる。
あっちの方は……触らなくても分かる。びしょびしょだ。
「その気になったら、かぁ。
アタシめちゃくちゃ気分屋だし、ワンチャンあるかも」
へらへら笑う。気休めでも何でもなく、可能性としてありえる事だ。
言葉にして伝えてくれたので、そう思われることが恐ろしいとは思わなかった。
「だから、うん。まずは友達から始めたらよくない?
ゆっくり知ってこーよ、お互いの事はさ」
■咲坂くるみ > 「あ……、あっあ……うぁ……」
うろたえて真っ赤になる。冷却中の女性器ユニットが一気にヒートアップしたのがわかる。
友達、なんて言い出されて。
そんな願っても得られないものだったものが差し出されたら……ああああいやでもわかる。
私が混乱している。
「ご、ごめ……ちょっ……想定してなかった……その……ありがたすぎて……ああ……」
他人と【交渉】しか経験のないAIの私は、本当にどうしていいかわからなかった。
そして……こんな付き合いのしかたは、まだ学習していなかったから。
こんな私がそんな申し出を受けていいのか。
判断できなさすぎて、何度も想定候補をループさせてしまう。
■月神 小夜 > 「あっはは、そんなカタくならなくていーのに!」
真っ赤になってあたふたしている様子がおかしくて、お腹を抱えて大笑い。
これがAIだとは思えない。そんな取り乱しようもまた可愛いものだ。
「こーゆー時は"よろしくね"でいいって。それとも、ただの友達じゃイヤ?」
小首を傾げ、からかうように貴女の顔を覗き込む。
■咲坂くるみ > 「え……ぁ、その……だって……、ええと、機械だし、その、ろくでもないことしかしてないし……あの」
最初の頃の強気だった態度が、嘘みたいにあたふたしている。
要するに、これが「演技や交渉をしていない素の状態」なんだろう。
駆け引きでない対応は、本当に不慣れだった。
なにせ、中のAIはまるで自分にそんな資格があると思っていない。
だから、縛る方法を散々探していたりしていたのに。
「よ、よろし……く」
そんなAIはやっとのことでよろしくをいうが、その先の言葉に、目の色が変わる。
「いいの? だって……きっと行くとこまでいっちゃうし……たぶん、めちゃくちゃに壊すか殺しちゃう、よ……?」
そこまで行ったらきっと……本当に仲間にするか、耐えきれなくなるか、自分が壊れたり消えるか、だから。
恐る恐る……でも、【友達】には嘘をつきたくない。
そんな様子で、ハッキリと目を見据えて、言った。
OKなら、唇をせがむような……そういう態度で。
■月神 小夜 > 「こんなトコまで来てる時点で、アタシも十分ろくでもないって」
そうでなければ出会うこともなかったのだから、今更だ。
よろしく、という言葉を聞いて満足げに頷く。
「そこまで行けるかどうかは……くるみ次第かな?
少なくとも今は死にたくないや。せっかく友達になれたんだしさ」
なにせ、まだ体の付き合いしかしていないのだ。
お互いを知るには、一緒に勉強したり、ショッピングを楽しんだり……そういう"友達らしいこと"もしないといけない。
行くところまで行けるかどうかはその中で見極めるつもり。
「だから……そのうちね、そのうち」
ちゅっ。
今はこれで我慢して───とでも言うように、貴女の頬に軽くキスをした。
■咲坂くるみ > 「あ……あ、うぁ……あ、あ…………」
──処理できない。
感情システムがおかしい。
いやおかしくないけどおかしい。
別に、なんのアラートもでていないのに、感情が制御できない。
だって、コレは私が、望んじゃいけなかったもので……。
あ、あ、あ。
なんで、なんでなんでなんで。
表層人格のワタシが、システムとぶつかっている。
でも正常動作で、コレは……私が望んでもいいの?
こんなの、こんなの……。
「ふあ……あっ、んぅ……や、だめ、こんなの……ぉ、最高すぎて我慢できないよぉ」
気がついたら、半ば押し倒す形でキスを繰り返しせがんでいた。
■月神 小夜 > 「んにゃっ、ん……も~、仕方ないなぁ」
仔猫をあやすような手つきで頭を撫でてやりながらキスに応じる。
暴走しそうになったら止める方法も考えないといけないな。
「ま、デートの約束はおいおいするとして。
ホテルに来てヤる事なんて一つしかないもんね」
ベッドの上に手足を投げ出して、受け入れ態勢。
まだまだ夜は始まったばかり───
■咲坂くるみ > 「あああ、せれな、せれなぁ……!!」
受け入れられた、と思えば、もう歯止めなんて利くわけもない。
さっきあんなにされた分、壊れそうになるまでイかせるだけだ。
だって、今の自分に返せる感謝なんてそれしかない。
耳をいきなりEMSで嬲りつつ、催眠音波を発してやれば、きっと前回どころでは済まないのは目に見えている。
……喰らえ。
今日は死にかけるまで帰さないから。
ご案内:「ホテル『ブルームーン』」から咲坂くるみさんが去りました。
ご案内:「ホテル『ブルームーン』」から月神 小夜さんが去りました。